小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:物語の考察のさせ方について

こんにちは㎜というものです。
面白い作品は読者に考察させる内容が含まれていることが多いですよね。
読者にはただ一つの答えではなく、様々な答えを考えさせ、議論させるものが私個人的には面白い作品であると考えています。
そこで、考察について4つの質問があります。
①作品によって異なると思いますが、どういった内容が読者にとって考察し甲斐のあるものになるのでしょうか?
②どういった点(例えば、登場人物の言動、舞台の背景等)に考察させる要因を入れたらいいのでしょうか?
③読者に考察させるので、作者側であらかじめ答えを用意しておいたほうがいいのでしょうか?ただ、私としては答えを用意して作品を書き、考察させるとなると、その答えに導かせる作品になってしまい、読者の考察の答えが1つだけになりそうで不安です。
④そもそも、今の読者に考察させるような作品を好むひとはいるのでしょうか?
みなさん回答お願いします。

上記の回答(物語の考察のさせ方についての返信)

投稿者 雨オカマ : 1 投稿日時:

 考察というと、私はもっぱらまとめサイトのツッコミ片手にジョジョの考察をするのです。そしてそれは、なんというか「神学(適切か不明ですが)」なんですね。「好き」というのは決まっていて、「どうやったら自分にとって好きな部分を破壊せず物語の整合性を取るか」というゲームなわけです。つまりは「すでに信仰することは決まっていて、そのうえでより『自分が納得するため』考えるんです」。
 これは、その作品が優れているかというのとは関係がないことです。エンタメの優れている作品というのは、一般常識的な読み方を続けるだけでなんらか良いメッセージや美術性といった満足感を与えるもので、それなのにその満足感のために読者の側に複雑な考察が必要なものは構造的な欠陥を有していると見ております。神学によって生じた価値は一般読者には無効です。
 こういうファン活動もたまに「考察」と言われたりしますけれど、当然除外したほうがいいでしょう。というのも、作者が意図的に読者に「隠れた要素」や「一見した矛盾」を提示してるわけではありませんから。区別できないときはままありますが。
 おそらく聞きたいのは作者が意図的に読者に対してなんらかの考察を誘発する、ないしはある種の「引き」の技法として効果的な情報の出し方をする方法と言うことではないでしょうか。

