小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。得点の低い順2ページ目

元記事:「運命の歯車が動き出す」という表現の返信

端的に言えばあらすじに「動き出す」と書くことで、ワクワク感を呼び起こす売りの常套句のようなものだと思います。いわゆる動的な単語に読者は敏感なので。
サタンさんの言うように曖昧だけど何かある、そんなイメージを抱きます。
多用しすぎてテンプレなイメージも受けますけど、それだけ宣伝的な意味では安パイとして使われる表現かな
ただ、この表現をあらすじに使う場合、小説を開いた冒頭の部分に何が書かれているかが結構問われそうだと思います
運命が動き出す、あるいは狂いだす、と銘打った以上は冒頭から何かしらそれをにおわせるもの、あるいは直接的に運命が変わる大事件が発生するとかそういう感じに、曖昧なので割とどんなジャンルでも使えそうな万能な言葉であるけれども、曖昧である以上、小説の中身ではっきりさせてほしいと思わせるのでハードルを上げてしまう言葉なんじゃないかなと

上記の回答(「運命の歯車が動き出す」という表現の返信の返信)

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
やはり抽象的な事がメリットとなるのですか。
動的な単語の効果が大きいという事も納得できました。
よく使われる表現でありながらも、使い方がとても重要なのですね。
ご意見ありがとうございました。

カテゴリー : その他 スレッド: 「運命の歯車が動き出す」という表現

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元記事:「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向

ストーリーを構成する要素のうち、「努力」「友情」「勝利」の法則というものがありますね。
今回は、それについて質問させていただきます、
最近のラノベでは、主人公が「努力」しないというものも人気を集めているようです。
そこで、この法則から「努力」が抜けても、「友情」と「勝利」は成り立つのでしょうか?
また、主人公が努力しない場合、どのような事に気をつければご都合展開になるのを防げるのでしょうか?
皆様のご意見をいただきたいです。

上記の回答(「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向(追記))

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

追記:主人公が全く努力しない物語を書きたい訳じゃないです。
物語の中で主人公が成長していくことで、後に「努力」をするようになります。
できればこちらも踏まえてお願いしたいです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向

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元記事:漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEです

>今では「努力」や「友情」を求める読者は少ないのでしょうか。

これについてなのですが、漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEです。ONE PIECEだけで集英社の売上の半分を叩き出していると言われます。

ONE PIECEは、友情にかなり大きな重点を置いています。主人公のルフィは仲間を大事にすることで有名です。

また、努力については、最初は名もない弱小海賊団を世界的に有名にしていく過程や、新世界前に修行して強くなるなど、ジャンプの伝統である修行も一応は入っています。

ただ、努力についてはそこまで比重が置かれてはおらず、閃きや勢いで強敵に勝っている感があります。

ONE PIECEは「かなり友情」「勝利」「やや努力」くらいの配分になっているというのが私の印象です。

また、根強い人気のあるHUNTERXHUNTERも、ゴンとキルアの友情がストーリーの根幹にあり、二人は様々な師匠の元で修行して強くなっていくなど、意外と、「努力」「友情」「勝利」に則った作品です。

このことから、ラノベ業界では通用しないが、漫画界では、時代遅れ感がありつつもまだ有効であると言えると思います。

上記の回答(漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEですの返信)

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

なるほど。漫画の中でも、人気作には残っているのですね。
ONE PIECEでは3つの要素の割合が違うというのも、納得できました。
更に詳しい意見をありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向

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元記事:メインヒロインの許容範囲について

自分の作品のヒロインは直接的にではないですけど、間接的に人を殺してしまうのですけど、それはヒロインとして大丈夫でしょうか?
ヒロインが人を死なせても大丈夫でしょうか?
といっても、自ら殺しにかかるのではなくて、ヒロインが死んでしまって、そのヒロイン自身が万が一に死んでしまった場合にかけていた魔法で生き返る代償といて人を死なせるというか、生け贄にしてしまうのですけど。
これはヒロインとしてダメでしょうか?
やはりヒロインは殺しとかはやってはダメでしょうか?
皆さん、アドバイスをお願いします。

