創作活動「良い完璧主義」と「悪い完璧主義」の違い

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●良い完璧主義
25%の完成度で良いので最後まで作品を仕上げてから、全体の完成度を上げる。

●悪い完璧主義
第一章を何度も改稿し続け、途中で飽きて、挫折!

人間は飽きる生き物です。飽きる前に最後まで書いてしまい、それから完成度を上げるのが正解。

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「初稿は25%の完成度」を目標に!

編集者兼作家のお魚一号さんは、次のように語っています。
「初稿は25%の完成度」を目標に、凝った地の文やクライマックスのシーンなどは後回しにして、屋台骨になる部分だけを最後まで書ききってしまいます。

小説の執筆は、絵の制作に似ています。
絵の場合、まず全体のラフを描いてから、清書します。
最初に、キャラの顔だけ細部まで描き込んだりすると、全体のバランスが崩れてうまくいかなくなります。
小説の場合も、完成してから、完成度を上げるのが良いです。

完璧を目指すより、まず終わらせる!

Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグは「完璧を目指すよりも、まずは終わらせろ」を会社の方針にしています。
これは創作についても言えることです。

漫画の神様・手塚治虫は、締め切りギリギリで仕上げた「ブラックジャック」の原稿を、おもしろいかどうかスタッフに聞いてまわり、たった一人からおもしろくないと言われたために、すべて描き直したそうです。
異常な完璧主義ですが、まず完成させています。

サザエさんの作者・長谷川 町子は、サザエさんの原稿を仕上げて朝日新聞の人に取り来てもらいましたが、カツオの表情が気に入らなかったため、1時間ほど待ってもらって、原稿を描き直したことがあるそうです。
完成させてから細部を詰めるのが正しい完璧主義です。

悪い完璧主義 「傑作を作ろうと意気込みすぎるあまり一行も書けない」

●対策
最初は絵のラフデザインを描くつもりで、意気込みすぎずに書くのが良いです。
また、小説は完結させると凄まじい経験値が入るので、まずは完結させることを目標にしましょう。

悪い完璧主義 「第一章を何度も改稿し続け、途中で飽きて、挫折!」

●対策
どんなにおもしろいと思ったアイディアでも、必ず飽きます。
飽きる前に最後まで書ききるのが、挫折しないコツです。
人間は飽きる生き物であることを計算に入れておきましょう。

良い完璧主義とは?

25%の完成度で良いので最後まで作品を仕上げてから、全体の完成度を上げましょう。

人間は飽きる生き物です。飽きる前に最後まで書いてしまい、それから完成度を上げてください。
また、最初から傑作を作ろうと意気込みすぎず、とにかく楽しんで小説を書いていくことをオススメします。

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