 ①記憶操作とか精神の障害だとかで回想や見ている世界とそうではない世界があるとか、パラレルワールドやアバターなどの同じ姿だけど違う存在がいるとか、なんらかの陰謀に巻き込まれ、様々な策謀やスパイが暗躍しているとか、「表(人物の同一性、明瞭な認識、正直)」の場面のあと「裏(人物の不同一、信用できない認識、嘘)」があるような設定を示されると、考察、というか諸々の描写を考える意味が生じますね。
 これとは別に「専門用語を理解しないといけない」とか「本が引用されている」とかもある種の考察が必要になりますが・・・。
 ②正面きって謎や矛盾や専門用語を使っちゃって考察してもらうのも男気があるでしょう。謎謎謎、で攻めていくのも考察してくれるでしょう。
 ほかにはギャグの場面、とか日常の場面、とかの副次的な情報に隠しておいて、あとで「裏」が明示されるとその場面の意味が変わるというような仕方も多いと思います(会話というところに焦点が当たった場面での背景や人物の癖とかの副次的要素)。そうすることで細かい描写に考える意味が生じるわけです。
 「ヘボット!」というキッズギャグアニメで、「トゥル子」というへんちくりんなキャラクターが出てきます。これは多分、ギャグ連発型のキッズアニメではよく登場する素材で、「爆釣り!バーハンター」というアニメで「島田のおばちゃん」という「芋食ってオナラをするギャグパート」のためだけにどこからともなく参上するキャラがいるのですが、トゥル子も表向きはその役割を持っていて、(大人の)視聴者にもおそらくそういうものとして認識されています。
 それで、そのキャラがどこからともなく現れて、キャラクターの足を引っかけて転ばせたりするんです。でも、話が進むと、ループ世界の設定が出てきて、そいつが実は味方側の重要キャラで、主人公たちが破滅的な未来を選ばないようにギャグパートのなかに潜んで監視してたことが明らかになります。
 こういう事態が生じると、かつてギャグパートだったものの意味が変化することになり、そういった部分にも焦点となる意味以外のものを考察してくれるようになるでしょう。こういう現象を有効に発生させるのに大事なのは、隠すための表の舞台が見るに値するものであり、かつ裏の舞台と整合性が取れること、明らかになったときに衝撃があること(ギャグキャラがシリアスキャラになるような落差とか)などだと思います。この例では一気に答えを出してしまいましたが、多分情報を小出しにしていって、どこを確定させ、どこを確定させないかのセンスが大事なのでしょう。
 ③個人の感想ですが、私は答えがないと嫌です。ただ、芥川先生の「藪の中」みたいに「確定できないということが確定」というような「認識不安」を扱ってるうえでの「答えはない」は「答えみたいなもの」ってことでOKです。そうでないなら失敗と看做します。裏の舞台が示されたときに、あらゆる矛盾した現象が、その情報の開示によって矛盾なく統合される瞬間こそ快感です。やはり「答えがない」ではなく「答えが作中人物に示されない」、あるいは「答えを出せるものではないという答え(不可知であるという判断、みたいな)」「意味のある無回答」という・・・曖昧ですが、そういう類のものでないと受け入れられません。全体として、考察そのものではなく、常に答えがもたらす快感を求めていると考えています。
 ④個人の感想ですが、竜頭蛇尾になりがちで、そういったものを何回も見た覚えがあるのであんまり期待できないです。何も考えず理解できる本線があれば大体何を仕込まれてもいいような気がしますが、議論するうえではどんなところにも隠れた意味を見出そうとされるとまともに話が出来なくなって、結構うんざりしますね。

 整合性を保ったまま(読者の心ではなく展開を)裏切るには、「嘘」「陰謀」「記憶操作」のような舞台装置もありますから、なんとなく考えれそうですが(作中での表の情報へ裏の情報がどう変換されるか、その整合性はどうであるかというように)、「考察を起こさせる」というのは、実は結構複雑だと思います。読者の想像を奮起する不気味なモンスターの描写とかでも考察は発生しますし(映像作品ですが、青鬼とか)、「想像力を奮起させる文章センス」みたいなものも関わってくると思います。
 もしかしたら「魅力がある作品は続きが気になる」だけで「隠して示唆する技法」や「謎」にどこまで意味があるかも分かりませんが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 物語の考察のさせ方について

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元記事:異世界の魔法について

先日お世話になりました橙というものです。素人の意見ですのでご容赦下さい。
今回は物語を書く上で固めていきたい異世界の魔法の誕生について現実に当てはめてみて考えてみました。「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでですが、私としては異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。ここでは異世界を一惑星として考えて現在と変わらない環境の惑星の完成までは地球と同じとします。
まず、異世界において大事な要素である魔法について考えていきます。私が勉強不足のためまだ他にあるかもしれないが魔法の発動方法を以下の5つとします。
①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する
大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。
それぞれの方法から魔法の成り立ちについて考えていきます。
①の場合は決められた法則に基づく紋様を描いて術者が発動するなどあります。魔法陣を使う世界での魔法の行使は魔法陣を頭で描いて技名を口にして行います。私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。このことから魔法陣を使う世界には②と同じで妖精という存在が必要不可欠になると考えました。では、妖精という存在はどのように生まれてきたのか考察していきたいですが、地球に当てはまる存在がないので、地球での生物の誕生と同じように魔素が独自に進化して生まれた生物と考えます。これらのことから、①と②は同義と考えました。次に③の場合です。私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。しかしこの場合だと異世界に来た地球人が魔法を使えないです。私の読んだことある作品(主になろう小説)では地球人は体内にある物質の循環を感知する練習をすることで魔法を使えるようになっていました。中にはその物質を操る者もいます。私はこれらのことからこの物質は異世界にのみ存在する物質であるため魔素と扱われるのは必然的であると考えます。しかし地球人にはない感覚を用いて体内を循環している魔素を感知しています。私達は漠然とした感覚で血液の流れを感知できますがその流れを精密には感知できません。地球人が体内に存在する魔素を感知するということは、体内がそれを感知しているのではなく体の表面にある皮膚がそれを感知しているのではないかと考えました。要するに触覚です。体内に存在すると考えられているものを皮膚が感知するので、魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。そうなるとこの場合でも魔素は妖精であると考えました。ここまで考えると、⑤の場合も魔素というのは妖精という機械的な存在に命令することで魔法を行使しているという考えに至りました。
これらのことから魔法の行使には実体の有無関係なく妖精が必要不可欠であると考えました。先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。
申し訳ないですが魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかったので、私はまだ地球でも解明されてない思考のメカニズムを読み取っていると考えました。また、何故妖精が生物の命令を行使するのかというのも「そういう存在だから」としか考えられませんでした。魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。
皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