上記の回答(メインヒロインの許容範囲についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

設定としては、とてもオリジナリティがあっていいと思います。
しかし、批判が増えそうな事は否めないでしょう。批判といっても、作品の投稿方法の違い(出版社かweb上か、といった辺り)によりますが。

この質問での作品が、一方通行様が以前に仰っていた「新人賞に出す作品」である事を前提として意見を申しますと、プラス要素になる可能性は高いでしょう。そのようなオリジナリティがある作品は、賞でウケがいい傾向にあります。(その設定をどれだけ活かせるかによりますが)

しかし、web上での公開作品となると、読者がその設定を見た時に「え………ヒロイン間接的に人殺すんだ…………」等と思われてしまうリスクが非常に高まります。
つまり、それ以降読んでくれなくなるのですね。
先程の新人賞の話に戻りますが、賞では作品を全体的に評価します。当たり前ですが、web公開作品のように「設定だけ見て気に入らなかったらもう読まない」なんて事はありません。逆にそんな選考方法の新人賞はあっちゃダメです。

これが、投稿方法の違いといったところでしょうか。
新人賞では一応最後まで読んでくれるので、最初の印象が良くない設定でも、「後からこの設定が活きるんだ!」とかが通用します。web上では逆です。

更に詳しい話をすると、新人賞とweb上では求められるものが違うため、読む側の設定の捉え方は変わってくるのです。
新人賞では作品のスペック等を測りますが、web上では、どれだけ読者の承認欲求を満たせるのかが重要になります。
新人賞であれば、オリジナリティがかなり重視されるので、例の設定は「作者の力量次第」かと。先程も述べましたが、どれだけ設定を活かせるかです。
web上だと、読者が満足する内容かどうかが最も重要なのです。

話をまとめますと、新人賞では、web作品のように「設定に対する第一印象だけで判断されるリスク」が無いという事でしょう。簡単に言えば、とりあえず読んではもらえるのです。
その上で、その設定をどれだけ活かせるかですね。しつこいかもしれませんが、結局はここで設定に対する評価が決まるのですから。

とはいえ、やはりその設定だけを良いか否か判断する事は難しいです。
その設定の使い方を見ない限り、「なるほど、こんな設定にするんだな」程度しかわかりません。(使い方を教えて下されば、もちろん意見は出せますが)

とりあえず気をつけるべきなのは、読む側の目的や立場によって、設定の捉えられ方違うという事。そして、「設定としてアリ=良い設定」ではないという事でしょう。
もちろん、一方通行様の仰る設定はラノベとしてアリです。
ですが、その設定を出しても最後まで読んでくれるのか(新人賞では大丈夫)、物語の中で活かせるかは、自らが見極めなければならないでしょう。
その設定と使い方を公開して、アドバイスをもらうのも良いと思いますよ。賞では「一つの設定」よりも、「全体のスペック」のほうが大きいでしょうから。

カテゴリー : キャラクター スレッド: メインヒロインの許容範囲について

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元記事:冷静な強キャラを怒らせるの返信の返信

設定をよく練ることから始めないといけませんね。
主人公はチートとまではいきませんが強い設定ですし、Bと戦うころには経験も積んでますから、それが勝てる理由になればなと思います。

上記の回答(冷静な強キャラを怒らせるの返信の返信の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

今回の場合、強いかどうかは特に問題になりません。
重要なのは、何故、入念に立てられたはずの計画を破れたのかという事です。
もちろんこの場合、「強い」「経験を積んでいる」といった事だけでは理由になりません。
そりゃ、入念に立てた計画を強さや経験で破るなんて不可能です。主人公がよっぽど強ければ可能かもしれませんが、そんなに強かったら物語に合わないでしょう。
つまり、凄い計画を破るには凄い理由が要るんです。
そちらの世界観やストーリーはほとんどわからない為、細かい案を自分から出す事はできませんが……。
「主人公が強敵を倒す」というシーンを含む作品を見て、参考にされたほうがいいかと。

例えば、とある魔術の禁書目録。
3巻にて、230万人の能力者の内最弱クラスの主人公が、230万人の頂点に君臨する最強の敵に挑みます。
そしてボロボロになりながらも、主人公は彼に勝利しました。
そこには様々な設定があり、違和感は皆無です。

