技術を求めるうちに書けなくなりましたの返信
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技術を求めるうちに書けなくなりました(元記事)
初めまして。趣味で二次創作をしている者です。
何作か書き上げるうちに、もっと上手くなるにはどうしたらいいだろう?と考えるようになり、他人の小説を研究するようになりました。
文章を丸暗記するほど読み込んだり、好きな表現を抜き出して小話を作ってみたり、ストーリーの構造を分解してみたり。
結果、全く小説が書けなくなりました。
大好きなキャラクターにこんなことをさせたい、こんなことを言わせたい、こんなシーンが書きたい、それを理想の形で表現するための技術が欲しい。
その技術を追い求めるあまり、今では萌えより何よりいかに凝った文章にするか、凝った表現を使うか、凝ったストーリーにするか、そんなことばかり考えるようになってしまい、執筆が楽しめなくなってしまいました。
原作への愛も、キャラクターへの萌えも、書きたいネタもたくさんあります。
けれど、以前は頭の中で活き活きと動いていたキャラクターたちが今は全く動いてくれない。
自分の中からキャラクターたちがいなくなってしまったような、そんな喪失感さえ覚えています。
また楽しんで執筆を行うにはどうしたらいいでしょうか。
技術を求めるうちに書けなくなりましたの返信
投稿者 たまねぎくん 投稿日時: : 0
凝った文章や表現というのも、必要があって初めて用いられるものです。
例えば国語辞典なら全ての言葉が網羅的に使われますが、それはその言葉の意味を説明するためです。同じ言葉は二度と出てきません。
それと同じで、使う言葉を決めてから創作するというのは不可能です。ですので、まず自分の書くジャンルで用いられる語彙をムチャクチャに増やして、そういう語彙を用いる賢い人間を登場させる、つまりそのぐらい頭がいい人間を登場させる、ということになります。それならその人間が知っているような教養も必要です。
凝ったストーリーというのは、単純なキャラクター
、馬鹿な人間達、ありふれた常識人を登場させていて作れるでしょうか。いいえ、作れません。
その凝ったストーリーというのは、凝ったストーリーに登場するような変人がいなくては成り立ちません。2次創作のキャラクターでも、人気があるキャラ、例えば霊夢なら、霊夢は現実にはいないような造形をしています。
フリーレンだったら、どんなにキャラを似せても絶対にフリーレン本人にはなりません。寿命の問題があります。
また、人間は戦闘力が頑張っても5にしかならないので、悟空やフリーザ、ベジータは現実のありきたりな人間であるとは言えません。
このように、変であるということが非常に重要になってきます。
それを書くために、まずある一つの特異な(得意な、じゃなくて)分野に、ムチャクチャ詳しくなることを推奨します。そうすれば、そこだけは強いので物語が自分の中から生まれてきやすいです。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 技術を求めるうちに書けなくなりました