上記の回答(異世界の魔法についての返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 デ・ラ・ポルタという魔術師曰く、「魔術とは哲学(科学)の実践」(と言っていた気がします)。というのも、「自然を意図通りに動かす」というのは自然に対しての理解と知識に技術を加えておこなわれるからです。他には、「魔術とは原因のない結果である」というもの聞いたことがあります。これはオカルトのことでしょうか。ところでラノベ魔法というと、「作中人物にとっては哲学(科学)の実践であり、読者にとっては原因不明の結果である」ようなものがほとんどですね。
 フィクション作品は、「魔法」のような、現実にあるものと、ないものを含みます。それが、それが「アリ」か「ナシ」かはさまざまな尺度によります。描写の仕方やデフォルメ、ジャンル、美学的要素をおよそ除いて、リアリティという(やや曖昧で厄介な)概念だけから見ますと、「現実に『もしも』をかけて作り出せるものが、妥当な改変要素」という大まかな基準が立てられうるでしょう(守る必要はないでしょうが)。そしてそれにはおよそ1「現実の物質、物理法則によって理由づけられるものだけで(かつ描写で理由づけして)、改変を行うべき」2「原因に対する理由説明はなくとも、それがもたらす結果は物理的であり、それを元に説明されるべき」、という意見があります(あるといったらあります)。
 1は、厳密にそうかはわかりませんが(そして内容も知りませんが、典型的に挙げられる)「日本沈没」などがありますし、2はコードギアスなどが「サクラダイト」という「原理は不明だが、常温超電導が可能な物質」という要素を含んでおります。スレ主さまの望んでおられるのは、おそらく究極的には1なのだと思います。おそらく「ラノベ的魔法テンプレ」を「架空物質なく全て科学的に説明しきる」ということです。残念ながら、私にはお役には立てません。
 ところで、いまのところの設定は2であります。魔素という架空物質が現実のものから導出される説明がありませんから。そしてライトノベル等に多く使われるのも2です。そのため、もし「魔素」が「なんにでもなる物質」で、「自然現象」を起こすならば、それがもたらす自然現象の連鎖に科学的整合性があれば、リアリティの基準の評価は獲得できるはずです。私にはそれでも扱い切れませんが。
 ただ、そういったタイプの設定はいくつか見たことがあり、「なんでも物質orエネルギー+概念+力み」というタイプに属する気がします(おそらく通俗的な意味での「質料(クッキー生地・物化する原理)+形相(型抜き・性質化する原理)」であります)。「なんにでもなれるものが概念で限定されるが、実現には力の量が必要」です。これに個人の概念実現の特性を加えると、「スタンド」とか「念」に近しい振る舞いをするでしょう。「なんにでもなれるもの」が個人というものを通して限定されていくのです。スレ主様の設定ですと、概念が魔法陣と妖精を通して、「なんでも物質」を限定していくということになります。このタイプの設定には、整合性上「妖精」も「魔法陣」も必要はないのはないかと思います。
 にもかかわらず、「その設定がいい」と思う理由は、あるいはなんらかの「美しさ(面白さ)」のせいかもしれません。例えば、「コミュニケーションという課題を扱いたい」「魔法の効果をヴィジュアル的に説明したい」というようなものです。そういったものが「美しさ」の役に立つなら、なにをそこに加えてもいいのだと思います。なので現実との整合性よりも「何が美しいか」「その美しさはなにによるか」という点に目をむけてみてもいいかもしれません。
 それと付け加えますと、すくなくとも少年向けのアニメや漫画では、「古典的イメージモデル」を使っていることもあうようです。「ダイアは鉄より強い」とか「電気や炎が気弾(そもそも謎の存在ですが)みたいに扱われる」などです。「それっぽいけど、考えると変」でも「ヴィジュアル的に納得する」ものです(なぜそうなるかはわかりませんが、我々の現実把握つねに科学的だったり数学的だったりするわけではないせいでしょう)。「改変要素」「デフォルメ」「言及しない」「古典モデル」というテクニックを駆使して違和感を隠す技術もあるので、物語を作るのであればその辺も考えたほうがいいかもしれません、好きなやり方ではないかもしれませんが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界の魔法について

