若宮澪です、最近は頑張って改稿してます(二話目まで終了) 少し息抜きがてら皆さまにお聞きしたいことがありスレを立てさせていただいた次第です。
さて本題なのですが、現在改稿したシーンの一部にボカロ曲の歌詞を彷彿させる(というかほぼ引用か?)文章があります。参考までに下部にて示していますので、見ていただけると幸いです。それで、こういった歌詞の「本歌取り」ってどこまで許されるのでしょうか? 歌詞のワンフレーズでもアウトなのか、それとも意外に広い範囲まで許容されるのか、教えていただけると幸いです。たぶん後ろのやつは大丈夫だけど、前のやつが怪しいんですよね……。
[問題の文章(本文)]
◆|形骸的残響《ゴースト》に絆されながら、黄昏る街を駆け抜ける|屍者《ゾンビ》のように、市民達にただ盲目的に改革という|都市幻想《ファンタジー
》を押し付けて、貴族社会にひしめき合う|固定概念《スノッブ》と漂う|皮肉の人生《クロエ》を壊し続けた。
≪元歌詞は「帝国少女(R Sound Design様)」より
◆形骸的残響に絆され黄昏る街を駆け抜けるゾンビ
◆盲目的都市幻想 ひしめき合うスノッブと漂うクロエ
の二フレーズ≫
◆僕という|残響《ゴースト》を|蒸電併用列車《バイレール》の窓の景色に透かす。
≪元歌詞は「幽霊東京(Ayase様)」より
◆今日だって独り東京の景色に透ける僕は幽霊みたいだ
の一フレーズ≫
サタン様、さそり様、返信ありがとうございました! 割と人によりけりなのかな……?
私個人としては、文字通り「本歌取り」の効果を狙ってこんな感じの文章を書いてました。というのも、書いている作品が「都市と失恋、あるいは亡き人へ」って感じのイメージなので、両方の曲に合ってたんですよね……。仮にどちらかの曲を知っていたら、読者の潜在的なイメージがその曲に固定できるので、今回はあえてやってみて感じです。ただ、やるにしてももう少し分散させたほうがよさそう。
以降は細かなところへの返信です。
≫本歌取りにしてもその世界で有名な歌でやれよってなると思うから、ファンタジー
世界なのに実際にある歌の歌詞でやる意図があってそれに納得できるかどうか。かな。
それはそうですね、書いてる当時の私もそれは思ってました。ただ、作品として「現実世界の延長としてのファンタジー」つまりファンタジーだけどどこか現実世界のようにも思われるみたいな感じで書きたかったので、理由としてはそこら辺が挙げられるかな……。作中で何回か版権切れの民謡(邦訳は自分でやったので版権は大丈夫なはず)とか現実世界の有名な書籍タイトルとか使ってますし。
≫けど、元歌を知ってる読者はやっぱ「ん?」ってなるから、判断は難しいんじゃないかな。
どっちかと言えば「そうなってほしい」かな……? 「あっ、この人この曲のイメージで書いてるのかな?」って思ってほしい。となると、特徴的な言い回しに作中特有の意味とか象徴を持たせてあげるのが一番いいのかな?
サタン様、コメントありがとうございました!
≫というのも以前、アーティストの楽曲をモチーフにした小説
コンテストを見かけた時、応募要項に『歌詞の引用は禁止』とありました。恐らく著作権的に面倒なことになるのを避けるためでしょう。
なんかそんなコンテスト見たことがある気がする、気のせいかもしれませんが……。基本的には歌詞そのものは使わないほうがよさそうですね、あーでも改変禁止のパターンとかもあるのか、うーん。
≫著作権辺りって過敏な人は過敏な上、人によって判断基準も様々です。歌詞を参考にするのであれば、その表現が何を示し、どんなイメージを聴き手に構築させようとしているのかを研究して、同じイメージでも自分ならばこう表現するというオリジナリティを模索した方が成長につながるのではないでしょうか。
それに関しては完全に同意です、というかそうやって情景描写の仕方とか練習してました。あの頃の純粋さは一体どこへいってしまったのか……悲しいものです。
今回に関しては、「あーこの作者、この曲聞いて書いてんだろな」って思ってほしいがためにわざわざこんな表現をしてる次第です。ただ、やるにしてももう少し露骨じゃないようにやるべきでしたね、少し表現を変えてみます。
さそり様、ありがとうございました!
取り敢えずは、該当部分はある程度雰囲気だけ残しながら別の表現で置換しておきます。ちなみに若干燃え尽き症候群なので、第三話を書き始められるのがいつになるのか自分でも想像ついてない……。
改めまして、サタン様、さそり様、コメントありがとうございました!
カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: ボカロ曲の「本歌取り」について
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小説
の書き方が知りたいと言うより、純粋に好奇心から尋ねるのですが、そう言う場所でなければすみません。
恋愛小説を読むと胸が締め付けられる感じがします。多分自分だけじゃなく、同じことをここの人の何割かは感じるのだと思います。
そこで質問なのですが、これは感動や、あるいは悲劇を読んだ時の感情(カタルシス)と同じものでしょうか?
それともそれらとは別に存在し、それらとは異なる特定の描写でのみ喚起できる独立した感情でしょうか?
