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伊藤真琴さんの返信一覧。得点の高い順3ページ目

元記事:効率と主人公交替の返信

>男性読者にとって、「お母さん」はフィクションでどういうものでしょうか

許しと厳しさを持ってくれている人、でしょうか。
ぱっと思い浮かんだのは、幽遊白書の「幻海」、転スラの「シズ」、無職転生の「ロキシー」、葬送のフリーレンの「フリーレン」。
キャラの年齢を問われると、「あっ」ってなりますが、個人的にはこの辺りが刺さります。

ちょっとバカっぽさ(?)を入れて、かぐや様は告らせたいの「藤原書記」とか、ゆるキャン△の「なでしこ」とかもアリかもしれませんね。

でも、ただただ「甘いだけ」の人、「厳しいだけ」の人は男女問わず、受け入れられにくいのかもです。
難しいですよね、その二つの両立って。(笑

上記の回答(効率と主人公交替の返信の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

書記の特訓回、割と人気ですもんね(*'▽')
幻海さんがお母さんとして刺さるというのはすごくわかります。
甘いだけと言えば胡蝶カナエさんとかが思い当たるし厳しいだけなら……フィクションではめったにお目にかかれない。
前者は完璧を目指すがゆえに読者から忘れ去られるかメアリ・スー的に考えられるリスクが高く、後者は読者のほとんどが好きになれないタイプになってしまう。
ステキな塩梅を探しますね

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替

ここに質問(なのか?)を投稿するのは久しぶりです。
〇年目でようやくツキが来ました。昔ガチホモ書きたいとか譫言書いた者です。
で、その頃私は女主人公で書いていたのですが、実は彼女が拾われるスタートとは別に、その相方が主人公を務めるもう一つのタイプの冒頭もこっそり書いていました。
 女主人公で書くとどうしても恨みがましくなって先に進めないという問題点もありますし。
 深夜テンションゆえにまあ、下書きとしても変なのですが、これをどう上手くリメイクすればいいのかアドバイスがほしいです。

上記の回答(効率と主人公交替の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

2021.4.12 現在の文章力で描いた程々以上にクズキャラ二人の冒頭だけどどう考えても論理立って受けるとは思わない。
 何というか、魅力ねーなと思ってしまいました。小学校ぐらいの時間を彼らに捧げたんだけどね。

「おい棚開いてるぞ、今のうちに胃薬でも作っとけよ」
 丞灯薬房の奥廊下に投げ出された黒い特徴的な鞄は、襖一枚の引き戸を止めていた。それ一つに男は辟易していた。何の真似だと怒鳴りつけたこともある。
 従業員控室のような場所なので客が入ってくるような場所ではない。彼女が誰かが来れば即座に居住まいを正すことを知っている分には、勝手に自分の部屋のようにごろついても構わない。
「寝てんのか……ついてねぇ」
 最初は適当でも卓の上に在るだけだったが、最後には持ち主に靴下越しに蹴られ、置き所が良かったのか黒板消しを上に挟む要領で足元に掛かっている。引っ掻けばゴリゴリ音がしそうで頑丈なメッシュ素材、さぞ重い教科書や資料集が20冊は入りそうな容量。然れば横長の、企業戦士の背負うロケットのように不格好なデザイン。
「…………」
 枯葉のような麻の作業着を着ている青年は、無視しきれず取っ手を持ち上げて奥に引っ張り込んだ。持ち主は古典的なイタズラで誰かが引っかかってくれるのを期待していたと言ってはいたが、大体彼女が天に唾しただけの事である。彼が知っているだけでも三回は躓いている。
「おい」
 胸骨圧迫の体で頭蓋の耳に鞄を押し付けると、持ち主から咳き込む声が発せられた。
「いだだだだ、すぐ行きます」
 彼女は背を丸め、それに劣らず黒い制服団子を枕に入院着で頭痛を訴えた。しかし胃に強く触れる。頭が痛いと言い腹を抑えたり、足が痛いと言い手を抑えるのは仮病ではなく、「原因を言いたくない」という隠れた合図だ。自分の事は一番己が知るからと、薬房の主、寫宏に頭を下げて許可をもぎ取ったと男は聞いている。
 行動力は目標さえなければ霧散するが、時々端材をかき集めるような事は全力でやっている。
 鞄の中の資料は卓に出しっぱなし、開きっぱなし、時々飯のカスがついていたりと到底碌なものではなかった。
「ちゃんと起きるから、何か読んで待っててよ」
「早くしてくれよ。一応二人とも非番だけどな」
 やけに静かだった。男は頭の中で一ヶ月前にある事を思い出した。カランとした音。簪の閂。落ちた髪の毛。多分本当の急な腹痛。無駄に増えた独り言。いい年して何かの手術を怖がっているのだろうか。それならば気丈なふりをするのが道理だというのに。理屈は大体分かっているだけに一度腹を据えて早急に解決せねばまた面倒が増えると経験が告げていた。すいた体の上に背筋を壊すギチギチとした何かが圧し掛かる。結局、自分も少し寝るか紙を捲ってから声をかける事にした。
「んお、ふざけんな! けど絵だけはすげえんだよなぁこの本」
 男が手に取ったのは、最新式の生物の資料集だ。異国語を追えずともフルカラー写真が鮮やかで、植物の絵がたくさん載っている。午後の非番を居眠りに費やそうとしたら先に背を向けて寝ている者がいた。しかし堪えて数葉捲っても女は肘さえつかない。
「起きろ、酒向!」
 ついに背中をすぱっと叩き上げた。
「ふぁ~い」
 普段は鍵がかかっている薬棚だが、男は夜勤の為、女も一応目付け役として一枚ずつ鍵を持っている。
「薬剤選びで症状がわかるというのも困りものだね」
「手伝わにゃあどうしようもないだろう。そんなら余分にがめといて、ちゃんと代金を払うんだな。ほとぼりが冷めたら薬棚にでも返しとけ」
「薬効が切れないうちに普通にお茶に加工しても大丈夫な品種が大半でしょうに」
「だからあちこちで問題が起こるんだ」
 女は頭の中でどうやって助けよう、本当に彼のためになるのだろうかと延々と言質を巡らせる。そのためにもう一度同じ状況の再演は結果的に意味がないと知りつつ、次にあの状況が来たればこそ助けるべきという雲をつかむような事を考えていた。結果として自分の為という悪に魘されていたのである。
「あのさ、私の本当の症状は言えないし、かなりの割合で思い込みが原因なんだけど一つ聞いていい?」
「人の気を引くために何やってんだよ。俺たちの仲じゃねえか。また飲むのか?」
 普段、互いに意図せず廊下の端を歩いている分、正直言って理解も共感もさらさらできないが、上手く使われてやる気ではいる。それが証拠に少しは気楽に話せて、少しずつ馬鹿な症状みたいなのは改善されてきたが、今日のぶり返しは本当に何かの範疇を超えている。
「そうじゃなくって。今日は本当に胃が痛いし何回もお茶持って来てもらって悪いと思ってるんだけど、風諒君、脾臓の摘出とか何かにかこつけて無茶な事されてない? だってあの時私、深夜に帰って来たんだけど、あなたの声と膝がおかしかった。べつに笑おうというわけじゃないし、このまま日本に帰ればあなたの事は忘れる。だから話してよ」
 だれが言うか! なんで喋って2度も重荷を思い出さにゃならんのだ
 正直言って5歳児のたわごとのようだ。抑えが効かないのだろうか。
 何か病んでいるとはいえ、ひどく思い込みの強い女だった。薬学の勉強を教えてもらう事だってあったが、あっちこっちと幻聴に悩まされてそうな痛い奴。取り乱している時は母国語でさえあやふやだが、熱に浮かされてさえなければおそらく問題ない。
「本当に心配なら、俺をこれ以上困らせるな。お前の事は知らん」
「だって……まあ悪かったとは思ってますよ。寫宏さん、別に好きでそういうご趣味ならばともかく、人を縛って痛めつけて言う事聞かせようとか、普通に最低です。次やったら縄を歯で齧ってでも助けますから なんて事普通に聞いたら苦境好きの変態の妄想ですよ。怯えてたんです」
「あー、愚痴は後々。俺だって寝たいんだ」
 しっしと男は手を振った。大体の事情は知っているとはいえ、彼女は今まで碌な愚痴り方をしたことが無い。
「了解」
 女は物わかりの良い態度で外を見ていた。寒いのに日射病がよく起こる地域なだけはあった。
――――さてと。元々置いてくという約束だったし、コイツの貯金は俺が無断の前借で使いこんじまったし、明日ぐらいは聞いてやるかな。
 何より、実家に置いてきた家族に少しでも金を残さないと、あとがつかえて余計苦労する。一人だけ学校に行かせられるかもしれないから悪く思うなよって話だ。

