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出オチは是か? 非か? (No: 1)
スレ主 ドラコン 投稿日時:
ドラコンです。下記プロット掲示板投稿分の追加質問でもあり、プロット掲示板に追記するか、創作相談掲示板に投稿するかで、迷いました。ですが、6月9日投稿のプロット掲示板のほうには、6月13日午前0時44分現在、コメントが1件も付いていません。ですので、こちらで失礼します。
プロット「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/plot/novels/show/628
出オチは是なのでしょうか? 非なのでしょうか?
プロット掲示板投稿のプロットで書いた通り、
「主人公の皇后・銀鈴に、『「囚人役」として牢獄に潜入し、幽霊調査をしてほしい』と頼む予定だった。だが、銀鈴がコオロギ相撲賭博をやっている現場を押さえたので、「本物の囚人」(「囮」)として「牢獄に送り込み、牢獄の様子を見る」に作戦を変更」
との話を予定しています。なお、内緒で囮にされた銀鈴は、最終的にブチギレます。
皇帝の側近の最高裁長官(忠元)と皇帝(仁瑜)が、銀鈴不在の場で、「銀鈴を「本物の囚人」として「囮」にする」と協議をする場面を入れたほうが良いのでしょうか?
それとも、そこまで「明示」せずに、忠元が「陛下、お耳を拝借。『ごにょごにょ』」と、作戦を少しぼかした感じにしたほうが、良いのでしょうか(読者にはバレバレでしょうが)。
さらに、題名も一応、「銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」としました。ですが、これも「無邪気皇后・銀鈴、牢獄で幽霊皇后と出会うのこと」と、牢獄に取り付いている幽霊が、「過去の皇后」だったと、題名でバラしても良いのでしょうか?
私は、ネタバレを気にしません。むしろ、あらすじは、ネタバレを含めた「本文の要約」になっているほうが、ありがたいですね。そのほうが早く読めますので。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!出オチは是か? 非か?の返信 (No: 2)
投稿日時:
出オチなどでネタバレを最初にして大丈夫かどうかと考えると詰まるかもしれません。「作品の狙いをどうするか」という作者の選択・戦略ですんで、天下り的には決まらないからです。
> 銀鈴不在の場で、「銀鈴を「本物の囚人」として「囮」にする」と協議をする場面
が描かれるとしますと、いわゆる劇的アイロニーになります。読者は状況をよく知っているけど、劇中の主人公は知らない。読者は「ホントはこうなってるのに」と思いつつ、主人公の行動にハラハラしたり笑ったりという見せ方になります。
> 忠元が「陛下、お耳を拝借。『ごにょごにょ』」と、作戦を少しぼかした感じ
としますと、読者には確信は生じません。こうなってるはずだ、とは思います。そこを全く知らない主人公に対し、読者も疑心暗鬼で推測していくことになります。この場合は、いろいろ可能性を想像してみる楽しさになるでしょう。
タイトルについては、作品内容の狙いが決まったら、適切なものを考えていくことでできるようになります。最初から読者にネタバレするなら、タイトルで明示すべき。こうかもしれない、と思いつつ読むものなら、タイトルの意味も揺らしておく(言い切らないとか、ダブルミーニング等々)。
ご構想から外れるものもありますが、出オチ等の有無も考慮すると、基本的なパターンだけでも以下のようになりそうです。
A. 主人公が任務を完全に知らされていて、(囚人や看守等)周囲には秘匿している。
→周囲は秘匿されているため事情を知らない(通常パターン)。
→周囲は実は知っていて、主人公だけが秘密を守ろうと躍起になる(コミカル寄りに多い)。
B. 主人公が任務を完全に知らされていて、(囚人や看守等)周囲も知っている。
C. 主人公が任務を全く知らされず、上層部以外の(囚人や看守等)周囲は知らない。
D. 主人公が任務を全く知らされず、上層部以外の(囚人や看守等)周囲も知っている。
主人公が「こうしろ」と言われた、あるいは「こうする」と判断したけれど、実は嘘だった、間違ってというパターンもありますよね。これも読者にどこまで明かしておくかで、作品の狙いは違ってきます。
D. 主人公が偽の任務を知らされていて、同上(A、B)。
(お示しのプロットなら、例えばお守りとして渡されたのが呪いのアイテムだった等も「偽」要素となり得る)
(任務を課す側も真相を誤解しているパターンもありますが割愛。)
主人公と行動を共にするサブキャラは知っている、というパターンもありますね。これも最初にどこまで読者に明かすかは作品の狙いに関わります。
