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元記事:物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信

突き詰めて考えると、1も2も大して違いません。
少年向けの物語にこだわらずに考えると、要するに「主人公が世界を救うために旅してる話(大目標)」か「サザエさんやドラえもん的な毎回ないし章単位での目標を達成する話」か、という事かなと思います。

まず、向き不向きで答えると、確かに市販のラノベには2の小分けするタイプが多いです。
これは商業的な話で、つまるところ本には「一巻」という区切りがあるのでそこで話が一段落したほうが「一冊だけで楽しめる」ために売りやすいし買いやすい。
例えば「とあるシリーズの二巻目」と言ったら「こういう内容だ」とすぐ答えられるでしょ?
読者の記憶にも残りやすいため、長期シリーズであるほど小分けする傾向があると思う。
また、サブヒロインという概念の登場によってピックアップする話題が増えたというのも話題を小分けする一因になっています。
「とあるシリーズ」はそれが顕著で「一巻はインデックスの話」「二巻は姫神の話」とピックアップするキャラクターが存在してる。
キャラを書く場合はこのように「そのキャラの話」を書くのが手っ取り早く印象に残るので、自然と「小分けする」という形になります。
市販のラノベには小分けする方法が現代のニーズに合っている、と言えます。

一方、「大目標」の場合は、20年くらい前のラノベ業界ではよく見られた形なのですが、そもそも物語が小分けされず週刊誌の連載のように「話の途中で次巻へ続く」だと、3ヶ月の新刊頻度でも読者は飽きやすく、一巻飛ばすとわけがわからないし途中の巻から読むことも出来ず、キャラクター性も長いこと読んでないとわからないので、少なくとも現在のラノベの出版における「本」という形に噛み合わない。

これが可能なのは、三ヶ月(印刷所の関係でラノベは新刊に三ヶ月かかる)の新刊が出るまでの間に読者を飽きさせない物語、例えば流行作品で原作以外にもアニメや漫画などで読者の意欲を維持できる。例えば固定ファンが多い大作家で向き不向きを考えなくても売れる作家。そもそも「三ヶ月」という新作スパンをもっと短くできる週刊雑誌連載の漫画など。
といった形になります。
なので漫画には「大目標」の物語が多いわけですね。

そして、現在は週刊誌よりも短いスパンで新作を提供し続けることが可能な媒介があります。
Web系作品ですね。
ただ、Web系作品は読者層も「あまり難しい作品を好まない」という傾向があるので、一話完結の掌編集に近い形にする事も多いですし、壮大な話が可能というほどでもありません。
掌編集、つまり「主人公が何かしてオチがある1話」「その結果から何かが起こってどうなったという2話」と、「小分けするよりもっと小分け」してる感じです。
ここまで区切ると「短編サイズで目的が小分けされてる」と感じず、「大目標が一つしかない」というように見える。
これが顕著だと思ったのは「無職転生」というWeb小説です。
序盤は倒すべき敵も何をすべき目的もない作品ですが、短い1話単位で小分けしたストーリーがあるので何もない序盤なのに面白かった。
大別すれば幼少編とか少年編とか魔大陸編や学生編、と分けられるんですけども。
単行本サイズでの執筆ではないので、書籍化された際には、それこそ20年前のラノベ業界のように「次巻へ続く」という形の本になってます。

なので、
ライトノベル作品を作る場合、明確な目的を1~2つで構成するのはありでしょうか?
ありかなしかで言えばアリだし、数日単位での更新頻度が可能なWebはその手の作品の強力な武器になります。
しかし一方で「短い1話の中で何かしらまとめなきゃ(進めなきゃ)いけない」という制約も生まれるので、しんどいと言えばしんどいですし、小さくまとめるのが得意な人はむしろホームグラウンドでしょうから、ちょっとコツを覚えるだけで大長編の壮大な話が書けるでしょう。

新人賞など市販の本を視野に入れての場合、これもアリかナシかで言えばアリだけど、おそらく担当編集者に止められる。
とあるシリーズは、確かロシア編のプロットを提示したら「長すぎだからせめて二巻にまとめてくれ」と言われたって後書きに書いてあったと思う。
出版業界の商業的に、鎌池和馬ほどの売れっ子作家でもそれはストップがかかるということでしょう。
まあ、同じ電撃文庫でも境界線上のホライゾンとか川上稔はくっそ長い話を書くけども。

アリかナシかで言えばアリだけど、難しい。
けど、プロでないならWebなど方法はあるし、やりようはある。という感じです。

上記の回答(物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信)

スレ主 シン : 1 投稿日時:

回答ありがとうございます。
2、の作品が多い理由まで知り、深く納得しました。私はweb小説は書く意志はありませんので、つまり貴殿の説明を解釈すると、「大目標」を骨組とする場合、その目標を達成するまでに約1巻ずつに「小さな目標」を置き、物語りを進めていかなければ、読者に飽きられるリスクも減らない、ということですね。
確かにそれなら2よりも明確な目的も置け、1におけるリスクも低減できますね~。
上記の構成、つまり1.5での構成を念頭に置いておこうと思いました。
詳しい回答ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数