 一年と半年ぐらい前の事だった。鞄を背負いながら居眠り歩きをしていたのを最後に、この先の事はあまり覚えていなかった。
 高校の事も。幼稚園から、小学校からずっと同じ学年だった誰かの性格はおろか名前まで時々あやふやになる。
 想像さえ本当はすべきでなかった。人が切りさいなまれる事に口角が上がる究極の下衆として人生を全うしたくはなかった。
 未来のクライアント、未来の大学生の自分、そして形の分からない「未来の思い描いた仕事」の正体が全く分からなかった。
 この世界に本当に必要な仕事は沢山あるが、それ以上の本質とは何だろうか。己は人との鎹に何を求めているのだろうか。それが知りたかった。
 ぼうっと泣きながらシャーペンを握る自分を思い出す。てめえぶっ殺すぞと叫びながら勉強とか絶対嫌だ。仮に努力が実りスーパーエリートになったところで、この性格悪い爆弾はいつか爆発し、企業様に大損害を出し、ひいては――――――
 あるいは、てめえ一遍死んでみやがれと学費を出してくれたり、不味いながらもお弁当を毎日作ってくれた母さんをぶっ刺すだけの行動力は兼ね備えているつもりだった。
 頼みの綱だった大好きな作品もある日、ゴミに出された。横山光輝の中国史シリーズの大半と、某美少女三国志のアンソロで、自分の好みを度外視して好きになった何かが戸棚の奥にあるだけで心強かった。
 思い込みを捨てる気はさらさらなかった。それぐらいならと酒向は勉強も、読書もある日を境に声だけのものになった。
「上手くいったら血筋のおかげ、失敗したら私の責任」
 サムスン榜眼? 45までガチニートのトップクラス市役所員? 故障で1年のブランクをモノとせず高校入学1週間で上位2%に上り詰めた数学の鬼?
 細かい事情は言えないが、なろう主人公のような親戚が多すぎて大半の事に驚かない自信があった。
 全力を出すのも怖い。失敗も怖い。負ける側の気持ちも知りたい。負けたくない。自分は実際に負け続けている。私だけのせいでないとはいえ蔑まれている。自分の倫で幸せな未来を作りたい。矛盾した思いが交通事故を引き起こしこの丞灯薬房に呼び寄せたのだろうと勝手に考えていたが、天国でも地獄でもラノベ的異世界でもない外国に適当にぽんといる事が我慢ならなかった。最初の1か月は誰もいない時にこっそり適当な和歌を詠んだり漢詩を作ったりするぐらいしか楽しくなかった。
――――益なくば 翼よろしと ほむられど 生きて雲居に 足をかけえず

 タイプが違い過ぎるし不摂生の挙動不審。本当は声もかけたくなかったのかもしれない。と当たり前の空間を再確認するかのようにどこか思い込みへと突っ走る。
 とまあ、丞灯薬房はこんな行動指針の定まらぬ面倒な客を招いてしまったのである。しかしこの街中のしがない一角へ連れて来た親切な少女がいると聞き、彼女に恩返ししてから日本に帰りたいと位は何となく思っていた。
 だけど本を調べても、モンゴルなど亜漢地域関連の知識を総動員しても、大使館に行っても、飛行機のパスポート発行や乗船券を優先的に取りやすくするために仮住民票を取得しても、全部水泡に帰した。どこなのかわからない海を彷徨うより、結局の所、安定した居候生活を選んだのである。
 しかし、酒向は志望大学をまだ諦めていなかった。溶けていく時間、お金、知識をかき集めて書生の肩書を使ってへばりついているが、仕事だけはきちんとこなしている。
 
 互いの事は屁とも思うどころか使い切り悪人コンビだとしか思っていない。どちらかが悪さすればブレーキをかけるか寫宏に怒鳴られるかの二択という模範から大きく外れた連中ではあるが、時々ふとしたときだけ飲みに行く。それだけ。
 
「あー! 私のへそくり足りない!」
「そんなに大事なら、こんなすぐ見える場所に隠すな」
「言われなくても返してくれるのはいいとしても、盗むとかバカじゃないの?! 普通に見損なうわ」
「何だと?!」
「使わない借家に家賃を払ってまでする事?」
 と言って平手を打つ日もあった。安月給ではないが、互いに色々切羽詰まっている。
 このさびれた街中の一画に出て、二人揃って頭を冷やす事にした。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信の返信の返信の返信

>一つ伺いたいのですが、
読み進めると一つどころじゃない件について。

>男性読者にとって、「お母さん」はフィクションでどういうものでしょうか。
フィクションではどういうもの、と言われても困っちゃうかな。
読者にとって、ということは、作者として書き手として「母親」のポジションに求めるものって意味じゃないんだよね。
一般的に求められるものという意味で答えると、単純に「母性」です。
言葉を変えれば「甘えられる」「かまってもらえる」「世話をしてくれる」「自分のことを考えてくれる」「何をしても見捨てない」まあ包容力みたいなもんかな。
一般男性が母親に求めるものって意味ではなく、逆説的だけど「こういう女性は母親っぽい」というイメージね。
これは個人的な見解だけど、私自身それらを求めてはいないが、例えば私が何かヤバいことをしでかして誰もが見放すけどこの女性だけは私を見放さなかった、という人がいたとして、正直私はそういうのに弱い。
そんなことされたら男として、こっちも今後なにがあっても相手を見捨てることは出来ないじゃん? 血の繋がり云々じゃなく、生まれてからずっと母親は私にそうしてきたから、そりゃ母親は見捨てないでしょ、という感じ。
だから、求めてるものというよりは、男としてそれをされると弱い、という部分の回答になるね。
フィクションでそこを強調されるとやっぱ母親感を感じる。ま、リアルでやってたらマザコンと子離れできてない母親で気持ち悪いけど。
母と息子の関係性ではもちろん、母と娘の関係性でも同じように読み取れるので、そこは自分が男性読者であるからでしょうね。
……ちなみにこれは「母親っぽさ」の演出のようなものの話であって、自分の母親は全然こんなんじゃなかったですよw わりかし放任主義でした。

>女性のレポ漫画(うちの三姉妹など子育て系を除く)では大体母ちゃんは強い、
女性から見ると「母は強し」の部分が強調されるのですね。やはり、一番身近な家族というコミュニティの中で同じ女性間で一番上の人物だから、という認識になるのかな。