他には、ハイスクールD×D。
(内容がもの凄くアレなんで参考にするには抵抗あるかも)
2巻にて、強制的に婚約を結ばれそうなヒロインを、主人公が奪い返しに行くというシーンがあります。
その際主人公は不死身の敵(ヒロインの婚約相手)と戦うのですが、実戦経験、実力、知識がほとんどありません。
ですがこちらも違和感の無い勝ち方を見せています。

これらに共通しているのは、設定や伏線が大量に張り巡らされていた事です。
ただ強いだけでは理由にならないと、この二作品は証明しています。
どちらもアニメ化してるので、参考にするならそちらが手っ取り早いですかね。お時間があるなら、原作のほうをお薦めしますが。

まずはどのような工夫で違和感を補うのか、他作品を見て理解することが必要でしょう。他にも方法はあるでしょうが、簡単な上に理解しやすいので、他作品から学ぶ事はかなり良い方法です。

他の作品を見て学ぶように言いましたが、僕から言える事は、とにかく「簡単な設定を理由にする」という事を防ぐべき、という事です。
ストーリーとは複雑であり、一つや二つの理由で済ませる事など不可能です。
本当にその設定で違和感、矛盾を無くせるのか、よく考え下さい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 冷静な強キャラを怒らせる

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元記事:「考えるな、感じろ」系の感覚で読む作品って、何系って言うんでしょうか?

こんにちは。質問させて頂きます。
「考えるな、感じろ」系の感覚で読む作品って、何系って言うんでしょうか?
不条理って言うほどギャグみたいなものがあるわけじゃないんですよね…。
絵本とか、宮沢賢治の詩みたいな感じの奴です。
宜しくお願いします。

上記の回答(「考えるな、感じろ」系の感覚で読む作品って、何系って言うんでしょうか?の返信)

投稿者 桂香 : 1

たぶん、なろうも含めて「村上春樹系」だと思います。ストーリー自体に意義を持たず、オチぶん投げでもそこに至るまでに感じる何かに魅力を感じるタイプ。

カテゴリー : その他 スレッド: 「考えるな、感じろ」系の感覚で読む作品って、何系って言うんでしょうか?

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投稿日時:

元記事:三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写について

視点移動についての疑問です。
現在三人称で小説を書いているのですが、視点移動がタブーという話を聞きました。
三人称というカメラが映している人間の心理描写を、カメラで映す人間を変えて何人もやっていいのか気になり、相談させていただきました。
説明が下手で申し訳ないのですが、具体的に言うと、男、女の2人が同じベッドにいるとします。男をA、女をBとしたときに下記の例文のような描写の仕方をしていいのか気になりました。

朝日が差し込むベッドの上でAはBの穏やかな寝顔を見つめていた。緊張から一睡もできなかったAはぐっすりと眠るBの幸せそうな顔に少しばかりの恨みとそれを大きく超える愛おしさを感じている。頬に軽く唇を触れさせ、優しく髪を撫でると、触れられたことに気が付いたのかBの目がうっすらと開いた。
「おはよう、B。よく寝れた?」
「おは……、っ!?」
一緒に寝ていたことをすっかり忘れていたのかBの目が大きく開く。ぽやぽやとした眠気が一気に吹き飛ぶのを感じたBは、羞恥心からベッドを飛び出し勢いよく平手を振りかざした。

この場合、Aの恨みと愛おしさという心理描写した後、会話文を挟んでBの眠気の吹き飛んだ感覚や羞恥心を描写するというように、カメラがAからBに移るのですがこのような視点の変わり方をしてもいいのでしょうか?

そもそも三人称でこのような心理描写をしていいのでしょうか、その人物しかわからない心理を描写してしまったら一人称になってしまうのでしょうか。

上記の回答(三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写についての返信)

投稿者 あざらし : 2

まず始めに、何故タブーが存在するのか。
小説に限らず、演劇でも映画でも漫画でもタブーが存在します。
これは『観衆や読者が物語を楽しむことを阻害する恐れがある』からです。観衆が存在してこそ成立する、だから物語に集中してもらうように邪魔になる雑音を排除しましょうという、当たり前っちゃ当たり前の話し。
言い方を変えれば(観衆からすれば)『タブーを犯した”おかげで”物語をより楽しめるならば、なにをやって頂いても結構です』ということです。
要するにタブーを軸に(楽しむことを阻害する)(より楽しめる)という相反することを埋めるには技術や計算が必要で、そこに問題がなければ工夫そのものは歓迎されます。
手塚治虫氏の漫画でもよく見かける基本的なコマ割から逸脱した工夫、あれは技術と計算が支えになっているということですね。

