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複数人ってどう表す? (No: 1)
スレ主 飴井凜 投稿日時:
三人以上が会話をする際、どう工夫してどれが誰か分からせるといいかが分かりませぬ。二人ならば「」と『』で変えていましたが、どうすれば三人以上表せるでしょうか。
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!複数人ってどう表す?の返信 (No: 2)
投稿日時:
キャラたちが、それぞれキャラ・コンセプトに合った台詞を喋ればいいんです。
そうでもないなら、台詞が誰からのであったか、わざわざ読者に分かってもらう必要はないだろう、と思います。
複数人ってどう表す?の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
ありがとうございます!
キャラ達の性格、口調を作り上げてから書いてみることにします!
複数人ってどう表す?の返信 (No: 3)
投稿日時:
>二人ならば「」と『』で変えていましたが、
そういうことに頼るから、人数が増えると困ることになるのだと思います。セリフはたとえ10人居ても「」だけで表すのが基本。『』は使いません。
で、会話の人数ですが、4人以上くらいになると多少の工夫は必要になりますが、3人なら普通に処理できます。
方法としては、
1)しゃべり方の特徴。
2)会話の流れ。
3)地の文に「~が言った」と書く。
たいていは、この三つの組み合わせになります。
1は、極端に言えば鹿児島弁を使うキャラがいれば簡単ですよね? また、ラノベだったら「お嬢様言葉」なども特徴的です(あれは誇張が強いので一般文芸では軽薄と見なされかねず使いにくいですが)。
そこまでいかなくても、例えば上司と部下の会話なら部下だけに敬語を使わせることで表現できます。
出身・身分・性別・年令などでしゃべり方の違いは様々に表現可能です。
2は例えばある事柄についての知識を一人だけが持っているケースなら、質問に答えて説明している者が誰なのか容易に伝わります。
3は。
まあ、そもそもすべてのセリフに3をつけてよければ話は簡単なのですが、いちいち「~が言った」と書くのはリズムが悪くなるし、いかにも素人っぽいです。だから多用はできないですが、時々挿入するくらいなら普通です。
3人程度までならこれで表現できるはず。
4人以上の会話がどうしても必要なら、会話の中心を2人かせいぜい3人にしぼり、4人目以上は、
「~~」
承太郎が急に口をはさんできた。
みたいに3ですませておけば良いかと。
プロの作品なら複数人数の会話は基本的にはこんな要領で処理しているはずなので、できるだけ多く読んでみて参考にするのが一番です。
複数人ってどう表す?の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
ありがとうございます!
カギカッコに頼らず自分でキャラ達の性格、口調を分かりやすくしようと思います!
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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複数人ってどう表す?の返信 (No: 4)
投稿日時:
現実の人間も会話をする際、ただ単純に言葉を交わしてるだけではないというのは理解出来るかと思います。
事実、普通に話していても注意してないだけで、会話の最中には、色々な出来事や変化が現れている筈です。
例えば、最初二人だけの会話に三人目以降が加わるのなら、台詞と共に何処からどうやって参加してきたのか……等の説明や、
最初から複数人で会話してるとして、会話の最中の動作、一つの発言に対する他の人物の反応や表情、感情の変化等を地の分で織り混ぜる事で、いかにも会話しているという雰囲気が出せるのではないかと思います。
例えばーー
「なんの話をしてるんだ?」
背後から「よぉ!」と声を掛けられ、AとBが振り返ると、気さくに片手を上げたCとDがやってきていた。
「なんだ……お前達か」
唐突な参加者に溜め息混じりにAは呟き、その隣のBも不満そうに背もたれに寄りかかりつつ、小さく「盗み聞きかよ」と愚痴を漏らした。
「なんだとは失礼だな……」
一方、いきなり拒絶的な態度を示されたCは、同行してきたDへと顔を向け、「なぁ?」と同意を求める。
しかしDは唐突な乱入を申し訳なく思っているのか、眉根を寄せて「いきなり割り込むからよ……もう」とCに返し、それからAとBに「ごめんね?」と軽く頭を下げた。
どうでしょうか? 拙い文だとは思いますが、会話らしさはあったと思いたいのですが……。
これがもし、「」だけですと、
「よぉ! なんの話をしてるんだ?」
「なんだお前達か」
「なんだとは失礼だな……なぁ?」
「いきなり割り込むからよ……もう……ごめんね?」
このように、「」だけの会話シーンだと、人によるとは思いますが、どうしても棒立ちのままで、ただ台詞を口に出してるだけのような場面が浮かんでしまいます。
現実では、会話をする人間が、棒立ちになって身動き一つせず、ただ言葉を交わし続けるーー
なんて状況、まずあり得ないですよね?
