技術を求めるうちに書けなくなりましたの返信
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技術を求めるうちに書けなくなりました(元記事)
初めまして。趣味で二次創作をしている者です。
何作か書き上げるうちに、もっと上手くなるにはどうしたらいいだろう?と考えるようになり、他人の小説を研究するようになりました。
文章を丸暗記するほど読み込んだり、好きな表現を抜き出して小話を作ってみたり、ストーリーの構造を分解してみたり。
結果、全く小説が書けなくなりました。
大好きなキャラクターにこんなことをさせたい、こんなことを言わせたい、こんなシーンが書きたい、それを理想の形で表現するための技術が欲しい。
その技術を追い求めるあまり、今では萌えより何よりいかに凝った文章にするか、凝った表現を使うか、凝ったストーリーにするか、そんなことばかり考えるようになってしまい、執筆が楽しめなくなってしまいました。
原作への愛も、キャラクターへの萌えも、書きたいネタもたくさんあります。
けれど、以前は頭の中で活き活きと動いていたキャラクターたちが今は全く動いてくれない。
自分の中からキャラクターたちがいなくなってしまったような、そんな喪失感さえ覚えています。
また楽しんで執筆を行うにはどうしたらいいでしょうか。
技術を求めるうちに書けなくなりましたの返信
投稿者 あざらし 投稿日時: : 4
ん~。
率直には解りません。
解らんのですが、ご質問を読んでいて感じる部分があります。
まず『技術を求めて書けなくなった』というのは違うように感じました。
>以前は頭の中で活き活きと動いていたキャラクターたちが今は全く動いてくれない ~中略~ キャラクターたちがいなくなってしまったような、そんな喪失感
ここですね。気になりました。
『以前より凝った~』云々は、向上心の現れだと思います。
ぶっちゃけ、以前より面白いものが書きたくなったのですよね。
好き嫌いは別にして、二次創作を否定したりはしません。
ただですね、二次創作というのはスタート地点から結末までキャラクターが変化しないものです。
もちろん程度問題ではありますが、基本的にキャラクターを変化させられません。
著者が好きになったキャラクター、これを別物にしては読者にとっても二次創作にならんわけです。絶対的な制約を抱いたまま執筆するジャンルでもあるということです。
二次創作という『もうひとつの世界』を書く以上、それはストーリーというラインで構成されるものではなく、元ネタの出来事やキャラクターといった点で作られるものです。
一方でオリジナルというのは、物語開始時点での主人公と、終了時点の主人公は変化しているのが普通です。(成長に限りません)
技術を追い求めるなか、こっちに引っ張られたのではないでしょうか?
有り体には『創作意欲』が強くなったように感じられました。
もしそうならば、二次創作のノリで良いと思いますので、元ネタから逸脱して好きなように伸び伸びと思い通りに書いてみるのもひとつの方法かと思います。
二次創作のノリ、つまりは当然ながら第三者に見せれば『(元ネタの)パクリ』といわれる作品が出来るでしょうが、それで書けるならオリジナルに転向する時期なのかも知れません。
ある意味、普通に成長していらっしゃる証明のようにも感じました。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 技術を求めるうちに書けなくなりました