小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

手塚満さんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:出オチは是か? 非か?

 ドラコンです。下記プロット掲示板投稿分の追加質問でもあり、プロット掲示板に追記するか、創作相談掲示板に投稿するかで、迷いました。ですが、6月9日投稿のプロット掲示板のほうには、6月13日午前0時44分現在、コメントが1件も付いていません。ですので、こちらで失礼します。

 プロット「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」
 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/plot/novels/show/628

 出オチは是なのでしょうか? 非なのでしょうか?

 プロット掲示板投稿のプロットで書いた通り、

「主人公の皇后・銀鈴に、『「囚人役」として牢獄に潜入し、幽霊調査をしてほしい』と頼む予定だった。だが、銀鈴がコオロギ相撲賭博をやっている現場を押さえたので、「本物の囚人」(「囮」)として「牢獄に送り込み、牢獄の様子を見る」に作戦を変更」
 
 との話を予定しています。なお、内緒で囮にされた銀鈴は、最終的にブチギレます。

 皇帝の側近の最高裁長官(忠元)と皇帝(仁瑜)が、銀鈴不在の場で、「銀鈴を「本物の囚人」として「囮」にする」と協議をする場面を入れたほうが良いのでしょうか?

 それとも、そこまで「明示」せずに、忠元が「陛下、お耳を拝借。『ごにょごにょ』」と、作戦を少しぼかした感じにしたほうが、良いのでしょうか(読者にはバレバレでしょうが)。

 さらに、題名も一応、「銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」としました。ですが、これも「無邪気皇后・銀鈴、牢獄で幽霊皇后と出会うのこと」と、牢獄に取り付いている幽霊が、「過去の皇后」だったと、題名でバラしても良いのでしょうか?

 私は、ネタバレを気にしません。むしろ、あらすじは、ネタバレを含めた「本文の要約」になっているほうが、ありがたいですね。そのほうが早く読めますので。

上記の回答(出オチは是か? 非か?の返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

出オチなどでネタバレを最初にして大丈夫かどうかと考えると詰まるかもしれません。「作品の狙いをどうするか」という作者の選択・戦略ですんで、天下り的には決まらないからです。

> 銀鈴不在の場で、「銀鈴を「本物の囚人」として「囮」にする」と協議をする場面

が描かれるとしますと、いわゆる劇的アイロニーになります。読者は状況をよく知っているけど、劇中の主人公は知らない。読者は「ホントはこうなってるのに」と思いつつ、主人公の行動にハラハラしたり笑ったりという見せ方になります。

> 忠元が「陛下、お耳を拝借。『ごにょごにょ』」と、作戦を少しぼかした感じ

としますと、読者には確信は生じません。こうなってるはずだ、とは思います。そこを全く知らない主人公に対し、読者も疑心暗鬼で推測していくことになります。この場合は、いろいろ可能性を想像してみる楽しさになるでしょう。

タイトルについては、作品内容の狙いが決まったら、適切なものを考えていくことでできるようになります。最初から読者にネタバレするなら、タイトルで明示すべき。こうかもしれない、と思いつつ読むものなら、タイトルの意味も揺らしておく(言い切らないとか、ダブルミーニング等々)。

ご構想から外れるものもありますが、出オチ等の有無も考慮すると、基本的なパターンだけでも以下のようになりそうです。

A. 主人公が任務を完全に知らされていて、(囚人や看守等)周囲には秘匿している。
 →周囲は秘匿されているため事情を知らない(通常パターン)。
 →周囲は実は知っていて、主人公だけが秘密を守ろうと躍起になる(コミカル寄りに多い)。
B. 主人公が任務を完全に知らされていて、(囚人や看守等)周囲も知っている。
C. 主人公が任務を全く知らされず、上層部以外の(囚人や看守等)周囲は知らない。
D. 主人公が任務を全く知らされず、上層部以外の(囚人や看守等)周囲も知っている。

主人公が「こうしろ」と言われた、あるいは「こうする」と判断したけれど、実は嘘だった、間違ってというパターンもありますよね。これも読者にどこまで明かしておくかで、作品の狙いは違ってきます。