>そもそも三人称でこのような心理描写をしていいのでしょうか、その人物しかわからない心理を描写してしまったら一人称になってしまうのでしょうか。

ここまでのことを大前提、下敷きとして続けますが、おそらく人称に対する認識がごちゃごちゃになっています。
ちょっと整理から始める必要性を感じました。

【一人称】
基本的には主人公を指し、物語は主人公が(見た)(感じた)(思考)を通して描かれます。当然ながら(主人公が認識し得ないこと:例えば他人の思考や、主人公が存在しないシーンで起きた出来事)は書くことができません。これをすると「超能力かよ!」という脱力感、人によっては「読んでられない」という感想を産みます。
一人称をカメラの視点で例えるなら、no more 映画泥棒です。(頭部がカメラになった例のアレ)
本当に映像で一人称をやると【イリヤ・ナイシュラー監督:ハードコア(2015)】という映画のようになります。映画として個人的には特筆してお勧めするレベルにはありませんが、人称を理解しやすいと思いますので予告編のリンクを貼っておきます。http://y2u.be/UI1Ovh5JnOE
視点人物を変えるというのは、幽体離脱して他人に乗りうつるようなものですので、読者が混乱もしますし、読む気もなくすわけですね。
おわかり頂けたと思いますが、

>視点移動がタブーという話を聞きました。

代表的な『やらない方がよいタブー』は、この一人称です。
冒頭の繰り返しになりますが、それでもやっているケース、これはふたつに分けられます。
1)筆致が達者な著者が(最も物語が魅力的になるという)計算の元でやる
2)文章の下手な著者が自分が楽をしようとしてやる

率直にプロ作品でも大多数は2)で、ストーリー構成の上手な著者が工夫の元に希にやるぐらい。ぶっちゃけ下手くそな著者ほどやりたがります。(結構上手にやってるのはラノベですと【丸戸史明:冴えない彼女の育てかた】でしょうか。セリフのみで構成するという本編とハッキリした区別で、より楽しむため、に徹しています)

一般小説を中心に読んでいる人にラノベを勧めて『読みにくい、好きになれない』という時、感想と共に理由を聞くと『一人称の(無駄な)視点移動』が結構な頻度であがります。ファンになったかも知れない読者を態々切り捨ててるような感じがします。

身近なことで例えると、料理の隠し味みたいなものですね。
料理の上手な人だったり、レシピという計算があっての工夫が1)。
下手な人が思いつきでやるとマズイ料理ができるという2)になります。

計算ずくで読者をより楽しませるために達者な筆致をもって書いていただけるならOK。著者がラクをしたり工夫を放棄してやるなら、「もうちょっと読者のことを考えて」ということです。
幽体離脱させたくなければ、はじめから三人称で書く、カメラの距離感を調節してより視点人物に踏み込めば良いだけで、そもそも一人称を選択する意味がありません。
読者へのサービス放棄です。(「おまけ」「奉仕」ではなく、役務に伴う責任や義務の意味です)

【二人称】
短編で変則的に使われることがありますが、これを使う=人称を熟知しているということで、特殊なケースでしょうから飛ばします。
興味がありましたら【藤野可織著:爪と目】【テッド チャン著:あなたの人生の物語 】をどうぞ。どちらも変則二人称、物語として後者は名作レベルです。

【三人称】
ご質問を読む限り基本的な部分に不安はお持ちでないように見受けられますので、種類を書きます。

【誰の心理にも踏み込まない三人称】
読んで字のごとく。あまり見かけませんが独特な雰囲気が出ます。
【主人公の心理以外には踏み込まない三人称】
上記とシーンごとに使い分けたりもされます。たとえばファンタジーでも戦記物で、主人公の心理・認知したものは書く。一方で敵陣営や村人などは一切心理・認知に踏み込まず、俯瞰したカメラで見えた行動やセリフを通して描くという具合。
【自由自在に、主人公は無論、各登場人物の心理・認識したものを書く三人称】
ほぼココが本題ですね。
読んで字のごとくなんですが、自由自在とは決して無闇矢鱈ではありません。