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信

 返信ありがとうございます! 議論が全部追えないのは、まあ、これだけ枝が広がったらね。こんなの全部追ってたら一日終わっちゃいますよ(笑)。だからこそNo.77を投稿する必要性を感じたわけでもあるのですが。あれはなるべく中立を期して記述したつもりですが、自分自身がこの議論においてひとつの極の急先鋒みたいな立ち位置なので、もしかしたら他の論者の意見について理解が浅いところがあるかもしれない。そこだけはご了承ください。

 で。あなたの意見は自分がNo.17およびNo.24で述べたこととよく呼応するように思いますね。

>なんでこういう反応ばかりになるのかっていうと、それはここが創作相談掲示板という場だからであり、そこでラノベの実際の対象年齢はもっと高いという話をするとどうしても「俺はラノベのフィールドでもっと文学っぽいやつを書きたいんだ!」っていうステートメントとして読まれてしまうからだろう(もっというと、いわゆるラノベラノベしたラノベを子供だましと見下す目線を読み取った人もいるかも知れない)。でもそうじゃないんですよね? べつに雑魚ラノベワナビは文学をやる力量がなくて子供だましに逃げているとかこき下ろしに来たわけではなくて、文字通り『10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝り』っつう話がしたいんですよね? だったらそれは完全に正しいですよ。何も間違ったことは言ってない。(No.17)

>スレ主はXX代向けを購買層からのみ定義しており、具体的にXX代向けの作品とはどんな内容であるかという話を一切していないので、そもそも『10代向けの作品』という言葉自体がこの文脈においては無意味かつ不適切です。あなたが10代向けという言葉で表現しようとしている作品はスレ主によれば20~30代が主力購買層であり、かつ20~30代の主力購買層はあなたの定義による『10代向け』の内容を好むので、ラノベ作家がこれから書いていくべき内容はさほど変わらず、ただ『10代向け』という言い回しのみが実態にそぐわない不適当なものとして浮かび上がるという話。(No.24)

>>正直、「10代」の定義を明確にしたら、言ってることそんな変わらないと思います。

>その明確になった定義にたいして『10代』という語句を当てはめるのは適切なのか? と問いたいです。
>しかも購買層の話をしているときに全く別定義の『10代』を持ち出して反論したら混乱しか発生しないでしょっていう。(No.24)

 というわけで、自分はあなたの見解に100%同意。そのうえで自分はスレ主に倣って『「十代向け(購買層)」という使い方』をすべし、というところまで踏み込んでますが、状況理解としてはまさにあなたが言ってくれた通りです。

