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蛇鷲さんの返信一覧。投稿の古い順5ページ目

元記事:主人公が戦う理由ないし戦える理由

こんばんは。
リームと申します。前回の質問は様々な意見をいただき、ありがとうございました。

今回も現在構想中の「異世界転生モノ」について、皆さんの意見を聞きたくスレッドを立ち上げました。

タイトルの通り主人公が戦う理由なのですが、正確に言うと「一般人だった主人公が、何故、生死をかけた戦いができるのだろうか。それができるほどの強い動機や目的はどういったものだろうか」ということです。

本音を言いますと「異世界転生」以前に元は一般人「巻き込まれ主人公」が書くのが致命的に苦手で、実際に作品を見てるときはそうはならないのに、いざ自分が書くと「そもそも何で元は一般人だった主人公が、命がけの戦いにすぐに参加できてるのだろうか」「殺したり殺されることへの恐怖は無いのだろうか」っという思考になってしまいます。

そのため「元からその世界で生きてきた」とか「元々、命のやり取りが非日常ではない世界観(ファンタジー世界もしくは世紀末等)」ということで深く考えなくて済む、自発的なタイプの主人公を主に書いてきました。

しかし、読者と同じ目線に立てる、成長を描ける(最初から無双してるのが多いですが)故に親近感が持てると、巻き込まれ主人公には数多くの利点があるのも承知してます。

現時点での構想では主人公は女性で
・現実世界では中3でちょうど受験生
・文武の才能はある方で、努力も怠らないが中々結果が出ない(中の上止まり)
・両親が社会的地位のある職業で、期待が大きくスパルタ教育を受けてきた
・その反動で欲というか負けん気や闘争心が薄く、他人との競争が苦手になる
・故にコミュニケーション能力は高くない。コミュ障一歩手前。
・期待に応えたいという気持ちはあるが、気負いすぎて空回りすることがほとんど
・周囲からの評価は極端で「能力があるのに手を抜いてる」「ノミの心臓」から「平和主義」「繊細で優しい」等
・最終的に無理が祟って事故死or悲観して自殺、そのまま異世界へ召喚される。

とまあ、見事な豆腐メンタル主人公なのですが スタート地点が非常に低い上に明確な目的が無いため、ここからどう戦いの覚悟持たせるかを考えています。
私なりに過去の作品を参考に、いくつかパターンを考えてはみました。

1.実は命のやり取りを何とも思わないサイコパスだった
これは昨今の異世界転生でよく見る気がします。コミュ障故に他人の生き死ににも無関心だから冷酷になれるという(単に描写不足のだけの気もしますが)もしくは生前の無欲さは自分の本質を無意識に抑えつけてたからとか。ここまで書いてなんですが、あまり使いたくはないです。

2.初陣で心をへし折り、修羅ルートへ
私がよく使っていた主人公の過去の挫折や暗い過去を、初陣に持っていき「もう戦うしかないんだ……」と豆腐なメンタルに鞭打っていく。シンジ君かな?

3.戦闘時は別人格が出てくる
異世界転生ですが異能力バトル要素もあるので、能力発動時には好戦的な人格が現れて大暴れするという闇遊戯スタイル。上記の修羅ルートから別人格を形成したパターンや別人格を向き合っていくストーリーにするなど、工夫の余地はありそう。

4.好きな人を守るため
王道のボーイ・ミーツ・ガール。この場合は逆ですが……。他にも修羅からの脱却として新しく芽生えた戦う理由と覚悟としても使えるでしょうか。

と、色々長くなりましたが 「日常から非日常へ変わったときに、主人公はなぜ戦いの覚悟を持てるのか」 これに関して皆さんの意見を聞かせてください。
よろしくお願いします。

上記の回答(主人公が戦う理由ないし戦える理由の返信)

投稿者 蛇鷲 : 2 投稿日時:

聴かれていることとはだいぶ違うかもしれませんし共感も得られないでしょうが少し。
武装勢力が素人を戦闘員にするとき、殺人への抵抗をなくすために無理やり人を殺させるそうです(少年兵を作るときは肉親や同じコミュニティの住人を殺害させ、帰れない立場に追い込むこともあるのだとか)。
他にも宗教や麻薬で罪悪感を消したり嫌悪をあおって敵愾心を募るのも古来から使われてきた方法です。
こういった少々ヤバめな方法で主人公の理性、罪悪感をまひさせて戦える人にするのはいかがでしょうか。
また一度人の捕食に成功した動物は相手の弱さ、狩りやすさを覚えて積極的に人間を襲うようになるという話もあるので、最初は不可抗力だったもののやったら意外と簡単で実もあったから続けられる、というのもありだと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公が戦う理由ないし戦える理由

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元記事:初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信

私も同じでしたね~。
「書きたいものを書きたい! 完結させる!」という目的のもとで、
書きながらネットに公開しております。
私の場合、好みの要素を入れると、長編になることが多くて、
ある作品は30万字を超えたことがあります…

ただ、こうやって書いているうちに、どのくらい要素を詰め込んだら、どのくらいの長さになるのか、感覚が分かってきた気がします。
そのおかげで、やっと短編小説が書けるようになりました。
私の場合、多分、「書きたいものを書く!」という目的が短編を書くのを邪魔をしたのと、構成力が低すぎて、そもそも話を短くまとめられないという状況だったので、なかなか文字数を調節することが難しかったんでしょうね。
ちなみに、今も苦労してます…

とりあえず、自分の実力を知るためにも、書きたいものを書くといいのでは?と思いました。
やってみないと、何が苦手なのか、得意なのか、分からないと思うんですよね!

「短編は長編の練習とはならない」というのは、どういうことなんでしょうね。
あくまで私の想像なのですが、
話の組み立て方が違うのかな?と思いました。
長編から短編を書くようになった感覚では、短編を書く場合、かなり詰め込む要素を減らすんですよねー。
でも、短編に慣れた人だと、もしかしたら、要素の詰め込み方や(その多くの要素の)見せ方がよく分からない…といった問題にぶつかるのかもしれません。

なにかの参考になれば幸いです。分かりづらかったら、ごめんなさいね。
ではでは、失礼しました。

上記の回答(初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
短くまとめることにも力がいるのですね。
短編への挑戦に少し不安が出てきました。
それでも一回挑戦してみようと思います。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 初心者が書く分量はどれくらいがいいか

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元記事:初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信

自身のやりたいことがあれば短編でも大長編でも構わないと思います。私もかなりブランクの空けて小説を執筆していますが当時作っていなかった大長編を書いています。

サタンさんが述べている通り大長編でいきなり処女作がヒットした作品もあります。しかし30万文字以上のある一作をまとめるのには時間が掛かるでしょう。
世の中何が売れるのかは誰にもわかりません、これは自身のスキルが必要かなと思います。

まずは何をしたらいいのかをまとめてから制作に取り組むことを考えるべきかなと思います。

上記の回答(初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
当方文章力が低いのはわかっているのですが、正直言いまして何をすべきかそれすらよくわかりません。
とりあえず課題点の洗い出しがてらなにかしら書いてみたいと思います。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 初心者が書く分量はどれくらいがいいか

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元記事:初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信

 単行本1冊ってもうすでに長編だと思うけど……。短編とか中編って原稿用紙換算で100枚前後くらいのものを指すんじゃないの?
 『大丈夫』というのがどういう意味なのかがはっきりしないですけど、長編を盛り上げる技術、短編をきれいに終わらせる技術、連載を回していく技術、多分すべて別物なのでやりたいことがはっきりしているなら変に遠回りしないでモチベーションが枯れないうちに普通に大長編を書き始めたらいいんじゃないかという気がする。短編のほうが短いスパンでトライアンドエラーを繰り返せるっていうメリットはあるけれど、とりあえず今やりたいことをやっていくほうが大事なんじゃないかと。大長編にチャレンジしてみなければ身につかない感覚もあるんだろうし、そういうものを書こうとしてみることが悪いとは思わない。執筆に行き詰まったらそのときはじめて短編の執筆を考えてみるとか、そのくらいでいいと思う。

上記の回答(初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
短編長編それぞれ必要な技術は別物なんですね。
やりたいことは今やるのがいいのはわかっておりますが、やはり能力等かなり不安がありますので、少し頑張ってから挑戦したいと思います。。
なお当方短編は単行本半分程度、中編は一冊位かと考えております。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 初心者が書く分量はどれくらいがいいか