E. 主人公は全く、あるいは(偽の任務等)不完全にしか知らないが、侍女は任務を知っている。
→侍女A・Bとも知っている(内密にお目付け役を命じられた等)。
→侍女のうちどちらかだけが知っている(もう一方の侍女は道化的になりやすい)。
→侍女の知る情報が完全か不完全かでもドラマに差異が生じる。
パッと考えてもこれくらいはありそうです。スレ主さんがどうしたいか、読者に何を楽しんでほしいかを、もう少し詳細化しないと具体的な相談は難しいんじゃないかと思います。
出オチは是か? 非か?の返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
> 手塚満さん
ご回答ありがとうございます。ドラコンです。
作戦は、少しぼかした感じにするほうが、読者にはバレバレでしょうが、興醒めになりにくく、無難な感じがしました。
また、「牢獄の幽霊調査」との「本来の目的」は、牢獄に入れられる銀玲と侍女2人は、全く知らされていません。
一方で、皇帝以下上層部はもちろん、「賭博の処罰よりも、『牢獄の幽霊調査』が主目的」と認識しています。ただ、末端の牢番まで知っているかは、迷うところです。知っていると、情報がもれかねないので。
もっとも、牢番といっても、銀鈴とは身内同士ですから、囚人である銀玲を多少寛大に扱っても、それほど不自然とは感じないでしょう。
出オチは是か? 非か?の返信 (No: 4)
投稿日時:
なんか『刑事コロンボ』を思い出したなぁ。『古畑任三郎』でも良いですが、『冒頭で犯人&犯行の全容を見せ、その後事件解決までを描く』って奴。
銀鈴は天真爛漫・ちょっと奇想天外な行動をするキャラ、という認識で良いでしょうか? のであれば、先にネタバレしちゃって良いんじゃないかなぁ。
皇帝&側近の思惑からどうズレて行くのか、全てを知った銀鈴が皇帝にどうキレるのか、を読者にとっての『楽しみ』にする形にして進めることになるので、ギャグ風味が強くなりますが元々ドタバタコメディでしたよね?
下手に隠すより、銀鈴が全力でやらかす展開に持って行って皇帝&読者の度肝を抜くのが良いと思います。作る難易度あがった気もしますが。
出オチは是か? 非か?の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
> 大野知人さん
ご意見ありがとうございます。ドラコンです。
>先にネタバレしちゃって良いんじゃないかなぁ。
迷うとことです。ぼかす、といっても、わりとあからさまな感じなので、先にネタバレしても、それほど変わらないかな? とう気もしています。
>銀鈴は天真爛漫・ちょっと奇想天外な行動をするキャラ、という認識で良いでしょうか?
おっしゃる通りです。そのご認識で正しいです。
>皇帝&側近の思惑からどうズレて行くのか、全てを知った銀鈴が皇帝にどうキレるのか、を読者にとっての『楽しみ』にする形にして進めることになるので、ギャグ風味が強くなりますが元々ドタバタコメディでしたよね?
オチは、ブチギレた銀鈴が出てきた幽霊になだめられ、終わり、では弱いですかね。雷を落とす霊符で、皇帝を丸焦げにするぐらいはやったほうがいいのでしょうか?
夫婦喧嘩と言ってしまえば、それまでですが、皇帝に危害を加えるのは、程度の別なく、実行に着手する前の、予備陰謀の段階で、大逆罪で死刑ですからね。現在の日本の刑法でも、昭和22年(1947年)に削除(廃止)されるまで、73条でこう定めていたぐらいですからね。こっちのほうが、賭博よりも問題ですよ。
「天皇、太皇太后、皇太后、皇后、皇太子又ハ皇太孫ニ対シ危害ヲ加ヘ又ハ加ヘントシタル者ハ死刑ニ處ス」
なお、牢屋にぶち込まれた銀鈴と、侍女については、既にご覧になったかもしれませんが、下記のスレッドで少し書いてみました。
「作中で演劇が話題になる場合の、その演劇のあらすじの扱いは?」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13104
出オチは是か? 非か?の返信の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
オチについて二つほど意見をば。
まず、大逆罪に関しては、ギャグ作品なのでそここそご都合を持ち出してもいいのでは? そもそも、丸焦げになって生きてる時点で何らかの補正が掛かってるし……。
まあそこら辺は、皇帝の性格や銀鈴が周囲にどう受け入れられてるのかにもよりますが。読んだ感じ、独裁とは言わないまでも身内に関しては皇帝の一存でどうとでもなる様に見えるし、どう考えても皇帝のオイタなので『寛容な皇帝であれば』ある程度の制裁は見逃されるんじゃないかなぁ。
で、コッチが本題なんですが、別に物理的制裁にこだわる必要は無いのでは?
