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場合によっては非常に重い題材 (No: 1)

スレ主 ダニエル 投稿日時:

戦隊やライダーで言うところ「今日の怪人」の枠として添えているキャラクターの一人に「水泳で高い実績を残すものの、不慮の事故で下半身不随になった女の子」というキャラクターがいます。

彼女は敵の幹部からパワーを受け取った事で再び足が動くようになりますが、主人公達は訳あって女の子を倒してパワーを奪わなくてはならなくなります。
当然、ただの人間に戻った彼女はまた下半身不随になります。

現在考えているパターンとしては
1:少女は怪人化の副作用で暴走し、本人の意思に反して船舶を沈めるなど危険な状態だった事から止む無く討伐する。
2:少女の仕業だと思われていた客船沈没事件に真犯人がいたことが発覚し(敵幹部が少女を怪人にしたのもこの真犯人の囮に使うため)真犯人だけを倒し、見逃された少女は再び水泳に復帰。

悩みどころとしては1の方が面白そうな一方、折角また泳げるようになったのに再び足を失った少女と、彼女から足を奪った主人公という結末の救いの無さと、ここにどうフォローを入れるべきかも分からない所です。
2はハッピーエンドではある一方それはそれで都合主義臭いというのがあります(その分、真犯人についての描写は伏線等なるべく丁寧にやりたい所ですが)
何か良さそうな方法は無いでしょうか。

カテゴリー: キャラクター

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場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 3)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

どっちを主題にしたいか?ですね~。

①は主人公側が主題「正義はどこにあるのか?」とか
②は女の子側が主題「罪を犯しても叶えたい願いをどうするか?」とか

②なんかは、女の子視点とかにして、記憶が飛ぶたびに事件が発生しており、「自分が犯人ではないか?」という不安を抱かせてストーリー進行すれば?
今回は自分じゃなかったが、いつ自分もそうなるか分からない自覚と不安を持つ・・・・とか。

①だと普通に迷惑だからいいと思う(笑)少女が死なない設定なら、奪った主人公を責めてもいいけれど、沈められた船舶関係者がどうなっているかによって、殺人者にもなるし、何なら被害者によっては脳障害や首から下が全部不随になった人も出てもいいかも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③だと、女の子は正気の時は海難救助とかに積極的で、狂気の時は船舶を沈める。女の子は自分の狂態を自覚し、主人公に自分を倒してもらい、安らかな顔で海に沈んでいく。

サブタイはもちろん『溺れる人魚』だな。ちょっとだけ内容似ているし(笑)

老衰で弱ったイルカは息継ぎのために水面まで泳ぐ力すら無くなり、最後は溺死するそうなので(わりとハートフルボッコ展開好き)

場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 4)

投稿者 t : 0 No: 1の返信

投稿日時:

1では完全に討伐するのではなく、結果的に少女の記憶がなくなる。
エンディング:繁華街で、少女の兄もしくは少女のことが好きだった他の男あるいは少女の友人(誰でもいい)が一緒に、楽しそうに少女の車椅子を押している場面に遭遇した主人公。少女が落としたペットボトルが主人公の足元に転がってくる。そのとき絶妙なタイミングで次の指令が届く、主人公はペットボトルを拾わずにその場を後にする。

→主人公以外と結ばれたけど少女は幸せそうだったからよかったね、ハッピーエンド。

2は①客船沈没事件/②真犯人/③敵幹部/④主人公達の活躍/⑤客船沈没させるよりも再び足が動くようになるほうが遥かに難しいテクノロジー、このあたりの設定回収。
①~⑤について少女が埋もれないように文章が書かれているなら、下半身不随かどうかはどちらでもよく、もちろん読者が求めるラスト(ハッピーエンド)に誘導するのもいいと思います。

→再び水泳に復帰。から話を始めて少女を物語の中心にもってくる。あるいは、客船沈没事件にはパワーを受け取った事で再び足が動くようになった人間が例えば300人はいて、主人公もそのうちの一人だったとか、もっと大きな嘘で覆い隠すか。思いつくのはこんなところです、何かのお役にたてば幸いです。

