小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:新・タイトルの相談

タイトルの方を紙に書いて練るに練りました。
最低でも15個以上は思いつきましたがこの中でも選りすぐりのタイトルを相談させていただきたく思います。
概要をまとめたタイトルを作れということでしたがどうでしょうか?
概要の中には更にキャラクターの特性を入れろとのことでした…。

・おバカで陽キャの俺と同級生のS級美女との恋愛関係
・おバカで陽キャの俺と同級生のS級美女とのが兄妹になった

等上記の二つはどうでしょう。
内容としては明るい話で二パターンを思いついている次第です。
通常の同級生の恋愛、同級生が家族になる恋愛を思いついています。
また、ご指導のほどを宜しくお願い致します。

上記の回答(新・タイトルの相談の返信)

投稿者 通りすがり : 2 投稿日時:

あくまでいち個人の意見なのでそーゆー人もいるんだね程度で。

自分ならそのタイトルだとどっちもスルーかな。
理由は陽キャとか陰キャとかって記号でキャラクターを説明されるとうんざりするからです。ひと昔前だとツンデレも嫌でしたね。
丁寧にキャラを作り表現して結果的に読者にそう思わせるのなら良いですが、最初からこのキャラは陽キャで~とか、このキャラはS級美女で~とか言われると、はいそうですかお疲れ様でした。ってなっちゃいますね。
じゃあどんなのが面白そうに感じるかといえば、例えばスレ主さんの前の書き込みのやつを参考にするなら「自由恋愛を謳歌したい俺 VS拳で語る暴君許嫁 VS 7人目の俺の嫁」とかだったら個人的に内容が気になってしまいますね。
でももしこのタイトルのどこが面白いん?とスレ主さんが思うようであれば、それだけ感性の違う人間の意見って事なので、上記の指摘は参考にせずにスルーしちゃっても全然いいと思いますよ。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 新・タイトルの相談

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元記事:推しがいる人が"読みたい"と思うストーリーとは

小説の内容について相談です。
本当にざっくりですか…

①主人公の女の子が小さなカフェを開く
②そこに偶然、推し(アイドル)がプライベートで来る
③少しずつ仲が良くなっていき、お互いの相談にものるようになる

これだけでは伝わりづらいかとは思いますが、最終的な着地点をどうするべきかと悩んでいます。
恋愛関係に発展するべきか、恋愛関係になりそうかな…?と感じさせつつも最終的にはアイドルとファンの関係性か。もしくは恋愛要素一切無しか。

そして読み手が『え?!』と驚くような展開が一切無いな…とも悩んでいます。
私自身アイドルオタクなので細かい心情まで書きやすいかな…と考えたのですが、なかなか難しくて…

物語の何よりも大きな軸となる部分は記載した①〜③です。

皆さんだったらどんな物語なら読んでみたいと思いますか?
助言よろしくお願い致します(><)

上記の回答(推しがいる人が&quot;読みたい&quot;と思うストーリーとはの返信)

投稿者 通りすがり : 0 投稿日時:

仲良くなった二人の思い出話に妙に符合する部分があって、実は生き別れた兄妹だった事が発覚。その結果二人でいる時間が増えるが、妹がいる事を知らないファンの嫉妬から妹が襲われる。しかしどえらい姿の兄がピンチを救う。アイドルは世を忍ぶ仮の姿であり実は地球制服を企む悪の秘密結社の幹部であった。邪魔をされたファンが怒り狂い真の正体を現す。実は地球侵略を企む宇宙人だったのだ。
推しのアイドルの正体は地球侵略を企む宇宙人と戦う悪の秘密結社の幹部の兄でしたというオチ。ミソは善ではな悪である事。悪人だって地球が欲しいからちゃんと守るわけです。ファンの落とすお金は悪の組織の活動資金です。だから余裕でガチ恋勢を焚きつけます。そんな真っ黒いアイドルです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 推しがいる人が"読みたい"と思うストーリーとは

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元記事:こういうネタがある作品ってどう思う?

ちなみに、下の内容は、ラノベに限っての話でなく漫画アニメも含めての話で。

前に、ネットで作品のネタについて話したんだが。
例えば1人の作者が同時に2作品を書いて連載してたとして、ある程度の物語が進んだら。それぞれの作品の主人公がもう1つの作品の主人公と出会い。戦ったり、時に協力したりするのはどう思う?って。
回答で、
ある奴は、面白いし、そういうのマンガやラノベでも見たことないとか
別の奴は、協力はいいけど、主人公同士が戦う展開は見たくないとか
いろいろ意見があった
諸君はどう思う?