今回の場合だと、例えば『皇帝の晩酌のつまみが、しばらくコオロギの佃煮になる』とかどうでしょう。
或いは、幽霊ちゃんの性格にもよりますが『夜中に何らかのイタズラを受ける』とか。
変化球ですが、皇帝からすればご先祖様に当たる訳なので、幽霊ちゃんにお説教を受けるんでも良いでしょう。
あと、これはまたギミック化するのが面倒ですが、銀鈴が獄中でやらかしたなにがしかが、最終的に皇帝の頭痛のタネになるとか。
例えば、銀鈴が獄中で吹聴したナニカが看守たちの間で大いに流行り、その結果『罰するには下らない程度の問題』を看守たちが頻繁に起こすようになるとか。
まあなんにせよ、コメディで行くのなら、オチまできっちりと『コメディらしく』通すのが良いと思います
出オチは是か? 非か?の返信の返信の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
>大野知人さん
ドラコンです。再度ありがとうございます。
>別に物理的制裁にこだわる必要は無いのでは?
物理的制裁がやりやすかった、というのはあります。内緒で囮にされたことを知った銀鈴が、牢内でブチギレる場面を、軽く書きました。牢屋に皇帝や側近の忠元を呼び出して、「檻の中で暴れている猛獣状態」ですよ。
銀鈴に雷の霊符を投げつけられても、あらかじめ『ドラクエ』でいう「マホステ」(呪文攻撃無効化)の霊符で、無効化する手もありますが。ついでに、銀鈴もMP切れで「気絶」でも良さそうです。
>例えば『皇帝の晩酌のつまみが、しばらくコオロギの佃煮になる』とかどうでしょう。
夫婦げんか後の「嫌がらせ弁当」のような感じですか? お茶請けに山椒をたっぷりきかせた超激辛肉まんを出す感じで、使えそうですね。
「出オチは是か? 非か?」の質問補足 (No: 8)
投稿日時:
ドラコンです。質問が分かりにくかったので、補足の追記です。
下記リンク先のスレッドでも、「(特に後宮内の権力争いがないのに)皇后(銀鈴)を投獄するのは、違和感を持たれやすいので、工夫が必要」とのご意見をいただいております。
ですので、「皇后(銀鈴)が、特に権力争いでもないのに、『投獄』される」ことの違和感は、「幽霊調査が真の目的」と、最初に「明示」したほうが少ないのでしょうか? 言い換えると、最初に「明示」したほうが「皇后投獄」の説得力が出てくるのでしょうか? それとも、元の投稿のように「ぼかして」もそれほど変わらないのでしょうか?
また、「明示」した場合は、先の展開が見え見えで、興醒めになるのでしょうか? 「ぼかした」場合は、「皇后投獄」の違和感が強くなるのでしょうか?
・関連スレッド
プロット掲示板
「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/plot/novels/thread/628
創作相談掲示板
「真犯人の居ない(事件自体が起きていない)冤罪事件の立証方法は?」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13078
「作中で演劇が話題になる場合の、その演劇のあらすじの扱いは?」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13104
「出オチは是か? 非か?」の質問補足の返信 (No: 9)
投稿日時:
違和感についてということで。
身も蓋もないですが、そもそも牢獄の幽霊について皇帝が調べたいと思ったのなら、単に調べろと命ずれば良いだけなんじゃないの? と思ってしまいました。
なので、一案として牢獄の幽霊の噂を気にして調べたがっているのは腹心の誰かとか若い神学生とかにして(適当)、そこにさらに複数のキャラの別々の思惑が絡み合うという展開はどうでしょうか?
皇帝は皇后が奔放すぎることに手を焼いて、何かお灸をすえる方法はないか考えています。
それから、ちょっと腹黒の皇族とかがいて、皇帝と皇后の評判を落とそうと狙っているとか。
すべてが一つの計略だったとするよりも、全員の思惑が少しずつずれて思いがけない方向に転がっていく感じにして、ノリと勢いで押し切った方がいいんじゃないかなと。
「出オチは是か? 非か?」の質問補足の返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
>あまくささん
ドラコンです。いつもありがとうございます。
>すべてが一つの計略だったとするよりも、全員の思惑が少しずつずれて思いがけない方向に転がっていく感じにして、ノリと勢いで押し切った方がいいんじゃないかなと。