D. 主人公が偽の任務を知らされていて、同上(A、B)。
(お示しのプロットなら、例えばお守りとして渡されたのが呪いのアイテムだった等も「偽」要素となり得る)
(任務を課す側も真相を誤解しているパターンもありますが割愛。)

主人公と行動を共にするサブキャラは知っている、というパターンもありますね。これも最初にどこまで読者に明かすかは作品の狙いに関わります。

E. 主人公は全く、あるいは(偽の任務等)不完全にしか知らないが、侍女は任務を知っている。
 →侍女A・Bとも知っている(内密にお目付け役を命じられた等)。
 →侍女のうちどちらかだけが知っている(もう一方の侍女は道化的になりやすい)。
 →侍女の知る情報が完全か不完全かでもドラマに差異が生じる。

パッと考えてもこれくらいはありそうです。スレ主さんがどうしたいか、読者に何を楽しんでほしいかを、もう少し詳細化しないと具体的な相談は難しいんじゃないかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 出オチは是か? 非か?

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元記事:ラノベ内の数字について

 ライトノベルで数字を出す際、どのような場合に漢数字か算用数字を使えばいいのか皆さんの意見を聞きたいです。よろしくお願いします。

上記の回答(ラノベ内の数字についての返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

主に読みやすいのはどういう数字表記かという問題ですが、発表する媒体によります。さらに設定に関わる場合は読みやすさ度外視にもなります。以下、少し説明してみます。

1.横書きで読んでもらう場合(数字全体の横幅を短くせよ)

このサイトやなろう等、ネット掲載はおおむね横書きです。その場合は、半角アラビア数字でよいでしょう。表記の選び方がいろいろあります。

特に桁数が多い場合、例えば「123456789個」だとして、そのままでは読みにくいですが、例えば以下のように書けます。

・123, 456, 789個(3桁区切り)
・1億2千345万6千789個(漢数字混じり、3百4十5万みたいにはあまり書かない)
・1億2345万789個(漢数字混じり、アラビア数字表記寄り)
(日本語に合わせた「1 2345 6789個」のような4桁区切りもあることはあるが、あまり使われていない。)

おおむね、上記の最後の書き方が多いと思います。ざっくりどれくらいの数か、先頭を読んだ時点で分かるからでしょう。ただし、上の2桁くらいで示す概数の場合は、

・1億2千万個(1億2000万個より読みやすい)

のような表記が多くなります。表記が揺らぐわけですが、「書いてみて、見た目が一番短い表記が読みやすくなりやすい」と考えておけばいいと思います。

なお、全角アラビア数字でも、大きくは問題ないでしょう。同じ全角でも全て漢数字にするメリットはあまりないように思います。

・一億二千三百四十五万七百八十九個(伝統的な漢数字表記、横に広く読みにくい)
・一億二三四五万七八九個(アラビア数字表記流だと少し読みやすい)
(眺めて分かると思いますが、「万」「千」「百」等の部分はぱっと見で拾うのは少しやりにくい。それが半角数字のほうが良い点の1つ。)

2.縦書きで読んでもらう場合(半角数字は横向きになるので全角で)

半角アラビア数字は不利になります。縦書き表示すると、たいてい横に寝てしまいます(90度傾いた文字になる)。それでは読みにくくなります(アルファベットでも同じことが言えるが、ご質問外なので割愛)。

ですので、全角数字が基本になります。全角数字はアラビア数字と漢数字がありますが、おそらく漢数字が読みやすいんじゃないかと思います。

この掲示板は横書き表示なので示せませんが、1の最後の2つが縦書きでは主に使われています。どちらでもよいです。個人的には数字全体の長さが短くなる表記をお勧めしたいと思います。

3.どう読まれるか予測しにくい場合

例えば、横書き表示のサイトで発表するけれど、縦書き表示/印刷する可能性がある場合は、縦書き前提で書いておくとよいと思います。

公募ですと、たとえテキストファイル提出でも、縦書きで読まれる可能性が高いと考えて、縦書き前提で原稿作成するべきと思います。

しかし、最初になろう等のネット掲載に出して、出版社に拾われる狙いであれば、どうせ書き直すんだと思って、最初に掲載するサイトで読みやすくするべきでしょう(たいてい横書き表示なので1の通り)。

4.設定に関わる数字の場合

例えば、古文書にどう書いてあるか、といったケースですと、「それっぽい」ことが必要となります。読みやすさより、設定に齟齬がない表記優先になります。

和風や中華風の古文書ということなら、「一億二千三百四十五万七百八十九」のような書き方でしょう。欧風ならあえて半角数字、あるいはローマ数字ということも考慮すべきでしょう。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラノベ内の数字について

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元記事:真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?

