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元記事:マフィアものは今どきうけないか?

時折お邪魔しています。JJです。今はなろうで、異世界モノを書いてはみているのですが、流行って凄いのだなと小説の閲覧数を見て感じています。

私が書きたい作品は主にマフィアやギャングものです。
純文学もそうですが、マフィアやギャングものを投稿出来る様なサイトって少ないよな
と感じているのですが、どうお考えになられますか?

どこのサイトをみても、異世界一辺倒、時折恋愛ばかりで
もうマフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

(私はゴッド・ファーザー、アンタッチャブル、グッドフェローズなどが好きです)

上記の回答(マフィアものは今どきうけないか?の返信)

投稿者 あざらし : 2 投稿日時:

個人的には楽しみではあります。
ただハードルとしては高いとは思います。
そもそもエンタメに限らず一般を入れても、他では代替えできないレベルで『組織犯罪側』の立場からスポットをあてた小説が極端に少ないですよね。
【ゴッドファーザー】はもちろんその筆頭ですが、それ以外がちょっと思い浮かばない、という感じ。マフィアを敵側にした小説なら、クィンシーシリーズの【燃える男】とか面白い小説あるんですが、犯罪者側はホント少ない。

これを、たとえば日本の小説に変えても状況はあんまり変わりません。もちろん日本の場合はマフィアじゃなく暴力団、ってかヤクザを題材にした小説ということになるんですが、個人的にパッと思いついたのが【鬼龍院花子の生涯】ぐらい。
ちなみに「忘れてるだけだろ、」と思ってググったら、こんな感じでした。https://ja.wikipedia.org/?curid=3687568
確かに忘れてたんですが、それがエンタメ全開の【赤川次郎著:セーラー服と機関銃】でした。ウィキペなんで抜けまくってるという可能性も充分にありますが、それでもこのタイプの小説が思いつかない。
これがそのままハードルの高さだと思います。

>マフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

抗争は大丈夫だと思うんです。
おそらく小説で難しいのは『不良っぽさ』の部分ではないでしょうか。
『マフィアと不良はちやうわい!』ってのは当然、もちろん私なりにも理解してますが、少なくとも一般的なイメージとして不良と組織犯罪ってのは、大くくりの延長線上にあることは否めないと思うのです。

どういうことかと申しますと、漫画雑誌には山ほど『暴力団』『不良』『暴走族』こういう感じの、まるっとひっくるめて反社会的な行為を題材に利用した作品が山ほどありますよね。
それが小説の題材レベルとなると、不良でさえマイナー、というかハッキリとレアケース、無いんじゃないかな?といっても、まぁ問題ないような話になってきます。

ラノベと対象年齢層が同じような漫画雑誌には常に連載作品があるのに、これが小説になるとラノベに限らず一般にも無くなる。
不思議な話ですが、率直には小説と相性が悪いんだと思います。

ここら辺りをちょっと考えたんですが(おそらく)漫画は外から眺めた状態に置きやすい。
で、小説は内面に踏み込みやすいという、本来持っている利点が短所に転ずるように思います。(登場人物の内面に踏み込む、極論すれば反社会的行為を追体験するということ)

ぶっちゃけ漫画の方も読者は、「反社会的行為を楽しんで読んでいるのではない、安全地帯から登場人物が行っている行為を覗き見て楽しんでいる」ということではないでしょうか。
小説の場合、内面に全く踏み込まないという書き方もありますが、そうなるとエンタメとしての難しさも出てくる。
こういった所にも要因があるように思います。
かなり歯切れの悪い書き方をしましたが、これは私自身がこの手の漫画を好まない所以です。とてもじゃありませんが「読んでる」とはいえない程度。

あとですね、ほんの僅かな違いですが、小説は頭の中で映像を組み立てるという行程が無意識でもありますよね。
ワンクッションおくだけに筆致が達者でないと読者が冷静になりやすくもあります。

これについてですが、反社会的な題材の漫画の方も『読者を冷静にさせると負け』っぽい所が多分にあります。
好まなくとも「なんとなく」漫画雑誌でパラパラ程度に目を通しますので、それらを読んでいて感じるんですが、実際、幼稚なことしてますよね。
パッと思い出したことを例にしますが、『暴走族の登場人物が交差点に立ちふさがり車を停める』というシーン。当たり前ですが、青信号は車が走りますよね。これを暴走行為を支援するために、交差点で立ちふさがる。それを見た仲間は「スゴイ度胸だ!」みたいなことを言って褒め称える。
これ、別にそんな大したことじゃなく『信号を渡り損なったおばあちゃん』でも、同じように車は停まるわけです。別に暴走族だから停まってるわけじゃない。車は事故をするのがイヤだとか、もっと端的には車が傷つくのがイヤで停まるってだけ。
そういう他人の常識に乗っかって初めて出来る反社会的行為は、読者が熱中して読んでれば良いのでしょうが、そうでなければカッコ悪いと感じてしまう。
こういう、読者のちょっとした冷静さが物語を根底から致命的に台無しにしてしまいます。

ここまで書いたのは、ま、『小説を読む層と異なる』という根本的な要因もありそうですし無視もできませんが「こういった理由もあるのではないだろうか」という話しです。

ただですね、たとえば【ゴッドファーザー】にしても、極端には【セーラー服と機関銃】にしても、こういった所を上手に回避しているとも思うのです。
ゴッドファーザーは血筋、マイケルは元々”ワル”でもなければ”不良”でもありません。むしろ海兵隊員(本人が志願しなければなれない、国に忠義を誓った者&大統領直属の即応部隊:アメリカ人にとって正義の具現でもある)という解りやすい背景もあります。
セーラー服と機関銃は、ヒロイン兼主人公についは、これはもうエンタメ。赤川次郎氏がラノベっぽい作風ですので、エンタメとしてはこっちの方が参考になるかも知れません。
彼女のキャラクターとして、それなりに女の子してる、友人もいて学校生活を楽しんでいる、度胸がある、信念故に突っ走りがち、という”フィクションの普通”に加えて「父親が組長」という巻き込まれ型のヒロイン。これも不良とかワルは読者に感じさせない工夫があります。