>尊敬できる師匠とはどのような人物ですか。
臭いこと言うけど、背中で語ってくれるタイプの人。
あれこれ言わずに行動を示してそれを弟子に見せ学ばせる。まあ、これも現実に言ったら非効率で「てめえの口は飾りかよ!」ってキレそうだけど。
弟子と師匠が信頼し合い心が通じてるから成立する関係で、私はそういうの無理な人なので、たぶん出来ないから憧れてるんだろうね。
>彼が捕まったらまずどういった対応を考えますか。
リアルなら、たぶん捕まったことに対して釈放を求めるとかどこかに訴えるとかそういうのは何もしないな。
師匠ってことは何かの技術を持ってるわけでしょう。すると、まあ薬師なら薬を扱ってるわけで、師匠が捕まったら薬の管理も出来なくなるので、仕事の周囲にあるものを師匠が帰ってくるまで問題ない状態に整理して、そのあとで師匠と縁の深い人物かなんかに相談に行くかな。
私、けっこう薄情なんですよ。熱い行動とか絶対しない。

>わざと人前で腕(今回はレベルの事)を落とすような方だったらどう思われますか。
前提がな……
医者と自分との関係性によっても感じ方は違うと思う。
先述した母性の話じゃないけど、何があっても見捨てないと決めた相手なら、医者には何も言わず勝手に患者連れてくるアホをとっちめる。その前に一応医者には忠告するか。
そこまででないなら、正直、知らん。
これこのまま続けてたらやべえな。なんか言い訳みつけてさっさと関係を断とう。と考えると思う。
自分に被害がこなさそうなら黙って自分も見て見ぬ振りをするかな。

>かまってちゃんぶりをサッパリ魅せる方法はありますか
かまってちゃんって、大した用もないのにちょろちょろするからかまってアピールに見えるんですよ。
だから、「ちゃんとした用」を作っておけばいいだけ。
「薬の保管場所がわからず誰かに聞く」「何の道具を使うべきか迷って誰かに相談する」「大事な用で急いでたら誰かとぶつかる」それらの「誰か」がたまたまいつも同じ人だったとして、別にこれは「かまってちゃん」には見えない。
ぶっちゃけ、昔の王道少女漫画の主人公ってたいがいメンヘラ気質なかまってちゃんでしょ。やってることだけを客観的に吸い出せば。
それをかまってちゃんに見えないようにしてるというか、なってるというか、そのように書いてるので、少女漫画が参考になると思う。
「かまってちゃん」で探すと、そもそもかまってちゃんキャラを書いてる作品は「かまってちゃんに見えるよう書いてる」ので、適当な少女漫画の主人公を見て、それがなぜかまってちゃんに見えないのか、と考えたほうがいい気がする。

上記の回答(冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからない)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

まあ返信来るかはわからないけどざっと疑問点
①前と後のどっちに会話文を入れるべきか
②今日書いた分はマシになっているか
③「目的」が見えるか。見えないならばどう入れればいいのか
④専門書が好きで並の新書が全く面白く感じない。それはどう克服すべきか
⑤どっちかといえば明るい性格で暗い人を避ける傾向にある人にこういう説明口調のは似合うのか。似合わないなりのアレンジをどう加えれば浮かないか

興宜六年現在。允という国で薬師になる方法は二つだ。
 まず上澄みは専門の学舎で励み、免状付きの薬師を目指す。或いは卒業した彼らの下につき、教材の貸与禁止を条件に一代限りの相伝の糧となるかの二択。
 前者はどこへ出しても恥ずかしくなく正薬師と呼ばれ、後者は薬師にきちんと付いていれば時代柄、見逃してもらえた薬師の徒弟、略して薬徒と呼ばれた。勿論、前者と後者には違った意味で厳しい条件が付き、後者が店を構える事は一代限りとされた。
 丞灯薬房は元々、名もない片田舎が本籍である。機動上の問題を考え、街中に越してからの座職を含めた上で風諒(ジャンシェ)という青年はここにもう九年ほど務めていたが、体感上てんで腕が上がるなどは眼中になかった。確かにざっとした範囲で沢山の人を治してきたし、偽薬師と分かってても世話になりたがる者は少なくなかった。大半は、彼のような薄給ながら少しでもいい処置を受けたいと望む奴ばかり。というより世の中、そういう奴ばっか。
 風諒は上を望む気はてんで無かった。そういった事よりも、まず弟たちに金をつなぐに越したことはなし。勉強と相性が良くないという自負の上で、稼いで晴れて藪入りする心算だった。
 要するに簡単なのはそっちで引き受けて、少しでも変だと思ったらあっちに渡せば良いわけだろうと上手く割り振る事を要とする。勉強がしたいわけではなく、そこに今いる可哀相な誰かを目の前で助けて、直接現場のために支(つか)えるのが仕事という遣り甲斐。それでいて何かを忘れたころに思い出すのが風諒(ジャンシェ)という男だった。
 で、いつか受ける筈の非公認の薬徒試験なるものがあるが、のらりくらりと躱し、周りに受けたと思われ続けた結果、実は本当にただの手代としてずっと収まっていることに有りもしない寫宏からの圧を勝手に感じるようになってしまった。いや、受けなくても一代の庇護さえあれば問題ないのだが、体面上はどう考えても最悪だった。
 もしかしたら、婚儀まで秒読みの芬飴に振られるかもしれない。誰かと対等に話ができないかもしれない。兄貴分を背負っていたことを、とうとう言えず仕舞いのままはや数年。
 それでも、風諒がそうしていた理由はただの面倒だけではなかった。しかし、言おうとすれば口ごとに沽券が割れて萎む。そんな、ある夜の事だった。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信

>①前と後のどっちに会話文を入れるべきか
前と後ろがなんのことなのかわからないし、何の会話文なのかもわからない。

>②今日書いた分はマシになっているか
雰囲気は良いと思うけど……
数年前からこうして読ませてもらうたびにちょいちょい言ってるが、そもそも物語として形になってないワンシーンを見せられても評価のしようがない。
繰り返しになるけど、添削板の頃と比べれば見違えるほどではあると思う。
でも、この雰囲気を維持できるか、組み立てたプロットを文章に書き起こせるか、いま書いた文章力でラストまで書ききる持久力はあるのか、そういうのはこれっぽっちの文章からじゃわからない。

これまで読ませてもらったものの傾向から考えると、
スレ主さんが提出してくるシーンは「現状の説明」をしているものが多く「展開」があるものはほとんどない。そのため、「物語を書く」という技術・能力に関しては、ハッキリ言ってしまうのでショックを受けるかもしれないが、技術・能力に関してはあまり成長してないように思える。
それは先述した「維持できるか」「書き起こせるか」「持久力はあるか」という部分の話ね。
「私の文章どうでしょうか」と、文章のみてくれにずっとこだわってるように思える。
同じ道を歩く者としてその気持ちはよくわかるけれど、年単位でこうしたワンシーンの感想を求められてきた身としては、そろそろそこから脱して欲しいと思います。

>③「目的」が見えるか。見えないならばどう入れればいいのか
見えない。
さきに少し触れたけど、このシーンは「ジャンシェの現状」を語っている(説明してる)にすぎないシーンなので、「目的」まで書けていないと思う。

これは持論なので真に受けないで欲しいことなのだけど、
私は、物語は変化が大事だと思ってる。
つまり「A」が「A'」になるという変化の過程が物語だと私は定義してる。
だから「A」というこれ単体では物語になりえないと考えてる。
スレ主さんのシーンは「現状の説明をしているだけだ」と書いたけど、これが「A」という状態。この「現状」がどのように変化するか、そこが書けてない。
当然のこと「A」がいきなり「A'」になるわけないので、そこには変化する「切っ掛け」がある。
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この「Aという状態」は今回の文章で書けていると思う。そしてそこから「切っ掛け」に入るわけだけど、文章では
>ある夜の事だった。
で途切れてしまい、そっから書けてない。
読者として、シーンないし文章の「目的」を読み取るのに大事な要素は結論にあるので、
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この最後「A'という状態」が書けてないと、読者に「目的」は伝わりにくい。