 ただそうなると、スレ主がそもそも問題にしていたラ研の記述は『十代向け(内容形式)』と『十代向け(購買層)』のどちらの用法で使われていたのか、またそれは記述から自明に読み取れるものであったかが気になります。
 スレ主はリンクを張っていませんが、サイト内でそれっぽい記述を探してみると以下のような文言が見つかりました。

 https://www.raitonoveru.jp/howto1/sell/01.html
ライトノベルのメインターゲット層は10代のオタクです。
>20代以上のオタクは、そこに付随しているターゲットで、メインの顧客ではありません。ヒット作は、まず10代のメインターゲット層に受けて話題になってから、次の層に浸透していきます。

 ……これ、No.77で自分が行った分類で言うところのロ-2)『メイン購買者層をターゲットにしても本は売れてくれない、とする立場。』に含まれる、『・10代の流行が上の世代への流行に影響を与えるので、まずは10代の間で流行させることがマーケティング的に正解。』と同型の主張ですよね。これはクロウド氏がNo.12で主張していたことでもあります。
 となるとラ研コラム→スレ主までの流れでは一貫して『十代向け(購買層)』の意味においての議論が続いているのだからここでいきなり『十代向け(内容形式)』が説明なく持ち込まれるのは変じゃないかと思いますね。

>書く人たちは、多分「想定読者(読者ターゲット?)」という概念から、自身の物語に使う要素(語彙、出来事、リアリティ、テンプレ等)とか描写の仕方とか「語の意味」を決めるのだと思います。それは「専門用語を使わない」とか「科学的整合性を重要視しない」とか、あとは「これこれの語をこれこれの意味で使う」とかを決定するための概念として使うのではないでしょうか。これは購買層とは厳密には異なるもので、創作の手順として定めるものではないかと。(これが正しい「想定読者」の使い方かは分かりませんが、そういうものと思っていました)。

 『購買層とは厳密には異なるもので、創作の手順として定めるもの』としての『想定読者』という考え方は興味深いです。作家の中にある"10代の頃の自分"みたいな感じでしょうか。これだけでいろいろ論じられるトピックになりそうです。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 雨オカマ : 1 投稿日時:

 返信ありがとうございます。おそらくすでに説明したことを再び語ってくださり、またおそらくのスレ主元の文章を引用していただき、大体の流れが納得出来ました。
 皆さんがその時々で様々な心情や錯綜の下苦慮して書いたスレ全体の内容について、横から偉そうに総括は(量的にも)出来ませんので、まだ色々意見はあるでしょうが、個人的な納得を得られました。
 また自分で書いていて、思ったより「想定読者」という考えが、自分のなかでさえ曖昧なことにも気づきかせてもらいました。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信

 以下、簡単な所感。
 これ、ざっくりいうと「10代向け」「ターゲット層」「ラノベ読み」「対象年齢の下限」「購買層」「読者層」という用語の 相互関係をどう定義するかの対立でしかないんじゃね?
 なんかこう、客観的に意味の定まっている言葉がほしいな。たとえば"10代"とか。生年月日を聞けばわかるし。1998年12月29日~2008年12月28日生まれまでが10代。身分証を見れば誰でも一目瞭然。客観的な基準がある。
 『10代向け』は10代に向けられているという意味で"客観的な言葉"だと思ったのだけれどどうやらそれがそうじゃないっぽい。いまは年齢層の話をしているのだから、年齢層に関して"基準になる言葉"がほしいのだけれど、どんな用語を基準にしたら円滑な意見交換ができるだろう?