逆に”ワル”をバンバン出して描ききったのは【ブライアン・デ・パルマ監督:スカーフェイス(1983米)】でしょうか。
お好きな映画と俳優からして、すでに観ていらっしゃると思いますが、監督の得意技がドぎつく光ってますね。
マフィアではなくキューバ移民、いわゆるギャング映画になるでしょうが、この映画はことごとくゴッドファーザーのマイケルを真逆でやってますよね。外見からして、ビシッとしたスーツではなく、チンピラ丸出し。品性も乏しく、なにかにつけセリフはファック! 敵対者は抹殺し、拷問も日常、移民者がコカインでのし上がる物語。
ある種ラストシーンが約束されてしまう、そうならないと観客が納得できないストーリー展開ですが、デ・パルマ監督がやっちゃうと、そういうゲスい部分も一部の人には崇拝にまで昇華される。
ワルに乗り切れない観客には「本来親しくして欲しい人・人生において大切な人」から総スカンを食らって拒絶されるというバランスが、これはもう綱渡り的なほど絶妙に描かれています。

おそらく一番マズイのは、ゴッドファーザーの回避ポイントを設定として、スカーフェイスをやっちゃう、つまり『真っ当かつ高潔な印象で始まった人物が、ゲスイ奴になっり暗黒街でのし上がっていくハッピーエンドストーリー』でしょうか。
漫画ではイケそう、でも小説では辛いと思うのです。

めちゃくちゃ極端な例を書きましたが、

>どこのサイトをみても、異世界一辺倒、時折恋愛ばかりで
もうマフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

これについては、もう『サイト・ネットとはそういう場所だから』仕方ないと思うのです。
ネットって『探してたどり着く』でもありますが、同時に『それ以外を遮断する』ツールです。
大きな本屋に行って、趣味の本だとか、職業に関する専門書のコーナーに行くと『あ、こんなのもあるんだ』という発見がありますよね。
ところがAmazonで買い物、これは便利ですし、私も他サイト含めて利用していますが、やっぱりね、発見という意味では乏しいツールです。
ダイビングの本は、ダイビングの本を探さないとヒットしないし、近い本の検索をしないと”あなたへのお勧め”にも表示されませんよね。
事実上、世の中に山ほどある『それ以外』を遮断されてもいます。
こういったことを鑑みてニッチなジャンル、前例が少ないジャンルならば、これはサイトに拘らず、出版社への投稿の方がよいようにも思います。

これは面白い、という小説に関しては、私のような書痴注目として講談社メフィスト賞や星海社新人賞もありますので一考されることを提案いたします。(受賞作のレベルはラノベ新人賞と比較して結構高いです。特に後者メフィストが)
渾身の一作を書き、多くの人が面白いと思うだろう作品ができあがる、けれど御作がネットでは結果的に遮断と同義の状況に陥る、これは勿体ないと思うんです。

ちょい長くなりましたが、期待しております。
執筆がんばって下さい。
応援いたします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: マフィアものは今どきうけないか?

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元記事:どうしたら半スランプから抜け出せるか

半スランプになってから早四年が経ちます。
そのあいだ、一文字も書かなかったわけではないので半スランプと定義するのですが、まったく書ける気がしません。
第一に、自分は学園バトルアクションばかり書いていて時代に取り残されたことがあります。
第二に、書きたいという気持ちもインプットも欠かしてないのですが、それでも筆が取れません。
長文失礼しました。お返事、待っています。

上記の回答(どうしたら半スランプから抜け出せるかの返信)

投稿者 あざらし : 4 人気回答! 投稿日時:

ざくっと書きます。

>第一に、自分は学園バトルアクションばかり書いていて時代に取り残されたことがあります。

この状況が見えませんので言葉通りにとりますが『時代に取り残された』というのは、裏を返せば『時代を追いかけていた』ということです。
このやり方を否定はしませんが、コツがあります。
ひとつは最先端を突っ走り続けること。
誰かの後追いでは成立しません。
常に新しく魅力的な”なにか”を提供し続ける必要があります。
なぜなら受取手は、同じようなモノを見せられ続けると、いずれ必ず飽きるから。
要するに需要が下がってくるわけですが、ここで誰かの後追いは方向転換ができません。ブームの低下、下がってくる需要と一緒に落ちていく、気づくのが遅すぎる、というリスクを伴います。

最先端を走るというのは、常に新しいモノを短期間に続けて提供し続ける必要があります。需要の低下にいち早く気づくことができる、つまり方向転換が素早く出来るということですね。これを生かすのが分析するためのデータや、数字を追いかけるという作業。
コツというのはここ。
私は執筆はしませんので私の仕事に当てはめてますが、クライアントのことです。
おそらくは小説なら出版社・編集者の仕事になるはずです。(というか、最新でなかったり不正確なデータは「分析したよ」という事実そのものが判断ミスを煽りますので、個人で行うなら高リスクの覚悟が必要です。後ろ盾ナシではお勧めしません)

もうひとつのコツは、オリジナリティ。
執筆者、特にアマチュアの方にとっては現実的な方法になるはずです。
流行そのものの後追いをしていても、”ウリ”となるポイント、他作品との差別化がなされていれば、勝負所が変化します。
理想的には『なんとなく流行ってるジャンルだから読んでる』ではなく、『○○さんの小説でしか味わえない魅力があるから読んでいる』ですね。
言わずもがな、こっちは強いです。
方向転換に後れを取っても、修正できる時間的余裕が生まれます。