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元記事:物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信

大目的がある話にも、小目的はたくさんあって、それを毎回解決しつつ、大きな謎にせまる、というストーリー展開をしていると思います。

例えば、「ハリーポッター」は、構想の段階で全7巻と決めてたそうです。
邪悪な魔法使いヴォルデモートを倒すというのが大目標ですが、1巻ごとに小さな目的があって、賢者の石を守るとか、秘密の部屋にいる大蛇を倒すとか、魔法学校での1年を区切りにして、巻数を積み重ね、最後の巻で大目的を倒すことに成功しています。

何とかレンジャーも、あまり詳しくないですが、大目標として悪の組織を倒すと決まっているけれど、毎週放送される一話ごとに怪人を倒すという小目的があって、1年かけて大目的を倒すことになっています。

名探偵コナンとかもそうですね、黒の組織を倒すという大目的はありつつ、毎回怪盗が出たり、殺人ラブコメをやったりと、組織と関係ない事件ばっかり起きますが、犯人を捕まえて事件解決を短いスパンで繰り返しています。

逆に小さな目的が複数ある作品に「リゼロ」を挙げてらっしゃいますが、「リゼロ」にも、ヒロインを女王にするという大目的があるのではないでしょうか?

「進撃の巨人」も、巨人を駆逐するという大目的がありつつ、立体駆動装置を使いこなせるようになる、とか仲間のうちに巨人が編とか、壁奪還とか、小目的に分けようと思えば分けられます。

なんでこういう風に、小目的がたくさん必要なのかというと、謎が提示される、解決する、というスパンが短い方が面白いからです。疑問に思った不自然な点が放置されると読者は不快に感じます。
こちらが、いくらクライマックスでどーんと謎が解けてカタルシスが生まれるんだーと思っていても、最近の読者は、特にWEBでは、冒頭の数行読んで面白くなかったら読むのをやめてしまいます。
なので、ここは伏線で、疑問に思ってもらっといて最後に解消、などという悠長なことはできません。
だから、大目的ひとつだけで長編ストーリーを構成というのが、そもそも無理があるように思います。

主人公の身になったとしても、ヒロインを落とせって大目的をいきなり達成することは無理でも、連絡先を交換するとか、デートに誘うとか、告白するとか、手を握るとか、段階を踏むための小目的ならできるような気がしますよね。
その小目的の内容に一喜一憂したりして楽しむのがストーリーなのでは? と思います。

WEBで作品を発表するだけなら、いくら長い作品を構想するのも自由なので、大目的を用意して、作品を作ることは可能。
だけど、大目的だけでストーリーを構成するのはそもそも困難。
小目的をクリアして、そのクリアした結果得られた事実やアイテムによって、新しい小目的が現れて、それをまた解決するために奔走し、謎に近づいて行く、という形に必然的になる。
謎→解決のスパンが短い方が、読者にストレスを与えないで読んでもらえそう。
伏線を引っ張ると、そうとう上手くやらないとだいたい失敗する。

また、上記の理由とは別に、
「SAO」では、「ゲームで死んだら死んでしまうゲームをクリアして現実に戻る」という目的が解決した後も続編が続いているので、大目的がないと感じるかもしれませんが、そもそもこの「ゲームをクリアして現実世界に戻る」が最初のシリーズの大目的ですよね。
ただ人気があって、続編希望の声が多かったので、大目的達成後の世界が描かれたということなのかなと思います。

以上のように、
「どんな作品にも大目的は1~2こあるし、小目的もいくつかあるものだ」
というのが私の意見です。
商業的に成功したら、大目的達成後も、キャラクターと世界観を引き継いで新たな大目的が設定された続編が描かれることもあるけれど、という但し書きがつきます。

2.小さな目的が複数ある作品が多いと感じるのは、商業的に成功するかわからないので、1巻ないし、上下巻で終わる話にしてリスクヘッジするから。そして、人気だったら続編を出すために無理やり大目的を設定した2巻を作るから、シリーズ通した大目的のない作品が増える、ということなのかなと思います。

上記の回答(物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
<「どんな作品にも大目的は1~2こあるし、小目的もいくつかあるものだ」
というのが私の意見です。
最後まで読んで「確かに‼」としか思いようがありませんでした。確かに壮大な物語(大目的が存在)の中にも小さな目的が複数存在し、大目的に近づいていく、という構成が存在しましたね。
納得せざるを得ない回答、ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数

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元記事:物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信

何言ってんのか、よくわかんねえ。

「進撃の巨人」、「終わりのセラフ(小説版)」「進撃の巨人」、「終わりのセラフ(小説版)」ぶっちゃけ、好みではないから読んでない駄目読者なもので・・・。
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えっと・・・ミステリーで例えると