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元記事:初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信の返信の返信

>新人賞の区分としては書いてあります。
ごめん、規定と書いたんで誤解させてしまいましたね。
「短編は長編の練習にはならない」というのはページ数の問題じゃないから、その前提を当然の事として説明してないでしょ、って事ね。
短編~中編くらいでもサブプロットを扱うことはできるし、多少なら複数の話題を短編にまとめることはできる。
そういう構成で考えれば「短編」という規定内である事は変わらないけど、やってること(考え方)は長編と同じなので、繰り返し、ページ数の問題ではないわけですね。
単純に考え方の分類として、「短編型の思考」と「長編型の思考」という意味で「短編」「長編」の言葉を使われていると思うので。

逆を言うと、長編を書いていても一つの話題しか書いてない場合、これは単に「短編の思考で、その短編を長く書いただけ」なので、作家五十嵐さんの言う「短編は長編の練習にはならない」の「短編を書いている」のと大差ないわけです。
でも初心者にいきなり複数の話題を扱えったって、一つの話題を物語にまとめることすら苦労してるのにいきなり複数なんて無理でしょ?
なので、まずは短編、すなわち「一つの話題を物語にまとめる訓練」をしましょう、という主張でした。
「一つの話題」をまとめることが出来るようになれば、あとはまとめたものをどう組み合わせるかの創意工夫で長編は書けるので、短編が書けるなら後は技術や力量ではなく考え方の話だろうと思います。

いま構想してる物語があるのだとしたら、そこから「話題を一つだけ」ピックアップして、それについての短編を書いてみると良いと思いますよ。
「話題を一つ」で思いつかないとしたら、「設定を一つ挙げて、その設定をテーマに短編を書く」と考えてみると良いです。
新規で設定を作る必要がなく、執筆予定の長編のイメージを鮮明にする手助けとなり、なんならWebでも書籍でも世に出た後は外伝や幕間として書いた短編を添付することが可能ですから。
あるいは、執筆予定の長編を掌編~短編サイズに小分けして、続きモノの連作として仕上げる、という方法もありだと思いますよ。

上記の回答(初心者が書く分量はどれくらいがいいかの返信の返信の返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 1 投稿日時:

返信ありがとうございます。
今一度本を読み返してみたのですが、長編と短編は書き方が違うとは書いてあったものの、どのように違うのかは書いてありませんでした。そこの違いというのが中に入れてあるネタというか題材の量なんですね。
短編を書くことは文章を書くことの練習にはなるとも書いてあったので、やはりまずはそこから始めてみようと思います。
>>「話題を一つだけ」ピックアップして、それについての短編を書いてみると良い
この点ですが、話のネタは最初から持ってくる(当方の話だと、主人公が改造手術を受けるあたり)のと中盤から持ってくる(怪人になった主人公が何らかの作戦を行う)ののどちらがいいのでしょうか?

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 初心者が書く分量はどれくらいがいいか

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元記事:書くテンポをはやくしたい

 本です。ここの掲示板にはお世話になっています。

 作品をいくつも書いていて、自分の書くテンポがのろのろしていると実感してしまいます。所謂遅筆なのですが、原因はわかっています。違和感や同じ表現、会話の不自然さを見つけてしまうと、そこを直したくて直したくてたまらなくなるんです。
 克服するため一気に書いたり、あとで直すと言い聞かせたりしても、やっぱり手がそっちに動きます。で、本文より推敲に集中力を削いでいかれると。
 ひとつの手入れで全体のバランスがよろしくなくなり、結果ほとんど消してしまってストーリーが進まなくなる。もう一度はじめから書き直す。これを克服、あるいは頻度を減らしたいです。一物書きとして成長するためにも、よい案はないでしょうか?

