小説の理想形の返信
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小説の理想形(元記事)
グイン・サーガの栗本薫さんは、自分は小説の「絶対音感」を持っていると何かに書いていました。どう書けばいいか自然にわかるのだそうです。あの作家の書き方を視点で括れば神視点ということになるでしょうが、たぶんあの人は自分が神視点で書いているというようには意識していなかったと思いますよ。
普通に書いていただけだと思う。
で、この「普通」っていうのがクセモノで。
何事も「普通にやれ」って言われるのが一番どうしたらいいかわからないでしょう?
司馬遼太郎さんも栗本薫さんも括れば神視点になると思うけれど、読んだ印象はかなり違います。司馬さんの作品は文章も内容もクセがつよくて、好きでない人はたぶん鼻につきます。
栗本さんの作品はもっと透明感がありました。これもご本人がどこかで書いていたのですが、「名文を書く気はない。読者が文章を読んでいることを忘れて物語に没入できる方がよい」とのことでした。
神視点なのに読んでいて引っかかるところがなく、すらすら自然に物語に入り込める。そういう書き方ができれば、小説の一つの理想形だとは思います。
小説の理想形の返信
投稿者 シン 投稿日時: : 0
回答ありがとうございます。
他の方も栗本薫の「グイン・サーガ」を例示されていたので、やはり神視点の小説では有名な方のようですね。
<神視点なのに読んでいて引っかかるところがなく、すらすら自然に物語に入り込める。そういう書き方ができれば、小説の一つの理想形だとは思います。
僕も、そういう本を読んでみたいですね。「グイン・サーガ」がそのような本であれば嬉しいですが...…。
栗本薫などの紹介ありがとうございました。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例