で、耳の痛い話をしますが『学園バトルアクション』に書けなくなった理由を求めるのをまずやめた方がよいです。
ブームの時期より圧倒的に少なくなりましたが、出版されていないわけじゃありませんよね。
近々でも【羊太郎著:ラストラウンド・アーサーズ】がありますし、続刊の発売日も決定されてます。
流行ってなくともブーム以降も出版はされ続けているという事実です。
人間は迷いがでると理由を求めたくなるものですが、スランプとは切り離された方が良いかと存じます。

>第二に、書きたいという気持ちもインプットも欠かしてないのですが、それでも筆が取れません。

スランプというのはクリエイターにつきものです。
ひとつ脱出法を。
個人的には『これ以外はない』と断言できる方法なんですが、それが他の人に当てはまるかどうかは解りません。

人によって比率は異なるとは思いますが『感性で創作している、それを支えているのが技術』これが日常、普通の状態です。
調子がよい、次から次へとアイデアがわいてくる、ぶっ倒れる直前まで頭さえまくっている。
こういう時は、ほぼ感性が原動力です。
技術の方は意識外で、勝手に脳みそが極小のリソースでやってくれます。
で、スランプというのは感性が低下する、つまりメンタルに原因があるわけです。(フィジカル的なこと、肉体が原因、単純には風邪ひいたなんてのは置いときます)

スランプのときは前述の比率を極端に技術にふる。
感性が弱っているなら、技術を使うしか方法がないわけです。
身につけた知識や技術がありますよね。
それを使って、主にアイデアに知識を総動員させて補完し、物語は理詰めでやってください。(私の仕事に当てはめてますが、この相関関係で大丈夫なはずです)(ぶっちゃけ知識や技術は、こういった時に使うためのものです。快調なときに活躍の場はあんまりありません)
こうやって無理矢理でも納期に間に合わせる、クライアントに不出来を察知させない、それに死にものぐるいになるとスランプから立ち直る、というのが私の脱出法です。

有り体に言えば、手を動かすのを最優先にする、ってだけですが。
技術については、少々は忘れてても大丈夫でしょう。
書籍、つまり文字として表記することが可能ですから、資料には事欠かないはずです。

どうしてもアイデアにつまるなら過去作のリメイクでも結構ですし、それでもダメなときは『個人的な練習で発表もしない』という条件付きならば、著作権にすら気を配る必要もありません。
昔話でも古典落語でも膨大な作品数がありますし、それらはページ数になおしても短いものですから、現代劇にし、登場人物をラノベ風に変換するだけでも短期間に多くのトライアンドエラーが可能なはずです。

そうやって手を動かし、無理矢理ひっぱたいて眠っている感性をたたき起こして下さい。
いずれにせよ『書けない理由』はたまた『書かない理由』これらを探したって解決にはなりません。

ぶっちゃけ飯を食えてるならいいじゃないですか。
スランプはなかったこと。
ゼロから始めたってよいと思いますよ。
4年というのは、そういう方法も考える期間だと思います。

あまりご自分を追い詰めないであげてください。
もっと気を楽に。深呼吸して。
その分、手を動かし、数多くのトライアンドエラーを。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: どうしたら半スランプから抜け出せるか

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元記事:読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?

こんにちは。
実はですね、前回質問した時にこんなにありがたいコメントを頂きました。

>普通に暮らせている皆が正しくて、発達障害を持っている僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

ってかいたら、とある方に。

これは、ね。心にジンっと来た。
不謹慎だと自分でも思うけど、でも事実です。
これを『文字として一切書かず、読者の心に届ける』
それができて、かつ読後感をさわやかにできれば飯を食えるよ。
それだけのテーマになりえます。
ラノベより一般、漫画でいえば少年誌ではなく青年誌で扱うテーマではありますが、向き不向きを超越するってのも新機軸としてアリです。

ってその方は書かれたんですね。

なので、「重たくてセンセーショナルな題材を、爽やかな後味にするにはどうすればいいんだろう?」
と思いました。
皆さんは重たいモチーフやテーマを扱う場合、何か気を付けている事はありますか?

それだけでなく、短編を数本完成できるくらいの力を付けた方が良いよ、とも書いていただきましたが、僕は短編を書いたことがないので、何か気を付けておいた方が良いことはありますか?
長編小説との違いなど教えて下されば幸いです。

上記の回答(読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

なんと申しましょうか、あらら、という感じ。
ちょい残念です。
前回の書き込みで私が引用したカ所は、

>皆が正しくて僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

こうでしょ。
私がグッときたのは、この字面です。

>普通に暮らせている皆が正しくて、発達障害を持っている僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

こっちの字面では、まったくピクリともこない。
これじゃ婆のヌードです。

否定から産まれるモノってのは”ほぼない”ので、あまりこういう書き方はしないのだけれども、絶対にやっちゃダメなことをしそうな気配があるので、あえて。
いいかな。
『著者が発達障害であることを読者に伝える』これをやると、きみは自分の小説を殺すことになります。

発達障害の主人公、これは全くもって問題ない。
理由は『作品で勝負しているから』

ぶっちゃけ読者にとって『誰が書いているのか?』なんてのは、作品が面白かった結果として興味が出ること。
素人の、初めて読む小説で、著者についての情報なんて読む気を阻害するだけです。
率直に、隣家のオッサンの靴のウラの方がよっぽど興味深い。

著者の実体験を書きたいなら、それは小説じゃなくエッセイでやってください。

よく見て、考えて。
『皆が正しくて僕が間違っている』
これはね、多かれ少なかれ、誰しもがそういった感情を抱いた経験があるものです。
けど日常的には考えない。
それがこの字面で、心の底に沈殿していたオリ、自己への疑問がフッと立ち上がってくる。
で、『それが僕の世界のルールです。』
こう締めくくるわけだ。
つまり”僕”にとっては、それば生き方となっている。(あ、この僕というのも良いね。”ぼく”でも”ボク”でもない、ひらがな・カタカナ・漢字これで印象が変わるってのも小説の醍醐味です)