最初に
>允という国で薬師になる方法は二つだ。
と書かれているので、おそらく「薬師になる腹積もりを決めた」という感じが作者としてスレ主さんが示すこのシーンの「目的」に当たるのだと思うから、
「現状」は、ジャンシェは薬徒ではあるけど向上心がなく目の前にある生活を支えられれば満足という日々を送っている。
「現状のA'」は薬師になる腹積もりを決めた。
なので、間に薬師を目指そうと思える「切っ掛け」を置く。
例えば高価な医療器具をダメにしてしまい、その弁償代を肩代わりしてくれた師匠がいて、ジャンシェは「このままじゃダメだ」と思った、とか。
それで、自分自身を改めて、薬師になる腹積もりを決めた。ってなれば、話の目的は見えてくる展開だと思う。
このくらい丁寧に展開させりゃ、最後は濁してハッキリ書かなくても読者に目的は伝わると思う。

>④専門書が好きで並の新書が全く面白く感じない。それはどう克服すべきか
えっと、それは何の話。
スレ主さんの個人的なこと? ジャンシェのこと?

>⑤どっちかといえば明るい性格で暗い人を避ける傾向にある人にこういう説明口調のは似合うのか。
「似合うか」で言ったら似合わないけど、別に浮いてはいない。
三人称で地の文に視点主の性格を反映させるってことは、ある程度は意味のあることだけど(知識レベルなどは反映させたりしてるし、視点主の性格的に気が付かないような事は書かない)、でも一人称とは違うので、別にこれで何も問題はないと思う。
気になるのであれば「明るい人である」ということがわかるよう、早い段階でジャンシェのセリフを一つか二つか入れれば良いと思う。
無理に視点主っぽいアレンジをする必要はないと思う。

上記の回答(冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

目的:勉強して試験を突破し延命措置代を値引いてもらう。脇役ヒロイン(主人公が憧れる系)と結婚して幸せな余生を送る。試験突破したけど別の問題が降りかかり雇主が捕まり未来が閉ざされるかもしれない→何としてでも誰でもない自分のために雇主を助けようとするも汚い手は大嫌いだった反動で無茶な行動を引き起こす→ふられそうになる→頭付きあわせて5-6人の仲間と証拠を探して助ける→独立し店を出す&ハッピーマリッジ&雇主のさらなる功績追加end

「来季までにこれに目を通さねば、手術は諦めろ」
「そんな殺生な事いわれましても……」
興宜六年現在。允という国で薬師になる方法は二つだ。
 まず上澄みは専門の学舎で励み、免状付きの薬師を目指す。或いは卒業した彼らの下につき、教材の貸与禁止を条件に一代限りの相伝の糧となるかの二択。
「汚い金を作らずという所に潔さはあることは認めている。しかし体のすり減らし方がおかしい。それでは脾臓の摘出手術などしても、お前はまた体を壊すだけだ」
 男の視線がキンと差し掛かる。
「だけどなあ、それでは!」
「仮に手術が成功し延命ができたとする。しかし自分の薬代が一生、付きまとうぞ」
「なら俺にどうしろって言うんですか」
 前者はどこへ出しても恥ずかしくなく正薬師と呼ばれ、後者は薬師にきちんと付いていれば時代柄、見逃してもらえた薬師の徒弟、略して薬徒と呼ばれた。勿論、前者と後者には違った意味で厳しい条件が付き、後者が店を構える事は一代限りとされた。
「お前、調べたら薬徒試験さえ受けていないそうだな。最初から稼いだら死ぬ気だったのか」
「いや……結婚して少しの間の余生を」
「結婚する前に未亡人を拵えてどうするんだ」
「ぐっ……」
「薬徒試験の中で一番の難関は恐らく宏疫か居東。あるいは問題の傾向を考えれば安雁でも構わん。そこで八割七分以上の実力を見せれば、こちらで人に頼んで脾腫を摘出させ、二十五歳までに何を打とうが薬代を安くしてやる」
「俺そんなに頭よくないんだけど……」
 丞灯薬房は元々、名もない片田舎が本籍である。機動上の問題を考え、街中に越してからの座職を含めた上で風諒(ジャンシェ)という青年はここにもう九年ほど務めていたが、体感上てんで腕が上がるなどは眼中になかった。確かにざっとした範囲で沢山の人を治してきたし、偽薬師と分かってても世話になりたがる者は少なくなかった。大半は、彼のような薄給ながら少しでもいい処置を受けたいと望む奴ばかり。というより世の中、そういう奴ばっか。
「しかしなあ、そういう条件はありがてえんだけど、俺の沽券は現場にあんだ」
「なれば致し方なし」
 寫宏は席を立ち、何をするまでもなく茶を沸かした。正直な話、風諒の話は一つの生き方として納得している。
「しかしなあ、一応利点はあるぞ」
 給金を上げやすい事。扱える薬が増える可能性が高い事。独立の後ろ盾の一つとして機能する事。成績次第では薬師級の扱いを受ける事がある事。そして何より、内心的に世襲制が原則の允国では下層の人間が本当の意味で手に職を持つまたとない機会の一つであること。
「追いつく前に死んだら意味ないだろうが」
 風諒は上を望む気はてんで無かった。そういった事よりも、まず弟たちに金をつなぐに越したことはなし。勉強と相性が良くないという自負の上で、稼いで晴れて藪入りする心算だった。
 要するに簡単なのはそっちで引き受けて、少しでも変だと思ったらあっちに渡せば良いわけだろうと上手く割り振る事を要とする。勉強がしたいわけではなく、そこに今いる可哀相な誰かを目の前で助けて、直接現場のために支(つか)えるのが仕事という遣り甲斐。それでいて何かを忘れたころに思い出すのが風諒(ジャンシェ)という男だった。
 で、いつか受ける筈の非公認の薬徒試験なるものがあるが、のらりくらりと躱し、周りに受けたと思われ続けた結果、実は本当にただの手代としてずっと収まっていることに有りもしない寫宏からの圧を勝手に感じるようになってしまった。いや、受けなくても一代の庇護さえあれば問題ないのだが、体面上はどう考えても最悪だった。
「やるのか、止めるか?」
「やります!」
 風諒の背中の後ろからにゅっと出て来た。
「怜果には言ってねえ! ん……?お前、座学は得意な方か?」
「あの鞄の中に入っている生物の資料集のように綿密であれば、人並みにはできます」
「人並みってのが怪しいんだよなあ。他の人に頼もーか」
「反対だ」
 寫宏はそう切り捨てた。
「頭の良し悪しはともかく、好きといえど勉強で論理だっていようとまとめ方は壊滅的だ。自分が読めればそれで良しの奴に任せていいのか?」
 ごもっとも。とジャンシェは思っていた。しかし、上手く怜果を焚きつけて俺の成績が上がればこのおっさん悔しがるんじゃね?
「ん?折角立候補したのならやるか。勉強の仕方から箸の持ち方から佇まいまでグチグチうるせえ爺の鼻を明かしてやろうぜ、二人でな!」
「はーい。出来る限り協力しまーす。あとで氷菓おごってね」
 神経図太い外国人の居候だが、単語だけは達者である。流石に一週間ただ働きは両親が痛んだが何か弱みを握られている事はわかっている。
「ちゃんと教えたらやろう」
 わーいと棒読みする怜果は口元が下がり切っている割に声が高く、年甲斐もなく子供っぽいことばかり言う。かわいい子ぶっているというより本当にずれている感じだ。だから知らない部分を試すだけならば悪くないと思った。
「なら二人で、明日私が用意した「攻学薬学科」入学試験をこちらで編纂したものを解いてみろ。そして来週、同じ問題を出す。その伸びしろを測ってから考えてやってもいい」
 もしかしたら、婚儀まで秒読みの芬飴に振られるかもしれない。誰かと対等に話ができないかもしれない。兄貴分を背負っていたことを、とうとう言えず仕舞いのままはや数年。
 それでも、風諒がそうしていた理由はただの面倒だけではなかった。しかし、言おうとすれば口ごとに肺と沽券が割れて萎む。
 さらなる苦労を背負う事に成るのか、試すのも悪くない、と思った。
「あと俺の前でその言い方やめろ」
「自分なりの方便です。勉強の時と仕事の時はいつも止めています」
「違う!」
「知ってます。今は寄り添えません」
「た……頼りにしてるぜ」
 肩を叩けば少し嬉しがっているが何なんだこいつ。だから知識系には強いのかなと一瞬でも期待しようかと迷った。
 脳裏に浮かぶのは、大まかな仕事の枠を知っていても何をしているのか分からない弟妹、故障で働けなくなった兄、頼りなくもない母。
 何としてでも、一つぐらいは楽になってくれればいい。
「あ、あと丸薬留の木枠が折れてたのと卵が滅茶苦茶なんだけど、それ」
「へし折られた修理品に出すのと捨てるのを集めてんだろ? 拭いといた」
「寫宏さんが木枠に卵を流してるから触らないでって言ってて……」
「お前じゃなかったのかよ!」

