新人賞で評価される短編の形式とは?/新人賞下読みが回答

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ロータスさんの質問2015/01/24
はじめまして、ロータスと申します。

私は、長編部門に短編集を数作まとめて出すか、間に合わなければ短編1作で短編部門に出そうと考えています。
そこで、お尋ねしたいのが以下の2点です。

・単純に短編をまとめて出すよりは、最終話で何かしら「まとめ」にかかる方がポイントは高いか?
(例えば、主人公が死神である時、最終話で彼が死神になった経緯などが分かる方が良いか)

・逆に短編1本で出す場合、
「それ一本きりでまとまった作品(SSになりますが星新一さんのようなタイプ)」と、「シリーズ化できそうな作品(有名どころで「キノの旅」など)」で、どちらのウケが良い等の傾向はあるか?

以上、お答えいただけると幸いです。

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●下読みジジさんの回答

・単純に短編をまとめて出すよりは、最終話で何かしら「まとめ」にかかる方がポイントは高いか?

個人的にはいくつもの短編で語られたカケラが最後の最後でひとつの意味を成す「伏線起爆型まとめ」形式が評価されやすいかと思いますが、それを抜きにしても、互いに関係のない短編を並べるのは構成や規定という点で心配があります。最低でも連作短編としての体裁は整えるべきでしょうね。

 ・逆に短編1本で出す場合、
「シリーズ化できそうな作品(有名どころで「キノの旅」など)」で、どちらのウケが良い等の傾向はあるか?

かならずきちんと「完結」させてください。
書き手が続きを意識すれば、それは思わせぶりな謎を残したり、その作品には関係ないキャラをわざと登場させてみたり、様々にやらかしてしまうものです。
続きのことは受賞できてから考えればすむことですし、どのみち編集者が薄ら笑いで要求してきますので。

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