 ドラコンです。久しぶりに、コメディーモノで「鉄道が存在する中華風ファンタジー世界での、天性無邪気少女皇后」の話を書きたくなり、下記のスレッドを投稿しました。同スレッドに追記しても良かったのですが、話題が変わるのと、スレッドのタイトルを変えたいので、新規に投稿します。

「中華ファンタジーの過去ネタ焼き直しについて」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13039

 その中で、読むせんさんから、「コオロギ相撲賭博」「蟲毒・呪詛」ネタをいただきました。

 主人公の皇后(銀鈴)の、コオロギ採取・飼育の行動が怪しく見えて、後宮内で「蟲毒・呪詛をやっているのでは?」とのウワサ(ウワサ自体は自然発生的で冗談半分にしても)になる展開を考えています。

 銀鈴の賭博の処罰と、このウワサを否定することのために、皇帝臨席の公開特別裁判をします。その際、「蟲毒・呪詛」の事件自体が「起きていない」ことをどのように立証すれば良いのでしょうか? 『名探偵コナン』でもたまにありますが、創作物での冤罪事件は「真犯人を捕まえる」、言い換えれば「真犯人の犯行を立証することで、自然と冤罪が晴れる」です。現実には、時効で真犯人が不明でも、再審の結果、冤罪と認定されて無罪になることはありますね。

【存在しないこと】を立証するのは難しく、「悪魔の証明」ですよね。

 一応、「蟲毒・呪詛」に関するものはなかったことを示すために、押収した証拠品を傍聴人に見せることは考えています。ですが、身内が身内を裁くから、それに説得力があるのでしょうか? 逆に、「蟲毒・呪詛」を立証するなら、拷問にかけて自白を取れば済むことですが。説得力のある案があれば、ご教示いただけないでしょうか?

ただ、リンク先のスレッドでも書いたのですが、話がどれもこれも「ご都合主義」になりそうなのと、書くこと自体が恥ずかしいので、書こうか、書くまいかの気持ちが、半々です。

上記の回答(真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?の返信)

投稿者 手塚満 : 2 投稿日時:

事件が起こそうとしていない証明が難しいなら、事件を起こしてしまう手があります。ただし、疑われた事件と別の事件になってしまうというものです。

例えば、

1. 主人公が行おうとしたコオロギ賭博で、主人公はせっかくだからと闘技場をそれらしくデザインした(主人公はどこかで見たデザインとおぼろげに思っている)。
2. 虫を隠し持つ主人公に蟲毒か呪詛の疑いがかかり、部屋/賭場を調べられる。
3. 闘技場が見つかり、魔方陣と疑われる。
4. 取調官の調査で、古文書からよく似た魔法陣が見つかるが(1の主人公の記憶の原因)、「二匹の虫を戦わせると」以外がかすれて読めない。
5. そうなってはマズいと大騒ぎになるが「二匹の虫が戦う」アクシデントになる(たぶん、スラップスティック調で話を運ぶのがやりやすい)。
6. 魔法陣+虫バトルで魔法発動するが、すごくしょうもない効果しかない(「お誕生日、めおめでとう!」の文字が浮かび上がるとか)。
7. 「なんだよ、サプライズの準備だったか」で多少のお小言をもらい、読めなかった古文書の補完を褒められてお仕舞。
(8. 主人公はコオロギ賭博がバレなくてホッとするし、引き続きコオロギ飼っても疑う人はいない。)

といった感じです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?