で、さ。
元々の字面だと、これは長編向き。文庫本一冊ぐらいにはなるはずです。
短編云々は私が書いた事じゃありませんし本来の趣旨から離れていきますが、ちょっとお借りします。
同じ元となるネタを使うとしても、これだって頭で産み出せば良いんです。

ちょっとやってみようか。
この境遇に置かれている”僕”は、色々とパターンがありますよね。
A)性同一性障害の少女
B)内戦で反政府軍に占領された地域で暮らさざるをえない、政府軍将官の息子であることを隠している少年
C)家族や友人が寄生虫に心を乗っ取られ、ひとり正気を保っている少年

ね。
ジャンルはバラバラですし、かなり直接的にやってますが、それでも『皆が正しくて僕が間違っている。それが僕の世界のルールです。』に、なりますよね。
ネタとして短編で栄えそうなのは、A)とC)
B)でやるなら思い切った刈り込み、という感じでしょうか。

短編の参考にされるなら、お勧めの筆頭は落語。
笑いに着目されがちですが、人情話、怪談といった演目もあります。なによりも時間にして20分~40分、これぐらいの時間で話を広げ、それを盛り上げ、結末を仕上げるという物語の運び方は、ちゃんと味わい、租借して知恵を働かせれば短編小説の勉強になるはずです。
有名な演目については付き合いによっては知らないと恥をかくレベルの一般常識でもありますので、少なくとも無駄な時間にはならないでしょう。

他にお勧めするなら、有名漫画家の短編集。
基本ルートとして(短編読み切り)→(連載)という道をたどる漫画家さんが多いので探すのもあまり苦労しないはずですし、短編集は基本的に売り上げが低いのでネームバリューのある方が出すケースが多いです。中には藤子不二雄両氏のように短編の名手と呼べるレベルの方もいらっしゃいます。
最近の作家さんですと、石黒正数氏が抜群にお上手です。

ちなみに聲の形。
あれも元々は新人賞への投稿作品、つまり短編です。
基本となるネタ次第で、短編でも長編(全7巻)でも2時間の映画にもできるって事実です。

いずれにせよ『長編でこそ力を発揮する』という方が少なからずいらっしゃいますし、これは小説でも漫画でも同じです。
短編の良いところは、なによりトライアンドエラーの回数を多く持てることにつきるのではないでしょうか。

とにかくね、書くべきです。
相談するより、まず書く、その上で直すべきところを考える。どうしても自分の手に余る事態が発生したら相談する。
これで良いと思います。
トライアンドエラーの回数を増やさない限り、上達はありません。
ちょっとでもね、前に進みましょう。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?

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元記事:応援してくれて本当にありがとう!!

うらやましいです。
自分が自分のままでいられる場所にいられるなんて素晴らしいことですね。
僕の住む世界は、「あんたの得意なことはあんたが勝手に探せばいいんじゃないの?その件にしては関知しないし、私たちが支援するのは、【普通の健常者】並みでなくても良いからまっとうに働けるように、あんたを普通にすることだけ。それ以外は手伝わない」というスタンスの家族や支援機関に囲まれた矮小な世界です。
それに僕は余りにも多くの罪を背負い過ぎた。
家庭内の不仲が原因で精神的に追い詰められて、両親の財布から札束をパクったまま家出して一日ホームレス生活したり、キャンプ中にはしゃいで箸を振り回して間違って他人の目を突いちゃったり。大声で説教されたことで聴覚過敏が限界に達し、家で大暴れして精神病院に入院したり。数え上げれば枚挙に暇がありません。
悪気はほとんどなかったとはいえ、僕はその罪を今償っています。
また道徳的な罪を犯せば、どのみちホームレスかムショ行きです。
だから今のままの自分を愛して許すなんて甘ったれた事、だあれも許しちゃくれないし、望んでなんかいないんですよ。
いつだってそう。
皆が正しくて僕が間違っている。
それが僕の世界のルールです。
どうすればいいんでしょうね、いや、どうしたらよかったんですかね。

でも僕は知らずの内に勘違いをしていたみたいです。
リアルの人から言われたことを鵜吞みにしていました。
勘違いを解いてくれて本当にありがとうございます。
正しくは美しいものを美しいと感じることはできるけれど、リアルの対人関係での友情とか、愛情を読み取ることが苦手、と言った方がよかったでしょうか。

>>『心の底から』という条件なら、私もほぼしたことがありません。
心の底から思いやる事が出来る(と、自分で思っている)のは親友・恋人・親族、こういった相手だけです。

問題は親族が辛い目に遭って、それからいくら時間がたってもなあんにも感じないし、何をしてあげようとか今更思わないのです。
昔だったら思ったかもしれないけれど、今はそんなこと、微塵しか思いません。極端な話、まるで赤の他人同士です。

でもおっしゃるとおり、誰かに酷い目に遭わされた人、たとえばもし母が死んでしまった場合、「大丈夫、心配しないで。僕は立派に生きて見せるから」って言って笑って墓前に拝む方が、気持ちどうこうは別にして、絶対に本人も安心して逝けるはずですよね。
参考になりました。ありがとうございます。創作には関係ないかもしれませんが、できれば前半の質問にも応えてくれたらななんて甘えていいですか。
うざかったら無視して下さい。その方がかえって傷つきません。
それでは。

上記の回答(応援してくれて本当にありがとう!!の返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

順をおって書いていきます。

>自分が自分のままでいられる場所にいられるなんて素晴らしいことですね。

点をあげると素晴らしい世界に見える、ということです。
生徒さんの生活の中心になりえても、全てにはなりません。それもたかだか4年という期間にすぎません。
そして学内をそうする理由は勉学の場であるから。勉強に専念してもらうための処置です。
ホントはね、そうではない。
もっと根源的な問題ですが、そういった大切なことを取り残したまま、勉学の場を提供するための苦肉の策でもあります。
私が彼ら彼女らをみてるのも、ほんの一部。
プライベートは関知しませんし、できません。相談を聞くのが精一杯。
生徒さんからすれば、真実が存在するのは学内という点ではなく生活全般における面であり、彼や彼女らへの本当の解決は面として自分らしいまま生活できることであるはずです。
が、そうはなっていません。