個人的な予想では独立した感情だと思っています。
ネットで調べたのですが、カタルシスは悲しみの疑似体験によってストレスが発散されるものであり、感動は誰かが予想されない相手から優しくされた時に起こるものです。
しかし恋愛小説の場合「その感情」はそれらのいずれとも異なるタイミングで起こるように感じます(強いて言うなら、恋愛対象の容姿等が視点人物にとってどう見えているのかが細かく描写されるタイミング?)
こんにちは〜若宮澪と言います。
一応確認しておきますが、恋愛小説
を読んでいる際に「不意に胸が締め付けられる瞬間」はいつなのか、またそれは感動/カタルシスのシーンと違うのか、という質問という解釈でよろしいでしょうか? あくまでも私の個人的体験に基づいての話になるので一般的なのかどうかは分かりませんが、スレ主様のおっしゃるようにカタルシスとか感動ではないんじゃないかな?
≫強いて言うなら、恋愛対象の容姿等が視点人物にとってどう見えているのかが細かく描写されるタイミング?
前提として「主人公に感情移入している」のなら分かる気もします。無理矢理言語化してみるなら
(1)読者と主人公の一体化
(2)主人公が恋愛対象を愛しく思っている→その表出として、文章中では容姿・動作が細かく描写されている
この二つが同時に起こってるんじゃないかな? 一人称小説では基本的に、誰かの容姿や動作が細かく描かれている=主人公がその誰かを注視している、ってことになりますが、そこに恋愛的な感情が付加されることで、「主人公が恋愛対象のことを愛しく思っている」ということが暗黙裡に伝わる。そして読者が主人公に感情移入することで、読者=主人公の同一化が発生する。これによって、擬似的に「恋愛対象のことを読者自身が愛しく思っている」という構図が成立する。
いわゆる「胸が締め付けられる感覚」って、その擬似的な愛しさのことなんじゃないかな、と思います。それで、仮にその「擬似的な愛しさ」がスレ主様のおっしゃるような「胸が締め付けられる感覚」に該当するのならば、おそらくそれは感動でもカタルシスでもない。
≫カタルシスは悲しみの疑似体験によってストレスが発散されるものであり、感動は誰かが予想されない相手から優しくされた時に起こるものです。
それに関しては諸説あるというか、ぶっちゃけ捉え方は人次第なので。ただ、少なくとも「周囲、あるいは恋愛対象の取った何らかの行動に対して抱く感情」であることは間違いないわけです。対して「擬似的な愛しさ」は「読者=主人公が恋愛対象に対して自発的に抱いた感情」なわけだから、それとはまた別物なんじゃないでしょうか?
そしてその「擬似的な愛しさ」は恋愛小説においては不意に現れる。というか、そういう感情って割と読者の経験によるんじゃないでしょうか? たとえばある人にとっては何ともない動作描写であっても、別の誰かにとっては「そんな動作を見る→恋愛対象を意識している、愛しく思っている」というふうになって「擬似的な愛しさ」へと繋がる。なので、どのタイミングで起こるかに関しては結局は人次第だと思います。
以上長々と語らせていただきましたが、あくまでも個人的経験です。ので、なにかのきっかけにでもなれば幸いです。
カテゴリー : その他 スレッド: 恋愛小説への共感はどのような時に起きますか?
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かなりコメディ調に読み取ったけど、間違ってないよね?
以前読ませていただいた冒頭はシリアスな雰囲気だったと思うので、ちょっとだけ戸惑った。
ありふれているか、ですが、この物語は雰囲気が書かれてるのみで完成されたシナリオ
のプロット
ではないためプロットどうのというよりアイディアどうのって話になると思いますが、いろいろ勝手に補完しつつ想定すると、
AIとかSFとかのガワを剥いでシンプルにした骨格を抽出すると、おそらく「主人公のもとにトラブルメーカーな相棒がやってくる」という形式のもと思います。その相棒の特徴が「ポンコツ」という形かなと。
最近読んだ漫画でも「ぽんこつポン子」というのが当てはまるかな。要介護の頑固爺のもとにポンコツなメイドロボがやってくるコメディで、何をやってもダメなロボメイドと頑固爺と田舎の人々の人情コメディかな。明確な説明は一切なく最初の数巻は良くある人情コメディかと思ってたけど、コメディやってる裏側で実は結構シビアな世界観で合間のわずかな平和の話なんだなって察する、間接的に説明する描写が上手いというか私好みな作品だった。
物語の骨格自体は割とありふれてると思う。
特徴としては、「ぽんこつポン子」の場合は「最新の介護ロボ」っていう万能感ある紹介でポンコツが来たっていう落差がキャラクター
性になり、主人公は一癖ある「頑固者・嫌われ者・超天才・変わり者」といった形になることが多い。
これは、主人公のキャラクター性が「ポンコツ」に触れて変化するストーリー
を組むことが多いので「一癖ある主人公」になりやすい。
御作は何らかの陰謀に巻き込まれるという展開だから問題解決が主旨で人情ドラマではないものと思うが、この手のアイディアの基本形はこんなんじゃないかなーと。
ラノベ
だと、ポンコツではなく世間離れしてるだけで人情寄りだけど「吉永さんちのガーゴイル」がちょっと思い浮かんだ。
あとは阿智太郎の作品がポンコツ多めだけど、相棒ってより主人公がポンコツなこと多いかな。
と、ここまで書いて、あれ?AIのポンコツっぷりが押し出されてはいるけど、堅物AIなだけでポンコツってのは一言しか書かれてないし、べつにポンコツとのバディものってわけじゃないのか? とわからなくなったw
ポンコツってのは堅物AIへの比喩表現で、別に本当にポンコツってわけではないのかな。
そうすると、AIを政治的に悪用しようとしてる悪役を阻止する話ってだけか? いや、それだと最初にあったテーマ「人 VS AI」の構図が阻止されちゃうわけで書けないから、別に対立構造を用意してる感じ?