①壮大なオチを前もって用意しておいて、ヒントや前振りをばら撒き、読者をそこへ導く【罠設置型】

②思い付きでぼんぼこ行き当たりばったりにトリックやネタを仕込み、フラグ回収は次週の自分に丸投げ。場当たり的なアドリブ力(りょく)が物を言う【リレー小説型】

って感じかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②に関しては・・・・マンガでも多いで?【ウィニング・ラン型】。
もう描きたいところが終わっているのに、人気があるから終わらせることができず、慌てて物語を続かせている的なの。

②→①も結構ある。②と見せかけて前振りや物語の設定知識を読者に詰め込み、最後らへんでドーン!!実はこうでした!!とか。
======================
私的には①は基本、読まないようにしています。追い続けるのが疲れるから。
栗本薫のグインサーガはトラウマ案件だと思う( ゚谷゚)大菩薩峠もいやん。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>ライトノベル作品を作る場合、明確な目的を1~2つで構成するのはありでしょうか?
WEBなら有り。なぜなら誰も損しないから。

 アナログ書籍とかだと、たぶん10~30巻完結作品とかを出版すると、どうも3000万は軽く超える金が要るっぽいです。
 出版社にスポンサーになってもらい、出してもらうなら自分の物語に6000万くらいの価値がないと、スポンサーへの利益が出ない。

今のウェブ小説のアナログ書籍化は「読者&信者を引き連れての嫁入り」みたいなもんで、書籍はもちろん、ネット作家の描きおろしを乗せた小説雑誌とかも信者が購入してくれる面が大きいと思う。

あなたは「6000万以上稼げる作品」を書けそう?

上記の回答(物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
確かに②⇨①もよくありますね。
そして「6000万以上稼げる作品(要するに10万冊以上?)」は……明言出来ませんね(-_-;)
2はラノベの場合、疲れさせ飽きられやすいそうなので一応大目標を骨組みにし、小目標で繋いでいく、という構成を組んでいこうと考えております。(1.5?)
大目標だけで構成するデメリットを詳しく教えて頂きありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数

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元記事:物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信

結論から申し上げますと、お悩みのことは大事ではあるんですが、気にせず書いてしまったほうがいいと思います。以下、少し理由の説明を試みてみます。

1.見せ場の数と盛り上げ

見せ場とクライマックスで考えてみます。クライマックスは全編中でも最大に盛り上げる場面ですから、作中の最高の見せ場と言えます。

冒頭のツカミも見せ場で、何の前提知識(作品のキャラ、舞台等々)もなしに引き込まれるものを書かないといけません。冒頭のツカミの工夫の話を始めると終わらないので置いとくことにします。

見せ場を作るには準備が要りますよね。最初の見せ場ですと、主人公含む主要キャラが読者によく伝わっていなければなりません。性格、考え方、得手不得手、外見の特徴などです。魔法がある世界なら魔法について、オリジナルな武器が登場するなら武器について、といった感じで設定もよく飲み込んでもらっていることが必要です。だって、キャラの一挙動ごとに説明しながらでは盛り上がりませんから。

文字数は原稿用紙換算で50枚(2万字)といったところでしょうか(割と適当な数字です。このサイトの短編の長さの定義を使いました)。最初の見せ場とは言いましたが、何の面白みもない設定やキャラ説明では読む気が失せますよね。ですから、ミクロな見せ場を作りつつの紹介、説明になります。テンションやテンポを上げ下げしながら、全体が最初の見せ場で最高に盛り上がるように構成することになります。

最初の見せ場をクライマックスに仕立てると、短編の出来上がりです。そこで終えることができる。逆に言えば、そこで終えたければ最後の見せ場をクライマックスになるよう、盛り上がりを調整することになります。

2.複数の見せ場の関係

2つめの見せ場を続けてみるとどうか。見せ場までにキャラや設定の説明はほぼ要りません。新登場のキャラや設定を紹介するくらいです。要はそこまでで読んでもらったことが、設定知識やキャラ印象として使えるわけです。

2番目の見せ場にも原稿用紙50枚分かけるとします。1番目より複雑なドラマで盛り上げることが可能ですよね。冗長で退屈しやすいキャラ・設定説明は、もう過半が済んでいるわけですので。少なくとも主人公は既にキャラが立っているはずです。内容の大半をドラマに充てられます。

ということは、2番目の見せ場は1番目より面白くすることが可能です。可能というより必須と言うべきかもしれません。感覚的な物言いで申し訳ありませんが、同じくらいの面白さが続いていると、だんだんつまらなく感じがちなんです。

よく知られている現象が強さのインフレーションですね(是非は置いておきます)。ずっと同じ強さの主人公に、同じ強さの新たな敵が何度も立ちふさがっても面白くなく、燃えるものがありません。前より単純に面白くしようとすると、どうしても敵味方ともより強くすることになります。

3つめの見せ場も同じことです。2番目より面白い必要があるし、面白くすることが可能です。見せ場を重ねるごとに、だんだん面白くできる。常に最後/最新の見せ場が一番面白いものとなります。