それができれば良いのですが、さすがにそこまでは複雑でまとめ切れる自信はありません。
>身も蓋もないですが、そもそも牢獄の幽霊について皇帝が調べたいと思ったのなら、単に調べろと命ずれば良いだけなんじゃないの? と思ってしまいました。
初めに思い付いたのは、実はこれでした。ただ、「演技で幽霊を騙せるのか? 演技だと不自然になるのでは?」と感じました。それで逆に、「不自然な変装なら、やらないほうがマシ。本物を使えるなら、本物のほうが良いのでは?」と考えました。
とはいえ、銀鈴は辛口の演劇評論家が絶賛する「名女優」なので、「演技で幽霊を騙せない」というのも、不自然な感じもしますが。
また、映像資料としてYouTubeで中国時代劇をあさっていたら、お姫様が侍女とバクチをやっていて、侍女頭か教育係に取っ捕まる映像が出てきました(断片的で、日本語字幕も自動翻訳なので、詳細不明)。このネタが面白そうだったのもあります。
あまくささんにご意見をいただいた、創作相談掲示板スレッド「作中で演劇が話題になる場合の、その演劇のあらすじの扱いは?」で書いた「牢内の銀鈴の様子」の場面を基に、既にある程度書いています。
ですので、大幅な路線変更はやりにくいです。銀鈴は、「本物の囚人」なのに、無邪気で、のんきに侍女共々「囚人ごっこ」をしています。
幽霊皇后が銀鈴を気に入るのも、銀鈴が「当代の皇后」だからなのもあります。その上で、「しょうもない理由(1、2万円程度の賭博)で投獄された」からでもあります。
オチも、策に勝手に使われたことを知った銀鈴が、「幽霊騒ぎを調べたいなら、最初からそう頼みなさいよ! 囚人役ならやってあげたのに!」とブチギレます。それを、幽霊皇后が「あなたが『本物の囚人』だったから、出てきたのよ。演技なら、出てきてないわよ」という感じで、銀鈴をなだめます。
しかも、銀鈴たちが、手枷・足枷・首輪をつけられ、ほぼ食事抜きで、暗くて狭い懲罰房で1日正座させられる原因は、幽霊皇后が銀鈴たちの朝食を盗み食いしたことです(詳細はプロット「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」)。
>皇帝は皇后が奔放すぎることに手を焼いて、何かお灸をすえる方法はないか考えています。
これは近いですね。コオロギ賭博がブームになりかけているので、特別裁判は「皇后(銀鈴)ですら処罰されるのだから」と、銀鈴を生贄(見せしめ)にするのも目的です。裁判長に、「現金を賭けるのは問題。せめて、菓子や果物程度にしておけ」と言わせるつもりです(逆に言えば、賭けるのが「菓子・果物程度なら処罰しない」と暗示する)。
「出オチは是か? 非か?」の質問補足の返信の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
皇帝が調べろと命じればよいと書いたのは、そもそも皇后にその役を命じる理由がわからないということも含みます。中国史に詳しくはありませんが、そういう案件はまずは方士(と言うのでしょうか?)とかの出番なんじゃないのかなと思った次第。
まあ。
すでに方士には調べさせていて、その報告から皇后を囮にする案が浮上したことにするか、それとは別に皇帝が皇后にお灸を据えたいと思っていて一石二鳥を狙ったのか。
等々、理由付けをひねり出すことは可能でしょうが、設定に多少ムリヤリ感があるのは否めません。ギャグ含みのエンタメストーリーならムリヤリ設定そのものは有りだと思いますが、そういう点からも最初に企みを明示するのはやや悪手かも。
どういうことかと言うとですね。
皇帝の思い付き半分の変な計画。それが進展するうちに瓢箪から駒で何となく上手く行ってしまい、結果オーライ。そういう流れにする方が自然じゃないかと思ったのですが、これだと最初に計画を明示するとムリヤリ感が目立ってしまいそうだからです。
あと、皇后投獄に関しては陰謀・政争がらみか、重大な禁忌に触れる巫術騒動とかでもないかぎり、やはり不自然は不自然だとは思います。しかしそういうストーリーではないと思いますから、投獄は茶番。そこは暗黙の了解事項になります。
皇后はいきなり法廷~投獄となって驚きますが、最近、調子に乗りすぎていたから皇帝がお灸を据えようと考えたのだろうと薄々察し(?)、「しょうがないから、少し茶番につきあってあげましょうか」みたいな感じ。他に裏があるようだということは仄めかす程度にしておいて、終盤で真相開示。
>「あなたが『本物の囚人』だったから、出てきたのよ。演技なら、出てきてないわよ」