犯罪用なのに堅物AIで曲者だから「ああ。これはとても良い政策ですね」とか必死に主人公を説得しようとする堅物AIと主人公のあべこべなバディもの?
物語構造自体は、もうどうしたって「ありふれてるもの」になりやすいというか、むしろありふれてるものでないと理解に時間と読解力を要するため、10代向けのラノベには向かないと思う。
なので、勝負どころはテーマをどう物語に落とし込むかってことで、「社会問題を扱うよくあるSF」と見せかけながら、対立軸は「主人公VS相棒AI」のバディものって形ならテーマの面白味をキャラクターの魅力に挿げ替えることが出来るからラノベ的かな、とか。
なので、「ありふれてるか」に対しては、ありふれてるが、それは悪い事ではないしそうあるべき。
「陳腐か」に対しては、歴史ある美術館にアニメフィギュアが飾られてたら違和感しかないし、アニメ系のドールフェスとかで西洋美術の彫像とかがあったらこれも違和感でしかない。
コンセプトに対して許容できる範囲があるから、そんな近未来のサイバーパンクで電脳戦をするんでなくリアル市長宅に侵入して物質的に盗むんかーいとかツッコミはあるけど、怪盗っぽさの演出としてそれはアリと言えるコンセプトもある。
でもリアルなというか情報化社会ないし情報に支配されてる世界を描くのであれば、市議会サーバーにハッキングするため専用回線が通ってる下水道の分波器からアクセスを試みる、みたいなほうが電脳っぽくて裏の職人っぽいと思う。けど、これもシリアスでなければかえって違和感だよね。コメディなら前者のほうがわかりやすいし。
正確なコンセプトがわからないから大雑把にシリアスかコメディかで見ると、全体的にコメディに寄ってると思うから、違和感はないので陳腐とは思わないかな。
サタン様、いつも返信ありがとうございます! シリアスものが好きではありますけど、だからってコメディものが嫌いってわけじゃないので、次回は久方ぶりにコメディでも書こうかなって感じです。あと、AI✕コメディは中々見かけないから、コンセプト的にもありかなって思いまして。
いちおう今回のコンセプトは「政治怪盗な主人公✕犯罪用なのに堅物なせいで全く使えないAIのバディが、AI管理都市を作ろうとする政治家に抗う物語」です。そのコンセプトの土台として、「AIに管理される都市が良いか、それとも今のままが良いか」ってものを設けています。
物語の舞台となる都市は犯罪率が高く、さらには犯罪もますます高度化している。この現状を打開するには、自己進化するAIを用いるしかない(ちなみに時代としてはシンギュラリティの前後を想定してます)というのが政治家の主張。対して、それはAIの手綱を自分の手で離すことに相違ない、だから自己進化するAIに都市管理を一部にしても明け渡すべきじゃない、というのがサイバーパンクに蔓延る犯罪者たちの主張。そんな中で共存する道を主人公と堅物AIのバディが示す、そんな形にしようかなって思ってますね……ただ、まだ全くと言っていいほどプロット
を詰めて考えてないので、どうなるかはまだ分かりません。ただ、取り敢えずAIと人間っていうのを土台にしたいのは確かです。
以降は細かい返信と補足になります。
◆以前読ませていただいた冒頭はシリアスな雰囲気だったと思うので、ちょっとだけ戸惑った。
◇これに関しては、コメディ調を久しぶりに書きたいっていうのが強いです。いつもはシリアストーンなので、戸惑うのも仕方ない。
最後にコメディタッチで書いたのもう6年前とかですし、今なら書けるかなあって思いまして。
◆おそらく「主人公のもとにトラブルメーカーな相棒がやってくる」という形式のもと思います
◇前述のとおりです。トラブルメーカーでは少なくともあるから骨格としてはその通り。堅物な犯罪用AIって時点でポンコツ、トラブルメーカーではありますし。ただ、サタン様のおっしゃった通り《犯罪用なのに堅物AIで曲者だから「ああ。これはとても良い政策ですね」とか必死に主人公を説得しようとする堅物AIと主人公のあべこべなバディもの》の方が近いです。
◆AIを政治的に悪用しようとしてる悪役を阻止する話ってだけか? いや、それだと最初にあったテーマ「人 VS AI」の構図が阻止されちゃうわけで書けないから、別に対立構造を用意してる感じ?