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元記事:現実の創作物

アーサー王物語
ロミオとジュリエット
ディズニー系プリンセス物語

ラノベ書いててどこまで名前を出して良いんですか? 設定は変えるつもりですが、名前は同じとか似た物にしたいのですが

上記の回答(現実の創作物の返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

作品名でしょうか、作品に登場するキャラ名とかでしょうか。いずれにしても2つの面を考える必要がありそうですが、結論から申せば、

「心配するくらいなら、やめておいたほうがよさそう」

です。以下、少し説明してみます。

1.法律面(現代の作品はヤバい)

最近、以前から広く作られているある二次創作について、原作とは無関係の第三者が商標登録するという騒ぎがありました。その商標登録は受理されていたものの、法律、倫理面などで議論の余地があるとされ、結局、出願者が取り下げの方向で動いたようです。

そういうことすらありますので、ご心配は分からなくもありません。しかし古典作品については、ほぼ心配はいらないと見てよさそうです。「ロミオとジュリエット」なら、異世界への翻案もの等でも(ほぼ)そのままのタイトルです。

作品公開当時に商標権やら著作権はありません。原作者について、その関係の法律が定める有効期限を過ぎています(死後50年等)。実際、例えば「ジュリエット」なる商標の出願では、却下された事例があります。

これが近年の作品だと事情が違います。例えば「ドラえもん」なるタイトルやキャラクター名は商標登録され、保護されています。誰かが新たにキャラを作り「ドラえもん」と名付けることや、いかに作品内容を変えようとも「ドラえもん」や、その類似の作品タイトルにすることはできません。

どうしてもやりたければ、採用しようとしている名前(作品タイトルやキャラ名等)が商標登録されていないか、いちいち調べる必要があります。それで大丈夫となっても、上述しましたように、後出しで商標登録される場合もあります。

ですので、被りそうな個性ある名前を意図的に採用するのは法的には不安だと理解しておくべきです。特にディズニーは権利関係をガチガチに確保しており、違反に厳しいことで知られています。手を出すべき相手ではありません。

2.読者の反応(設定変えるならヤバい)

作品タイトルは作品の顔とも言えます。例えば「ロミオとジュリエット」(や類似の「ロミオ x ジュリエット」等々)という作品タイトルにすれば、読者は古典の「ロミオとジュリエット」であるか、その翻案くらいを期待します。手に取って読んでみて、古典の「ロミオとジュリエット」とは別のオリジナルと分かったら、がっかりするでしょう。

がっかりはすぐに怒りに変わります。読まずにネットで酷評されたら、その作品だけでなく、スレ主さんが書く他の作品にも悪影響があるでしょう。原作に沿う作品でない限り、権利関係が消滅した古典作品でもやめておくべきでしょう。

これがキャラクターやアイテムでも同様です。原作オリジナルの名称は使うべきではありません。

このことは「イメージと異なってがっかり」以外に、「原作のイメージが被って、想像しにくくなる」問題も含みます。例えば瞬間移動装置に「どこでもドア」と名付けたり、「どこでもドアみたいなもの」と説明したら、そのアイテムが登場するたびに、真っ先に思いつくのは「ドラえもんのどこでもドア」です。そこからスレ主さんの作品の「どこでもドア」へ頭を切り替えることになります。大変に面倒で、読みにくさにつながります。

この場合、「扉を開けたら離れた場所に出られる」というアイテムの性質自体は問題ないことが多いです。読者は「ドラえもんのどこでもドア」を連想しますが、名前が全く異なるなら無駄にイメージが被ることは、ほぼありません。

名前が似てると、異なる物でも混同が起きますから避けるべき。物は似てても名前が異なることも大事になります。名前(固有名詞)は一語で大きな情報を持ちます。言葉だけが頼りの文章作品では特に留意すべきです。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 現実の創作物

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元記事:現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

 連投すみません。オミクロンです。前回の質問でご指摘いただいた部分は鋭意見直し中です。

 さて、今回は前回よりもう少し踏み込んで、全体のストーリーと主人公の大まかな言動についてまとめました。少々長くなりますが、それに関する批評をお願いいたします。

ジャンル:異世界転移、精神成長もの、チート要素あり

【起】
 日本で高校2年生だった主人公は、落ちこぼれの烙印を押されていた。本人が怠惰なわけではなく、どれほど努力を重ねても結果が大きく実らないというものだった。更に本人の性格が努力至上型だったため、いつの間にか諦念に塗れて塞ぎ込んでいた。そこで突如として異世界に召喚される。