そういう狙いだと最初に計画を明示すると話ができすぎと思われかねませんが、最後に「結果的にすべて上手くいったんだから良かったんじゃないの?」としておけば、「そもそもの計画が上策だったのか疑問」問題はウヤムヤにしたまま終われるんじゃないかと。
「出オチは是か? 非か?」の質問補足の返信の返信の返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
>あまくささん
再度ありがとうございます。ドラコンです。
>そういう点からも最初に企みを明示するのはやや悪手かも。
>皇帝の思い付き半分の変な計画。それが進展するうちに瓢箪から駒で何となく上手く行ってしまい、結果オーライ。そういう流れにする方が自然じゃないかと思ったのですが、これだと最初に計画を明示するとムリヤリ感が目立ってしまいそうだからです。
>他に裏があるようだということは仄めかす程度にしておいて、終盤で真相開示。
策は、ぼかしたほうが良いようですね。最初のほうでいくらかでもほのめかすか、オチまで「完全に」伏せておくかの、その「程度」は悩みどころです。
>最近、調子に乗りすぎていたから皇帝がお灸を据えようと考えたのだろうと薄々察し(?)、「しょうがないから、少し茶番につきあってあげましょうか」みたいな感じ。
銀鈴(皇后)も、囮にされたのが、うすうす気付いていて、勝手に囮にされた証拠が出てきたときに、「ブチギレるのか?」との疑問はありますが。
プロットのほうでも書いた通り、牢内の銀鈴たちに正体不明の「お守り袋」が差し入れられる→状況から「幽霊除けのお守り」と判断→幽霊登場→「お守り袋」の縫い目をほどいて開封→「幽霊除け」の正反対「幽霊おびき出し」の霊符だった→勝手に囮にされたと分かった銀鈴がブチギレ、ですから。
「投獄は茶番」は、取調官の態度が、妙に高圧的で芝居がかっているので、銀鈴も「遊ばれている」と認識しています。これで良いのでしょうか。
今書いている最中なので、いつになるか分かりませんが、完成すれば、このサイトの「鍛錬投稿室」と「ノベル道場」のほうへ投稿しようと考えています。投稿できましたら、ご感想をいただけると、幸いです。
質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」 (No: 13)
投稿日時:
ドラコンです。質問追記です。ご回答くださった皆さん、ありがとうございます。
「主人公の皇后・銀鈴に、『「囚人役」として牢獄に潜入し、幽霊調査をしてほしい』と頼む予定だった。だが、銀鈴がコオロギ相撲賭博をやっている現場を押さえたので、「本物の囚人」(「囮」)として「牢獄に送り込み、牢獄の様子を見る」に作戦を変更」
特にあまくささんのご意見を拝読し、この話の作戦は、「ぼかす」のが良いように感じました。
そこで、「作戦をぼかす」なら、「銀鈴不在」の以下の場面を入れるべきなのでしょうか? その場面入れてしまうと、「出オチ」になってしまうのでしょうか?
それとも入れずに、オチの場面で皇帝(仁瑜)や最高裁長官(忠元)の口から、「そのときは、こうしていた」と説明させたほうが良いのでしょうか? これだと、「場面の説得力」はあるのでしょうか?
・銀鈴に「囚人役」をやってもらい、牢獄の幽霊調査を頼む予定であることを、皇帝と最高裁長官が話し合う場面。
・幽霊に朝食を盗み食いされた銀鈴たちは、庭掃除の労役中、イチジクを盗み食いした咎により、懲罰房送りとなる。この懲罰房で、銀鈴は幽霊に取り付かれる。このとき、牢獄を監視している術師から、皇帝宛に幽霊出現(確定若しくは、6割~7割の可能性)の報告の場面。
突き詰めて言えば、「主人公とは別の思惑がある場合、主人公不在の場面を描くべきか? 否か?」です。
管理人・うっぴーさんの2022年6月13日のツイートではこうありました。
https://twitter.com/ranokenn/status/1536238997546090496
「1・初心者の小説書きは、視点移動を情報を開示するために使う
2・上級者は視点移動を、ざまぁ、主人公ヨイショに効果的な場合のみに使う
3・上級者は主人公に視点を固定した状態で、物語を紡ぐ力がある。初心者はこれができないので、視点移動に逃げる
上手い人ほど視点移動はしない。基本を守る」
どうしても、これが引っ掛かってしまいます。
ご意見をいただければ、幸いです。
視点移動について (No: 14)
投稿日時:
出オチというのは普通は「登場した瞬間にいきなり面白い」という意味で、「登場した瞬間だけ面白くて後が続かない」と否定的に使われることもある言葉。
そう思っていたのですが、他に意味があるのでしょうか?