台詞の愉快さ、テンポを重視するなら「」の連続でも構わないかもしれませんが、
やはり会話の中での様々な状況の変化や、会話に参加している人達の様子を交えるのが効果的ではないかと存じます。
もしイメージし辛いのであれば、一度、実際に複数人の会話に参加して、普段なら見落とすような参加者の挙動や、会話の中で発生、変化する状況をじっくりと観察してみるのが良いかと思います。
複数人ってどう表す?の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
例を挙げて分かりやすくして頂きありがとうございます!すごく納得出来ました!
複数人ってどう表す?の返信 (No: 5)
投稿日時:
長巻守宮様が巧みな実例を示してくださったので、失礼してこれに便乗して説明してみます。
長巻様、お上手ですね。
で。
例文は、地の文付きとセリフのみの2例になっています。セリフのみの方は悪い例とされており、それは私も同意です。
ただ、このスレは複数人数の会話の分かりにくさについての質問なので、セリフのみの例にも注目してほしいと思います。
長巻様、引用失礼致します。
(引用)
「よぉ! なんの話をしてるんだ?」(C)
「なんだお前達か」(AかB)
「なんだとは失礼だな……なぁ?」(C)
「いきなり割り込むからよ……もう……ごめんね?」(D)
(引用、ここまで)
これだけでも、けっこう色々分かることに注目してください。
1行目、「よぉ! なんの話をしてるんだ?」と言っていますから、その場ですでに誰かが会話していて、このキャラは割り込んできたのだと分かります。
2行目、「なんだお前達か」と言ったキャラは、会話していたのだからその場に少なくとももう一人はいることになります。
4行目、「いきなり割り込むからよ……もう……ごめんね?」は、謝っていることから、後から割り込んできたキャラの同行者であると分かるはず。
これが、私の先の書き込みで指摘した、
(再掲)2)会話の流れ。
にあたります。
そして、4行目のセリフ主は地の文の方でも性別は書かれていませんが、しゃべり方から女性だと分かりますよね? これが、
(再掲)1)しゃべり方の特徴。
です。
こんな感じで、地の文なしの「 」の連続だけでも会話しているキャラの関係性はかなり表現できます。
ただ、これだと素っ気ないですし、一応内容が分かるとは言え少し考える必要はあるので、読者に負担をかけてしまうのも確か。
そこで、
(再掲)3)地の文に「~が言った」と書く。
を適度に交えて補足してあげることになります。
適度というのは、頻度を少なくするだけではなく、言い回しに変化を付けるということも含みます。
その点でも長巻様の例文は好例で、「言った」という言葉を一つも使っていないことに注目してください。
「呟き」「愚痴を漏らした」「同意を求める」などに置き換えられていて、これは描写を加味して臨場感を出しているのと、「言った」「言った」が続く単調さを避けている一石二鳥なんですね。
また、「背後から「よぉ!」と声を掛けられ」と相手方からの受け身表現にしたりしています。
長巻様の例文はけっこう技術が高いので、ここまでしなくても良いですが、ポイントは会話しているキャラ達の立ち位置を意識することと、適度な地の文で補足することです。
それで3~4人くらいの会話は処理できてしまいます。
* * *
もう一つ付言。
とは言うものの、多人数の会話は小説の場合、絵で表現できるアニメや漫画より不利なのは間違いありません。
なので、
A)そのパートで多人数会話が本当に必要なのかどうか再確認する。
B)数人でわいわい駄弁っている楽しさを表現したいだけなら、一人一人の細かいセリフや書き分けはある程度省略し、その場の全体の雰囲気を書く。
というようなことも、考慮した方が良いのではないかと思います。
複数人ってどう表す?の返信 (No: 9)
投稿日時:
あまくさ様、お褒めの言葉をいただきありがとうございます。
せっかくなので、調子に乗ってもう少し、複数人の会話によるシーンのコツ……と言っても独断なのですが……汗
複数人で会話しているからといって、必ずしも台詞を単体て出すーーつまり、「」だけで喋らせる必要はないかと存じます。
どういう事かと言うと、地の文と「」を合体させる、という手法と、もう一つ、話している内容を、完全に地の文で説明する手法です。
具体例を出しますとーー
「ということだ、わかったか?」
長ったらしい説明を終え、A自身は満足そうだが、当のBは「わかったか……と言われてもなぁ……」と後頭部を掻きつつ、CとDへと顔を向けると、彼女達もまた、「ねぇ?」と互いに顔を見合わせた。
いかがでしょう?