上に続くけど、同じ世界の話が2作品あり、同時に連載してたとして。
もし、それぞれ違う視点を同時進行で作品が書かれてたらどう思う?
作者は同一人物でも別人でもいいとして。
例えば、作品1の主人公AがXという敵と戦うんだが、もう1つ作品2の主人公Bは、そのXの親友で、主人公Aサイドに書かれていないXの視点や話が作品2に出てくる。
そして、XはAに殺されて、Bが仇を取ろうと戦うんだが。お互いの思考や視点、戦いのある前話、後話などをそれぞれの作品で同時進行で書いたらどうか?漫画なら、主人公AとBが剣を交えて戦う展開を、別々の漫画で書かれている。鍔迫り合いの時、作品1では主人公Aのバックに主人公Bに顔が写っているシーンがあり、もう1つの作品2では、主人公Bのバックに主人公Aの顔で書かれているって感じかな。
もし、イメージが出来ないなら。例えば、あるネット生配信をしているゲーム実況者が別の生配信中の実況者とFPSとかで対戦ゲーをしてた時。自分はPCやスマホで二人の配信動画をそれぞれ同時視聴している感じが一番ベストかな。互いの視点を見ているようなもの。

①と②に関しては、似たようなのはアニメや漫画はあるんだよな。ただ、先に出来ている作品の公開後に、アニメならOVAとか、マンガ・ラノベだと続編かスピンオフとかが出来て別サイド視点、過去視点、未来視点みたいに、その時のキャラや視点を出したる。ただ、そうじゃなくて現在進行で、世の中に公開するタイミングがほぼ同時とかは全然ないんだよな。

最後に、それぞれの回答については、面白い面白くないとかシンプルの回答でもいいが、どっちかというと好奇心でそういう話を一度は見てみたいとか、どういう展開や気持ちになるかとか。もっと、個人的好奇心と興味本位、今後の作品を作る奴は、研究材料目的とかで、感じたいとかって感じに期待してるわ。
あとは、堅物や専門家みたいな回答でない方がいいかなw
俺的には、一度だけ見てみたいがなw多分、好きになりそう。

(実は、似たような作品が確か昔、海外もので見た気がするんだよな。タイトル忘れたけど)
もし、日本や海外の作品でもいいから、もし上みたいな別作品同時視点系作品(今適当に命名w)を見たこと、誰かに聞いたことあるなら、タイトルや詳細でも末尾に記載してといて。

上記の回答(こういうネタがある作品ってどう思う?の返信)

投稿者 通りすがり : 0 投稿日時:

②はAの作品とBの作品が単体で成立しており、片方の存在を知らなくても楽しめる作品ならばokなんじゃないでしょうか。どっちも読んでないと話が成立しないのなら単に未完成なだけですからね。
1993年にフジテレビとTBSでザッピングドラマってのを実験的にやってました。同じ時間に同じ物を違う視点でって感じで。企画はそれっきりだったのでそーゆー事なんでしょうね。
ちなみに同一世界観の別作品というものなら結構好きですね。ちょっとしたニアミスなんてワクワクします。最近だとアンナチュラルとMIU404、3年A組とニッポンノワール。
同一世界観じゃなくても同時期に放送してたドラマ同士でコラボってのもチラホラありますが、こちらはあざといと批判的な意見も多かったみたいですね。
まぁ世界的に有名なのはMCUやDCエクステンディド・ユニバースなんでしょうけど。

カテゴリー : その他 スレッド: こういうネタがある作品ってどう思う?

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元記事:真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?