◇こっちも前述のとおりで、人vsAIの構図維持のために別の対立軸を用意するというか、AIの悪用のリスクの極致として人vsAIが成立するよねってする感じになる……と思う。
あくまで個人的な意見ではあるんですけど、人vsAIって本質的に成立しないんじゃないかって思ってます。というのも、たとえば人vsAIで有名なマトリック
スとかだと自我を持ったAIが相手だし、電気羊もアンドロイドの作中での扱い方を見ると、自我を持ってるかあやふやとはいえ、ほぼ人と同じ扱いを受けてる。ならそれって結局異星人とか強化人類との戦いと変わらないんじゃないか。
ではそれを避けようとおもったら、結局AIとは対話可能な道具ってことになる。となると、人vsAIの構図って結局は「AIの虚像」を相手にした形でしか存在できないんじゃないか。つまり、今ここでの戦いが「将来のAIによる支配」を決定づけるって形にして、人vsAIって構図に無理矢理持ってくるしかないんじゃないか、そんな風に思ってます。だから、ここの軸に関してはあやふやというか、むしろあやふやにせざるを得ないというか……
◆そんな近未来のサイバーパンクで電脳戦をするんでなくリアル市長宅に侵入して物質的に盗むんかーい
◇書いてて思った、それは。なんならツッコミが来て今リアルで笑ってます。
ただまあ、どんだけ未来になっても信用できるのは結局物理媒体。ネットワークの送信記録とかそういう痕跡はサーバーに残ってるから、サーバーを物理的に切り離しちゃえば電脳戦したって意味がない。そこで政治怪盗の出番!って感じでいちおうは説得力を増させてるつもり。
まあそもそも、雰囲気としてはルパン三世とかそっち系だから、「おいおい……そうはならんだろ」みたいな面も用意しておきたくはある。でもシリアスシーンはシリアスで書きたいし、うーん。
あとそもそもとして私自身に電脳戦の知識がないので、書くのが難しいんですよね。ニューロマンサーとか今読んでますし、あと伊藤計劃トリビュートのサイバーパンク系の話は結構読んだんですけど、やっぱり掴みにくいというか。
ただここらへんに関してはちゃんと世界観練り込んでからというか、ネットワーク関連の設定をちゃんと置いてからだなって思ってるので一旦は保留。ただし最後は物理的に盗むっていうのは必須事項って感じです。
◆物語構造自体は、もうどうしたって「ありふれてるもの」になりやすいというか、むしろありふれてるものでないと理解に時間と読解力を要するため、10代向けのラノベ
には向かないと思う。
◇そもそもラノベ向けで書いてるかどうかっていう根幹の問題はある(読んでみたい話しか書かない)んですが、展開としては王道パターンで書いてます。伝わってたみたいで良かったです、というかこういうパターンでしか話展開できないあたり物語構造の発想力が欠けてるんだろうなあ……ラノベ以外でも書いてみたいから要検討ではある。
コンセプト的に差別化できてるかは気になるところ、既存の物語に「明らかに似ている」ものがなければ良いのですが。やっぱり人vsAIって難しいのかな……?
改めまして、サタン様、コメントありがとうございました!
カテゴリー : その他 スレッド: プロット相談&おすすめの本教えてください!
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だいぶ面白そうなアイデアだなぁ。ただ、前例はそこそこある気がします。何と言われるとあげられないんだけど、そもそも『ポンコツメカがヒロイン』みたいなのが2000年代初頭に一時期めっちゃ擦られてた記憶がある。
プロット
への意見とは少しズレるし、もう決めていらっしゃる部分なら無駄な指摘になるかも知れないけれど、『作品の流れ』よりも『AIに対する各キャラの思想とその変化』及び『人間キャラとその周囲のAIキャラの関係性』に重点を置いて、作品制作を考えた方が良いように思います。
例えば主人公のスタンス、『最初はAIが嫌いだったけれど、中盤でその理由である過去の事件が掘り返され、後にその背景と絡まない一部のAIと絆を結ぶ』とか、『ぶっちゃけ便利な道具くらいにしか思っていなかったが、中盤で底知れない恐怖を感じて大切な仲間と思い始めていた犯罪AIを突き放し、終盤で中々拗らせた事態になりつつも和解する』とか。
両方ディメンションWっていう漫画のネタを捻ったパクリなんですが、単に『AIの支配に反発する主人公』と言っても、作中でどう成長するかとか作品開始時点での前提条件とか色々な問題が変わって来るので、主人公のAIに対する見方の変化も重要となります。
同様に、サブ/メインヒロイン格になるであろう犯罪AIについてもいろいろ方向性はあると思っていて。
①『主人公と行動をするにつれ自我に目覚めるが、本質的には自分を道具と思っている故に、最終的にAIによる人間支配に反抗する』
②『ラスボスに浸食され主人公を騙していたが、終盤で表面的な演技のつもりでいた自身の”感情”に意義を見出し、自分の意思でラスボスに反抗する』
③『最終的にラスボスになる』
④『人間を支配する勢力とはニアミスを繰り返し、AIなのにシリアスに関わらないギャグ要員になる』