学内は率直に進歩的な考えだと思います。
必要に迫られ、ではありますが。
ただね、これは社会全体でもゆっくりと歩みを進めています。
見えないけし、10年スパンではあるが、ゆっくり進めている。
こっちは必要に迫られ、ではなく正しい道として。
この手の問題に関しての常ですが、おそらくアメリカの10年後が日本の姿です。
アメリカで変化が起きたきっかけは、それ以前になりますが有名人のカミングアウトでしょう。
多数の有名人が、知的障害を伴わない自閉症スペクトラム障害に関すること、以外にも注意欠陥障害・失読症・多動性障害こういった”生きづらさの経験”を告白しています。
結局ですね、多数派が少数派に関心を持つ、これが第一歩で、そこからゆっくりと歩みを進めていくしか、人の意識や価値観の転換には方法がないんだと思います。

>悪気はほとんどなかったとはいえ、僕はその罪を今償っています。
>また道徳的な罪を犯せば、どのみちホームレスかムショ行きです。

経過は特異だと思うが、実際問題としては誰にとっても一緒だ。
解ってますよね?
うん、解ってるはずだ。

>皆が正しくて僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

これは、ね。心にジンっと来た。
不謹慎だと自分でも思うけど、でも事実です。
これを『文字として一切書かず、読者の心に届ける』
それができて、かつ読後感をさわやかにできれば飯を食えるよ。
それだけのテーマになりえます。
ラノベより一般、漫画でいえば少年誌ではなく青年誌で扱うテーマではありますが、向き不向きを超越するってのも新機軸としてアリです。

>うざかったら無視して下さい。その方がかえって傷つきません。

ここだ。こういうところだ。
これがイカン。
他の人とのやりとりを見てるんだから、うざいと思ってたら最初から書かんつーの。
それにね、私が忙しくて書けない場合、それでも『うざい』が理由になってしまうでしょ?
私はそれでもいいよ。
でも、きみの心の中で『うざいと思われた』というクサビがハートに突き刺ささるだろう?
意図せずとも、自分自身で可能性を狭めちゃってるんですよ。

世の中はゆっくりであっても動いている。
竹牟礼さんが今より少しでも生きやすい世の中に、牛歩、いやカタツムリの歩みでも確かに前進している。
きみは取り残される気かい?
世の中が変わるなら、君も代償を払うべきだ。
過去に、そりゃ十分すぎるほど払っているけど、残念ながらそうじゃない。
人の心に対する代償は、過去じゃない、現在に対して求められる。

>どうすればいいんでしょうね、いや、どうしたらよかったんですかね。

どうしていけばよいだろう、ですよ。
他人の評価ってのは、最終的決断はここに集約されます。

で、だ。
代償に対する提案があります。
物語の主人公のように生きてみませんか?

きみが好きな、ではなく読者が好きになってくれる王道の主人公。
別にね『かめはめ波をぶっ放せるようになれ!』というのじゃない。
ドラゴンボールなら、悟空がいいそうにないこと。
これを禁止しよう。

傷つけられることだってあります、これは誰でも一緒。
もうね、そんなときは『まだまだだぜぇ!』心の中でいいから、こうやって笑おう。
そうできるように、今よりちょっとだけ、前に。

それで良いと私は思いますよ。
竹牟礼さんが持っている特質。これは転ずれば、という切っ掛けが必要。
そのための主人公のような(プライベートでの)生き方です。
小説が好きで、小説を書くのが生きがいで、飽きることがない。
もしそうならそれだけで伸びる素養を持っているということです。
書いて書いて、書きまくることができる。
これは間違いなくもの凄く強いことです。

>創作には関係ないかもしれませんが、できれば前半の質問にも応えてくれたらななんて甘えていいですか。

おう、甘えちくれ。
いつもは無理だが、今日は大丈夫。
これは元々の質問文か、それとも返信に対することか、そこが悩ましい。
と、いう風に、相手に伝えるには、ひと言足りない。
さっき書いた指摘は、ひとこと多い。
ちょっとずつ意識していこうや。

返信に対することなら、私なりの応えは以上です。
元の文に対してなら、

>《聲の形》という青春映画を観たからです。

という臨場感に関すること、で良いでしょうか?
これはですね、竹牟礼さんがタイトルを知っている物語。
それも『産まれる前なのに、なんでだろ? タイトルは知ってる』
こういう映画・小説・漫画を片っ端から鑑賞し、読んでみて下さい。

中にはハズレもあるでしょうけど、ほとんどが発見に満ちているはずです。
すぐに思いつかなくても大丈夫。
徐々にで結構です。
レンタルなりオンデマンドなり手軽に観られて比較的お金もかからないので映画から、ちょっと例を出しておきます。
【バックトゥザフューチャー(1985年~三部作)】
【インディ・ジョーンズ(1981年~シリーズ】
【ロッキー(1976年~シリーズ)】
とりあえずカラッとしたエンタメで三本。
竹牟礼さんの年齢は知りませんが、なんとなく産まれる前っぽい印象です。
”超”とか”ド”がつく定番映画ですので、観てることも充分考えられますが外すわけにもいかないエンタメ映画。少なくともタイトルはまぁ知ってるはず。