必然的に最後の見せ場がクライマックスになります。逆に言えば、どの見せ場で物語を終えても、クライマックスは存在することにもなります。

3.見せ場と目的・テーマ

各見せ場は、それぞれ存在理由が与えられます。無目的に見栄えがするシーンなんてありません。見せ場ごとに目的が存在する。ある見せ場が、そこまでの見せ場で描写されたことが使えるわけですから、目的もだんだん大きくなります。結果、最後の見せ場で与えられた目的が小説のテーマと感じられやすくなります。

4.明確な目的が1つ(か2つ)

> 1.まず明確な目的を持っている作品というのは「進撃の巨人」、「終わりのセラフ(小説版)」などの作品です。

「進撃の巨人」とて、打ち切りの危機意識はあったはずです。最初は受けるかどうかすら分かっていません。連載開始したものの不人気なら「主人公エレンの母親カルラが巨人に捕食され、復讐のためエレンは立ち上がる(で兵団へ)」で終わったかもしれません。せいぜい引き延ばして、「エレンが母親を殺した巨人を倒した」くらいでしょうか。

しかし人気が出てくれた。必然的に続きますが、いつ人気が衰えるか分かりません。エレンが巨人化して、すったもんだしたものの、鎧の巨人に空けられた穴を巨人エレンが岩でふさいでトロスト地区を奪還、で終わった可能性もあります。エレンが巨人に対抗できると分かったことで、仮に打ち切りになっても、進撃の巨人世界のその後を読者が想像することはできますんで、キリがいいといえます。

だけど人気が続いたから、その後も描けたわけですね。その後は、なぜ巨人なんてものがいるのか、世界の成り立ちはどうなっているんだ、と巨人と戦うという初期路線から外れていきます。外れるというとネガティブのようですが、単純なものから深く掘り下げていくということです。

それでも相変わらず、終わろうと思えば終われる物語ポイントは存在しているように思います(構想はずっと先まであるのは承知)。あくまでも要因の一つではありますが。上述しましたように、見せ場は常にクライマックス足り得るからです。クライマックスで描かれたことが主人公の目的、作品テーマと見えることも同じように作用します。

5.複数の目的を見せる場合

> 2.そして小さな目的が複数ある作品というのは「リゼロ」、「とある」などの作品です。

「とある」で申せば、1巻目は特にですが、各巻で終わってもいいように最初から構想されているように思います。

第1巻はインデックスを救う話ですね。インデックスを救って、そこで終わることが可能なように、上条当麻の性格が設定されている。平和な日常生活が得られたら、それでいいわけですんで。インデックスが普通に暮らせるようにできたら、終わってもいいわけです。

ですが、人気が出た。そこで2巻目。もう上条当麻が「困った人を見たら助けずにはいられない」は設定され、描写されています。物語を再起動させるには、上条当麻が「困っている人」に遭遇すればいい。それが姫神秋沙であるわけですね。ヒロインの増員にもなっているし、関係者で登場キャラも増やせる。

人気は持続し、3巻目。もう物語を再起動する方法はフォーマット化してます。御坂妹ですね。敵役として、その後も準レギュラーとなる「一歩通行」(アクセラレーター)が登場します。既に御坂妹1万人が殺され、残る1万人も一歩通行に殺害される計画を上条当麻が阻止。1万人の御坂妹と、実は殺害させられていたことが苦しみだった一方通行も、上条当麻が救う。

現在のアニメ3期では、「一方通行」は瀕死の「打ち止め」(ラストオーダー)を救おうと奔走しています。あの悪役中の悪役がどうしちゃったの、という感じですが、流れを追うとすんなりと受け入れられます。しかも、上条当麻を理想の正義のヒーローと思って、追いつこうという意欲すらある。

現時点の「一方通行」で考えると、途中までのエピソード、見せ場は現状を作るための準備とも受け取れます。仮に「一方通行」視点で物語を読み解いてみると、「悪たることを強いられた悪人が、悪の果てに正義を見る」といった感じになります。明確な1つの目的、テーマです。

ですが、今までの多数の目的、テーマが描かれてこそのものであるのも事実です。どの段階でも「一歩通行」を描き終えることは可能だったと思います。だけど、「一歩通行」のキャラを描きつくしたわけではないし、人気キャラですんで彼を出すことを読者に望まれるから出したほうがよくもある。

6.やりやすい、面白くできると思う方法がベストかも

以上のように考えますので、物語の明確な目的が1つだけなのか、たくさんあるのかは、結果論に過ぎないと申し上げざるを得ません。発表媒体により変化することもあるでしょうし、作者がどの見せ場をどう目立たせたかにもよるし、読者の受け取り方にもよります(例えば、どのキャラに感情移入したかでも変わる)。

結果論であるものを、最初のプランとして考慮するのは損です。公募レベルの尺であれば、面白くできると思う方法で書き上げ、読み直してから調整すれば充分です。

上記の回答(物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
<見せ場ごとに目的が存在する。ある見せ場が、そこまでの見せ場で描写されたことが使えるわけですから、目的もだんだん大きくなります。結果、最後の見せ場で与えられた目的が小説のテーマと感じられやすくなります。
「大きい目標」というのを誇大視していました。確かにそこまで意識する必要は無いですね。
どの作品も「終わろうと思えば終れた」というのを読んで、また納得しました。やはり名がしれない作家は、いつ終わってもいいように、ある程度の区切りをつけるべきなんですね。1
2(とあるなど)よりも壮大な目標が作れるような世界設定にして、2のように「いつ終わっても大丈夫なよう」進めていく、というので考えがまた改まりました。(リゼロと同じくらい?)
私の大目標への誇大観を、訂正して頂きありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数

