小説を読んで、その作品のストーリーやキャラ、設定などを自分なりにアレンジするという訓練を続けています。
例えば、「自分ならこのキャラクターはこういう性格にするな~」とか「この作品はシリアスだけど、ここを変えたらギャグとして通用するだろうな」とか。アニメやゲーム、映画でもやってます。とにかく色々見て、それを文面にしています。
そのアレンジから全く違った自分のオリジナル作品のアイディアが生まれたりすることもありますし、とても役に立っています。
byラノベ作家・永松洸志さん
第三十二回ファンタジア大賞の金賞を受賞
自分の好みを人気小説に染めていくことができれば最高!ラノベ作家・永松洸志さんに創作に関する18の質問
この度、第三十二回ファンタジア大賞にて『闇堕ちさせた姫騎士に魔王軍が掌握されました』という作品で幸運にも金賞+石踏一榮賞をいただいた永松洸志です。 未熟が服を着て歩いているような自分ですが、よろしくお願いします。 (AMGとのタイアップ記事...
ツマラナイ小説に出会った時は、どうすればおもしろくなるのだろう?と考える
同じことを言う作家さんは他にもいます。
例えば、ツマラナイ映画や小説に出会った時は。
なぜツマラナイのだろう?
どうすればおもしろくなるのだろう?
と考えて、ストーリーやキャラを自分なりにアレンジする癖をつけると良いそうです。
レビューが読者の思考なら。
分析と改変は、作者の思考です。
つまらなかった。で、終わるのではなく、それはなぜか? どうすればおもしろくなるのか? 考えるのが作者の思考法です。
小説の批評方法。批評能力は実力に直結!
プロの作家さんによると、他人の小説を批評する際は、
- 大きな問題点を指摘する
- なぜ問題なのか理由を述べる
- どうすれば良くなるか改善案を述べる
のが最良だそうです。
なぜかというと、自分の小説の腕前も上がるからです。
批評能力は小説の実力に直結します。
ヒット作が教科書なら。
凡作は問題集です。
ヒット作を読んで、なぜ人気なのか? 分析、研究をするのが最も大切です。
同時に凡作を読んで、なぜ人気が出なかったのか? その原因を考えて、人気を出すためには何をどう変えるべきなのか? 考えることが創作者としての能力を高めます。
あなたもぜひ実践してみてください。