 同級生も十数名召喚されていた。才能が可視化され、身体能力と技能が数値化された世界においてさえ、その世界独自の忌み嫌われる【規格】を保持していたせいで牢獄行きになる。完全に諦め命を捨てようとした瞬間に、もう一人の罪人(元天才錬金術師)から禁忌の技術を手に入れる。

 それは【規格】を持つ者のみが、他者から才能と技能を奪えるものだった。しかし致命的な欠陥があり、双方の同意を得なければ奪えないという残酷なものだった。それでも主人公は自由になるという夢をかなえるため、異世界で出来た二人の師を同意のもとにその手で殺め、異世界の旅を始める。

【承】
 旅の過程で主人公と仲間たちは複数の国を巡っていく。仲間と共にダンジョンに挑み、時には異世界(地球)の技術をフル活用して大儲けする。また、その強さと行動力を称えられ高位の冒険者に認定される。(要は異世界転移モノのなろう小説みたいな内容です)

【転】
しかし、二人目の師を殺めた時点で手放そうと決めたはずの技術は、不幸な事故によって有効に活用されいていく。(技術の行使は作中5回)危機感と恐怖を抱いた主人公は、技術を封印しようとする。だが、高位冒険者になったことを滞在中の国に利用され、いつの間にか片思いしていたヒロインの一人をその技術によって手をかける。

 失意のどん底に陥りながらも、それでも夢を諦められない主人公は2周目(物理的な意味)の旅に出かける。(シナリオ上世界そのものが狭い設定です)その最中で陰謀に巻き込まれそうになった同級生と幼馴染を救ったり、仇のある国(主人公らを召喚した国)への戦争準備に協力したりする。

 2周目の終点間際で、幼馴染がやむにやまれず件のヒロインに致命傷を負わせた事実に気が付き、自身のほんの些細な機転で回避できたことを知り発狂する。自身に完全に失望した主人公は、かつてと同じように塞ぎ込み始める。

【結】
 その危機を救ったのは死んだヒロインであった。ヒロインは主人公を罪悪感の鎖から解き放ち、主人公は再起する。

 それまでに行ってきた仇の国への工作の結果、その世界では初となる人類同士の世界大戦が勃発する。(他の国も仇の国と戦う理由はあります)そこで再起した主人公は英雄的活躍をする。仇の国は周囲を他の国の連合軍によって包囲され、滅亡する。

 その滅亡と同時に黒幕が登場し、今度は全人類対黒幕の戦争が勃発する。(黒幕に関しては序盤から布石や伏線を張っています)黒幕と主人公の一騎打ちの果てに、主人公は望んでいた自由とは何だったのかを理解し、黒幕に完全勝利する。

 二つの迷いを完全に克服した主人公は、望んだ「自由」を手に蘇生したヒロインと共に生きていく。(蘇生に関することも布石を置いてあります)

【承知している問題点】
シナリオ上必要な仲間のサブキャラの犠牲が5人いる事。しかもその殺害描写をしっかりと書いていること。また間隔が短い為、使い捨てにしていること。

物語の構成上【転】の部分でもう1周世界を回るため、必然的に長く(全体の3分の1ほどに)なり、どうしても重苦しくなること。

【主人公に関して】
 主人公の性格として、基本は自己中心的だが、悪意をもって行動することは滅多にない。周囲の事情を鑑みることが出来る。頼まれたら中々断れない。それでいて決断が甘いときがある。人情に入れ込みやすい為、出会った敵以外の人間を見捨てることが出来ない。

 矛盾しているようですが、自らの欲求を叶えると同時に他者の利益も考えるwin-winを重視する人間といった感じです。

 長くなってしまいましたが、ご意見のほどよろしくお願いします。

上記の回答(現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さいの返信)