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元記事:物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信の返信

一晩明けたらあんまりうまく説明できてなかったと反省。

私がいう大目的というのは、それが解決するとストーリーが終わる目的という意味です。

>確かに壮大な物語(大目的が存在)の中にも小さな目的が複数存在し、大目的に近づいていく、という構成が存在しましたね。

この小目的が、起承転結を含んだ1冊になるのか、マンガ連載の5話で犯人を捕まえるのか、3万文字くらいの1エピソードになるのか、四コマの一コマになるのか、というのはストーリーの長さや発表媒体によって変わってきます。

シンさんが言っている、1.5の話というのは、ハリポタ型の
これが解決すればストーリーが終わる大目的「ヴォルデモートを倒す」
中目的「賢者の石を守る」
小目的「ダドリーたちと動物園に行く」「ホグワーツに行く」「授業を受ける」……
とあって、中目的で一冊にまとめるという形だと見受けます。

ただし、この形式で出版できるのは、超売れっ子作家さんだけです。
(J.k.ローリングさんも出版にこぎつけるまで苦労したそう)

そもそも新人賞では、未完作品は受賞できません。
大目的が解決していない作品は完結しているとは言えないので、
選考で落とされてしまいます。

なので、ハリポタ式で紙の本を出版しようと思ったら

WEBで発表して、(書籍化を踏まえ10万~15万文字で小目的を達成させつつ)
ネット小説大賞など未完でも受け付けてくれる賞に応募して、受賞して出版。

もしくは、一巻完結の別の賞レース用の作品を書いてプロ作家になり、
人気を得てから満を持して書きたかった壮大なストーリーを発表、
という形になると思います。

私はプロ作家になる予定はないので偉そうに感じたら申し訳ないですが、
頑張ってください!
応援しています^^

上記の回答(物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数の返信の返信の返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

再度回答ありがとうございます。
私も新しい意見を読んで1.5(ハリーポッター同様)ですら難しいというのを、ようやく完全に理解しました。
下に回答して下さった手塚満さんの回答の返信を見てもらえば分かると思うのですが、どうやら私は大目標を誇大視、そして甘く見ていたようです。
下にも回答した通り、2(とあるなど)よりも壮大な目標(付け加えられる様な臨時の展開)が作れるような世界設定にして、2のように「いつ終わっても大丈夫なよう」進めていく、というので考えがまた改まりました。恐らく「リゼロ」のようなバランスですね。
私が納得するまで説明して頂きありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語り(主人公サイド)の目的の明確性と数

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元記事:物語(ストーリー)・プロットの書き方

プロットの相談掲示板の方で書けないのでこちらに書くことになりました。
小説の終わらせ方ははっきりとあるのですが、それまでの物語、プロットが書けません。どのように考え書けばいいのでしょうか。
世界観設定などは大まかに既に決めてありますが、物語のコンセプト(骨格)は決定が出来てません

上記の回答(物語(ストーリー)・プロットの書き方の返信)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 1

簡単なものならオチがどのようなものか設定を追加して大まかな世界観とストーリーを作りそれにいたるまでにありそうな展開を落ちから逆算して嵌めていって始まりまでつなげていく
例えば落ちがヒロインを助けるならとらえているのが魔王と設定すれば大まかな世界観と目的ができる
あとはそれに
至るまでにある展開と出来事
これは無難に各地に散った幹部との戦いとか伝説の剣に認められるイベント
魔王城への道を開くアイテムの入手
そして最後に世界の命運をかけた人類軍と魔王軍戸のぶつかり合いの果てたどり着いた魔王城での決戦
てきな感じにする
要は落ちに設定足して世界観と大まかなストーリーを製作しあとはそれに落ちに至るまでありそうな出来事展開障害のパーツを作り最初をから落ちに繋げて嵌めていくだけ
流石にこれより簡単なのはむずい

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語(ストーリー)・プロットの書き方

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投稿日時:

元記事:バランスの良い「なろう系」の主人公にしたい。

すいません、食文化の方に余計な書き込みをしてしまった結果、返ってとっ散らかってしまったので、改めて相談させて頂きます。

現在考えている、「異世界スローライフ系の主人公」の能力についてです。

主人公は、転生する時に一つだけ願いを叶えてもらいます。その時に、

「どんな物でも作る事が出来て、自分だけにしか使えなくて、絶対に痛んだり壊れたりしなくて、失くしたり盗まれたりして手元から離れても、任意で取り戻せる指輪」

を、もらいます。

なぜ指輪の形にしたのかと言うと、

「ただ思ったり願ったりするだけだと、自分の意志に反して即発動して力が暴発する可能性があるので、思いを込める象徴が欲しい。それに対して願う事で、改めて力が発動するという安全装置。それに、指輪だと大きさが手頃だから」