場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 5)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

重い題材を選択した時は、それによって何を伝えたいのかを見失わないことが大切かなと。

ストーリーの中で、そのエピソードが主人公にとってどういう意味を持つのかを確認してみるといいように思います。おそらく主人公が信じる正義を貫くことによって誰かが不幸になってしまう。それゆえ辛い二者択一を迫られるという局面ですよね?
そう考えると、2は主人公が何らかの決断をしたわけではなく、ストーリーの操作によって成り行き的にハッピーエンドになっていることが分かります。だからご都合主義感があるんです。

ただし。
だからと言って、2が一概にダメだと言うわけではありません。エンタメ・ストーリーですから、主人公が一々重い決断に直面していたら読者も疲れてしまいます。だからストーリー操作で救ってしまった方がいい場合も時にはあるでしょう。

よって。
良いか悪いかはおくとして、ポイントは主人公が重要な決断を免れていること。作者の意図、またはストーリーにおけるそのエピソードの位置づけとして、それで構わないのかどうか?
考慮しなければならないのはそれでしょう。

そこで、もう一度エピソードの意味ということに戻って考えてみます。それはおそらく、主人公の目指す正義が試されているということ。そう言い換えられると思うんですね。
次に、そのエピソードがストーリー全体の中でどういう位置なのか、という観点があります。端的に言えば、

A)長いストーリーの中の1エピソード。

B)一つのストーリーを完結させる重要なエピソード。

このどちらなのか? です。

Aであれば、主人公の決断は曖昧でもかまいません。不幸な少女をめぐる1エピソードとしては、一応のハッピーエンドで読者を安心させるのも悪いことではありません。ただし課題が残り、それは先送りという形になります。

Bの場合。
主人公の決断を曖昧にする2の解決は、消化不良という印象を残す可能性は否定できません。
ただし、繰り返しますがすべての読者が主人公の重い決断を望んでいるともかぎりませんから、必ずしもダメだということはないと思うんですね。重苦しい設定が吹き払われて一応明るい結果に着地するだけでも、カタルシスに持っていくことは可能でしょうから。
冒頭に、何を伝えたいかが重要と書いたのは、そういうことです。

しかし作品作りのコンセプトとして主人公の決断を重視したいなら、AにしろBにしろ工夫が必要になります。
Aは「課題が残るひとまずは幸福な着地点」ですから、残された課題がストーリーを進展させ、ラストの大きな感動を準備する伏線として機能する必要があります。

Bの場合は、そこがストーリーの完結に直接繋がりますから、安易なハッピーエンドは望ましくないとは言えそうです。
ただ見逃してはいけない重要なポイントは、「主人公が少女を攻撃して下半身不随にする」わけではなく、あくまで「少女が悪役組織から受け取ったパワーを失わせることによって、結果的に下半身不随にもどる」のだということです。結果的には同じように見えても、前者なら少女を冷酷に断罪する感じなのに対して、後者は少女に同情しながらやむを得ずにという描き方も可能です。
悪役組織から受け取ったパワーによって少女は足を動かせるようにはなりますが、それによって災厄を引き起こしてしまうとしたら彼女にとって幸福とは言えないでしょう。そういう辛い状況から少女を解放するという側面もあるのだと思います。そう考えると、けして救いがないわけではないのです。

少女からパワーを奪うことによって、彼女は下半身不随にもどる。しかしパワーを得ていた期間に少女が起こしてしまった罪により世間から非難されることからは守ってやり、少女の心の傷を癒す方法も見出す。それによって少女は立ち直り、下半身不随ながら強くなった心で新たな生き方を見つけていく。
これはこれで難しいストーリー作りにはなるでしょうが、最も真っすぐな方向性として検討してみる価値はあるのではないかと思います。

人気回答!場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 6)

投稿者 あざらし : 3 No: 1の返信

投稿日時:

いいですね。普遍的なヒーローものの面白さを感じさせて頂きました。
と、ご質問の前にひとつ。
水を指すわけではありませんが、御作には更に超えなければならないハードルがあります。