 ドラコンです。久しぶりに、コメディーモノで「鉄道が存在する中華風ファンタジー世界での、天性無邪気少女皇后」の話を書きたくなり、下記のスレッドを投稿しました。同スレッドに追記しても良かったのですが、話題が変わるのと、スレッドのタイトルを変えたいので、新規に投稿します。

「中華ファンタジーの過去ネタ焼き直しについて」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13039

 その中で、読むせんさんから、「コオロギ相撲賭博」「蟲毒・呪詛」ネタをいただきました。

 主人公の皇后(銀鈴)の、コオロギ採取・飼育の行動が怪しく見えて、後宮内で「蟲毒・呪詛をやっているのでは?」とのウワサ(ウワサ自体は自然発生的で冗談半分にしても)になる展開を考えています。

 銀鈴の賭博の処罰と、このウワサを否定することのために、皇帝臨席の公開特別裁判をします。その際、「蟲毒・呪詛」の事件自体が「起きていない」ことをどのように立証すれば良いのでしょうか? 『名探偵コナン』でもたまにありますが、創作物での冤罪事件は「真犯人を捕まえる」、言い換えれば「真犯人の犯行を立証することで、自然と冤罪が晴れる」です。現実には、時効で真犯人が不明でも、再審の結果、冤罪と認定されて無罪になることはありますね。

【存在しないこと】を立証するのは難しく、「悪魔の証明」ですよね。

 一応、「蟲毒・呪詛」に関するものはなかったことを示すために、押収した証拠品を傍聴人に見せることは考えています。ですが、身内が身内を裁くから、それに説得力があるのでしょうか? 逆に、「蟲毒・呪詛」を立証するなら、拷問にかけて自白を取れば済むことですが。説得力のある案があれば、ご教示いただけないでしょうか?

ただ、リンク先のスレッドでも書いたのですが、話がどれもこれも「ご都合主義」になりそうなのと、書くこと自体が恥ずかしいので、書こうか、書くまいかの気持ちが、半々です。

上記の回答(真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?の返信)

投稿者 通りすがり : 1 投稿日時:

蟲毒・呪詛を噂、存在しないとしちゃうのはもったいない。
実際に何者かによって計画され実行されてた事にしちゃいましょう。
裁判中にそれが濡れ衣だと立証して真犯人まであぶり出して、本来の罪である賭博罪を有耶無耶にしてすっとぼけちゃいましょうよ。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?

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元記事:魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響

魔石から風力、熱、あるいは電気や運動を効率よく取り出せたとします。その場合、蒸気機関が発達しないか遅れると思います。

そうした場合の冶金や物理学、化学に対してどのような影響が出るのでしょうか。

上記の回答(魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響の返信)

投稿者 通りすがり : 1 投稿日時:

サタンさんの言う通り、作者の考え次第でしょうね。
物理法則に則った魔法世界なのか、物理法則を超える魔法世界なのか。
これだけで全く違う話になると思いますよ。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響

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元記事:『映画でいう撮影技法と同じ視覚的効果をあげている場面』が多く見受けられる小説が知りたいです

出来るだけ沢山知りたいです。文章力というよりは、技巧を生々しく確かめたいです。

……分かりづらく、変な質問かもしれなくて申し訳ないですがよろしくお願いします(_ _)未熟者ですみません…。

上記の回答(映画技法って、ナニソ?)

投稿者 ごたんだ : 0

麩菓やら巨乳推理の実況スレは見ちゃいけないぜ!

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 『映画でいう撮影技法と同じ視覚的効果をあげている場面』が多く見受けられる小説が知りたいです

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投稿日時:

元記事:ふと思ったこと。此処に書かれている作法を、プロ含め作家は全部覚えているのか。

タイトルのままです。

例えばこのサイト、ライトノベル作法研究所だけでも、沢山の学べる項目があります。

これ全部覚えてますか? そして、これ全部覚えて始めてスタートライン、みたいに、全部覚えなければならないのですか?

そんなもん全部覚えている、覚えなければならないからこそプロ、と言われたら終わりですが、それでも全然構いません。

そもそも作法や書き方というのは、自分も何冊か持っているのですが、勉強すればキリがないくらい、山ほどあります。(似たことを言っていた、もしくはまんま同じことを言っていたのもあると思いますが)

それ全部、覚えているのですか? 多分、覚えてらっしゃるのでしょうが。ご回答お願いします。

上記の回答(ふと思ったこと。わたぬきを覚えているのか。)

投稿者 ごたんだ : 0

文屋にとって、あらゆるノウハウやらテクニックは堕落を呼ぶ
悪しき道のりにして、『魂』を代価とする『契約』だ…!!