それはそれとして、視点移動について。
うっぴーさんのツイートの1・3は、視点移動について昔から言われているわりと基本的な見解です。このへん強調されすぎているきらいがありますが、視点移動が絶対にNGということはもちろんなく、「安易な視点移動を多用するのは不利な場合が多い」というくらいのことです。
簡単に説明すると、
A)アニメなどと違い小説には視覚情報がないので、視点移動と場面移動は読者にわかりにくい(傾向がある)。
B)視点移動は読書の自然な流れを止めるので、読者の没入感がリセットされてしまうおそれがある。
という問題点が、まずあります。うっぴーさんのツイートでは、
◎3・上級者は主人公に視点を固定した状態で、物語を紡ぐ力がある。初心者はこれができないので、視点移動に逃げる
と述べられています。初心者は技術不足から安易に逃げている場合が多いので、それはやらない方が良いという戒めかと思います。
とは言え、視点移動には上記のようなデメリットがある一方で、メリットもないわけではありません。
うっぴ-さんツイートの2。
◎2・上級者は視点移動を、ざまぁ、主人公ヨイショに効果的な場合のみに使う
これは、「読者と主人公の認識にわざとギャップを作る」というテクニックについて述べていて重要です。
単なる情報開示も主人公の知らないことを読者に伝えようとしているので「ギャップ」には違いありませんが、それは作者都合でやむを得ずに生じてしまうギャップです。
それに対して2は意図的・積極的にギャップを作るということで、これも昔から上級者は知っていたテクニックではあります。「ざまぁ特化」的に協調している点が新しいかもしれませんが。
ギャップというのは、主人公が知らないことを読者は知っているという状態を作ることです。これは多くの場合、エンタメでは望ましくない状態です。
なぜかと言うと、主人公と認識が一致している方が読者は共感しやすく、一体感や感情移入を引き出しやすいからです。
にもかかわらずわざとギャップを作るのは、「読者に驚きを与える」「読者をやきもきさせる」という明確な演出意図がある場合です。
「ざまぁ」で言えば、ざまぁ対象キャラが主人公を軽視しているのを見せることによって読者をイライラさせ、意外なキャラが主人公を高く評価しているのを見せることによって読者に驚きを与えるとともに、主人公に託した承認欲求を満足させているのです。
また、昔からよくある典型的な手法として、ヒロインがピンチに陥っているのを主人公が知らないというパターンがあります。読者はヒロインの身を案じてハラハラし、主人公に対して「早く気付いて助けてやってくれっ」という願望をつのらせます。そこで主人公が気付いて行動を起こせば「よっしゃ~!」となるわけです。
視点移動には上記A・Bのデメリットは多かれ少なかれつきまといます。それは多くの場合わかりにくさの問題なので上手く書けばよいだけではあるのですが、これといった効果を狙っているわけでないのなら最初から視点移動そのものを避けておく方が賢明ということ。それが「安易な視点移動を多用するな」ということです。
一方、視点移動することによって読者の心理を誘導するなど、明確にプロット上、演出上の意図があるのなら、積極的にチャレンジしても良いと思います。
視点移動についての返信 (No: 15)
投稿日時:
>あまくささん
ドラコンです。ご意見ありがとうございます。
>出オチというのは普通は「登場した瞬間にいきなり面白い」という意味で、「登場した瞬間だけ面白くて後が続かない」と否定的に使われることもある言葉。
>そう思っていたのですが、他に意味があるのでしょうか?
あまくささんのこのご見解に近いです。ですがそれに加え、拙質問では、「出オチ」とは「最初に結論(オチ)を書いてしまうと、登場した瞬間もつまらないし、その後を読む意味がなくなるのでは?」です。
>単なる情報開示も主人公の知らないことを読者に伝えようとしているので「ギャップ」には違いありませんが、それは作者都合でやむを得ずに生じてしまうギャップです。
拙作での視点移動は、まさにこれです。No.13の投稿で例示したこの場面が、特にそれです。
「・幽霊に朝食を盗み食いされた銀鈴たち(追記・投獄されたのは銀鈴と侍女2人)は、庭掃除の労役中、イチジクを盗み食いした咎により、懲罰房送りとなる。この懲罰房で、銀鈴は幽霊に取り付かれる。このとき、牢獄を監視している術師から、皇帝宛に幽霊出現(確定若しくは、6割~7割の可能性)の報告の場面」
銀鈴(主人公)が幽霊に取り付かれるのは、『ドラえもん』でいえば、のび太が捨て犬を拾ってくるようなものです。のび太はママに、拾ってきた犬を、見付からないようにしますよね。でも、冷蔵庫の食料の減りが速いことで、ママは怪しみ、のび太の部屋の押し入れを開けてみると、捨て犬を見付ける、との展開になります。
これを上記拙作の場面に当てはめてみると、次のような感じになります。
1、銀鈴が幽霊に取り付かれる(のび太が犬を拾う)。
2、幽霊の存在を皇帝側(のび太のママ)に知られると、退治(追い出される)かもしれないので、存在を隠そうとする。
3、牢屋に閉じ込められている銀鈴(のび太)は、冷蔵庫をあさりに行くわけにはいかない。幽霊は食事をしなくても大丈夫だとは思うが、銀鈴たちも「自分たちだけが食べるのは気づまり」。
4、皇帝側も、幽霊が「悪霊なら退治」する。だが、そうでなければ放任して良いとの認識。銀鈴たちが幽霊と仲良くやっているなら、1人分食事・食器を余分に差し入れようとする(食事は大皿なので3人分が4人分になっても目立たない。食器は「銀鈴がそそっかしいから割ったときの予備」)。
>一方、視点移動することによって読者の心理を誘導するなど、明確にプロット上、演出上の意図があるのなら、積極的にチャレンジしても良いと思います。
上記の例は、「演出上の意図」になるのでしょうか。
質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」の返信 (No: 16)
投稿日時:
エンタメ的な演出や狙いが見えない視点変更は、技量不足とみなされる恐れがあるので止めた方がいいと意味かな?って個人的に思いましたよ。