 用語の使い方を抜きにした議論そのものの対立点としてはほぼ、ターゲット層を主要購買層と一致させるとマーケティング的にうまくいくっていうのは本当なんですか? っていうその一点につきるんじゃないかなと。理由は2つ。短期的にうまく行っても長い目で見たらまた違うんじゃないの? っていうのと、年齢層以外の基準(趣味とか?)でターゲット層を選んだほうが実態に即してるんじゃないの? っていうのと。
 それ以外は主に結局言葉の使い方で盛り上がってただけのような気がするんだよな。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 いまさら、横から失礼します。議論を完全には追えなかったので、もうすでに語り終えられたことを述べるかもしれません、そして無礼ですが提示された形式に則って語りませんので、めんどくさければ野次馬と思って雑に扱ってくださって結構です。

 ライトノベルという言葉は、おそらくかなり曖昧になんらかの内容を読者に示していて、それは(異論はあるでしょうが)「使用する語彙は簡単なもの」とか「リアリティよりも娯楽性」とか「マンガ的な展開」とか、多分定義というほど厳密ではない要素によってゆるやかに他の小説ジャンルと区別されている。明確には示せないけど、違いがあるとされる。
 それでもライトノベルというのはどういうものか、ということを俗っぽく表現すれば多分「中学ぐらいのガキでも分かるように(ぐらいのガキが好きそうに)書かれたもんだ」というようにはなるので「十代向け」っていう表現が出てくるんじゃないかと思うんです。これは「ラノベとはなにをどのように表現するか」について述べているもの、ラノベという形式になるためにどのような表現の仕方すべきかということなので、まだ購買層どうこうという段階ではないのではないんじゃないかと思います。例えば「大人向けの童話」のようなものでも、童話の伝統的表現形式に則って、かつ大人に売ろうとしますが、それでも表現の仕方はどうか言えば、「子供が読むように」とします。それは形式を分かりやすく伝える説明であって、購買層について言ってるわけではありません。
 書く人たちは、多分「想定読者(読者ターゲット?)」という概念から、自身の物語に使う要素(語彙、出来事、リアリティ、テンプレ等)とか描写の仕方とか「語の意味」を決めるのだと思います。それは「専門用語を使わない」とか「科学的整合性を重要視しない」とか、あとは「これこれの語をこれこれの意味で使う」とかを決定するための概念として使うのではないでしょうか。これは購買層とは厳密には異なるもので、創作の手順として定めるものではないかと。(これが正しい「想定読者」の使い方かは分かりませんが、そういうものと思っていました)。
 初期の応答は「十代向け(内容形式)」という使い方がある一方で、「十代向け(購買層)」という使い方がある。この二つが「十代向け」という言葉で一括りにされているので、ちょっと誤解が生じただけのように見えました。「マーケティングとして十代向けとは言うけど、買ってる人は二十代以上だよ」「内容形式として、『十代向け』という用語が創作界隈で使われていて、それのことです」、というのが応答の要点に見えました。
 

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:祝詞や呪詞の作り方

はじめまして、涼樹です。
ここの掲示板に質問をするのは初めてですが、創作で行き詰まったところを質問させていただきます。
タイトル通り、呪文のようなものを作ろうと思っていたのですが、よくライトノベルなどで見かける詠唱や呪文が作れなくて困っています。
今書いているストーリーでは、神の力を借りて戦う異能力バトルものなので、カタカナというより漢字で祝詞が良いのかなと思いつつ、祝詞の作法もよく分からず、情けない子にここに来ました……
丸投げのように質問してすみません。

上記の回答(祝詞や呪詞の作り方の返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 初めまして。私は碌な創作はしたことがないですが、実務経験はないものの、一応の神職見習いなので、多少のアドバイスをさせていただきます。ただ祝詞の講習は半分寝てたのであまり真に受けないでくださいね。また、ネットで「祓詞」や「大祓」ぐらいを読んでるならば、あまり目新しいアドバイスにはならないかもしれませんが。
 わたしが知る有名な祝詞は、基本的に奉る、感謝する、願うなどを内容としていまして、農業などに関わり、豊作の祈りや感謝など牧歌的で、「敵」「攻撃」というような戦闘的な語があまりなく、バトルで使う場合、あまり実用性はないかもしれません。正直ブリーチとかFFTとかのほうが参考になるとおもいます。あとは、「龍神祝詞」とか「十種祓詞」とか厨二祝詞(失敬!)も参考になるかも。