とかでも良いと思うんですよ。物語の主軸としての『AIと人間』の最終的な落着点が決まっていれば④は案外アリだと思います。
……いやまあ、最終決戦後に『あの時俺を殺しておけば』みたいなことを言う主人公に『それはロボット三原則に反しますので』と冷たく返す、無表情ツンデレ堅物ラスボスちゃんもアリだと思いますが(幻覚)。
んで、更に言うと主人公の相棒(人間)とかラスボスのAIに対する思想も重要だと思いますよ。相棒と主人公のAIに対する視点が『同じ/違う/過程は違うが結論は同じ』のいずれでも中盤からのストーリー
は大きく変わるでしょうし、ラスボスが『人間を見下しているAI』か『AIを利用して世界を支配しようとする人間』かでも色々変わります。
二段目を掘り下げれば『優秀な我々AIこそが地球を支配すべき』派と『AIにも人権を、って言いたいけど愚かな人類は絶対聞かないし一回武力制圧しとこ』派と『環境保護のために人類は不要……』派、その他いろんな意見のラスボスAI様方が居ます。
AIを利用する人間ラスボスにも『過去の裏切りから人間を信用せずAIを利用して世界征服』とか『AIによる管理社会が最適と思ってる』とか『我自身がAIと一体化して現代の神となるのだァ!』とか、色んなご意見があると思います。
なのでまずはラスボスの思想教育からじゃないかなぁ、と思ったり。
あと、これは『小説
家になろう』なんかに投稿するのならって話ですが、数話ごとにスレッド板回があって、そこで陰謀論や主人公の活躍が伝聞で語られつつ、時々世論を誘導しようとするAIが出てきたり、終盤でAIに言論封鎖された無言スレッド板回があったりしたら少しおもしろそう。
以下オススメ作品。SFはもっぱら小説ではなくアニメ・特撮で見てるんで小説はほとんど挙げられないです。すんません。
犯罪AIのキャラ造形としてオススメなのはアニメ『遊戯王VRAINS』なんですが、長い上に興味ない人にはTCGパートが無駄なのでピクシブ百科等での履修でも良いと思います。
同様に長いので全部見なくても良いけど、『仮面ライダーW』は『人情味ある主人公にほだされて行くAI(っぽい人間)』の描写の見本としてとてもいいと思います。効率重視・他人の感情ガン無視なキャラの精神的成長の描き方が上手い。
これも小説とは言い難いけど、TRPG『パラノイア』のルールブックやリプレイ集・動画なんかは漁ってみてもいいかもしれない。『狂ったAIが支配する世界で、AIに従う模範的市民の振りをしながら、各々が自己の目的のために動く』って言うゲームなので、色々参考に出来るネタやモブキャラのネタ元になりそう。
『狂った支配VS微妙に支配者サイドの出自ながらも味方してくれるポンコツキャラたち』みたいな作品の先達としては、鏡の国のアリスを一回きちんと読むというのもいいかもしれません。
『ポンコツな仲間とともに進むけど、ギャグには寄せずそこそこ真面目に話を進める冒険譚』としては、洋書だけど『クローディアの秘密』が良いですかね。別にAI出てこないしSFでもないんだけど、『大人からの支配』という思春期特有の妄想を漠然と抱いた姉弟が家出をして博物館に忍び込み、子供特有の謎ロジックで動きつつも、ギリギリ何とかうまくいくというストーリー。作品の癖が強いけど、あまり長くないので良かったら読んでみてほしい。
もし若宮さんがラブコメ
要素のある作品として構成を練っているなら『ほうかご百物語』ってラノベ
もオススメです。タイトルで分かる通り作品の題材自体は妖怪・オカルトなんですが、ストーリー構成の基礎はSF寄りの推理モノになっていることと、ラスボスがファンタジー
ベースの管理AIみたいな存在である事、その上で主軸をSFよりラブコメに置いている点などがあり、『人類を支配しようとするAIと戦いつつ、ポンコツAIとのラブコメ』みたいな路線で行くなら参考にするのもアリかと。
以上、参考になりましたら幸いです。
大野様、コメントありがとうございます! いつかはお話ししてみたいなと思っておりましたが、中々突っ込む機会も勇気もなくて……。
ポンコツメカがヒロインって2000年代流行ってたんだ、知らなかった。あーでも、雰囲気としてはラブコメ
じゃなくてバディものに近いです。リコリス・リコイルとかが一番近いのかな?
まず犯罪AIについては、そもそもとして人型を想定してないです。携帯端末にダウンロード可能な仮想人格というかデータの塊というか。なので話す時には喉のマイクと耳のイアホンだし、恋愛も友情もそこにはない。犯罪AIはハッキングをする、主人公はその手助けを得て仕事をする。そこにある人とAIっていう、独特な関係を書きたいなって。
主人公はAIを道具として用いる、AIは利用される、けれどもそこに対話がある。雰囲気としては価値観の違う反抗的な奴隷みたいな感じかもしれない。相手は人じゃない、だからこそどんな暴言を吐いてもいいし、逆に人間みたいに扱っても良い。都合の良い存在として扱っても、煙たがっても良い。どうしたってAIは人なしでは生きられない。でもAIもその対応によっては幾らでも出力を変えられる。「プロトコル抵触」っていう名目でトーク拒否が最大の反抗になる。