と、いう理由です。

ただし、制約として以下の条件を付けられます。

①無から有を生み出す事は出来ない(自然の法則に反する為)。
②生命(動物)の創造の禁止(生命を創造出来るのは神だけ)。
③何かを作る為には代わりの物を必要とし、作成にはSP(スキルポイント)を消費する(①に加えて、無限に力を使えない)。
④生命の自然な流れに手を加えてはならない。生き返らせたり、若返りや老化の禁止。

補足すると、

何も無い空間から物体をいきなり取り出す事は出来ない。何かを作るには別の何かを必要とし、SPを消費する事で物体を作成する。生産と言うよりは物体の変換を行う。
その際に、望む物と素になる物との価値や大きさによって、SPをより多く消費する。
例えるなら、拳程度の大きさの石を金にする場合と、同じ大きさの銀を金にする場合とでは、前者の方が消費SPが増える。
また、拳大の銀とソフトボールくらいの大きさの銀とでは、金にする時の消費SPが増える。

ただし、同じ大きさの物を変換した場合、最終的に同じ物を作る場合は消費SPは同じになる。

石→銅→銀→金と変換した時と、いきなり石→金と変換した場合、両者の合計SPは同じになる。

逆に、価値の低い物や、元の大きさより小くなる場合は、消費SPが軽減される。

例として、同じ大きさの金を鉄にしたり、大木を丸太にする時には、消費SPが少なくて済む。
ただし、材質が違う場合はこの限りでは無い。巨大な岩を指先くらいのダイヤモンドにする場合は、やはり消費SPが増える。
価値の違いに加え、物を小さく作る事は、物を大きく作る事と同じくらい労力が必要な為。

また、余りに大きな物は作る事が出来ない事がある。それと、複数の材質で出来た物は作れない場合がある。
同時に、複数の違う種類の物を作り出す事は出来ない場合があるし、つながった物の一部だけを変換する事も出来ない。

作成(変換)が可能な例
①腕時計や拳銃、機関銃、ロケットランチャーなどの火器(複雑さと大きさの限界。自分の身長を越える様な物は無理)。
②椅子や机などの家具(構造が複雑でも、ミシン程度は可能)。
③単一の物質同士の変換(鉄を銅に、銀を金にするなど)。
④荷車や馬車の荷台(大型だが構造が単純な為)。
⑤家を砂や紙に変える(家は巨大だが、変換する物が単一で価値が低いから)。
⑥液体の入った瓶など、中身を伴う容器(中が空の容器だけでも可能)。
⑦複数の混ざった物質を単一の物質に変化させる事(ただし、かごに入ったばらばらの果物を、かごごと変換する様な事は出来ない)。
⑧形を変えて変換する事()

作成(変換)不可能な例
①家(構成するパーツが複雑で、材質もそれぞれ違う為。そして大き過ぎる)。
②自動車(余りに構造が複雑な上に大型)。
③大砲などの重火器(②と同様)。
④建物の一部だけを変化させる事。なぜなら、家は全体がつながっているので、能力が全体へ及ぶ可能性がある(家の壁や柱だけを直したり、壁に穴を開けるなどは無理。ただし、ドアや窓は修理可能)。
⑤単一の物を複数の物に分けて変換する事(砂を半分づつ砂金と砂鉄にしたり、1本の木を4つの椅子にするなど)。
⑥人間を砂に変えるなど、生物を無生物にする事。
⑦生物を一から作る事(無生物を生物にしてはならない)。
⑧生物(動物)を違う種類に変える事(犬を猫にする、象を牛にするなど)。
⑨生命の死からの蘇生、若返りや老化の禁止(ただし、怪我や病気を治すのは問題無い)。

それで、食文化スレで挙げたのですが、「栽培したい作物を手に入れるのにどうするか。」という問題の抜け道として、「一から作ると生命の創造に引っかかる可能性があるので、植物の変化は禁止されていない(動物は禁止だが、植物は言われていない)為、最初からその世界に存在する別の植物を変化させて、目的の作物を手に入れる」という抜け道を使いたいと思います。
例えるなら、石ころをレタスにするのではなく、キャベツをレタスにする様な事です。

本当なら、何でもパパパっと作ってしまえる様にしたいのですが、これには理由があります。
以前に応募した作品の評価で、

「チートしたキャラが強過ぎて面白味に欠ける。チートキャラの苦悩が欲しい」

と、言われた事があったので、俺様チート無双にならない様に適当に制約を考えました。

ただし、徐々にキャラクターにも強くなって欲しいので、「FFⅡ」みたいに、「使えば使うほど強くなる」という要素を加えました。
「限界近くまでSPを使うと、SPの上限が増える」事にしたり、眠る(6時間以上の睡眠)と全回復、気持ち的に何か良い事がある(おいしい物を食べたり、うれしい事や楽しい事がある)と、状況に応じてSPがそれなりに回復、という様にしました。
なお、SPを回復するアイテムも考えましたが、この場合は回復と言うより貯金で、「SPを消費して作ったアイテムを使っても、作成に消費した分しか回復しない」という事にしました。なぜなら、そうしないとSPの無限回復が出来てしまうからです。

