ラノベでは「重厚な設定」が評価されにくい?/新人賞下読みが回答

はすおさんの質問2015/01/21

基本的に、ラノベでは設定の羅列は避けた方がいいと言われてますよね。
初心者が陥りやすい失敗、みたいな扱いで自分もよく注意を受けた記憶があります。

けれど人気ラノベって、むしろかなり設定の密度が高い気がするんです。
「魔法科高校の劣等生」とか……まあこれは極端な例かもしれませんが。
「SAO」とか「とある魔術の禁書目録」も結構設定重視の作品ですし。
他のに比べると売上は劣るかもしれませんが「境界線上のホライゾン」なんかもそういう系統の作品だと聞いたことがあります。

これはどうしてなんでしょう?
単純に時代の流れなのか、それとも設定の傾向そのものに違いがあるんでしょうか

●下読みジジさんの回答

近年(2015年1月現在)の各賞を受賞した作品をながめると、ラノベではやはり「重厚で濃密な設定」が評価されにくい傾向があることがわかります。

実際、設定の濃さが売りの応募作は、説明に文量を裂かなければならない関係上、物語としての完成度を上げられず、評価もされずに一次落ちというパターンを踏みがちです。

既存作については語らないのが私の掟なので、あまり言えることもないのですが、例に挙げていただいた作品については「その年代の時代性」が関わっている部分もあるでしょうし、「それだけではない強い魅力があった」こともあるでしょう。

そしてネット小説として書かれた作品は、その時点では商業的制約がなかったということは影響しているかもしれません。