 それでも祝詞を読む利点をいくつか。

1・語彙を増やせる。
 祝詞に出てくる漢字の読みはすべて和語になります。例えば、「設計」という言葉は「せっけい」ではなく「まけはかり(ここちょっと記憶が怪しい)」、「本社」は「もとつやしろ」、「工業」は「たくみのわざ」等と読みます。そういう語彙は増やせます。といってもフィクション世界の「和風呪文」なので、まぁそういう慣例があるという程度のことは知っておいていいかもぐらいですね。

2・フレーズを学べる
 「狭(さ)き国は広く、峻(さか)しき国は平らけく」とか、かっちょよい定型フレーズはそのまま詠唱に輸入してもいいかもしれません。おすすめは「○○の如く」です。「科戸(シナド)の風の天の八重雲を吹き放つことの如く」など、「大祓」にいっぱいありますし、多分つくりやすいです。「天の岩戸をおしひらきて」みたいな「降臨系」も使いやすいかも・・・詳しくはないところですが。

3・構成を学べる
 「高天の原に神留まり坐す」から神話を引用するとか、「かけまくもかしこき+○○神社の大前に(宮司名)かしこみかしこみ白さく」というようなのが祝詞の定型です。あとは神の恩恵や自分の奉仕を述べている部分など、フレーズ、内容ともにかなりテンプレが占めているので、数十読めば大体同じようなものに感じますし、それに従って改変できるかもしれません。

 こんなところです。専門外ながら私のラノベ読書経験から、短い詠唱テンプレを作るなら

1「かけまくもかしこきor(場所)に鎮まり坐す(神名)」2「(現象)することの如く」3「(対象に攻撃などを)し給へ」

的な感じですかね。その神の神話上の逸話なんかもくっ付けてもいいのかもしれませんね。結びは「(動詞する)ことを聞し食(め)せと白す」とか「聞し食さむ」でもいいかしれません。自分を強化するなら「○○のため尽くさしめ給へ」とかも使えそうじゃないでしょうか。
 祝詞の形式に則って行くなら、どうやって戦闘的な古語を入手するか(戦争を題材にした古典にあるのかなぁ?)、動詞の活用、命令形と敬語、が問題になると思いますが、おそらくあまり囚われないで現代語化していくのがいいんでしょう、多分。
 一応祝詞について参考になりそうな資料を載せますが、創作の役にはあまり立たないかもしれません。

『祝詞作文法』(神職向けで、創作には微妙です。多分あんまり役に立たない)
『祝詞作文事典』(古典祝詞には現代語訳を載せていたはず。ただ高い)。

 どちらもネットショップの「鎮守の杜」というところで買えるようですが、高いし、役に立つか微妙なので、どっちも図書館で見つけたほうがいいです。
 書いてみると思った以上に自分でもわかってないことが多いものですな、色々余計に書いて失礼しました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 祝詞や呪詞の作り方

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元記事:キャラクターの性格をどちらにするか迷う時はどうすればいいですか

主人公の性格を見栄っ張りにするかひょうきんにするかで悩んでいます。ジャンルは恋愛とファンタジーです。

一つ目の案は、一言で言えば中二病というもので、一部のWeb小説やかなり特殊な文体のライトノベルのような喋り方をする人です。
そうなった原因は複数ありますが、生来のものに加えて、一つには自分を強く見せたいという欲望があります。

二つ目の案は、例えるなら漫画『BLEACH』の井上織姫や、『さよなら絶望先生』の風浦可符香のような性格です。ミステリアスなところがあり、天然で、どこか毒を含んだ魅力があると思います。
そうなった原因は生来の気質によるものですが、それとは別に、実は過去に受けたトラウマを隠そうとして明るく振る舞っている部分があり、この二つの要素が混ざり合って本質が掴み辛くなっています。

それ以外の部分はほぼ同じになるかと思います。
長い間この二つの性格を統合する試みを続けていましたが、現時点でそれによって自分の好みの性格を作ることは不可能と判断し、相談することになりました。