 書きたいシーンでさえ違和感や不自然さに我慢できなくて推敲に走ってしまいます。
 公募の〆切を頼りにその日まで完結させる!と決めたり、今日はここまで書くと目標を立てたりしてなんとか直したい欲求を我慢してはいます。
 ひとつ、案を聞かせてください。

上記の回答(書くテンポをはやくしたいの返信)

投稿者 読むせん : 0

タイムアタックですね。
イラストやクロッキーでは「30秒ドローイング」ってのがあります。

可能なら、ボールペンでアナログ書きがいい。30秒以内に書けるだけ書いて次。って感じ。
=======================

推敲癖は素敵ではないですね。しょせん素人の推敲なんて読者からすれば「で?どこか変わったの?」レベルです。泣けるレベルで差異を認識してくれません。

下手の推敲なんてヘボい家庭料理にクソみたいなパセリ乗せるか否かに8時間なやんでいる程度なんですよ。現実問題・・・・・orz

そこで8時間をどぶに垂れ流すくらいなら、金を稼げている作家の文章をコピー&ペーストして名前すげ替える方がなんぼかまし。一番いいのはガチ編集者に金を払い推敲してもらう方がいい。

完璧に仕上げたいのは分かる。ただしじぶんの【推敲能力の低さ】を自覚しよう。文章からも書いていらっしゃいますが・・・・・・推敲した後の方がクオリティーが下がっています!!!!
=================
イラストなんかはザラにいるんです。

清書(せいしょ)前に推敲するーといいつつ、ヘボい下絵にチョイチョイ、チョイチョイ修正入れるくせに、別になんも良くなっていない下手な落書き量産者が・・・・・・・(-_-;)

そういう人は、固執する割りに枚数書かないので、上達しません。
練習は量より質だと言いますが、そもそも文字や単語すら覚えきれていない人の「質」なんてゴミ同然なんです。

なんかキャラの斜め顔アップしか描いたことがない人が多いんです。そんな奴のイメージする【質】を信じるな。まずお前さんは量だからー!!( ゚Д゚)ひぃぃぃぃ

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 書くテンポをはやくしたい

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投稿日時:

元記事:三人称一元視点を書くコツと注意点

 先日、三人称一元視点についてとある作者様と話していました。
 しかし作者様には理解がしがたい説明になってしまったらしく、作者様を混乱させてしまったような気がします。
 良い機会なのでみなさんの意見を聞いて、偏っているところがあるなら、自分の認識を改めたいなと思い、スレを立てさせていただきました。

前提としてその作品は、
・作者は三人称一元視点だと思って書いている。
・しかし、読者からは作品は視点ブレが多いと指摘されている。
・少なくとも、シーンが切り替わると、前のキャラとは別のキャラクターに焦点があたり、そのキャラのことを描いてしまっていたりする。結果的に複数の視点から作品を構成してしまっている。
・描写も、三人称よりで、一人称のようではない。

 と私は思っています。

 で、私が認識している三人称一元視点というのは、

・カメラ位置としては、視点主がハンディカメラを持っているような視点になる。
・少し主人公と離れた位置から三人称を用いて主人公が知りえない状況、知らないことも書けたりする。
・しかし基本的には一人称と同じ表現にする。

 というものでした。

 相手方の三人称一元視点の主張は、

・地の文に語り部キャラクターの主観が入っていない。(作者の主観は入りうる)
・カメラは視点主のそばにいる。基本的には視点主の立ち位置から撮影し続けて、たまに視点主の内部に潜って心の声を録音し、また離れる……そんなイメージ。

→これは、たぶん「三人称一元視点」をググると最初に出てくるサイトからそのままコピペしてきたやつだと思うんですが、まあ、大体合っているのだと思います。
 主観、というのは、思い込みは書けない、ということなのかなと思います。
 嘘は書けない、みたいな?
 でも、主人公はこう思っている……というのは書けそうな気もしますが。
 また、カメラ位置はいわゆるゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじである、ということでしょう。

 でも、この考え方って落とし穴がある気がするんですよね。
 主人公とは別の存在なので、心情がいわば吾輩は猫であるの猫の視点から主人公を描くみたいな認識になりますよね。
 そうすると実質視点主とは別キャラクターの思考が存在することになります。
 これは読者からすればとても混乱するような気が、私はしました。

 気がするだけで、確信はないので、みなさんに突っ込んでもらおうかなと思った次第です。

 例えば、主人公がなにか食べ物を食べたとき、
「まずそうに食べた」という描写は、三人称ならありですが、一人称だとかなり違和感がある表現だと私は思いました。まずそうな表情をしている、という、客観描写ですよね。

「まずいと思った」、もしくは「まずい」と言い切っちゃっていいと私は思ったんですが、たしかに目玉おやじを通して描かれているならその主人公の表情を読みとって「まずそうな表情」と書いても問題ないような気はします。