>不慮の事故で下半身不随になった女の子

おおよそ読者には『脊髄損傷』というほぼイコールで括る症状が思い浮かぶと思いますが、これは数年前から治療可能になってきています。

幹細胞を利用した治療そのものは大きな報道にもなりましたし、ご存じかと思いますが、現在では札幌医科大とニプロの共同でステミラック注という薬剤があります。
薬価も決定し、つい先日より重傷の脊髄損傷を回復させる治療が、条件付き承認ながら保険適応、おおざっぱには特殊な治療の範疇から「誰もが受けられる治療」へと変化してきています。
簡単にまとめられたページをご紹介しておいきます。https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/04/0413.html

冒頭に書きました『更に超えなければならないハードル』というのは、読者にすれば「なぜ普通に治療を受けずに、怪人に???」という、かなりやっかいな疑問です。
ひと言で言えば、数年前には使えたネタが現在は使えない、更に年月の経過と共に陳腐化してしまう。(読者が楽しむには”いつ執筆されたか?”と”作品の時代背景は?”が重要です)

こういった『現実に引っ張られる』という現象は、特に推理小説でよく見られますが(科学捜査全般、たとえばDNA鑑定・推理ものにかなりの制約を与えました)ある種フィクションに付きものの超えなければならないハードルです。
とはいえ致命的なことではなく、手直しで回避可能な状況にあると思いますので、設定の変更をご一考ください。

では本題。
個人的には、
小説としては①
子供向けヒーロー番組の脚本としては②
でしょうか。

ダニエルさんが仰る通り、小説としては①の方が面白くなりそうな感じです。
個人的には(読者として)フォロー必須という感じはしませんでした。
感想として理由を書きます。
【少女が敵の幹部にパワーをもらったということだが、代償の予測が不足している。怪人が気まぐれで親切心を起こしたとでも思ったのだろうか? 最悪の代償を予測すべき】
【最悪の代償を予測していた上で、「それでもなお」と選手復帰を望んだ(この気持ちはよくわかる、が)のなら、それもまた因果応報。個人の自由を他人の自由で埋め合わせしようとしたのだから粛々と結果を受け入れるべき。ヤラレロ】
いや、まぁ、我ながら冷たいと思いますが^^;

主人公側の正当性に対するフォローならば、船を襲わせる前に夏の高校野球地方大会決勝戦に乱入させて球児を襲わせましょう。
いや、冗談です。
でも「目標に打ち込む選手」という、嘗ての少女の姿とオーバーラップする対象に危害を加える時点で、それは一生懸命であった自分をも裏切る行為ですよね。
襲った客船に乗っていた人も、唯々諾々と生きていたのではなく、なんらかの人生の目標がありますから、高校球児を襲わせるのと同じだと思うのです。
更に解りやすくさせるなら、こういった事由を少女に悟らせ、自分から征伐を嘆願させるってのも方法かと思います。ただ、これではあまりにも安っぽくなりますので、アイデアを絞られることを望みます。

②については【ウチのチビに見せるなら、こんな番組がいいな】です。
箇条書きで。
導入部、略
少女は敵の幹部を訝しみながらも、水泳に打ち込む熱意が勝った。(少女としては、敵の幹部というより悪魔と契約する気持ち。怪人という認識は無い)
再び水泳選手として復帰し、再起は絶望といわれていた少女が復帰したことで世間の話題になる。
主人公は報道を喜びながらも、絶望的状態から復帰したことに引っかかりを覚える。
少女は自分を助けてくれた敵の幹部から、パワーの再補充を理由に「港まで来い」と呼び出しを受ける。
港に行ったところ、折しも怪人による事件が起きる。大きな被害が出る前に現場に到着した主人公により事件は沈静化。(怪人と共に敵の幹部がいたところから、少女は事情を察する)
一方、現場近くに姿があったことから、主人公は少女への疑いを強める。
疑われるなか、少女は自ら主人公に接触し、怪人の情報を伝える。
怪人を倒すことで少女の未来を絶つことに悩む主人公。
悩む主人公を不思議に思う少女。
主人公は、怪人を倒すと再起不能に逆戻りするだろうことを教える。
少女は水泳選手としての道を絶たれることを理解しながらも、怪人を倒してくれと主人公に頼み、悩む主人公の背中を押す。
主人公が怪人を倒す。
後日、プールサイドには子供たちをコーチする、車いすに乗った少女の姿があった。
新たな人生の目標を設定した少女を見て、安堵する主人公。