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元記事:冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信の返信の返信

相変わらず、こちらの回答には何の返答もなく「さあ読んでくれ」という感があるので、どういう意図を持ってどう改善したのかこちらが読み解かねばならず、正直相手するのに苦労する。

>目的:勉強して試験を突破し延命措置代を値引いてもらう。脇役ヒロイン(主人公が憧れる系)と結婚して(略
まず、目的になるもの、その場面で表現したいこと、言いたいことなどは、一言で端的にしたほうが良いと思う。
エスパーでなければそこまで詳細な目的を読み解けるわけがない。

今回の内容は、前回と変わって「薬師になりたがらないジャンシェに薬徒試験の課題が出された」といった感じで、展開が書かれていると思う。
けど正直雰囲気や読みやすさで言ったら前回のほうがシンプルで読みやすかったと思う。
勘付いたかもしれないけど、要するに読者が読み取れる事ってのは「その場面を要約した事柄」なので、例えば「結婚観について触れてるから、そのことについて書けてる」ってのはない。この場合「ジャンシェの結婚観について」は読者にはほとんど伝わってない。
ワンシーンを読んで要約できる事柄は一個か二個なので、つまり、目的になるものは一言で端的にしたほうが良いと思う。

そろそろ相談内容が変わってきてると思うので、というか板も変わってくると思うので、『プロローグ改善相談所』へ行ったほうが良いと思う。

上記の回答(返信前半)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

>①前と後ろがなんのことなのかわからないし、何の会話文なのかもわからない。
→長ったらしい説明の前に会話文があった方が何となくわかりやすいのか、その説明を最初に持ってくことで概略を理解できるのか、と悩んでいました。堂々巡りですね。
 例えば前者なら「何てことしやがる! 」「お返しだ!」激しい喧嘩が続いた……から掛け合いを続け、その前提を話すパターン。後者ならうろ覚えですけど以前、他の方が紹介してくださった【薬屋の独り言】のような、「薬草採取してたら盗賊に捕まりました」の見出しから始まり第1話前半でその時の事を詳細に言うパターン。
ホント鶏と卵なんで、半分脳内八つ当たり垂れ流しです。すいません。④も似たようなもんです。
>④えっとそれは何の話。
→勝手なぼやきです。ストーリーが書けないうっぷんを目の細かさが足らんせいにしてるだけです。私は専門書が好きですが(聞いてない)それでもどんな本でも展開は意識しますよね。
 まあいいかえればその詳しく→展開の良さの描き方がわからずどうしても手が滑るからどんなきれいな言葉選びをしようとしても……まあ一言でいえば読者としての「ありき」で考えて頭の中がそうそう己に放縦じゃないんですよ。プロ読者とか編集とかになりたいんならまだしも、それに関連した
>②これまで読ませてもらったものの傾向から考えると、
スレ主さんが提出してくるシーンは「現状の説明」をしているものが多く「展開」があるものはほとんどない。そのため、「物語を書く」という技術・能力に関しては、ハッキリ言ってしまうのでショックを受けるかもしれないが、技術・能力に関してはあまり成長してないように思える。
→が上手くいかねー遠因&成長しない理由だってことは3年ぐらい前から本当に分かってたんですよ。それから脱するためにニコニコとか電子書籍とかでナズナ系(無自覚ハイスペック)や月夜系(グロく復讐)とか中華女子系とか現代エッセイとか結構ジャンル問わずに読んだんですよ。それでもなお、氏にガッツリ否定してもらわないとやる気出ないんですよ。
(すいません。その他の事ではイーブンになるようなるべく努力しますが作家志望という事情で己99パー優先します。残り1パーで謝りますって人じゃないと才能ない奴は大成できないと考えてます。図々しいと理解してますし恥捨てろと言われ続けたことに感謝はしています。ご指摘がそれ以前の問題でせめて答えろよという事は普通に見落としてました。図太くてすいません)
私の作品が面白くない理由は、「短すぎてガチの予想外に飛べない」「真面目系クズでズカズカしてはいるが白紙から妄想できるまでの想像力を生む心の余裕がない←これを乗り越えて己を外から見つめた文豪普通にすげえ。」「客観的に弾くならまだしも1個前に関連して火の内側から原稿を書くことにこそ意義があると思っていたため相性が悪く超……なんかひどいことに」「あとあがり症&雑談の経験不足で0と1の間の雰囲気作りが全く分からない」
 そして何より一番の問題は、「ありき」なんですよね。他山の石としましては、昔どこかの作家がネトウヨこじらせて
・「このT氏、B氏間の大統領選挙はB氏が中国から不正に票を買って行われたものである」としてそれに関連する情報のみを着々と集めた
・日本でもA県の知事のリコール運動に便乗しその県の空気を吸う気がないと宣言しときながら署名不正発覚後「俺は関係ない」と言い放って信者を次の問題にぶちこんだ
 そんな奴が、「玄庵」なんてすごい作品かけたとかマジですごいなあって思う。この人は「ありき」を基に証拠を集めて作家として成功したタイプ(裏山しい)ではあるんだけど政治関連では信者除いてボロクソに言われてるんですよね。
 私、その作家氏になんと思えばいいのか正直分からないんですよね。結論に向かってゴーしか頭にないというか、演繹方法わかりませーんというか(この人の場合各情報を刺激にしてデマ生産マシーンと化しているので違うと思うけど)結論の変更が頭にないというか。シンパシー感じるというか。マネしたくないけど。

書き起こせるか、維持できるか、持久力があるかという事に関しては問題ありません。毎週のレポートで鍛えられています。ただ最初から高望みでBJや星新一のようなショートショートでまとめようとして固まっただけです。これから書いて挑まないと何とも言えません。
 そろそろ脱します。きついご指摘ありがとうございます。

>③見えない。さきに少し触れたけど、このシーンは「ジャンシェの現状」を語っている(説明してる)にすぎないシーンなので、「目的」まで書けていないと思う。
→面白いもので多いのが「燻された運命を変える」「結果を出す」という事で、
>つまり「A」が「A'」になるという変化の過程を描写
→男向けならば身勝手にふくらんだ力で掴む事。女向けならそのままの姿のまま変わる事を意識する人が多いと追加で考えているけど古すぎるかな。
>スレ主さんのシーンは「現状の説明をしているだけだ」と書いたけど、これが「A」という状態。この「現状」がどのように変化するか、そこが書けてない。
→「そうだ、変化を起こそう!」と思える動機を長々説明するんじゃなくて、実際なんかやってみる。けど作者側がある意味ガチのアホというか勢いでどう押し通せばいい? とまたもや「ありき思考」が絡む。対策として深夜にこうしてるわけだけど。
けど下記の方法論みたいなやり方やニコニココミック1話みたいに近づけようとすると「私は人生では冴えないヲタクだった。気が付いたら乙女ゲの世界に転生していて……」系でやると失敗しやすいなあって思うわけよ。まあこれは表紙で何かを察した読者の力を借りた上でラブ作品に許された曖昧な冒頭と言えるかもだけど。

【読者として、シーンないし文章の「目的」を読み取るのに大事な要素は結論にあるので、
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この最後「A'という状態」が書けてないと、読者に「目的」は伝わりにくい。】

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?