今のところ、一つの物語にこれらの二人の主人公を何らかの形で同居させようとは考えてはおらず、現在は、同じ簡単なプロットを作成し、この二人のそれぞれを主人公とした別の物語を作る「オーディション」を行うことを考えています。

オーディションに落選した方の性格は、それに合う別の世界観を持った作品を作ることができれば、その主人公にする予定ですが、現時点では一つしか世界観を作れて居ません。
テーマと世界観を合致させる目的から、また読者を飽きさせない目的から、二人の主人公は全く異なる世界観の主人公である必要があると考えています。

諸般の事情からファンタジー要素をそうした作品に盛り込むことは難しいと判断したため、所謂現パロのようなものになるかと思いますが、このオーディションは適切な方法でしょうか。

適切でない場合は、別の適切な方法を教えてください。
適切である場合は、注意すべき点や、捗るやり方などを教えてください。
場合により異なるという場合は、各々の方法を適切とする作者・作風の類型のようなものを教えてください。

上記の回答(ちなみに、全て『妖怪』の仕業だ)

投稿者 ごたんだ : 0

双子で二重人格とかやるとドグマって、妖怪になるぞ!

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターの性格をどちらにするか迷う時はどうすればいいですか

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投稿日時:

元記事:作品と作者の人格

良く作品と作者の人格は分けて考えろ、とは言いますが、Twitterなど素が垂れ流しになっている現代だと、呟きなどの印象からどうしても読むのが無理になってしまったり、なかなか分けて考えるのは難しいと最近良く感じます。

良く交流していた物書き友人もフェミニストばかり叩いているのを見てしまってから読めなくなったりしました。

皆様は分けて考えられるタイプですか?
それとも分けては考えられないというタイプですか?

また上記の友人の様に執拗に誰かを叩いている人にどの様な印象を持つでしょうか(私の心が狭いだけでしょうか?)

色々な考えを聞いてみたいです。

上記の回答(作品と作者の人格の返信)

投稿者 読むせん : 0

そもそもツイートもリツイートもなんなら作家ごとブクマも、ひかえています。
 
その人の嫌な部分さえ知らなければ、気持ちよく読んでいられたのに・・・ってなると、【この作家の足を引っ張りたい】という人間の思惑を感じます。
―――――――――――――――――――――
 あー・・・『黒子のバスケ』とか『進撃の巨人』とかの作品って個人的には「大して面白いと思えない」作品なんですが・・・・・・わざわざ作者やファンに粘着し、ディスるほどでもないつもり。

叩くために綿密に理解したい!とも思わないし、それに時間を割きたくない。批判ツイート読むくらいなら、その時間で本のページを開きたい。

 友人とかと、そうなったら相互を一回はずす?かな。
「悪い、こういう批判系ツイートを見るの、気分的に辛いんだわ」
「【俺のために自由な意見を止めてくれ】っていうのも違う気がするし・・・一旦、相互をはずさせてもらうね(m´・ω・`)m ゴメン…」みたいな。

カテゴリー : その他 スレッド: 作品と作者の人格

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投稿日時:

元記事:自分の作品はウンコだった。

最近信じていたおれさまの小説がすごくくそみたいに見え始めたので厳しいです。執筆意欲をどう解決すればいいんでしょうな…
そして、書くときもほとんど読んだやつのスタイルに似たようにかいてしまいます…
よろしくお願いします

上記の回答(自分の作品はウンコだった。の返信)

投稿者 読むせん : 5 人気回答!

よし、実写版デビルマンをレンタルして視聴しろ、ちゃんと最後まで、視聴しろ。

先にレビューや解説動画見まくってからでいいから。友達とか家族を巻き込んでもいいから。一気に観きってみろ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その上で問います。  

Q、あなたの作品は、この映画よりウンコですか?

Q、上記がイエスの場合、デビルマンより劣っていると考える部分を書いてください
Q、上記がノーの場合、なぜこの映画はウンコになったのかを分析してみてください

とりあえず、自分の作品から今は目を離してみて、判断しよう

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 自分の作品はウンコだった。

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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