投稿者 読むせん : 0

 はい先生、めっちゃ申し訳ないですが私は絶対読まないっす。
 
私の好きななろう作品は一本もアニメ化してないからあれですし、「趣味悪すぎ市ね!!」とか言われる方ですが(-_-;)・・・・・バシバシ突っ込ませていただきます。

嫌な予感がするOR不快なら男のロマンが分からんのです。とか、流してください・・・マジでふるダークになると思う
=========================
◆本人が怠惰なわけではなく、どれほど努力を重ねても結果が大きく実らない。
↑なぜ? 
 努力至上型は、努力の方向音痴が多いから設定的にOKだと思います。
野球をしたいはずの奴が、なぜか競技登山部に入部して違うアルプス行く羽目になったやつクラスにいたし……。ただ、やっぱり身につくものはあるので意外と奇妙な形で結果でるかと。
 で、『努力が大きく実らない』なら『そもそも楽な努力しかしていない』か『求めるレベルが高すぎる』などの可能性があります。前者なら元々主人公は無自覚怠け者(内的要因)ですし、後者の場合、身近に天才がいる可能性(外的要因)があります。
作者的には理由をどれにしたい設定ですか?環境?優秀すぎるライバル?性格?

◆努力至上型だったため、いつの間にか諦念に塗れて塞ぎ込んでいた。
↑おかしくね?
 主人公が努力至上型で、努力しないで結果を出せるライバルがいるというシチュを仮定して、主人公そんな簡単に諦めきれるの?
 私ならまず恐怖を覚える。発狂する。だって信じていた神様が偽物だったようなものじゃないですか。
主人公の性格はおそらく悪いでしょう。
「お前が努力しなかったから悪いんだろう?」とかナチュラルに言って相手をフルボッコにするのが努力家よりだって重い【努力至上主義者】ですから。
 人に主義を押し付けず、自分には厳しい【努力至上主義者】でも、やっぱりクラスメイトを内心馬鹿にしていると思う。「勉強できないのも、デブなのも努力が足りないからだろww」みたいな。
 なので第一段階として
「努力は報われないといけないんだ(強迫観念てきに固執する)」とか
「あいつは俺の見えないところで死ぬほど努力しているはずだ、そうじゃないとおかしい(相手が同じ努力至上者だと投影する)」とか
「あいつ、不正をしたんだそうに違いない(相手をおとしめることで自分の正当性を守る)」とかの思考パターンが先になると思う。
 壊れるのも諦めるのも、まずそこからだ。

身体能力と技能が数値化された世界に自分の努力が数字的にコミット(笑)する!!と息巻くも結果は規格外。で主人公の性格の悪さに、クラスメイトは地味にキレていて、投獄の際は異世界トリップ仲間とかに
「なら努力して規格から脱出しろよ」とか
「努力しろ努力しろって人の努力を見下しといて、あんた努力以前のレベルじゃん」
「お前には努力する才能がなかったってわけか、納得」
とか言われて絶望する方が流れてきにそれっぽくないかな?

◆完全に諦め命を捨てようとした瞬間に、もう一人の罪人(元天才錬金術師)から禁忌の技術を手に入れる。

技術めぐんでもらった程度で中止するような軽い衝動でじさつしようとしてんのか主人公・・・・女子かよ。

 ここは掘るべきだと思う。ここで主人公は『努力至上主義を諦める』気持ちになり、それによって【才能至上主義】か【努力放棄型】とかになり、他者から才能と技能を奪える気持ちを抱けるようになる(奪えるって言われても、自分の立場なら、そんな倫理感0で人から能力を気軽に奪える?)。

◆異世界で出来た二人の師を同意のもとにその手で殺め
 これの対処は簡単。二人がどうあっても助からないレベルの致命傷を敵から受ければいい。
 処刑されそうになった主人公を無理矢理助けに来てくれて、死にかけの師匠たちから笑って「持っていけ、馬鹿弟子「これやるから、俺の分まで笑って生きろよ」とかもありだし、
 化物の群れに召喚先の城が襲われ、囚人を置き去りにして(囮?)にして撤退。踊り食われが確定した主人公のもとへ師匠二人が命がけで助けに来てくれるとかもいいと思う。
 とくに後者なら意識がある死にかけた兵隊さん達とかから恵んでもらえる可能性が高い。主人公の好感度がものを言うけど。