異世界転生の派生で、死んだ後に数年前(また赤ん坊まで)戻ってやり直す作品が増えたように思います。
 そういう系のノベルは読まないのですが、漫画はアプリで無料で数話チラ見できるので例を挙げてみると、
アドニス、私を捨ててください、ある日、私は冷血公爵の娘になった、シャーロットには5人の弟子がいる、影の后妃、今世は当主になります、殺された婚約者の復讐、お兄ちゃんたちに気をつけて! など
 やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの? の問いとしては、冒頭から金持ちに好かれて、なぜか結婚まで迫られて~みたいなストーリーが多くて。例を挙げると、
公爵の婚約者になる方法、80日の契約結婚、花は舞い、風は歌うなど。
 派生として侍女から~みたいなものもあるけれど、最後はやっぱりその世界の一番偉い人と結婚して終わりでしょ? みたいな話ばかりで。
 
 強くてニューゲームがゲームの持ち味だったのに、○○は死にましたこれが小説の終わりで・・・目覚めるとあの小説の主人公が私に!じゃあ死ぬの? 嫌だ回避したい! みたいな漫画もあるし、乙女ゲーで死亡するキャラなので回避しますみたいな漫画もあるし、ゲーム好きとしては、なんかそういうメタ的なことをゲーム以外に持ってこられると萎えるというか。
 失敗したくないのはプレイヤーであって二次元にいるキャラではないのになーと個人的に思っています。何人死んでもバッドエンドでもハッピーエンドでも取り返しのつかない過ちを犯しても「戻れない」ことが漫画やノベルの良さだったのに(いや昔の話でもタイムループとかあるぞとかは論点ずれているんでやめましょう)

 二次元の主人公がやりなおしする作品を見て面白いか? なぜここまで流行っているんだろう? っていう疑問です。(加えてシンデレラストーリーも。今自立の時代じゃない? 世相とかガン無視でよく増えるなあという印象で。別に二次元キャラが金持ちと結婚しようが別に?って思うのは自分だけ? 現実にシンデレラストーリーが起こったら、そりゃウハウハでしょうけど、存在しないキャラが金持ちと結婚してちやほやされるのを見て喜ぶ層って何? 子ども向けのおとぎ話として作られた話を作り替えたところで幼稚な話は幼稚なわけで。
 で、改めて質問です。ノベルやWeb漫画といった軽めのものに社会派というか現代を映したものを求めるのは間違いでしょうか?
 薄っぺらいレーベルなら薄っぺらいらしく? 量産型を目指した方がいいのでしょうか?
 まずデビューが目的なので、それが受けるならたとえ書き手の自分が楽しくなかろうが量産型を書こうと思います。ですが面白くないと思っているものを書くのは苦痛なので、 そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの? の物語の良さや魅力を語れるぞ! という方がいればお願いします。魅力がわかれば筆も進みますから。

上記の回答(そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?の返信)

投稿者 読むせん : 2

読めない。何書いてんの????('ω')

あー・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 【二次系の主人公がやりなおしする作品】って、そんなウケるのでしょうか?だとしたら、なぜここまで流行っているのでしょうか? 

最近、なろう等のネット小説ORアニメーションやドラマにおける『異世界転生』の派生で、死んだ後に数年前(また赤ん坊まで)戻って【やり直す】作品が増えたように思います。
「東京卍リベンジャー」とか「アドニス、私を捨ててください」とか。

 そういう系のノベルは正直、わたしは読まない派のですが、漫画系だとアプリなんかで無料で数話チラ見できるので、見知ってはいます。例を挙げてみると、
・・・・・・・・・・・
例①「アドニス、私を捨ててください」
例②「ある日、私は冷血公爵の娘シャーロットになった」
例③「影の后妃」
例④「今世は当主になります!!」
例⑤「殺された婚約者の復讐します」
例⑥「お兄ちゃんたちに気をつけて!」 

などです。
こういう作品を見かけるほどに、『あー、(-_-;)読者も主人公も、そんなに失敗したくないのかねー???』とか考えてしまいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 あと
なんか、作品を斜め読みした感じ、どれも冒頭から金持ちに好かれて、なぜか結婚まで迫られて~みたいなストーリーも多くて・・・・(;´∀`)。

例を挙げると、
例①「公爵の婚約者になる方法」
例②「80日の契約結婚」
例③「花は舞い、風は歌う」
などです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 最近までのムーブメントは【強くてニューゲーム】っぽかったのに、最近はがゲームキャラの○○は死にましたオチに怒り狂う読者・・・目覚めると私( 読者)が、あの死亡確定ゲームキャラ○○に!?
みたいな「成り代わり」系作品も多い印象です。

「乙女ゲーで死亡するキャラなので回避します!!」みたいな漫画も増えてきましたし、ゲーム好きな私としては、なんかそういう「成り代わり」とかメタ的なことをゲーム外に持ってこられると・・・・・・どうにも(;´∀`ウゼェと思ってしまいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
何人死んでもバッドエンドでもハッピーエンドでも取り返しのつかない過ちを犯しても「戻れない」ことが漫画やノベルの良さだと思うのですが、近年の読者は、「そう」じゃあ無くなってきてしまったのでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーー
加えて行ってしまうと、シンデレラストーリー系も。
今自立の時代じゃない?とか 
世相とかガン無視でよく増えるなあ・・・・という印象で。ウンザリしてしまいます。

別に二次元キャラが金持ちと結婚しようが別に?って思うのは自分だけなのでしょうか?
 現実にシンデレラストーリーが起こったら、そりゃウハウハでしょうけど、存在しないキャラが金持ちと結婚してちやほやされるのを見て喜ぶ層って何なのでしょう?

 子ども向けのおとぎ話として作られた話を作り替えたところで幼稚な話は幼稚なわけで?????
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
改めて質問です。ノベルやWeb漫画といった軽めのものに社会派というか現代を映したものを求めるのは間違いでしょうか?

 薄っぺらいレーベルなら薄っぺらいらしく? 量産型を目指した方がいいのでしょうか?

 私は、まずデビューが目的な作家志願者なので、それが受けるならたとえ書き手の自分が楽しくなかろうが量産型を書こうと思っています。

ですが自分自身が面白くないと思っているものを書くのは、どうにも苦痛で・・・・・・・

そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの!? 

上記のような物語の良さや魅力を語れるぞ! 理解できるよ!!という方がいれば、よろしければ、その心情を教えて頂けないでしょうか?m(__)m
――――――――――――――――――――――
か?
そもそも読める文章も書けず、がんばって完成まで書ききった既存作品の批判するやつは、俺は嫌いだぜい_(┐「ε:)_

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?