それと、主人公は肉体的には普通の人間で、不老不死じゃないです。殴られれば痛いし、怪我や病気もします(これは、自分で回復アイテムを使って治せますけどね)。

あと、年齢は少し高めの大学生です。高校生よりは精神的に大人で頭も良いです。

と、長くなりましたが、大体こんな感じなのですけど、いかがでしょうか。

上記の回答(バランスの良い「なろう系」の主人公にしたい。の返信)

投稿者 ドラコン : 0

 こんにちは、ドラコンです。

 迷える狼さんのせっかくのご構想に、ケチを付けて申し訳ないのですが、「異世界転生スローライフ」とのコンセプトに、主人公の能力が合っていないように感じました。

 内政・生活系の異世界転生・移転モノは、異世界の資源・技術で、異世界の生活レベルを、現代日本の生活レベルに近付けることが、醍醐味の一つではないでしょうか。

 異世界転生での主人公の最大の強みは、「現実世界での知識・経験」です。

 ですので、現実世界の物を取り出せる能力よりも、例えば現実世界で読んだ本の内容を一言一句正確に書き出せる能力のほうが向いているのではないでしょうか。

 そして、見向きもされなかった・忘れ去られた・手に入りづらい資源を手に入れたり、異世界に元からある技術を進化させたりすることに面白みがあるのではないでしょうか。時には、代替品で妥協することもあるでしょう。

 食文化のスレッドで取り上げた『現実主義勇者の王国再建記』1巻の「ゼルリンうどん」は、「食感葛切り」ですからね。

 いくら制約があるとはいえ、「異世界に存在しない」現実世界の作物や器具を魔法でポンポン取り出されるのは、面白いのでしょうか。 
 
『映画ドラえもん』でも、最近の作品は、ひみつ道具をなくした、壊れた、そもそも持っていないと、ひみつ道具の使用に何かしろの制限を掛けることが多くなっています。

 ひみつ道具使い放題なら、事件はすぐに解決していますよ。

 私が読んだ限りで、迷える狼さんのご構想に近い作品を挙げておきます。

『フシノカミ 辺境から始まる文明再生記』(オーバーラップノベルズ、雨川水海)
 主人公は、現代日本から中世ヨーロッパ風異世界に転生。転生先は、かつては現代日本並みの高度な文明が存在したが、主人公転生時には衰退して、中世ヨーロッパ並みの文明レベルに退化。主人公の現代日本の知識・経験、異世界側の高度な文明があったころを記した古文献解読で、文明を再生する話。

 主人公の能力は、転生前の知識と異世界の文明を再生するとの強い思いを除けば、他の異世界人と変わらないレベル。主人公は、2巻でモンスターに襲われて「人類に不利なところばっかりファンタジーしやがって!」と叫んでいた。

 2巻では、毒があるとして観賞用になっていたトマトの食用復活(古代では食用にされていたと古文献にあり)と、禁忌になっていた人糞肥料の復活に成功。2巻ではトマト料理が多数登場。ピザを作りたかったが、調理器具の制約上、「ピザ風パン」で妥協。

『家つくりスキルで異世界を生き延びろ』(ファミ通文庫の単行本、小鳥屋エム) 
 派手なモンスター退治よりも、薬草の収集、自作アイテムの売却といった冒険者の、ほのぼの日常を描いた一作。
 
 現代日本からの転生者「二ホン族」がウロウロしている異世界が舞台。しかも、二ホン族はかなりの影響力があり、二ホン族が一言言えば、役所や貴族にも少々の無理が通る。

 主人公は、ブラック企業の元OL。異世界の少女に転生したが、「家つくり」というわけのわからぬスキルが付与されたため(OL時代にマンションを買おうと必死に貯金していたのと、テレビでトレーラーハウスを見て憧れていたためか?)、転生後の親にも「ハズレスキル持ち」とバカにされたため、一人で旅立った。
 
 転生前から、もともと細かい作業が好きだったことで、専用スキルなしでも魔術を発動する「紋様紙」が描ける。しかも、下手な専用スキル持ちよりも良質。

カテゴリー : キャラクター スレッド: バランスの良い「なろう系」の主人公にしたい。

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投稿日時:

元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

学園物や現代物の男主人公は顔はイケメンではない普通、勉強も運動も特別得意ではないということが多いです。

凡人が泥臭く頑張るのも一つの魅力かもしへませんが、そういう主人公は馬鹿だったり、嫌な奴に喧嘩に負けてヒロインに助けられ、取り柄はいざというときの機転と発想「だけ」で私は好きではありません。
学園物での主人公が凡人なのは必須条件なのでしょうか。
どなたかご意見をお願いします。

上記の回答(主人公の条件)

投稿者 あまくさ : 0

他の方への返信から引用してばかりで、すみません(汗
ただ、「昼行燈」というのはかなり重要なキーワードだなと思いました。

この言葉の元ネタは、言うまでもなく忠臣蔵の大石内蔵助。このキャラ(実在の人物ですが、かなり脚色されているのでほぼ創作上のキャラに近いでしょう)は、物語の最後の最後に非凡なヒーローだったことが明かされますが、それまでは無能で平凡な人物として嘲笑されるんですね。

で、質問します。

金村さんは、

◎主人公が周囲の人間から無能視されて、バカにされている。しかし、実は優秀な人間であることを読者は知っている。

このパターンでも嫌いですか?