だから、ライトノベルには基礎練みたいなものはない。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: ふと思ったこと。此処に書かれている作法を、プロ含め作家は全部覚えているのか。

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投稿日時:

元記事:自分の小説を面白くしたい

はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。

「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1

 小説のほうへの作者さんご本人の明記、お手数をおかけしまして申し訳ありませんでした。

 小説への感想ですが、最後まで読み通すどころか、最初と最後を少し読んだだけで、しかもどうして辛らつな物言いになってしまいます。しかし、正直、誠実に申し上げてはおりますので、失礼の段は深くお詫びし、ご了解をお願いいたします。

 まず、文章面での読みにくさが問題となると思います。いかに面白い物語を構想できたとしても、表現方法=文章で読者が戸惑うと、面白さに行き着く前に読了を諦めてしまいかねません。

 プロローグですと、例えば以下のような書き方です。

>  俺を大御神と祭り上げてくるこの少女の名前はスイさんと言うのだが、
>  俺の些細な一言一句に一喜一憂するので気を使うのだ。

 読点(、)で改行し、次の行で字下げまでしてしまっています。ラノベでは短文&改行、左側(下側)が白いほうが読みやすい。短い文は分かりやすいし、1行の長さが短ければ目を走らせる距離が減って楽。確かにそういう面はありますが、このような無理矢理に改行と字下げを入れることではありません。これでは読みにくさを増してしまいます。

 続く部分もです。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
>  ここ三日ほどこんな感じに頭を悩ます朝を迎えている。

 こちらは1行目が句点で終わっていますが、普通は読点にすべきでしょう。これも無理矢理に短文化したものでしかなく、読みやすさが損なわれてしまっています。

 ラノベは文章が上手くなくていいとよく言われます。それは読みにくいような下手さでもいいということではなく、文章に凝る必要はない、文章の上手さで唸らせる必要はない、といったことだと思います。読みやすく、一読して分かる文章である必要がありますし、そのためのコツを形だけ無理に整えても意味はありません。

 念のため、最後の章も読んでみましたが、冒頭とあまり変わらない感じです。もし今のスタイルで書き慣れてしまっているとしたら、意識的に分かりやすさを尊重して書くようにすることが必要となって来るように思います。

 1シーンでの描写も、情報を出す順序に難があるように感じられます。例えば出だしからのスイを描写する以下の1行。

>  青緑色の髪のオーガの少女が奏上してくる

 流行りではオーガといえど美少女ってあります。だけど、上記では「オーガの少女」としか分かりません。主人公にはよく見えているので読者も姿かたちを想像します。オーガですから、恐ろし気なモンスターを思い浮かべる可能性があります。

(なお、天子に言上する「奏上」を主人公が使っている点、皮肉っぽさがないため、大御神扱いに辟易しているらしい主人公と合わない。主人公が作者の執筆意図を知ってしまっている可能性がある。キャラが作者の意図を知っていると不自然になりがち。)

 少し後でスイについて、ようやく次の描写が出てきます。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。

 ここでようやく「美しい」がスイのイメージに付加されるわけです。「美少女」と示すのを遅らせる理由が分かりません。むしろ、(角のある)美少女としておいて、こんなに可愛くても実はオーガ、という描写順序ではないでしょうか。情報提示の順序を間違えているため、目を引きにくくなっています。

 読者は単語ごとにイメージを想起して、どういうことなのか想像していくしかありません。最初は白紙状態、そこへ文章から喚起されるイメージを描いて行くわけですね。そういう読者の目を引くポイントや、読者のイメージしやすさに対する配慮がうまく機能していない感じがします。

 1シーン内のことに留まりません。このプロローグ全体でも情報提示が読者に興味を持たれるような伝え方になっていません。感覚的にですが、8割くらいが分からないのです。

 例えば(誤字脱字を除いても)、

「ジャージ姿のオーガ少女って?」
「いるべき『あちら』って?」「言いづらい事情って?」(なお、言い『ず』らいは誤用)
「スイさんが一喜一憂する事情は?」
「先輩って誰?」
「日本語で話してるみたいだけど言葉の壁って?」
「白金髪の女性って誰? なぜ目をつぶって立ってるの?」
「黒い白無垢? 元オーガって、元って何?」
「採光(光を取り入れること、またはその技法)が差し込む?」(「換気が吹く」みたいな変な感じ)
(……この後もずっとこんな感じなので、ここいらで)