========================
◆重苦しくなること
承か転から始めたらいいと思う。
ヒロインとかがダンジョンでピンチ、主人公が助ける(この時点で主人公は恵んでもらいまくったスキルで無敵状態)クラスメイトと一緒にいるなら、彼らにはスキル隠してみんなの荷物持ちとかアシスタントしとけ。

それならクラスメイトに師匠のスキルを見られる
「おまえスキル使えないはずじゃん!?」
「ってかそのスキル・・・うちらの師匠の」
「やっぱり!!みんな気を付けて!!主人公は強奪スキル持ちだ!!」

、主人公が強奪スキルに目覚めたこと、そのスキルで師匠を殺し奪った事実(のみ)がヒロインと読者に開示される。
主人公とクラスメイト、ヒロインのチームが完全に解散になる。
クラスメイトの何人かはガチ敵対し、主人公をめぐる悲劇のトリガーになる。

承→転→起(過去の回想)→転の中、ヒロインの死)→結

これでめくるめくダークてんか~い(笑)

◆主人公の矛盾している性格
 長らく『努力至上主義』だったから、頑張る人に報われて欲しい気持ちが大きい。
召喚当時、努力至上主義という中二病をこじらせまくり真っ盛りで、クラスメイトの事情にクチバシ突っ込みまくり見下しまくりだったのを恥じていて周囲の事情を鑑みる癖がついた。
 他でもない師匠たちに人情をかけてもらい努力を認めてもらったり、あまつさえ命とスキルまで与えられた自身に負い目があり、強迫レベルに人情に入れ込みやすい

とかかなぁ

・・・・・・ここまでくると原作完全ブレイク設定ですね!!すいません!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

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投稿日時:

元記事:小説を一作も完結させられない

私は今まで一つも小説を書き上げたことがありません。
なんとか小説を最後まで書けるようになりたいです。
叱咤激励の言葉やアドバイスがほしいです。

今も書きたい小説があり、それの起承転結を考えているのですが、転と結が気に入らなくてプロット自体を二転三転させています。
しかも、そうやって変えてもやっぱり盛り上がりに欠ける気がして、まったく違う話を書きたくなってきました。

全く別の話でも完結できれば私は満足ですが、別の話を考え始めても今回のように諦めることになりそうです。

私は理想が高すぎるんだと思います。最初から傑作を書こうとしてはいけないといくら言われても、傑作を求めてしまいます。

小説を完結させるにはどうしたらいいですか?

上記の回答(小説を一作も完結させられないの返信)

投稿者 サタン : 5 人気回答!

妥協を知ることです。
といっても、手を抜けとか諦めろとかそういう事じゃなくて。
より良い作品を作るためには、妥協が必要なんですよ。

例えば序盤って説明することがいっぱいあって、キャラ紹介から世界観から設定からいろいろ書くことがありますよね。
でも、それらを「完璧に理想通りに」全部序盤で書いてしまったら、序盤以降で書くことが無くなるのは道理でしょ?
キャラ紹介は「どういう人物か」ってのがフワッと読者に伝わる程度でいいし、世界観も設定も「こんな感じ」と何となく伝わればそれでいいんですよ。
つまり、「ここまでやればいい」「あとで書けばいい」「現状はこれで十分」そういう妥協を知ることが大事ってことです。

まあ、正確にはこれって妥協とは言わないんだけど、作者としてはすごい妥協。
本当はもっと情報を詰め込みたいし、序盤でやるべきことはいっぱいあるし、ここで説明しておかないと後々の展開が、という事が多くある。
時には身を切る思いでそれらを切り捨てるわけですから、作者としては妥協。

でも、妥協を知ることで展開に情報を詰め込みすぎるということがなくなるので、読み手側には必要な情報のみシンプルに伝わるようになる。
そうすると読みやすくなって、作品がより良くなる。
だから妥協が必要ってことです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説を一作も完結させられない

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投稿日時:

元記事:プロローグを本編より後の時系列から始めて、最後の行で本編の内容を思い出すというのは大丈夫ですか?