こちらの文は、先の「」と地の文を合体させる手法で、会話している臨場感を出すのにピッタリかと思います。
ただやはり、「」だけに比べてテンポは落ちますが、「」の連続の後に、それぞれの動作を纏めて書くことで、せっかく「」の連続で高まったテンポが失速するのを防ぐ役割や、言葉にした瞬間の動作や雰囲気を同時に描けているので、現実感を高める事が可能です。
続いて後者、「」を完全に排除して、地の文に台詞を喋らせるという手法の説明をしたいと思います。
またまた具体例を出しますとーー
地の文:Aは、かつてこの国には悪の限りを尽くした魔王が存在したと語り始めた。
「誰もが絶望し、抵抗を諦めた……人間になすすべはなくってしまっていたんだ……」
しかし、そんな絶望の世に、突如救世主が現れたのだ……。
とAは昔を懐かしむように口にした。
こんな感じです。
これは、会話シーンの中で時折必要とされる説明や解説のシーンで用いる事が出来るかと思います。
今のも、「」だけだとやはり棒立ちで説明口調で、長くなりますし、読者の方の読む気を損ねてしまう危険性があります。
合間合間に他のキャラクターの台詞を挟んだりすることでそれを防げるかもしれませんが、それだと最悪誰が喋っているのかもわからない中で、ただ延々説明しつづけるキャラがいるというカオスな場面と化してしまう危険性があります。
なので、上記のように地の文の語りと、「」を織り混ぜた会話、説明の例を記させて頂きました。
しかし、やはり会話シーンには現実感が多祥なりとも必要かと存じます。
何度も何度も長ったらしい上から目線な説明をしてしまい申し訳ありませんでした……。
恐れながら、どうぞ執筆活動、頑張ってください!
複数人ってどう表す?の返信 (No: 10)
投稿日時:
こんにちは!。
小説家志望と漫画家志望の46歳の蔵元桜之介です。ラ研には2009年頃から時々通っています。
他の返信者の方も書いていましたが、会話のセリフに特徴を付ける、です。
男性でも1人称のセリフは『俺』や『おれ』や『オレ』など様々あります。
男性でも丁寧な話し方をするキャラクターとか少し弱気な話し方をするキャラクターとかバリエーションは様々です。
とにかく誰が話しているセリフか分かるように書く事です。
あと、新しいキャラクターが出てくる時や誰が話したか分からないセリフは地の文でキャラクターの名前を出したり、誰が話したかセリフか分かるように説明要素のある地の文を書くことです。
ここでポイントなのが説明要素が強い地の文に傾き過ぎずに自然な流れの地の文にすることです。
キャラクター制作の参考でオススメなのが本からの情報だけではなくて、テレビ番組やアニメやラジオや雑誌などありとあらゆるジャンルをインプットすることです。
上記の参考ジャンルはキャラクター制作の参考になります。
この人の会話は魅力的だなと感じたら複数の人物をミックスして化学反応を起こして全く新しいキャラクターを生み出すことです。
あと、小説家のセンスを磨く方法でミュージックビデオをユーチューブで視聴したりなどです。
このプロシンガーはかっこいいなと思ったら自分の中でもかっこいいものがインプットされます。
人は何か感動した時に強烈にインプットされます。
あと、小説の原稿のレベルアップもたくさんの小説を読んでたくさんの原稿を書いていたら少しずつレベルアップします。
オススメなのがプロ小説作品の原稿用紙に手書きで模写することです。1日1枚でいいので模写した原稿を読むことです。
プロはどういうセリフなどを書いているか分かりますし、模写は文章力アップに有効です。
『文章を書くことは生きること』です。
楽しんで書いてくださいね。ではでは。