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投稿日時:

元記事:ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレ

私は以下のように考えています。

・リアルで成功する空想が誰にも持てない
・変化が早すぎて、現実を舞台にした作品は賞味期限が短くなる
・現実世界は複雑過ぎて、読者も作者も理解できない

ファンタジーはリアルと違って、成功できるし、変化がないし、単純だから良いのです。
なにより希望が持てるの売りだと思います。
進撃の巨人や約束のネバーランドのようなダークファンタジーでも、ファンタジーなら主人公が逆転できる希望が持てます。

逆に、闇金ウシジマくんのような現代日本を舞台にした物語は、どうしても重苦しく絶望的になります。
ウシジマくんの登場人物は、進撃の巨人や約束のネバーランドのキャラよりも、安全で快適な世界で暮らしていますが、彼らが逆転して幸せになることは、まず不可能なのが特徴です。

でも、エレンやエマなら、圧倒的な絶望にも押しつぶされないで、逆転できそうな気がします。

ラノベを読む読者は、楽しくすっかとする話、承認欲求を満たせる話を求めているので、逆転の希望が持てる異世界ファンタジーが王道となるのではないかと思います。

また、そもそも日本人は時代劇のようにワンパターンな物語が好きだという特徴があるのではないかと考えています。
例えば、水戸黄門で一度だけ印籠を出さなかった回があったそうですが、その時はTV局にクレームが殺到したそうです。
つまり、型通りの物語を求めている人が多いということです。

このため、なろう系のようにテンプレ化した異世界ファンタジーが求められているのではないかと考えています。

あなたのご意見を投稿いただければと思います。

上記の回答(ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレの返信)

投稿者 あざらし : 4 人気回答!

いろいろな原因が積み重なって応じた結果、その複数の結果が影響を互いに与えながら生まれるのが現在ですから、『原因はこれ!』というような話しはできませんが、有り体には『なるべくしてなった』という感じはします。

最近ちょっとマシになったようにも感じますが、特にアマチュア作品に偏りが見受けられますね。
これは非常に真似やすいのが原因にあると思います。
単なる読者がいうのも失礼ですが、異世界ファンタジーは(A:どんな人物が)(B:どんな世界で)(C:なにをする)この三点のうちAだけを取っかかりにして物語を作れますよね。
Bは異世界で基本部分が固定されてますし、CはAの依存関係です。
例えば職業で分けて(料理人・警察官・医者・ピアニスト)ちょっと慣れた人なら最低でも四つの物語の骨子がすぐにできると思います。高校生主人公なら職業を特技に変えるだけ。
あとはBの異世界を主人公にとって(それなりに)都合の良い世界にすれば大活躍できます。
おまけに取っかかりにするAはキャラクターのことですから、ラノベにもピッタリで掘り下げやすい。
本当に失礼な物言いですが、『とりあえず書いてみよう』というアマチュアに向いたライトに書ける題材だと思うのです。(言い方をかえれば、アマチュアであっても人気作品はこんなに単純ではなく+αや、更に捻られたりしているわけですが)

この『アマチュアが真似しやすい』『作り出している感じが味わえる』というのは、流行のプロセスのひとつSNS・インスタを代表に、ぶっちゃけネット全般から発生する流行タイプの特徴のひとつです。
ちょっと前にも、穴と雪の女王の主題曲に合わせる口パク動画、 ポッキーシェアハピダンス、直近にもU. S. A.ダンスがありましたが、アマチュアが発信する時代特有の流行タイプです。
ここで重要になるのは、ダンスはアナログ的行為である故に『真似ても全く同じにはならない』要するに発信者も創作感を味わえます。
プロ野球選手のバッティングを勉強するようなもので、いくら学んでも全く同じにならないがために、真似であってもその人なりのオリジナリティが多少なりとも出てきます。一方でデジタルというのは、そのままでは全く同じができあがってしまいますから、著者の思考というアナログの介入が不可避です。
本来はハードルがちょっと上がるわけです。
ところが前述のようにAを触るという行為でハードルがグンと下がります。
小説においては『真似しやすいけど、他者との違いも出せるという満足感』これが偏りの原因になっているように感じます。

ここまでをちょっと掘り下げてもうひとつ、時代背景が強く後押ししているようにも思います。
異世界ファンタジーものの流行発端は、おそらく【ヤマグチノボル著:ゼロの使い魔】のアニメを含む大ヒットでしょう。
もちろん本作以前より異世界ものはありましたが、現在の潮流、スタンダードとしての影響が非常に大きい。
確認したところ1巻の発売が2004年、アニメの第一期が2006年、二期2007年、三期2008年、四期2012年になっていました。

で、ですね。
ネット上の小説投稿サイト、歴史そのものはパソコン通信と呼ばれていた時代ですが、敷居が低くなったのは現在でも草分け的な存在の『小説家になろう』だと思います。『小説家になろう』ですが、個人サイトとして始まったのが2004年。2008年にグループ化、2010年に法人化と成長しています。
成長したという事実が示すのは、アクセス数が増加したということで、サイトの特色からして”それより以前に”投稿者として名乗りをあげたアマチュア作家が増えたということです。
ほとんどゼロの使い魔と一緒に成長してる形になってます。
全ての原因だとは口が裂けても申しませんが、ちょっと影響を無視するのも辛いように思うのです。

前述の【ゼロの使い魔】のあらすじですが、主人公がある日突然異世界に召喚されてしまう。召喚したのは落ちこぼれ魔法使いの少女。でも実は非凡な才能を持つ。
と、現在も手を変え品を変え繰り返されている”異世界ファンタジー”の王道パターンですね。

おそらくですが、
a1)ゼロの使い魔を(観た・読んだ)人がインスピレーションを刺激される
a2)自分でも書いてみる
a3)往々にして、ゼロの使い魔そっくりの物語が完成する
a4)出版社公募に応募する
a5)評価されなかった
a6)小説投稿サイトに公開してみる
所々すっ飛ばしたりもあるでしょうが、初期はこんな感じの人も多かったのではないでしょうか。

ところが小説投稿サイトに公開する人が多くなる(分母が増える)と、元々地力の高い方や本当に面白い小説を書く人も出てきますし、執筆が面白くなり公開を繰り返すうちに上達する人も大勢でてきます。
a7)ランキング上位になり注目される
と、いう成功パターンが出てくるわけですね。

この a7)の中に『ゼロの使い魔に影響受けまくり小説』も結構な数が含まれていたように思うのです。

更に時間を進めると、
b1)インスピレーションを『a7)投稿サイトの公開作品』から得る
b2)自分でも書いてみる
b3)往々にしてインスピレーションを受けた作品に似る
b4)投稿サイトに公開してみる(人によっては新人賞に応募)

この時点で【ゼロの使い魔】を読んでいる(観ている)かどうかは無関係になってます。
ただ、源流が同じ川、そこから発生した支流である限り、どうしてもb1)に似た話、意識せずともa1)に似たものになります。ある意味、アマチュアの宿命的傾向。
『影響下にある小説』ですね。
同じ川の支流なので水は変わりませんし、ましてやアマチュアの方は趣味である以上、本人が楽しむのが第一義。
『他の作家が書いたから、意地でも似た話は書かない!』なんてプロ根性を出す必要もありませんし、またそれで全く問題はありません。
小説以前に著者がライトです。(一応書きますが悪意も否定意思もありません。実際、私もアマチュアの方が書いた小説も好んで読みます。趣味ですから著者がライトに楽しもうが、それは本人次第です。楽しまれているのが一番)