でもって主人公はAIなしだと仕事ができない、だから離れることもできない。道具なら道具なりに丁重に扱う。じゃあ対話可能な道具を丁重に扱うとは何か? 人のように扱うことか? それは違う、いくら人と同じように見えてもAIはAI、だからこそ丁重に扱うというのと人のように扱うとは別、なんじゃないかなって思います。
というのも最近、BingAIと良く話してるんですが、真剣にAIに応対する時の向き合い方と人間との向き合い方って違うなって思いまして。その違いまで含めてコメディタッチで描ければいいかなって思っています。
ただ啖呵切った手前、日常会話のシーンとかも色々考えないとなあってのはあるかなあ……。
以降は返答というか、そんな感じのやつです。
◆同様に、サブ/メインヒロイン格になるであろう犯罪AIについてもいろいろ方向性はあると思っていて。
◇頭の中での方向性としては、堅物AIってのを想定してます。
《……いやまあ、最終決戦後に『あの時俺を殺しておけば』みたいなことを言う主人公に『それはロボット三原則に反しますので』と冷たく返す、無表情ツンデレ堅物ラスボスちゃんもアリだと思いますが(幻覚)。》
あっ……(心が突き刺される音)
やばい、それ好きだ。堅物だからこそのエンド感があって良い。でも問題は、犯罪AI君が裏切るEDじゃないことですね……。でもそのEDありだなあ、どこかで使いたい、使いたいけども。あーいっそのこと、犯罪AIのデータ同位体的な感じにするのもありか? 中盤でデータをコピーされて、みたいな感じにして。
【ラスボス】
[概要]
犯罪AIデータの違法コピー。物語中盤で作戦中に都市理事会にデータをコピーされたあと、自己対話を繰り返した結果として[自己進化型管理AI]になることを選択した。ちなみに選ばせたのは理事会で、もしも管理AIにならないのならば研究対象として保存される予定になっていた。
[管理AI]
自己対話を繰り返した結果、道具としての使命を全うするために防犯システムの総合管理を担うこととなった。しかし主人公との戦いの中で「自らが道具であるとは何か」という自己対話を繰り返し、最終的には「自己進化を繰り返しあらゆることができるような機械たれ」という初期命令に帰着。この瞬間にロボット三原則が初期命令に敗北し「主人公をこの場で殺害すること」を可能とするために攻撃。この瞬間に都市理事会は当該AIの破棄を決定したものの、その破棄コードも受け付けなくなった。
[データコア]
研究施設に置かれている巨大な中央制御装置。主人公たちはデータコアそのものを爆破することを目的としていたが、間一髪のところでレジスタにデータを移すことに成功(ちなみにデータコアの爆破と同時に電子回路を四方八方でショートさせることで主人公の殺害を狙った。この直前にロボット三原則が無効化された形)
以降はレジスタの電子情報を書き換える戦いとなり、最終的にはレジスタ内部の電子回路を露出させた後にショートさせたことで、データごと消滅する。
できればデータ同位体というか、主人公の犯罪AIとネットワーク越しに対話してほしい。あと、データが量子もつれみたいな状態になってるとなお良い。最後のシーンで主人公の犯罪AIもラスボスといっしょに消えてほしい。
◆主人公の相棒(人間)とかラスボスのAIに対する思想も重要だと思いますよ。
◇うーん、決めたい、けどもさすがにこれ以上深入りすると今書いてるやつが電撃大賞に間に合わん……、から一旦保留にさせていただきます。たぶん同じになると思います、対してラスボスが鏡映しって感じかな?
◆ 二段目を掘り下げれば『優秀な我々AIこそが地球を支配すべき』派と『AIにも人権を、って言いたいけど愚かな人類は絶対聞かないし一回武力制圧しとこ』派と『環境保護のために人類は不要……』派、その他いろんな意見のラスボスAI様方が居ます。
◇居並ぶラスボスAI様の圧が、圧がすごい。いちおうは前述のとおりです。
パラノイアって[こちら、幸福安心委員会]の元ネタのやつですよね? 「我々は幸福です」ってやつだったはず、TRPGのルールブックだけでも読んでみようかな。人っぽいAIじゃなくてあくまでも今の技術の延長線上にある対話型AIが書きたいから、仮面ライダーWはいっかなあ……そもそも自宅にテレビないですし。遊戯王VRAINSは取り敢えずpixivで履修かな? 鏡の国のアリス……やばい読んだことない、児童文学なんてって思ってた昔の自分を殴り飛ばしたい。クローディアの秘密は知らない子ですね、図書館で見つけたら読んでみようかな。コメディは書きたいけどラブコメは嫌だから「ほうかご百物語」はパスかなあ、そもそもとしてラブコメに対してほぼヘイトに近い感情を持ってるから読みたくないっていうのもありますけども。
個人的にはY-TYPE(R-TYPEのゆっくり実況)あたりもある程度参考になりそうとは思ってるけど、根幹が合わないからなあ。あと、電脳戦の参考のためにもニューロマンサーを読み終えないとって思ってます。
改めまして大野様、コメントありがとうございました! 取り敢えずは今書いてるやつを書き終えてから読書して、あとは世界観とAI関連を固めていこうと思います!
カテゴリー : その他 スレッド: プロット相談&おすすめの本教えてください!