しかし、それだと三人称一元視点のメリットが薄いし、場合によっては別のキャラクターの視点から描かれる神視点だと読者は勘違いしかねないのではないか、思いました。

 そこで質問です。

 みなさんは三人称一元視点を書くとき、意識していることはなんでしょうか。
 また、どうしたらうまく書けるようになるのか、上達方法などもあれば教えていただければ嬉しいです。

上記の回答(三人称一元視点を書くコツと注意点の返信)

投稿者 あまくさ : 1

極論すると、三人称には視点はありません。あるいは、視点はあってもなくてもどちらでもいい、と言った方が正確かも。

1)AとBは、レストランで向かい合って食事した。(視点なしに事実だけを書いている)

2)AとBは、レストランで向かい合って食事している。(視点を特定のキャラにおかず、空間のどこかに「カメラ」をおいている)

3)Aは、レストランでBと向かい合って食事している。(特定のキャラに視点をおいている)

要はこれだけのことです。

1と2は結果としてほぼ同じ文章になります。1は書き手が視点を意識せず、淡々と事実だけを書き連ねているということです。

3を採用する場合の主な目的は臨場感。
ストーリー的には、二人が会話しているということと会話の内容に意味があるわけですが、どうせならAの視点からBの表情を見て思惑を想像したり、店内の様子や空気感を見渡したり、会話の途中でドアが開いて別のキャラが入ってくるのが見えたりとか、そんなふうに書く方が読者は情景をイメージしやすいのではないか? ということです。

で、おわかりのように、こういう書き方をしたいならば普通は一人称を採用します。
しかし、この一場面だけのために一人称にしてしまうと、他の場面も一人称の制約を受けることになり、すこぶる窮屈です。他の場面の大半は三人称向きということもあるでしょう。

なので、ベースを三人称にしておいて、必要なときだけ3の書き方をするという手法があるわけです。繰り返しますが、三人称は視点を入れても入れなくてもいいのです。

   *   *   *

というわけなので、個人的にはベースは普通の三人称、必要なパートだけ一視点という書き方がいいんじゃないかと思います。
ただ、三人称一視点は読み味が一人称っぽくなるので、ルールもどきを逸脱すると違和感が生じるということはあるかもしれません。
そこは作者の感覚で匙加減すればよいと思いますが、すべてをセンスでコントロールするのは大変でしょうから、一視点でいくなら一視点で通した方が簡単、ということはあるかもしれません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称一元視点を書くコツと注意点

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投稿日時:

元記事:「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが

「異世界に転移する人間=現代人」とか「異世界=現代ほど文明が発達していない中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界」という固定観念を壊したくて、「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが、「現代風の異世界」ってどんな風に描けばいいんですか?「現代ほど文明が発達していない中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界」ならそれこそ腐るほど例がありますが、「現代風の異世界」は見たことがないのでいまいちわかりません。特に異能・超常要素とかなくても、魔王とかわかりやすい人外の悪役がいなくても、架空の土地だけで話が展開すれば「ちゃんと『現代風の異世界』してるな」とか思ってもらえるんでしょうか?
あと「現代風の異世界」を描いている作品があったら教えてほしいです。なおこのスレで言う「現代風の異世界」というのは「現実世界から枝分かれしたIFの世界」とかじゃなくて、「現実世界とは最初からまったく関係ない架空の世界」という意味です。

上記の回答(「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですがの返信)

投稿者 手塚満 : 0

ファンタジーで探すと見つかりにくいかもしれませんが、SFなら当たり前にあったりします。地球外が普通に出てきますから。

例えば「スターウォーズ」シリーズは、設定年代が遥かな昔の宇宙ですから、地球なんてものが出てこない。人類っぽいキャラ、亜人的、魔物的なデザインの知的生物とか出て来て、社会も似て非なる感じですよね。
作中の各種族の文明レベルもさまざまでした。石器レベルまではなかったですけど、古代~未来まで折衷した世界観です。

「科学技術を持つ異星人が地球に飛来し、石器時代の人類を母星に連れ帰った」と考えれば、お考えの構想とほぼ同じでしょう。それをSFにするかファンタジーかは、割とどうとでもなると思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが

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