という感じで疑問ばかりが次々と湧いてきます。それらの疑問は全く解消されません。

 主人公と(亜人)女性キャラがいて、何か話したり、朝飯だったりするのは分かります。でも、それが目を引くわけではありません。目を引こうとしているものが多すぎます。目を引こうとしている、というのは、上記のように「それは何だろう?」とは思うものの、何なのかは記述していないものです。

 目を引いて読み進めたくさせる大事な要素は、確かに「それは何だろう?」という疑問です。冒頭でまだキャラが立つどころか、読者からすると初対面で赤の他人同然のキャラに興味を持たせるには、「何だろう?」は大事です。「全部分かっちゃった」ではキリはいいですが、先を知りたくなりませんよね。

 ですが、あれもこれも(下手すると1行ごとに)「何だろう?」では、逆に萎えます。「この話はさっぱり分からない」となって絶望してしまいます。8割は分かるようにしないといけないのです。おおよそ分かる、だけど気になる点(残り2割)がある、という状態ですね。「8割は分かったぞ。それなら後2割もクリアしてやる」と思わせるように書いてくれないと、読み進められません。

 それでも本編が始まるらしい「異世界への追憶」の第一節「田舎―引っ越し―」まで読み進めてみました。のっけから名前と年齢です。誰だよ、となりました。作者さんとしては、「プロローグの主人公だよ、一人称だし」と思えるかもしれません。でも読者は作者の心づもりは分かりません。だって書いてないから。

 それでも読み進めてみると、プロローグとは全く関係なさそうな状況が描かれています。
>  芝刈りに行くおじいさんも、川に洗濯にいくおばあさんもいない。

という、なぜそんなことを言い出すのか分からない一文が挟まっていたりもする。

>  ほとんど初対面の実家は成り上がりの豪農じゃ無理じゃね?

も「成り上がりの豪農」をどうイメージすべきなのかが分からない。その後も、主人公が一人で実家にいる理由が説明されていますが、唐突、かつバラバラに家族の状況だけ出しているため、かえって状況が読み取れなくなっている。

 他の家族がどうしているか、この節に必要でしょうか? それで主人公に目が行って、主人公の理解が深まったりするでしょうか? 個人的にはそうならないと思います。とはいえ、このシーンで他の家族がどうしているか、作者として想定することは必要です。問題は何をどこまで描写するか、つまり読者が話を理解するための適切な情報提示に難があるということです。

 地の文、すなわち主人公の思考も脈絡なく駄々洩れしている感じがします。一人称なんだから、主人公が思ったことを全て言語化すると自然、とお考えになっておられないでしょうか。そうではありません。地の文の主な役割は状況を示すことです。一人称でも、きちんと語り部の役割を果たさせるべきです。

 小説は学校の作文とは大いに異なります。学校の作文ですと、執筆者が何を見聞きして、どう思ったか、きちんと書けることが求められます。物事を正確に他人に伝える練習だからですね。

 しかし、今お書きになっているのは小説です。伝えるべきなのは「楽しさ、面白さ」です。正確であることは求められません。読者ごとに細部の想像が違っていても何ら問題ありません。一人の読者が読んでいて混乱しなければOKなのです。

 大事なことなので言葉を変えまして。読者がしたいのは、美味しいところだけのつまみ食いです。たらふく食わされたいわけではありません。特に美味しくもない(=面白くもない)ものでお腹いっぱいになりたくはないのです。

 サタンさんは、おそらく豊富なご経験から読み通してみることがおできのようです。私は一読者を脱することができない経験の浅い者であるため、お示しの作品を読み進めることはできませんでした。理由は上記の通りです(できれば気を取り直してもっと先まで読みたいとは思っていますが、必ず読むと言い切れる自信はありません、すみません)。

 それでも申し上げられることがあるとすれば、「一読して8割が分かって、目を引くツカミのイベントを出だしに置いてください」でしょうか。

 ストーリーを先取りしたらしいプロローグは不要と思います。主人公の内面語りも不要です。その代り、白無垢キャラメインでイベントを起こせば、目を引けそうな気がします。テンプレ的なものだと、例えば押しかけ女房パターン(現代版でいえば「美少女が空から落ちてきて、いきなり主人公に抱きつく」等)をもっと前面に出すとかでしょうか。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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