物語の主人公には、アクティブな目的があった方が良いのだろうか?の返信
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物語の主人公には、アクティブな目的があった方が良いのだろうか?(元記事)
質問はタイトル通りなのですが、事情を軽く説明します。
一カ月ほど前から制作中だったロボットアクション物の原稿が昨日の明け方に書きあがったのですが、我ながら大変面白くない作品に仕上がりまして、ここに持ってくる前に書き直すことにしました。
既に独りよがり状態の面白くなさがあったので、相方に推敲を依頼したところ「主人公に『夢』みたいなものが無くて、個々の事件に対処するだけの作品になっているのが原因ではないか?」と言われまして。
俺の作品の場合はまさしくその通りなのですが、世の中には『とある魔術の禁書目録』みたいに『主人公が何かをしようとしているわけではなく、たまたま陰謀に巻き込まれて阻止するために動く』タイプの物語もあるわけで、物語の主人公にはどれくらいの『目的意識』が求められるのかなと疑問に思い、質問しました。
ご意見いただければ幸いです。
物語の主人公には、アクティブな目的があった方が良いのだろうか?の返信
投稿者 t 投稿日時: : 0
上条さん、美琴さん、アクセラレータさん。『とある魔術の禁書目録』の主人公は上条さんではなくて、アクセラレータさんでもいいわけです学園都市のことがちゃんと表現できていれば、女性の美琴さんでもいい。
『目的意識』で、誰が、各キャラが、日々どんなことを考えているかが大事なのではなく。
誰がどんな信念を持っていてもいいです。上条さんの立場、上条さんの視野・視点から見える学園都市や出会う事件は、アクセラレータさんや美琴さんがもし同じ場面に遭遇したとしても、上条さんと状況も対処法も、心の感じ方も違うはずです。
もし『夢』のない主人公が、簡単に事件を解決できたら、妬む者や主人公の能力を疑う者がでてくるかもしれませんね。また、『夢』のない主人公が事件を解決している時間で同級生は遊んでいたり、塾に行って勉強しているかもしれませんね。
私達がまさに小説を書いている時に、
世間では友達とLINEしたり、漫画読んでいたりしているわけです。
周りの人間がいま何をしているか、あげはじめるとキリがないのですが。そういったことは物語の中の主人公にも起きています。こういったことを書けているか。
書くにしても何を選べばいいかで、『とある魔術の禁書目録』は学園都市で暮らすとはこういうことだよと、上条さんが学園都市での生活を表現できていたので、個々の事件に対処するだけの作品になっていませんでした。
作中に書かれていないことは、起きてないのではなく、存在していないのと同じことになってしまいます……。
応援しています。
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