こんばんは、皆さんのご意見を聞かせてください。
プロローグを事件の真っ只中から始めて、日常からかけ離れた事件の異常さを際立たせた上で、最後の行で主人公に

顔にかかった血を手で拭い、肩で息をつきながら、俺は思い出す。なぜ普通の高校生である俺がこんな大事に巻き込まれる羽目になったのかを。
思い起こせばあれは一か月前のことだ……。

と、過去を内容を思い出す形で、本編がスタートする流れを考えているのですが、
小説では、場面が切り替わる回想を使うはあまり好ましくないとも聞きます。
回想はプロローグ一回だけしか使うつもりはないですし、多様さえしなければ悪手にはならないでしょうか?

上記の回答(プロローグを本編より後の時系列から始めて、最後の行で本編の内容を思い出すというのは大丈夫ですか?の返信)

投稿者 手塚満 : 1

よくあるパターンなので、手法自体としては問題ないと思います。が、狙いと注意点ははっきり意識して使わないと、むしろテンションを下げる等の弊害が起こることもあります。

狙いは単純でして、冒頭のツカミを作るということですね。時系列順だとどうやっても最初が目を引かない。地味で平凡なシーンしかない。読者は物語の先に何があるか知りませんから興味は皆無で、目を引くものがないと読むのをやめてしまいかねない。

そういう場合、盛り上がる中盤を先出で冒頭に使い、続くシーンが過去であると明示して続ける。パターン、テンプレ、セオリーの1つといえるくらい、よく使われてるんじゃないかと思います。

注意点は、それが出だしだということですね。出だしでは読者は作品知識皆無です。普通に中盤まで進んだら、読者にも作品知識は溜まっています。派手で変わった特殊スキルとかを主人公が持っているとして、いきなり行使しても読者は理解でき、迷いません。

それをそのまま出だしに持ってきたら、読者分かりません。繰り返しですが作品知識皆無ですから。分からないと思うと興味も失せがちです。中盤のエピソードだけど、何も知らなくても理解できるシーン作りをしないといけないわけです。

そうなるとジレンマが生じます。中盤ならではの盛り上がりなんだけど、中盤ならではの特徴、派手さなどの盛り上がり要素が使えない。無理に中盤を冒頭に持ってくると、ほぼ絶対的な禁じ手といっていい「冒頭の設定語り」になりかねません。

そういう点が心配なのは、お考えの冒頭が「日常からかけ離れた事件の異常さ」だからですね。異様だけど分かりやすくないといけないわけです。異様さの設定説明に堕してはならず、説明抜きで異様と分かり、事件の動き、キャラの動きが一読して理解できないと、興味を搔き立てることはできません。

それと、中盤でもう一度同じシーンが出てしまうと読者的には退屈になるリスクがあるんですが、「回想はプロローグ一回だけしか使うつもりはない」ということなので大丈夫のようですね。

しかし、それでも時系列を乱す必然として「そのシーンまでは主人公らは存命が決定」という点は要注意かもしれません。どんなピンチに陥っても、切り抜けることが確定してしまうわけです。

普通なら中盤で冒頭先出シーンが出てきたら、それ以降は死ぬか生きるかの危機が、きちんと危機になります。が、シーンを繰り返さないやり方だと、そこが分かりにくくなります。冒頭のシーンが終わったことを軽く言及するとか、ちょっとした工夫を入れておいてもいいと思います。

中盤を出だしに持ってきて、いきなり使えるのは主人公の性分、仲間との関係性などでしょうか。リアルからの類推がしやすいですし、どんな物語ででも開始以前からキャラクターが持っているものでもあるからです。

簡潔にまとめ直します。出だしに時系列で中盤のシーンを持ってくるなら、

・目的は目を引くこと。
・作品知識皆無でも分かる中盤シーンを。
・中盤の展開の支障にならないように。
・キャラクター性は打ち出して可。

くらいなところだと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: プロローグを本編より後の時系列から始めて、最後の行で本編の内容を思い出すというのは大丈夫ですか?

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