さらに【川原礫著:ソードアート・オンライン】のヒットも後押しをしたように思います。
またa4)やb4)でプロとしてデビューする人もいたでしょうし、さらにそれを参考にして書く人も増えたと思うのです。
おまけに近年Web系で注目を浴びた作品は、出版社が目を付けて書籍化してますよね。
個人的には率直に出版社のだらしなさも感じてしまうのですが、ある種すでに売れているものを売っている状態です。
歯に衣着せぬ物言いをすると『数が多い=読者が望んでいる』という勘違いすら一部にはあるように感じてしまいます。

ただ、こういった流れは出版社そのものが危惧しているとも思います。
ちょっと前にカドカワがNOVEL 0の募集要項に『異世界転生以外・成人男性主人公』を入れたことで話題になりました。
私のような執筆しない単なる読者でも情報がはいってくる程度には注目されたわけです。
出版社も少なくとも大人の読みものを売りにする、ラノベレーベルカラーに添える条件に異世界転生は不要だと判断しています。
大手各社はWeb系のレーベルを独立したものに変えていますし、なによりコミカライズという展開にかなり積極的になっています。
一昔前の『とりあえずコミカライズしました』というような稚拙な作品が少なくなり、実力のある漫画家がコミカライズ担当をするようになってきています。
現在アニメ放送中の【蝸牛くも著:ゴブリンスレイヤー】のコミカライズなどは良い例ですね。

>ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?

これはもう『毛色が違う』『真似しやすい』このふたつを満たす大ヒット作が生まれていないからではないでしょうか。
大ヒット作に前述の【ソードアート・オンライン】がありますが、これもゲーム内という異世界が舞台。
【化物語】【とあるシリーズ】他にも大ヒット作は色々とありますが、(冒頭のABC)骨子の一部を変化させるだけでは物語になりませんし、真似る部分を増やすほどに丸パクリの印象に近づくので真似にくい。

こういった直接的な影響ではなく、作品をかみ砕いて咀嚼し、肉になった部分から創作する『プロ作家』『現アマチュアであっても本気の人』が次の大ヒット作を産み出すはずです。
Web系小説はロジックとして『流行に強く影響を受けた著者』が多数生まれますから、アマチュア著者があきるまではこの現象が続くと思います。
プロ作品は『あえて離れる、新境地を模索する』というのが主流になってきているように感じます。まぁこれは当然ですね。
実際売れている作品を見るとBook Walker、Reader Store、BookLiveこれら電子出版系の上位作品にも異世界ものは多いですが、それ以外もちゃんとあり多様性は(ギリギリ)保たれていると思います。
ざっくり書きましたが、なるべくしてなったのだろうと思います。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレ

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元記事:主人公の初期状態の心情

こんばんわ、翡翠です。
次に書こうと思っている高校生の異世界転生系の物語で、テーマを『何を犠牲に、何のために生きるのか?』にしようと思い、主人公の最初の心理を『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』にしたいのですが。
どんな事件を起こしたら、主人公(高校生)の心理をこのように出来ますか?

上記の回答(主人公の初期状態の心情の返信)

投稿者 手塚満 : 0

リアルでは、「自分を犠牲にしてでも周りを助ける」ほうが稀有であり、理由が必要なんであって、周囲の犠牲をしてでも自分のためという利己的な態度は普通にあります。フィクションでも、特に理由は要らないんじゃないでしょうか。

リアルでは、例えば、マナー違反レベルならいくらでも見聞きしますよね。自分が先にという行列の割り込み、ゴミ箱探すか持ってるのが面倒だからとのごみのポイ捨て、公衆トイレを汚してそのまま、中には意図的に汚すケースも。

高校生だと自動車はまだですが、バイクに乗る人はいる。公道を飛ばして楽しい、なんてありますが、周りからしたら危険な迷惑行為です。自転車も同様。女子高生で目撃された事例では、「左手で制服のスカート押さえつつ、右手は携帯、大笑いしながら話してて、周りをよく見ずに歩道を自転車で」なんてあります。危険行為であり、明らかに自分のことしか考えてないですよね。

バイトテロなんて言われている事象も同じく、周りを犠牲にしてでも自分の(楽しさ、注目度等の)ためといえます。万引きもありますよね。書店などではそれで経営が傾いて、店じまいしたところまで出ている。盗むというのは、他人の利益を奪っていますし、店じまいともなると生きていく手段を奪ったに等しい。でも万引きは後を絶たない。中高生の犯人も少なくない。

カツ上げ、なんてのも同様ですし、エスカレートしていく事例もあります。被害総額が数百万になんて驚くべき事例もちらほら。万引きも高額なものも盗むようになったりする。感覚がマヒして行くとも言えますし、悪い方向に度胸が付いて行くということでもある。

そういうマナー違反や犯罪相当とは全く無縁の世界でも、他人を押しのけてでも、って普通にあります。スポーツなんかはそうですね。いかに敵手に勝つかですから。将棋、囲碁でもそうだし、カルタ取りも同じです。自分が勝つということは、他のプレイヤーは負ける。で、相手が負けて(悔しそうなのを見ていながら)自分は気分がいいわけです。負けた者は悔し泣き、勝った者は嬉し泣き。

『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』って、普通でしょ? そんなことしてもニュースにされないのが普通。逆に、「自分を犠牲にしてでも周りのために生きる」なんてことがあれば、ニュースになり得ます。フィクションなら、稀有な事例のほうが面白いわけですから、自己犠牲、例えばヒーローが体張って悪に立ち向かう、なんてことが通例になってくるわけです。

フィクションでそういうメインキャラが多いからといって、逆にしたら新奇性が出たり、新鮮になるわけではないです。それでも、利己的な主人公はあるといえばある。有名どころでは、「ドラえもん」の「のび太」。ドラえもんがのび太を助けるために出した道具を悪用して、一時的にしたい放題できるものの、最後は自分のしたことが祟って酷い目に遭う、ってパターンですね。

ですが、「どうしてのび太はそんな人間なのか」とは誰も疑問に思いません。ドラえもんを読み始めた人でも、そんな疑問はたいてい抱かない(「ダメな子だな」という意味で、反語的な疑問を口にすることはあるけれども)。

のび太は主人公ですが、サブキャラではジャイアンは悪者のスタンスの話も多いですよね。多くの物語は最後には倒されるべき存在であり、テーマに対する障害・問題点としての悪者がいますが、いかにして悪人になったかは語られないことも多いです(例外として、例えば悪党に救済を与える場合は理由の描写、説明が必要になったりはする)。悪党は単に横暴、欲深などが描写されるだけ。だけど、「なんでそんな悪い人がいるんだ?」という疑問を抱くことは稀です。

ですから、「主人公の最初の心理を『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』にしたい」ということでしたら、普通に悪役として描けば足ります。もし、その後に主人公が自分の方向性を変えるのでしたら、転機になるイベントで改心するに充分な要素をどう出すか、になります。

もし、主人公が次第に利己主義をエスカレートさせて、悪党同然になったのでしたら、主人公の序盤の性格に理屈は要りません。しかし、主人公の改心を促す作劇手法として、「重いトラウマ」を使うんなら、何らかの悲劇的な過去を設定してもいいでしょう。そこさえ解決すれば、主人公が改心できるというものですね。

継続的に主人公にのしかかる重荷を何にするか、ということになりますと、解はありません。そこが物語作りの工夫のしどころ、作品の魅力となるポイントですから、「こういうもの」というパターンとかはないです。

言い換えれば、「どういう話にすれば面白いか」ということなんですから。ご質問の『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』に限定しても、「利己的になるとしたら、裏切られた経験が多いとか、重かったとか」くらいの曖昧な答しか出てこない。その後の話作りの方針も分からないですから、「解決とセットになる状況は」といったことも回答のしようがありません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公の初期状態の心情

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