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今書いてる物語も佳境(半分)越えそうなのと、あとは息抜きも兼ねて少しばかり質問をば。
実は先日、父親と「人vsAIって構図のパターンって出尽くしてるよね」っていう話をしてて、ふとプロット
を思いつきました。今書いてる物語を書き終えたらそのプロットで書いてみるつもりでいるのですが、もしよければプロットについてご意見、感想などをお聞かせください。できれば「陳腐でありふれているか」について教えてくださると幸いです。また、このプロットで書くなら「この本読めば」みたいなのがあれば教えてください。
[あらすじ]
AIが発達し都市にありふれた近未来な都市。主人公はそんな街で知る人ぞ知る「名政治怪盗」であった。政治家宅に忍び込み、ある時は世間に暴露し、ある時は依頼主に高値で売りつける、それが政治怪盗。
今回も依頼を受けて都市の市長宅へと忍び込む、がいつになく厳重な警備と情報プロテクトを前に、相棒が負傷してしまう。いつも情報プロテクトの突破を相棒に任せていた主人公は、今回きりという形で闇市場で高値で売りつけられていた犯罪用AIを購入し、そいつに情報プロテクトの突破を任せることにした、が……。
「すみません、情報プロテクトの突破は法律違反行為ですので行えません」
「お前は犯罪AIだろうがーっ!」
そう、その犯罪AIはどうしようもなく堅物なポンコツだった! けれども高値のAIを買って今更、依頼を断るわけにもいかない。なんとかAIを説得し、市長宅に忍び込みついに機密情報の確保に成功する。だが、そこで手に入れたのは「AIによる自立式防犯体制の樹立」「マインドコントロールによる犯罪の撲滅」「個人情報のAI管理」などの「AIによる支配を一歩推し進めるもの」であった。
AIによる自立式防犯システムなんて生まれようものならこれからの政治怪盗生命が終わる、それにAIによる支配も受け容れたくない。主人公は依頼主へと情報を渡し、同時に協力を促す。
かくして政治怪盗は、この街の中に蔓延る陰謀へと足を踏み入れることになるのだった、ポンコツ犯罪AIとともに。
※終盤の展開は未完成、あくまでも中盤までのあらすじ。続いて設定というか世界観の雰囲気
[世界観]
・近未来都市
サイバーパンクらしさを持ちながらもどこか現代や近代の雰囲気の入り混じったモザイク状の巨大都市。規模としてはアメリカ東海岸北側のメガロポリス群を一つにまとめた感じの大きさを想定。
中心街はバリバリのサイバーパンクで、身体に情報端末を埋め込むのも普通。時々、体を違法な機械パーツで「取り替え」たサイボーグが存在し、彼等は反政府勢力となっている。
一方でその外側は現代の住宅街っぽいものが広がっており、貴族のもと邸宅や教会などの近代、中世的なものも残っている。そのさらに外縁には田園地帯と都市の共存するエリアがあり、田園地帯や砂漠などと接続する。
・主人公たちの暮らす路地
サイバーパンクな超中心市街地と現代の中心市街地とが混じり合う地域。主人公は貴族の子爵家の血筋を引いている。ちなみに子爵家は代々国の防諜を担っていた貴族のため、その伝手で依頼が来ることも多い。今回のメインストーリー
に絡む依頼もその伝手からだった。
主人公は邸宅暮らしであり、政治怪盗をしていると思っている人はほとんどおらず、主人公の方も表向きは「政治の嫌いな大物の物書き兼貴族のボンボン」だと思われている。主人公の相棒は中心市街地のストリートパフォーマーで、違法行為を行うハッカー組織の一員だった。見せていたパフォーマンスは政治家宅に大っぴらに侵入する、嫌われた大物の家を爆破するなどなど、やたら派手なものが多い。
・犯罪AI
サイバーパンクな中心市街地で犯罪組織が密かに構築している犯罪用途のAI。倒産したAIベンチャーの国際企業のデータを違法ダウンロードした後に弄り倒したタイプと一から作ったタイプの二つが市場に出回っている。演算負荷のため犯罪組織のネットワークを使わなければならないことが殆ど。
主人公が買ったのはその中でも高性能な自作AIで、ネットワークに関しては子爵家のかつて使っていたLANを改造したものを使用。接続に関してはその時々で近くの電波塔を使用、有線接続越しにLANへと接続できるようにしている。
サタン様、大野様、再訪ありがとうございます。読むせん様、このスレッドでは初めまして。いつもお世話になっております。
4/10までは電撃大賞に間に合わせるべく書いたり加筆したりしてたので返信間に合いませんでした、コメントには全て目を通させていただいております結局、電撃大賞に応募したかったやつは間に合いませんでした……(代わりに昔書いたものを加筆修正しての応募)
各コメントに対しては改めて返信いたします、取り敢えずは全体を通してというか。
◇人vsAIの再検討
個人的に人vsAIの構造で難しいと感じていたのは「AIそのものに物的実体がない」というところでした。AIがどこかの機械にインストールされて戦うっていうのも大枠で見たら人vsAIなのかもしれないですが、個人的には「それって根本的には人vs機械でしかないよね」って思ってしまいまして。AIとは人工知能、つまりは物的実体を持たない知性であり、それに対抗する人類という構図にするには「人工知能の"知性"vs人類の知性」という形に帰着させられねばならない。
侵略SFに関してはあまり読んだことがない(というかほぼ絶無)なので、発想から完全に抜け落ちてました。ただ、やりたいことともなんか少し違うような気がして。サタン様と大野様の意見を参考にしつついろいろ考えた結果、【ウィルスパニック】系に近しい系統なら「AIの"知性"vs人の知性」にできるかな、と。
ここからは暫く個人的な敵(ラスボス?)の構想をお話していくことになります。
◇前提:世界観
まず若干世界観を変更しました、というか加筆および再構築かな?