いずれにせよ『産まれる前で、内容も詳しくしらない、でもタイトルは知ってる』これだけで奇跡的な話です。
おもいっきり遡って、そうですね【源氏物語】産まれる前だとかそういう話じゃなく1000年前の小説。
タイトルは日本人なら全員知ってるレベルですね。
なんとなーくなら内容も知ってるはずですし、一部だけなら学校でもテキストで利用されてますよね。
ところが見方をちょっとだけ変化させると、ライトノベルで今日的にも使われまくっているヒロインの大枠タイプがそろい踏みです。
性格がよく癒やしヒロインだとかツンデレはもちろん、悪い子じゃないんだけど圧倒的ポンコツヒロインやら生き霊になって思い人の現恋人をとり殺すヤンデレ、運命の国母認定を受けたヒロイン、他にもまだまだ十数人いらっしゃいますし、ロリコンで有名な主人公、光源氏から代替わりして子孫に話が移った後も色々ありです。
翻訳版でも気軽に読むには大変ですが、読みやすさ優先なら【瀬戸内寂聴訳著:源氏物語】全10巻がお勧め。
他にも連載中漫画で【稲葉みのり著:源君物語】という変化球もありますし、真っ向勝負なら【大和和紀著:あさきゆめみし】も面白く読めます。

ちなみに”聲の形”ですと、アニメも良かったですが、是非原作漫画もどうぞ。
時間制約に余裕があるだけに、心情の描き方が丁寧です。
ではでは、ゆっくりと確実に前進を。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: どうしたら臨場感あふれる修羅場が書けますか?

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元記事:良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法

キャラクターの作り方に悩んでおります。
初めに自分はテーマと、大まかなストーリーを作ったあとに、それにあったキャラクターを作成しているのですが、いざそのキャラをストーリーに組み込んで話を進めた場合、セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。
これはキャラクターの根幹が定まってないせいでしょうか?

ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいますが、ストーリーを作る前からキャラクターを作成するにはどうすればいいですか?
その方達はストーリーを作る前に、小説のテーマにあったキャラクターを作成しているだけでしょうか?
アドバイスお願いします

上記の回答(良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

まずはタイトルの一部から。
ストーリーを作る前にキャラクターを作る』
こっちに関しては杞憂でしょう。
迷いを深めるだけだと思いますよ。
以下、執筆はせず単なる物語好きの見解です。

1)キャラクターが最も魅力的に輝く
2)物語が最も魅力的に輝く

1)はストーリーのこと。2)がキャラクターです。
映画・小説・漫画、よく嗜むのはこの三つで、舞台その他は年に数本ですが、名作や傑作は(対象年齢によって多少の比率が異なる傾向はありますが)例外なくこういった関係にあります。
わかりきったことを書きましたが、両者は密接に関係しています。あえて書いてもラノベならばキャラクター重視の傾向を強くする、ぐらいでしょう。

たとえば、そうですね、ちょうど最新巻を読んだところですので【のんのんびより】にしましょうか。
同作で、キャラ立ってるな、というと《れんちょん》が真っ先に浮かびましたが、いくら良いキャラでもゾンビものには合いません。登場してもシュールなだけです。
【アイアムアヒーロー】に出してもえらい悲しい喰われるだけの存在になっちゃいますし、メインキャストで成立させるとキャラか物語のいずれかをつぶすことになります。
なんとかいけそうで共通項のギャグテイストを持つ【ゾンビランドサガ】が精一杯。基本的にゾンビという特徴が強すぎ、それを若干薄めのキャラでバランスをとってますので、いずれにせよキャラが立ちすぎて物語を喰っちゃいます。1)と2)を両立させるには『そのまま』とは行かないでしょう。
極端な例を出しましたが良いキャラも物語も、それ単独ではなく、両方揃って支え合ってこそです。

『キャラクター未定だが、ストーリーから考える』
この順序は出来る、というか一般的ですよね。
もうひとつ、
『物語のジャンルを決め、キャラクターを作る』
これも出来るでしょう。

さて本題。

>ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいます

さすがに無理でしょ。
いや、インタビュー記事で『キャラクターから作る』と仰ってる方は確かにいらっしゃいます。それも結構大勢いらっしゃることは存じ上げています。
でも言葉通りではなく、つまり前提が存在する話であって”純然とした順序”ではない。
というのも、そう答えていらっしゃる方は大枠の作風が著者として固定されてます。
5本6本と世に送り出されている著者でも大枠だけは存在している。
これは悪い意味ではなく、どの作品をみても、恋愛を大きな柱にしてたり、アクション戦闘を柱にしてたり、はたまたギャグテイストだったり、時には舞台設定だったりといった具合にです。
著者自身が無意識にでもジャンルや雰囲気などを自作で固定しているから出てきた言葉が『キャラクターから作る』であって、純然とした意味で『ストーリーが全く存在しないのにキャラクターから作る』ではありません。
ぼんやりとしたイメージで良いと思いますので、キャラクターはそれから。でないと作品にあったキャラは作れないはずです。

作風を固定させない、ギャグっぽいのも超シリアスでも、なんでも書く、ジャンルすらをも固定しないというタイプの著者さんに、キャラクターからってのは見受けられません。特定の著者のファンになるとインタビュー記事も読みますが、少なくとも私はお目にかかったことがありません。

あえて一番考えられる例外をあげておきますが、私の根拠がインタビュー記事にある点です。
つまりプロが対象です。当然ながら無名の素人にインタビューなんて誰もやらない。
当たるかどうか、おもしろいかどうかは別にして、最低限のレベルをクリアしているプロではなくアマチュアだとあり得るかも知れません。

>セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。

ライトノベルとして書かれているならば、ちょっと辛いですね。
ただこれ、思い当たる原因が多すぎます。
そもそもでいえば『セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされている』これこそ、キャラクターが出来てないのが理由だと思います。

ももすきさんが大好きな作品に出てくるキャラクター、これはおそらく数人はあげられると思いますが、そういった中で内面(性格)に魅力を感じるキャラクターをひとり選んでみて下さい。
そのキャラクターが『雨の中、道ばたで捨てられている子猫』を見つけたとしましょう。
ベタなシーンですが、その子猫を放置すれば死ぬであろう時、キャラクターが取るであろう行動が想像できるでしょうか?
では、その行動に対して通りすがりのおっさんが『どうして、そんなことをするんだい?』と訪ねたとき、どう答えるでしょうか?
もちろん、ももすきさんが、ではなくキャラクターがです。