と、チビに見せるならこんな感じでしょうか。
ぶっちゃけ解りやすい勧善懲悪と、間違いを犯したときの修正、正しく生きるというのは親として気になるところです。

ではでは、執筆頑張って下さい。
応援いたします。

場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 7)

投稿者 ドラ猫 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

すごく難しい題材ですね……これをラノベでやるとなると読者を納得させる結末にするのが大変そうです。なんせラノベですからね。「女の子が不幸になる姿」なんて見たい読者はいないはずです。むしろ救い出す方がラノベっぽい内容ではないでしょうか。
参考になるかはわかりませんが、大人向けの内容の漫画の話を一つ。こういう病気や障害をテーマにした作品は多々ありまして、いずれも「病気で子供が苦しむ」「その姿を見た母親が嘆き悲しむ(大体母親が視点主です)」「それでも病気を受け入れ、その上で生きていくことを決意する」と、こういう構成になっています。病気が治ってハッピーエンドではありません。一生治らない病気と向かい合って生きていくことがテーマだからです。
こういう作品で必ず登場するのが「病気に負けない支えを得る」という展開です。女の子の足がまた悪くなってしまうのなら、それを受け入れて生きるだけの支えを与えてやってください。できれば主人公にそれをやらせるのがいいです。

場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 8)

スレ主 ダニエル : 0 No: 1の返信

投稿日時:

皆様、返信ありがとうございました。
ただどちらがいいかと言うのみならず、プラスの提案まで頂き感謝しております。

結論としては、やはりきっちりと女の子を倒させる方向で行こうと考えました。
その上で病気とどう向き合うのかという方向でのフォローをしようと思います。

一方、あざらし氏が指摘した医療技術の面での事もあり、もしかしたら女の子の設定も変わる可能性はあります。
そちらの方向でも矛盾のない答えが出したいと思います。

場合によっては非常に重い題材の返信 (No: 9)

投稿者 蛇鷲 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

3,  怪人と化した少女を倒したものの実は囮、姿を現した真犯人が少女を侮辱したため怒りに燃える主人公に倒される。
自作動画でやったら好評だったので一応提示します。(当方が使った時はもっとえげつなく、また悲劇的にしましたけど)

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タイトル:場合によっては非常に重い題材 投稿者: ダニエル

戦隊やライダーで言うところ「今日の怪人」の枠として添えているキャラクターの一人に「水泳で高い実績を残すものの、不慮の事故で下半身不随になった女の子」というキャラクターがいます。

彼女は敵の幹部からパワーを受け取った事で再び足が動くようになりますが、主人公達は訳あって女の子を倒してパワーを奪わなくてはならなくなります。
当然、ただの人間に戻った彼女はまた下半身不随になります。

現在考えているパターンとしては
1:少女は怪人化の副作用で暴走し、本人の意思に反して船舶を沈めるなど危険な状態だった事から止む無く討伐する。
2:少女の仕業だと思われていた客船沈没事件に真犯人がいたことが発覚し(敵幹部が少女を怪人にしたのもこの真犯人の囮に使うため)真犯人だけを倒し、見逃された少女は再び水泳に復帰。

悩みどころとしては1の方が面白そうな一方、折角また泳げるようになったのに再び足を失った少女と、彼女から足を奪った主人公という結末の救いの無さと、ここにどうフォローを入れるべきかも分からない所です。
2はハッピーエンドではある一方それはそれで都合主義臭いというのがあります(その分、真犯人についての描写は伏線等なるべく丁寧にやりたい所ですが)
何か良さそうな方法は無いでしょうか。

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