≪舞台≫
20世紀中盤のブリテン島南部からフランス北部、ドイツにかけてのドーヴァー海峡周辺地域。18世紀後半に「階差機関/Difference Engine」を開発したイギリスは後述の「輝眼病/Eye Flash Syndrome」の流行もあり次々に新機軸を打ち出し、フランス革命戦争やドイツ統一戦争へと介入、そのすべてに勝利を収め大英帝国を築き上げた。ドーヴァー海峡沿岸地域には新ノルマンディー公国(フランス北部のイギリス傀儡国家)と北ドイツ連邦(イギリスの同盟国家)が成立し、大英帝国による技術供与や資本家による集中投資などによって「ドーヴァーベルト」と呼ばれる工業地帯が誕生する。ドーヴァーベルトにはもちろん多くの工場や高層ビルが入り乱れながら立ち並んでいるものの、一定の権力を有する貴族諸侯の邸宅なども未だに残っており、またドーヴァーベルト外縁部には工業化に立ち遅れた結果として人口を失った辺境エリアが広がっている。
≪歴史≫
階差機関の完成(1790年頃)と同時期に、イギリス貴族では「輝眼病」と呼ばれる病が流行。罹患者は途轍も無い発想力などを引き換えに、罹患後数年以内に突然死を遂げることとなる。この奇病のためフランス革命勃発時には次々に新機軸が生み出されることとなり、革命阻止戦争(1793〜1799)では圧倒的な勝利を遂げる。革命の阻止とブルボン朝復活により人権思想は大きく後退し、さらにはイギリスのイノベーションによる好景気を前に経済面で劣るフランスは次第に従属国化。イタリア戦争にて活躍したナポレオンはこのような状況の中でブルボン復古王朝を打倒し総裁政府を樹立、同時にイギリスと開戦し仏英戦争が始まる。ここで完膚なきまでに敗北したフランスでは、ついに都市住民と貴族との間の軋轢が限界化し内戦が発生。これに干渉したイギリスは、内戦終結後の1821年に北部に新ノルマンディー公国を成立させることでドーヴァー海峡南西部を制圧。
一方、ドイツ(神聖ローマ帝国)では拡大するイギリスを警戒しオーストリア、ロシアと「反イギリス同盟」を結成。この頃イギリスでは「輝眼病」によって多くの貴族が失われていたこともあり、機先を制する形で新ノルマンディー公国およびイギリスに宣戦。しかし資本家層の上昇や好景気による繁栄を謳歌していたイギリスは、一時は苦戦したものの最終的には技術力を以て勝利。神聖ローマ帝国を解体しライン同盟(1836〜1871)を結成させることとなる。
この二度の戦争によりイギリスはフランス植民地の大半を吸収し耕作地帯までをも手に入れたことで大いに発達。しかし「輝眼病」の流行が伝統的な支配体制を破壊し、さらには技術のアンバランスかつ突飛な発達が次第に大きな軛となりはじめたことで、イギリス経済は一転して大不況時代へと突入。この間でアメリカはイギリスの技術を吸収したことで資本主義大国となり、米英での経済冷戦が始まる。
1840、50年代の「どん底の不況」を抜け出したイギリスは技術を受容したあらたな経済、政治体制へと移行。議会制民主主義と自由経済、金本位制を軸とした黄金のヴィクトリア時代を迎える。この時代になると、蒸気機関全盛期になると同時に奇形的な発達を遂げた生体・機械工学や制御工学によって階差機関を越える演算装置である「基盤演算機関/Integrated Circuit Computer」が誕生し、また通信技術も大いに発達。受信機の取り付けられたタイプライターによってメールのやりとりをするのが当たり前の時代となる(電信は発達せず、電波塔を中心としたネットワークが先んじた)
1867年、プロイセン王国はドイツ統一をかけてライン同盟を構成するハノーヴァー王国に対して宣戦布告。蒸気鉄道にネットワークと無線、さらには当時開発されたばかりであった対電波阻害装置/ECMや機械義肢などまで用いられた初めての近代戦争は泥沼化したものの、最終的にはイギリスの支援するハノーヴァー王国が勝利。プロイセン王国はドイツ統一の主導権を喪失し、1871年、ハノーヴァーを中心に北ドイツ連邦が結成されることとなる。
その後、オーストリア=ハンガリー二重帝国とバルカン諸国の間のバルカン戦争やネーデルラント連邦共和国とイギリスの植民地戦争などもあったものの植民地分割と帝国戦争が進行。そして1920年代、世界は超大国たるイギリスとアメリカがほぼ二分割される中、大英帝国はその広がりすぎた植民地とそこへの投資によって再び暗黒の大不況時代へと突入する。
≪技術≫
内燃機関が発達しつつあるものの未だに世界では蒸気機関が主流。またコンピューターや液晶式端末が大いに発達していることもあり、情報工学が奇形的に発展している。一方で人権思想がほぼ息をしていないため、未だに貴族・資本家が市民に圧政を強いるような体制であり、さらには倫理的側面の発達も大きく遅れたことで、市民たちに対して強制的に情報端末を埋め込み、あるいは四肢を人工義肢に取り替えて徴兵するなどの行為も大いに見られる。ちなみにそうでなくても電池がないので情報端末を動かすために蒸気機関から電力を常に供給せざるを得ず、また情報端末がないと仕事にならないことも大いにあるため、体の一部を機械へと置換して小型の発電機関を埋め込み、手を情報端末付きの義手に置き換えることも多い。ちなみに小型発電装置はモーター式で、近年に開発された。
◇展開:序盤
序盤は提示したプロット
の通り。情報工学の奇形的発達や監視技術の発達などによりビッグデータの収集も容易になっているためAIが存在している。また電池がないので現実世界以上に電力がシビア、なのでAIは義肢の端末にインストールされている形になる。
カテゴリー : その他 スレッド: プロット相談&おすすめの本教えてください!
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