異性に対する無知から不自然なキャラクターが作られる/新人賞下読みが回答

サイラスさんの質問2016/06/03

『異性キャラは物語に都合が良く。同姓キャラは作者に都合が良い』の回答ありがとうございます。

もっとも感じるのは「男女それぞれの都合」でしょうね。
男女とも、異性キャラは物語にとって都合がよいことが多く、同性キャラには作者にとって都合のよいことが多いです。
この部分をネタなり計算なりで調理できている作品は選考で上がります。

これについて、いくつか追加質問を、

1・『物語にとって都合がいい』とはどういう意味なんでしょうか?
作者にとっては都合がいいというのは、意図的に活躍できるような強さや魅力をあらかじめ持っていると解釈したのですが、物語にとって都合がいいのというのは、イマイチピンと来ない部分があったもので……

2・男性応募者がよくやる設定ミスとは?
3・女性応募者がよくやる設定ミスとは?

2、3については、ジジさんの文章だと、キャラクターでこのような特徴が出るのは、分かりましたが、じゃあ設定だとどうでるのかな?というのが気になりました。

流行を取り入れて失敗するパターンは、身についていない流行――にわか知識を無理矢理に投入してしまうこと。これに尽きます。

これは流行の要素を含めて一から作品を設計できていない。あるいは、その流行に対する魅せ方の考えを持たないで作品を作ったということでしょうか?

●下読みジジさんの回答

1・『物語にとって都合がいい』とはどういう意味なんでしょうか?

それほどたいした意味合いはないのですが、物語を成立させるために必要な役割――もっとも単純な例ですと、恋愛もので「かならず主人公に好意を持つヒロイン」、「大富豪なのになぜか庶民の娘に一目惚れしてしまう2代目」等になりますが――を、不自然なまでに演じきらせてしまう応募作が非常に多いものです。

これはキャラの性格設定や状況設定がうまくできていないことによるのですが、異性というものは基本的に理解しがたい存在であるため、その無知という穴に「都合」を詰め込んでしまいがち。と、いうことになります。

2・男性応募者がよくやる設定ミスとは?
3・女性応募者がよくやる設定ミスとは?

紙媒体の賞において男女の別は伝えられないのが近年のスタンダードですので、特に感じることはありません。
これはウェブ媒体でも同じことです。
選考においては完成度(おもしろさ)という一点のみで見ています。

これは、流行の要素を含めて一から作品を設計できていない。あるいは、その流行に対する魅せ方の考えを持たないで作品を作ったということでしょうか?

これもたいした意味合いがあるわけでなく、『まるで知らないものを知っている体で使いこなすことはできない』というだけの話になります。

異能力バトルものをまったく知らない人が異能力バトルを書けば、それはほぼまちがいなくただのトンデモちゃんばらごっこになります。