これ、たぶん漫画で例えるのが解りやすいと思います。
漫画は、というより小説以外の物語は多くの場合ほとんどが『三人称』で描かれていますよね。一人称にしろ二人称にしろ実験映像的な代物に限られてきます。
当然ながら(主人公不在のシーン)三人称を基本にしていますので、これを描くことも普通にされます。
手元の漫画で結構ですのでページをめくってシーンが変わる部分に注目してみて下さい。
やり方はいくつかありますが、
1)遠景を利用する
2)小物のアップを利用する
3)コマの枠、サイズを利用する
他にもありますが、多くはこういう工夫がされているはずです。
例えば、建物の全景1) 携帯電話2) 時系列なら枠外をベタ塗り3)
著者の作風によって変わるものですが、こういった感じの約束事がありますよね。

漫画の場合、心情は吹き出しの形状で変えることができます。
そういった便利な約束事があり、絵を利用して直接的に読者に訴えることができる漫画でも、読者に対して『シーンが変更されました』という読みやすくする工夫はあるわけです。
漫画を例にしましたが、これは映画のような映像作品でも同じ、1)や2)を利用してシーンを変えます。

では小説で『シーンが変更されました』こういう工夫はどうされているのか。
著者の作風によっても異なりますが、『章を変える』『段落を開ける』このふたつが最も多いかと思います。著者によっては、これはラノベが多いですが☆や◇といった記号を使う場合もありますよね。
読者が『変更されたのだな』と認識できれば、ここからは異なる人物に視点を変えても大丈夫です。

>Aの恨みと愛おしさという心理描写した後、会話文を挟んで ~中略~ このような視点の変わり方をしてもいいのでしょうか?

ご質問の例文をもとにしますが、読めなくはありませんが、小説を読み慣れた人は引っかかりを感じるはずです。

>ぽやぽやとした眠気が一気に吹き飛ぶのを感じたBは

ここですね。
これ別にBに感じさせる必要はありません。
『眠気が一気に吹き飛んだように』
一部を変えただけなので通して読むとリーダビリティに欠けますが、これだけで視点人物であるAから見たBの様子、Aによる認知に収まりますよね。
充分に推敲でカバーできる範囲だと思いますよ。

ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称におけるカメラを向けた相手の心理描写について

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投稿日時:

元記事:執筆を急いてしまいます。

ノベル道場の方で公開している作品を書き終えました。そして思ったのは、なんだかスピード重視で丁寧さがないということです。早く書き終わりたすぎて急いで書いているために、なんか雑な印象を受けてしまいます。
適切な執筆ペースって、どうやって作るのでしょうか?

上記の回答(執筆を急いてしまいます。の返信)

投稿者 サタン : 1

私は完成は急ぐ。雑でもいい。とにかく完成させる。そうすりゃ未完・放棄は無いからね。
そのうえで、雑な完成品を推敲して修正し、あるいは大きく改稿して、またはシーンを追加削除して、完成度を上げている。
ようは、完成してからが本番。
雑な完成は料理の下拵えが出来たって感じかな。
でも、まさにソコで完成度の上げ方がわからない、ということなのかもしれない。

創作スタンスは人それぞれだから、こうだ、というわけではないのだけど、
丁寧に執筆をすると筆が遅くなる一方で、書き途中に戻って書き直したりとかしてしまって、執筆が遅々として進まなかったりする。
私のように形から入っちゃう人はそのタイプで、以前は最初から完成度が高ものを意識して執筆していた。
でもそれじゃなかなか完成しないし、途中で飽きる事が多いので、雑でもいいから完成を急いで後から完成度を上げるという方法に矯正しました。
なので、まさに人それぞれなトコだとは思うけど、ぶっちゃけ最初からそうやって書ける事が羨ましいくらいです。

完成度は後から上げればいいので、雑でも完成が早いのは良いことだと思うよ。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 執筆を急いてしまいます。

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