書ける題材の幅が狭まっていくの返信
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書ける題材の幅が狭まっていく(元記事)
これは私自身の気質が関係しているのかどうかは分かりませんが、年々書ける題材が限られてきています。
特に残忍な出来事だったり、エロ的な描写などが年々書くのも何かの拍子で見たり聞いたりする事も無理になってきてしまいました。(地雷っていうのでしょうか、こういうのは)
現実でこうした出来事が起こるのが嫌、もしそんな事になったらどうしよう、という強迫的なところが原因にもなっています。
一度不安になってしまうと、急激にその対象物を遠ざけたり、データを消したり、距離を取り始めたり色々と極端な行動に出ます。(創作、ではなく、現実における想像力が働かない障害があります自閉症スペクトラム傾向ありです)
そういう強迫や障害的な側面が影響して書ける題材が狭まってきているのではないかと思っています。
この掲示板にいる人の中そうした事を思ったりした事がある人はいますか? そうした場合どの様に対処していますか? また過去そういう特徴を持った作家さんなどはいたりしたのでしょうか?
以上の二点が質問になります。
助言頂けると幸いです。
書ける題材の幅が狭まっていくの返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 2
うーん。どうなんだろう。
私はエロにもグロにもまったく問題ないのですが、感性の変化ってのは他人事ではない問題だと思います。
流行が面白くないと感じてしまったら基本少年向けのラノベを書いてる身としてはめちゃくちゃ焦りますよね。
私の場合は、ソレの何が良いのかを理解するってのを頑張りましたね。
ようは、例えばエロにしても、その演出で読者が何を感じ取って面白いと思ったのかが問題なわけで、別にソレさえあればエロでなくとも良いわけだしさ。
もちろんこれは答えは一つではなくて、状況によって違うから答えを出しておわりではなく、代替品を扱えるセンスを身につけるまで頑張るわけですが。
なので、最初に自分はエロは大丈夫だと書いたけど、けっこうこういう挑戦はちょこちょこしてたりする。
ラッキースケベ的な展開が最適解なんだけど、ストーリーの雰囲気的にあんま下品なのは嫌なんだよな、どうしようかな、というときこうした思考は役立つので。
私はジジイになってもエロくありたいので、エロを切り捨てることはないですが、精神的には思春期男児でも身体的に興奮できなくなるって事もありますからねぇ。
ただ、私は、まあ例えばですが、エロスを表現したいのであって、エロを書きたいわけではないのですよ。
わかりますかね、これ。
エロが書けなくてもエロスを表現できりゃいい。
創作は表現ですから。
えっと、まあ、さっきからエロが見るのも嫌って言ってる人にエロばっか語って申し訳ないのだけど、
例えば古代ギリシャとかの彫刻って、衣服の表現めちゃくちゃ凄くない? あれ石で作ってるって信じられん。それくらい布の表現が半端ない。
あれって、なんであんなに衣服を細かく作ってるか知ってるかな。
アテナだかなんだったか時代は忘れたけど、当時ってエロ禁止で裸婦を芸術で表現することが出来なかった時代があったんだよね。
だから、布と風の表現で身体のラインを想像させるように、あれだけの彫刻技術が生まれた。
裸をダイレクトに彫刻することが出来なかったから、それを想像させるよう布と風のソレを表現したわけだね。
個人的には良い例えが思いついたと思ったのだけど、伝わってないかな。
要するに、「表現」なのよ。
だから、それをダイレクトに書くことが出来ない感性になったとしても、表現自体は布と風で出来るわけ。
スレ主さんの場合はエロとグロが苦手になって、そんで別にそれらが書きたいわけではないと思うけど、
じゃあ、何を表現したいと思ってるのか、というのが問題。
そのための道具が一個二個減ったところで、じゃあ新しい道具を見つけりゃいいし、「表現したいこと」がブレなきゃやりようはいくらでもある。
確かに「表現したいこと」を「エロで表現する」ことは出来ない感性になったかもしれんけど、代替品なんていくらでもあると思うし、題材は減ってないと思うよ。
そりゃアダルトコンテンツを作ってるのにエロが苦手になったってんなら話は別だけどさ。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書ける題材の幅が狭まっていく