勘違い系やすれ違い系を狙ったエンタメ系の物語だと、主人公本人と周囲の感じ方が違うので、他視点が入ることもあると思いますよ。
ただ、本作では、ヒーロー側(仁瑜)が別に誤解も何もしていないので、主人公だけが真実を知らない状況です。なので、その主人公が知らない点をエンタメ的にどう演出するかが重要かなって思いました。
あと、冒頭でネタバラシしなくても、話が展開する方法もあると思いますよ。
序盤で主人公側にピンチの演出をして読み手を話に引き込むために、主人公と読者に真実を伏せている場合もあります。
色んな構成があると思うので、色々とパターンを考えてみて、一番自分に合ったものを選択されてはいかがでしょうか。
あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。
質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
>ふじたにかなめさん
ご意見ありがとうございます。ドラコンです。
>あと、冒頭でネタバラシしなくても、話が展開する方法もあると思いますよ。
>序盤で主人公側にピンチの演出をして読み手を話に引き込むために、主人公と読者に真実を伏せている場合もあります。
ここまで書いておいて、しかも投稿した後で気付いたのですが、視点移動はなしで良いと考えました(詳細別項記載)。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」の返信 (No: 18)
投稿日時:
追記です。
あまくささん宛の返信(No.14)で以下の場面を書きました。ここまで書いておいて、投稿までしておいて、後で気付きましたが、この場面も含めて「主人公(銀鈴)不在の場面は不要」でした。
「銀玲に、『囚人役』をやってもらい、牢獄での幽霊調査をやってもらう予定だった。だが、銀鈴が賭博をやっていたので、『本物の囚人』(囮)として牢獄へ送り込んで、様子を見る」との作戦は、最後のネタばらしの場面でいえば済むことでした。
ただオチの手前で、銀鈴が「勝手に囮にされた」ことを知ってブチギレる場面は、既に軽く書いています。書き直すとすれば、少し惜しい気もします。ですが、大損というわけでもありません。
●No.14のあまくささん宛返信の当該部分
「 拙作での視点移動は、まさにこれです。No.13の投稿で例示したこの場面が、特にそれです。
「・幽霊に朝食を盗み食いされた銀鈴たち(追記・投獄されたのは銀鈴と侍女2人)は、庭掃除の労役中、イチジクを盗み食いした咎により、懲罰房送りとなる。この懲罰房で、銀鈴は幽霊に取り付かれる。このとき、牢獄を監視している術師から、皇帝宛に幽霊出現(確定若しくは、6割~7割の可能性)の報告の場面」
銀鈴(主人公)が幽霊に取り付かれるのは、『ドラえもん』でいえば、のび太が捨て犬を拾ってくるようなものです。のび太はママに、拾ってきた犬を、見付からないようにしますよね。でも、冷蔵庫の食料の減りが速いことで、ママは怪しみ、のび太の部屋の押し入れを開けてみると、捨て犬を見付ける、との展開になります。
これを上記拙作の場面に当てはめてみると、次のような感じになります。
1、銀鈴が幽霊に取り付かれる(のび太が犬を拾う)。
2、幽霊の存在を皇帝側(のび太のママ)に知られると、退治(追い出される)かもしれないので、存在を隠そうとする。
3、牢屋に閉じ込められている銀鈴(のび太)は、冷蔵庫をあさりに行くわけにはいかない。幽霊は食事をしなくても大丈夫だとは思うが、銀鈴たちも「自分たちだけが食べるのは気づまり」。
4、皇帝側も、幽霊が「悪霊なら退治」する。だが、そうでなければ放任して良いとの認識。銀鈴たちが幽霊と仲良くやっているなら、1人分食事・食器を余分に差し入れようとする(食事は大皿なので3人分が4人分になっても目立たない。食器は「銀鈴がそそっかしいから割ったときの予備」)。」
むしろ、銀鈴たちと幽霊が夜中に女子会をやるにしても、幽霊の手引き(幽霊は銀鈴たちの朝食を盗み食いしているので、牢の鍵ぐらいとって来れるだろう)で銀鈴自身が、牢から抜け出して、自分の宮殿の厨房や自分の部屋に忍び込んで、お菓子を取ってくれば良いことです。
銀鈴の牢抜け出しは、1度目でバレるか、2、3度目でバレるかは、迷います。
牢抜け出しがバレた銀鈴が、笞打ちのお仕置きをされそうになった瞬間に、幽霊が出てきてかばえば、自然と皇帝(仁瑜)側に「幽霊出現」の情報は達しますからね。
ただ、銀鈴への罰は、イチジクを盗み食いしただけで1晩懲罰房でほぼ断食、牢から抜け出して笞打ちでは、バランスを欠く気もします。
追伸 横やり歓迎です。ご意見をいただければ幸いです。
なお、話の流れは下記プロット板投稿分をご参照ください。
「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/plot/novels/thread/628
質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」の返信の返信 (No: 19)
投稿日時:
一度プロットを整理されたほうがいいのでは?って思いました。
現在のプロットがどうなっているのか、状況が分かりにくいと思いました。
あと、最初のプロットについてですが、後で気づいて申し訳ないんですが、
「後宮の幽霊騒ぎは放っておけない。悪霊なら退治を要す。下手をすると国を揺るがす大事になりかねぬ」とあるので幽霊の正体がヤバそうな可能性もあると気づいたんですが、「主人公に幽霊調査を任せる」のは、主人公に何かあったら困りませんか? 命じた皇帝に思いやりがないと受け取れられる恐れがあるかなって思いました。設定で主人公ツエーと保証付きなら問題ないと思うんですが。それとも幽霊に害はないけど正体不明くらいだったら、そこまで危機感はないので、主人公が調査しても問題ないかなって思いました。
300年前に死んだ幽霊が、今頃になって騒ぎになるのはなぜですか? 幽霊は未練や恨みがあるから成仏できずに残っているんですか?