どっちも答えられるならば、『そのようにキャラクターを作って下さい』となります。答えられないならば、問題の根がかなり深い。
おそらくは答えられると思いますので、このまま話を続けます。

そのキャラクターが登場する作品名をウィキペディアで結構ですから検索してみましょう。
そんな熱狂的に好きな訳じゃないんですが、話の流れで冒頭で書いた【のんのんびより】でやってみましょうか。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%B3%E3%82%88%E3%82%8A#%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9

有志によるフリー百科事典、ひらたくいえば『その作品がすげぇ好き』なファンが書いているわけですが、作品を通してこれだけの情報を掴んでいるということです。
ここに書いてある登場人物の情報、最低限これぐらいを決めてから執筆されることをお勧めします。

言い方をかえれば、『もし、ここで書かれているような情報がももすきさんの作中キャラに存在しないなら、根本的にキャラクターができあがってない』ということです。そりゃキャラが淡泊であたりまえ。
人生ゲームのコマに乗っかってる棒状の人でしかありませんから、セリフなんて喋ってくれません。

最低でも、
年齢・生年月日・身長・体格・家族構成・一人称・あだ名・好き嫌い・口癖・癖・登場人物との相関関係・登場人物による呼称の区別、必要に応じて宗教や死生観。こういった事を元にして大ぐくりの性格傾向を箇条書きで10行程度。
これぐらいは最低限いると思います。
だってですね、赤の他人が産み出したであろう前述にある、ももすきさんの好きなキャラ、生年月日なんかの数字的なことはともかく、薄ぼんやりとでも『こうかな?』ぐらいが浮かぶはずなんです。
これはイメージができあがっているということに他なりません。

マズいのは作中で使われないことは著者でさえ全く決めてない。
アマチュア作品で『たぶんコレ、著者がキャラクターのことをよく知らないよね』という印象を抱くことが結構あります。
これはね、バレます。
大概は物語もおもしろくなく、おおよそ途中で読むのを辞めちゃうパターンです。

ざっくりと書きましたが、魅力的なキャラクターとストーリーを産みだして下さい。
両輪が揃って、おもしろい物語になります。
ではでは、おもしろい物語お待ちしております。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法

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元記事:物語をよりミステリアスに

初めまして銀の弾丸です。ここに質問をするのは初めてなので、この名前がもう使われていないか不安です。あとこの質問がすでに存在していたらごめんなさい。
余談は置いといて本題に入ります。物語をより謎深く、ミステリアスにするコツはありますか?真相が気になってページをめくる衝動にかられるような。
例えば進撃の巨人だと、主人公エレン・イエーガーの地下室にどんな真実が隠されているのか。
繰り返しますがここに投稿をするのは初めてですのでお手柔らかにお願いします。

上記の回答(物語をよりミステリアスにの返信)

投稿者 手塚満 : 2

「真相が気になってページをめくる衝動にかられる」というのは、まさに面白さの本質(の1つ)です。そのため、そここそが作者の腕前なのであり、「こう書けば、読者はページをめくりたくなる」ような一般性のある方法はありません。

とはいえ、何のとっかかりもないわけでもないです。網羅的に語るのは不可能ですが、いくつか思いつくことを挙げることはできそうです。謎、ミステリアスと感じたら、知りたくなるようなもの、ことであるわけですね。

その謎、ミステリアスは読者の興味を喚起してこそ生まれます。気にならないことは、分からなくても興味は湧かないですから。リアルでは例えば、天文や物理学に全く興味がない人にとって、「ブラックホールは光も抜け出せない」なんて話を聞いても、「どういうこと?」と続きを聞きたくはならないでしょう。

フィクションだと絵空事です。内容を覚えたり理解しても、現実で役に立つことはありません。知識自慢のネタにもならない(有名作品のファン同士とかは別ですが)。リアルでの興味より難しい面があるわけです。

「分からなくて気になる」って何かといえば、上述の通り、興味が生じた事柄になるわけですね。有名作品だと設定集を熱心に読めたりしますが、作中のことを知りたいから。なぜ知りたいかといえば、面白かったから。面白かったら、より深く知りたくなり、物語ではない説明文でも面白がって読めたりする。

ですので、基本は「興味が先、知識欲が後」です。面白い話ができるのが先決で、その話に不完全な情報があれば、謎、ミステリアス足り得ます。それも、あとちょっとで分かりそうで、なかなか分からないものであることが大事です。

これはより一般的にいえば「欲しいけど手に入らないなら、より欲しくなる」というよくある現象に基づきます。欲しいと思ったら、すぐ手に入るものは「欲しい」という感情が強められず、印象に残りません。なかなか手に入らないからこそ、渇望するような欲しさになり、印象に残るわけです。

しかし、到底手に入りそうにない絶望感があると、諦めてしまいます。フィクションの謎であれば、あれもこれも分からない状況だと、確かに謎ではあるんですが、「さっぱり分からない」と諦めて、他の分かることに興味が移りがちです。

ですから、8割分かるけど2割分からない、くらいのさじ加減にする。8割分かるならいろいろ推測もできますし、「あとちょっとで分かりそう」と期待もします。これが謎の部分が5%くらいになりますと、「ああ、分かった」と期待が理解に代わってきます(英文を読む場合でも、知らない単語率が5%以下だと、内容が分かる現象と似ている)。

その残り2割の未解明を作るとして、分かる部分を8割まで増やしていくわけですが、やはりコツがあります。それは、解明された各種情報が何かの一点を指している、というものです。興味を持つポイントを絞って分かりやすくしていくわけですね。つまり注意を集中させる。

お考えの「進撃の巨人」であれば、エレン自宅の地下室には世界の真相を語る手記があったわけですよね。巨人がなぜ生まれたのかとか、壁の外はどうなってるとか。「進撃の巨人」が巨人との戦いから踏み込んで、どうしてこんなことになっているかと物語が深まると、必然的に生じる謎です。

