ラノベ新人賞の1~3次選考の審査基準とは?/新人賞下読みが回答

2015/04/14(火曜日) 00:37:56の質問

ジジ様、こんばんは。はじめて作品を投稿しようと思っている女子高生です。
入賞にはどの程度のレベルが必要なのでしょうか。視点統一ができていれば一次審査くらいはとおるのでしょうか。一次、二次、三次突破に必要なレベルを教えてください。

●下読みジジさんの回答

審査は1次でも2次以降でも「他作品と相対評価(どちらが優れているか比べられる)」で行われます。
そして最初の壁となる1次審査を突破できるのは、ひとりの下読みが審査を担当している数(数十から百以上)の1割が基本です。
つまり、1次審査で全体の応募作の9割が落ちるものだとお考えください。
賞によってはそれ以上残すものもあるわけですが、いずれにせよ視点統一が……という程度で切り抜けられるような甘いものではないことは確実です。

そして1次の突破条件は、簡単にまとめるならば「設定(ネタ)がすばらしい」、「キャラがすばらしい」、「ストーリーや構成がすばらしい」の3つになります。
これらの要素にマイナス評価のものがあっても、どれかに大きなプラス評価があればとりあえず上がったりします。

2次以降は、主にプラス要素が見られた1次とは変わり、マイナス要素も見られるようになっていきます。作品の武器/光になるものを問われるのが1次、完成度を問われるのが2次以降という感じですね。

そして賞の規模によって何次になるか異なりますが、最終審査のひとつ手前に編集部審査があります。これは審査員に渡す作品を編集部で選ぶための審査なのですが、ここでは作品のおもしろさに加え、レーベルカラーに合っているかや商業性があるかなど、「売る側の要求」を基準にした審査が行われます。

そして最後は最終審査。編集部内で選ばれた数本の作品が審査員の手に渡り、審査員の判断で賞が決定されます。

大まかな流れはこのような感じになります。
ともあれ全体の9割が落ちる1次審査は、ある意味で全審査行程中最難関。他者を圧倒する強い武器を持つ作品でなければ生き残れません。