幽霊が芝居だったら出てこないと言って警戒していましたが、「幽霊おびき出しの札」には気づいていたのに警戒せずに出てきた点はなぜですか?
>2、幽霊の存在を皇帝側(のび太のママ)に知られると、退治(追い出される)かもしれないので、存在を隠そうとする。
主人公が子犬を保護する行為は好意的に受け止められると予想できますけど、幽霊が出ただけで苦情が出る世界観なのに、主人公が幽霊を助けようとする理由が書かれていないので分からなかったです。主人公が問題ないと結論付けた理由はなんでしょうか。この世界観での、良い幽霊と悪い幽霊の違いってなんでしょうか。良い幽霊が普通にいるなら、皇帝がわざわざ退治しなくていいので、主人公が幽霊を隠す必要がないと思いました。
気になった点は今のところ以上です。
あくまで個人の意見ですので、合わなければ流してくださいねー。
ではでは、失礼しました。応援しております!
質問追記「主人公不在場面を描くと、「出オチ」になるのか?」の返信の返信の返信 (No: 20)
投稿日時:
>ふじたにかなめさん
ドラコンです。ご意見ありがとうございます。
プロットは、慌てて書いたのと、とりあえず各場面を箇条書きにしたものですので、他人様に見せるには、分かりにくかったですね。
>設定で主人公ツエーと保証付きなら問題ないと思うんですが。
>「幽霊おびき出しの札」には気づいていたのに警戒せずに出てきた点はなぜですか?
あまり考えていなかった、といえばそうなんですが、ひと言でいえば、「銀鈴(主人公)の人徳」です。
前作のプロットにもご意見をくださったふじたにさんならお分かりでしょうが、銀鈴は「天性の無邪気(文字通り邪気がない)の気」の持ち主です。そして、皇帝に「三顧の礼」を執らせるほどの人物です。
「天性の無邪気」=「邪気を寄せ付けず」なので、多少の悪霊なら、悪霊のほうから勝手に消滅してくれます。
また、劉備のように人徳があるので、幽霊のほうから「配下」になってきます。
>300年前に死んだ幽霊が、今頃になって騒ぎになるのはなぜですか? 幽霊は未練や恨みがあるから成仏できずに残っているんですか?
>主人公が問題ないと結論付けた理由はなんでしょうか。
今回のプロットでは書き漏らしたのですが、幽霊は踊り子です。そして、その無念というのは「踊りの後継者を育てられなかった」です。ついでに、都に着いてすぐ牢獄に放り込まれたので、都の料理を食べ損ねた、というのあります。
銀鈴が≪新人女官伝≫(プロットで書いた通り、幽霊獄死事件の後日譚)の主人公≪新人女官≫役を演じたのが影響して、幽霊は寝たり目覚めたりを繰り返しています。実際、幽霊はその話に食らい付いてきます。
>幽霊の正体がヤバそうな可能性もあると気づいたんですが、「主人公に幽霊調査を任せる」のは、主人公に何かあったら困りませんか? 命じた皇帝に思いやりがないと受け取れられる恐れがあるかなって思いました。
さすがに無策で、銀鈴を幽霊が出る牢獄に放り込むことはなく、牢番に幽霊退治の霊符をあらかじめ渡してあります。もっとも、出てきたのは悪霊ではないので、使わずじまいでしたね。最後のネタばらしの場面で話すことになります。
>2、幽霊の存在を皇帝側(のび太のママ)に知られると、退治(追い出される)かもしれないので、存在を隠そうとする。
これは投稿後に、ボツにした案です。おっしゃる通り、隠す必要が(幽霊自体、皇帝の先祖)ありません。そもそも、主人公不在の場面自体が「不要」と判断しました。
No.18の投稿冒頭で、「あまくささん宛の返信(No.14)で以下の場面を書きました。ここまで書いておいて、投稿までしておいて、後で気付きましたが、この場面も含めて「主人公(銀鈴)不在の場面は不要」でした」と記しております。