その謎が「あの地下室に行ければ分かるかも」と何度も示されるわけです。これは期待する人が多くなる効果が出ます。さらになかなか地下室にたどり着けないわけですよね。女型の巨人に阻まれ、獣の巨人らに阻まれ、あとちょっとでたどり着けず、いたずらに犠牲者を増やしていく。

欲しがらせておいて焦らすテクニックであるわけです。だから余計に欲しくなる。ですので、地下室にはたどり着き、手記からかなり謎が解明されるのは、カタルシスになります。しかし、さらにちょっと不満な点を入れてある。手記が古いわけですね。だから最新の情報は分からない。そうして、さらに先の展開を知りたいという欲求をかき立てています。

まとめますと、面白く書けるのが大前提で、その上で行える工夫が例えば、

・あとちょっとで分かる期待をかき立てる(8割分かって、2割不明くらい)。
・複数のヒントがある一点を指している印象を作る(知りたいポイント≒勝利条件を簡明に)。
・分かりそうにしておいて、邪魔をする(知りたい欲求をかき立てる)。
・完全には明かさない(全て明かしていいのはラストだけ)。

ということです。これ以外にもいろいろあると思いますが、ご関心のありそうな「進撃の巨人」の地下室を中心に考えてみました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語をよりミステリアスに

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元記事:初心者・素人が小説を執筆するうえで陥りそうな落とし穴や注意点

質問です。

初心者作家や素人が初めて物語を書く場合、あるあるだなあと思う注意点や見過ごしやすい落とし穴、これやってしまったら「はい素人―」と呆れてしまうようなポイントやNGってどんなものがありますか?

登場人物が多すぎて物語がごちゃごちゃしている、
大風呂敷を広げ過ぎて物語が変な方向に行ってしまう、
冒頭でメチャクチャ長い解説を入れている、
文字数が50万を超えていて単純に長すぎ。もっと削るべき

等々

よろしくお願いします。

上記の回答(初心者・素人が小説を執筆するうえで陥りそうな落とし穴や注意点の返信)

投稿者 あまくさ : 4 人気回答!

以前、作者が「この話は最後まで読めば真価が分かるように書いてあります」とコメントしているのを見たことがあります。
これはNG。有名作家ならいざ知らず、最後まで読まなければ真価が分からないシロウトの作品なんて、誰も読んでくれません。それに気づいていないことが大問題であり、この作者は何も分かっていないという証拠でもあるので、そういうのに限って自慢のラストも言うほど面白くないことが多いです。

ちなみにその作品のオチは、序盤~中盤まではシリアスな家庭の愛憎劇と思わせて、実は『クレヨンしんちゃん』のリアルおままごとだったというものでした。

カテゴリー : その他 スレッド: 初心者・素人が小説を執筆するうえで陥りそうな落とし穴や注意点

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投稿日時:

元記事:執筆中の浮気心との付き合い方について

いつもお世話になっております。
長編小説の執筆に向けて準備を進めております、やとうと申します。

皆様にこちらのサイトで様々なアドバイスをいただきながら、
少しずつ物語が形になり始めた現在ですが、このところ新たな壁がでてきてしまいました。

以前皆様に教えていただいた本を読んだり、ネットのサービス、電子書籍に手を伸ばすうち
最近読書や映画が急にものすごく面白くなってきてしまい、執筆に集中できなくなってしまったことが今の悩みです。

創作のネタが出てこないという無い手詰まりといった苦しみではなく、
衝動的に、これまで読まなかったジャンルや作品へ伸ばす手が止まらず、創作に集中できない状況です。

同時にネタ帳というか、読書ノートのようなものを書いており、読み返してネタ作りをしているので、
この先の創作のアイデアの元としては無駄ではなく、幅が広がるチャンスなのかもしれませんが…

しかし、以前考えていたプロットの進みがゆっくりとなりました。
また、新たに見つけたネタを基に、設定や世界観を作り直したい、付け加えたいという考えもあり
せっかく作った冒頭部分の話の文章化が進まず、その後の状況も見えてこなくなっています。

皆様は執筆中に、
読書映画などの他のことが出てきて集中できないとき、
どのようにご自身のモチベーションを維持されていますか?

皆様のご意見、ご経験などを伺うことができれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

上記の回答(執筆中の浮気心との付き合い方についての返信)

投稿者 サタン : 0

これが簡単確実なんだけど、実際なかなか行動に移せないだろう手段。
家の外で書く。
図書館でもファミレスでも。
外だと執筆以外のことをしにくいので、モチベーションの維持とかじゃなく単純に決めた事以外の行動を制限すればいいって話。

ただ、スタバでレポート書いてる大学生じゃあるまいし、最初はなかなか行動に移しにくい人もいる。
でも慣れると外のほうがはかどります。

ぶっちゃけ「アイディアのインプットが出来ている」というのは言い訳の部類で、それが誘惑に負けてるだけではないと言い切れないでしょ。
とはいえ人が最も集中力を発揮するのが「やりたいときにやりたいことをやってるとき」だと思うので、今は確かにインプットの時期なのかもしれません。
勉強するにもやる気が一番大事。
一方で執筆も気になるのであれば、これは「インプットの期間」のほうに時間制限をかけるのも一つの考え方だと思います。
つまり、「今月いっぱいは読みまくろう」「今月だけで◯冊は読む」と決めておく。
そのインプット期間の間は執筆はせず、創作は物語のプロットを量産するに留める。
インプットだけしても意味がないので、同時にアウトプットもしなければならないためですね。
ほんで期間が明けたら、執筆のための新しいプロットを作るか、期間中に書いて気に入ったモノの細部を詰めていくかして、執筆に入ってしまう。
期間が開けてもやる気にならない場合は外に出る。
でもおそらく、期間の間プロットという形でずっと書きたいことを列挙してきたので、もう既にやる気になってると思う。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 執筆中の浮気心との付き合い方について

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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