光属性を使うヴァンパイアはそんなにもおかしい存在なのかの返信
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光属性を使うヴァンパイアはそんなにもおかしい存在なのか(元記事)
どうも如月千怜です。いつもお世話になっております。
今回は前置きすることがないので、すぐ本題に入ります。
私は以前、鍛錬室に「渚の環境ミッドナイト」という作品を掲載したのですが、この作品は好意的な意見を多くいただき、自身でも世界観が気に入っている大変自信のある作品です。
ただマイナス点をつけた感想投稿者の方も今までで最多でしたので、私が今まで執筆した作品で最も賛否両論だったと言える作品です。
で、その作品に関する話なのですが、人間と吸血鬼のハーフの主人公が光属性の魔法剣を使うシーンがあるんですよね。
ところがこのシーンに対して、「日光が弱点のヴァンパイアが光魔法を使えるなんておかしい」「魔物特攻みたいな効果があるなら主人公自身にも有効じゃんこの魔法剣」みたいな意見があったんです。
ただ私はこれらの意見に対して「そんなにおかしいことなのか?」という疑問を感じているんですよね。
一応私はヴァンパイアでも使うことができる理由をある程度は作っています。
この魔法剣は月の魔力を使っているという設定になっていまして、これなら日光じゃないからヴァンパイアが使っていても全然おかしくない理由付けになると思ったんですよ。
ただ知人からは「その理屈はおかしい。そもそも魔物がそういう祝福みたいな効果を受けれること自体が考えられない。たとえ自身に害がないとしても」みたいな理屈をこねられて反論されました。
魔物特攻の効果があると明記してしまったのがいけなかったのでしょうか?
それとも原動力が月光だとしても光魔法を使えること自体がおかしいのでしょうか?
この主人公の物語に関して、私は続編を作るつもりです。
続編の方では本格的な攻撃魔法を使わせることを検討しているのですが……
魔物特攻が諸刃の剣になっているだけ、なら一応その効果を削除するつもりです。
光属性を使うヴァンパイアはそんなにもおかしい存在なのかの返信
投稿者 ふ じ た に 投稿日時: : 2
こんにちは!
「渚の環境ミッドナイト」の作品って、以前拝読した覚えがあるんですが、うろ覚えで申し訳ないです。
たしか、この作品って、世界観の説明不足があった気がします。
以下、過去に書いた感想の一部
※
「最初に主人公の説明で、「多分街のみんなは知らないと思うけど、僕は人間じゃない」とありましたので、主人公が吸血鬼だってことを隠していることは伝わりました。
さらに、「正体がバレたら恐らく憲兵は討伐隊を編成してくるだろう。」とあり、
吸血鬼が受け入れられない存在だということは伝わりました。でも、世の中には吸血鬼がいることが広く知られているのか、いないのか。そこまでは、ちょっと読み取れなかったです。
街中に熊が出たみたいに討伐されることを想像したのか。吸血鬼以外の人外がいたことがあり、そういう対応を以前見たことがあるのか。他の街では吸血鬼が討伐されたことがあるけど、この街で今まで吸血鬼が出たことがなくて討伐されたことがなかったのか。そこまで分からなかったです。
人魚と魚人についても、説明が曖昧だったと感じました。
人魚について主人公がいつも海にいると説明していましたが、他の人間はそのことを知っているのでしょうか? 主人公が人外だから特別に知っているのでしょうか?
他の人も主人公みたいに、たまに吸血鬼以外の人外に遭遇することがあるんでしょうか(憲兵は平和ボケしているとあるので、もしかして知らない?)
人外系全般は闇の世界の住人で、人間には知られていないのか。そのあたりが曖昧だった気がします。
主人公が使える魔法についても、説明が曖昧だった気がします。人外だけが使えるのか、人間も使えるのか、そのあたりが分からなかったです。
現実の世界にないものを作中に出す場合に、どういう風にその世界で認識されているのか説明が必要になるらしいです(公募の評価シートで私は教えてもらいました)。
あと、細かい気になった点ですが、腰に下げている剣は、憲兵に見つかっても大丈夫なんでしょうか。この世界は子供が武装していても咎められないんでしょうか。
あと、吸血鬼は何属性なんでしょうか。
魔法で「邪悪なる者を討ち払う光の剣」を使っていたんですが、ハーフとはいえ闇属性っぽい吸血鬼が使っていて大丈夫なのかなぁと心配になりました。お母さん、実は聖女系だったとか、そういう伏線なんでしょうか。」
※引用ここまで。
その作品の中で「吸血鬼」と「人外」ってこんなものっていう説明がないまま、話が進んでいったので、それぞれ読者が持つ吸血鬼や人外の固定イメージを使う状況だったと思います。
あと、「邪悪なる者を討ち払う光の剣」ってありましたけど、この世界で「邪悪なる者」ってなんですか? 人外っぽい吸血鬼は含まれないんですか? そういうところから、あいまいだった気がします。
なので、「邪悪なる者を討ち払う光の剣」という書き方で、「吸血鬼は人間から恐れられる邪悪なる魔物扱い」だったなら、知人さんが、「その理屈はおかしい。そもそも魔物がそういう祝福みたいな効果を受けれること自体が考えられない。たとえ自身に害がないとしても」と疑問に感じられたのも仕方がないと思いました。
もし「吸血鬼は血を吸うことと魔法を使える以外は、人間と変わりがない。けれども、他の邪悪なる魔物たちと混合されて誤解されている」と作品の前半部分で説明があったら、後半部分で吸血鬼が月魔法を使って邪悪なる者を退治していても、問題ないと思いました。
また、毒蛇みたいに、「この魔法だけは、吸血鬼は大丈夫」って説明を書けばいいんじゃないでしょうか?
吸血鬼は邪悪なる者の存在の一部だけど、他とは違い、月の祝福を唯一受けている。だから月魔法の「邪悪なる者を討ち払う光の剣」が使えるのだ――みたいな。
こういった補足説明は確か御作の本文ではなかった気がします。
たとえば、「スライム」っていう魔物が出たって書かれていたとします。
作品の中で「それは固いうろこを持つ肉食恐竜みたいな生き物だ。でも、他の魔物を食べて人間を襲わないから人間には好かれている」と書かれていれば、その作品の中では「スライム」ってそういう扱いになるんですよ。紛らわしいですけど。
でも、もし何も説明が書かれていなければ、「ゼリーみたいな軟体な生き物で、生き物を溶かして食べる。魔物の中では弱いが、人間を襲ってくる」みたいなイメージを読み手は持つと思います。
なので、作者さんが考える「月の光魔法を使う吸血鬼」っていうイメージを読み手に正確に伝えたいなら、その作品の中で設定をきちんと描けばいいと思いましたよ。
色々と書きましたけど、あくまで個人の意見なので、合わなければ流してくださいね。
何かしら参考になれば幸いです。
ではでは、失礼しました。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 光属性を使うヴァンパイアはそんなにもおかしい存在なのか