ちなみに私が読者としてそういう作品を読んだとしたらどう感じるか。
それを打ち明けておきます。

◎そういう主人公自体は嫌いではないが、バカにされるパートが長すぎるとイライラしてしまい、だんだん読むのが辛くなる。

ごく簡単に言いきってしまえば、こうです。
それでも読み進めることができる条件としては、

1)その物語の中に、主人公像以外のどこかに強烈な魅力がある。

2)主人公は大方の周辺キャラにはバカにされるのだけれど、強い理解者がいる。

3)バカにされるパートだけが長くは続かず、要所要所に「ハッとして主人公が只者ではないことを再認識させてくれるエピソード」がある、

4)主人公の成長を描く。

こんなところです。
このうち私の前回の書き込みで述べたのは4に近いわけですが、昼行燈型というのは無能に見えるのは「世を忍ぶ仮の姿」「能ある鷹は爪を隠す」というパターンなので、主人公成長型のストーリーとはマッチしないかもしれません。それに成長型は、序盤~中盤の「もどかしパート」が長めになってしまいそうです。
また、1は主人公論ではないので、このスレの論点からはズレています。

そこで重要になってくるのは、2と3になるかなと。
2の方はまあ、分かりやすいと思うんですね。

3については。
戦闘ものなら簡単です。
一見弱そうに見え、侮ってチョッカイかけてくる悪者 → ところがそいつらを一瞬で倒してしまう or 実は凄まじく強いという片鱗をちらっと見せて震え上がらせる。
よくあるシーンですが、効果的だと思います。

問題は、これを日常系でどう表現するかですね。
なぜ難易度が高いかというと、「戦闘力」という判りやすいパラメータがないからです。

で。

ここからが、個人的に考えている重要ポイントなのですが。

◎主人公の言動が、場の空気を変える。

これじゃないでしょうか?

実例を一つ。

私、実はプリキュアがけっこう好きなのですが(特に初期のシリーズ)、あれの4年目の終盤近くのエピソード。
手に入れれば一つだけ望みがかなうというアイテムがあって、主人公たちと悪役組織がそれを奪いあっているんですね。悪役側の目的は「全宇宙を滅びと絶望で包むこと」。物質的な利益を求めているのではなく、絶望そのものが目的という究極の悪なんです。
で、望みを叶えるアイテムが物語のラスト近くでその悪役に奪われてしまいます。
一刻も早く取り戻さなければ大変なことになる。しかし、奪った敵がどこにいるかさえ分からないという状況。
普段主人公より聡明だったり、強かったりする仲間たちも万事休して、絶望しかけます。
そんな中で主人公一人がすっと静かに立ち上がり、窓に歩み寄って青空を見上げるんです。
こんな時に何をしているんだ?、と。
すると、
「これから~を取り戻しに行くよ」
主人公は、あっけらかんと答えます。
「だけど、もう使われてしまったかもしれないじゃないか」
望みを叶えるのは一回だけというアイテム。敵に使われてしまったらもう役に立ちません。
しかし、主人公は、
「それは、大丈夫だよ」
きっぱりと言いきります。
「だって、まだ空が青いから」
悪役の望みは世界を絶望で包むことだから、まだ何も変わっていないということはアイテムが使われていない証拠だと言うんですね。
「だけど……探しに行くと言っても、敵がどこにいるかも分からないじゃないか?」
「分かるよ」
「え?」
「この空の下にいるよ」

この一言で、空気が変わるんです!
最後の一言は超論理の世界なのですが、この主人公、分かりやすい一般的な言葉で言うならムード・メーカーなんですね。
プリキュア4年目のスタッフは、個性が強くスペックの高い仲間たちのリーダーになれる主人公とはどんなキャラクターなのか? そう考えたそうです。
個性の強いキャラ達は、それだけに衝突することもあるし、なかなか協力し合うことができません。自分一人で何でもできると信じているからです。
ところが、そういう強いキャラ達でも一人では克服できない難局に直面したときには、途方に暮れてしまいます。
そういう時、皆の心を一つにできる主人公なんですね。
バラバラな力が一つになって、はじめて困難な敵を倒すことができるようになる。そのきっかけを作るのが「空気を変える」ということ。
そして、空気を変えて仲間の心を一つにした主人公は、自然にリーダーと認められて先頭をきって前進していくんです。

◎場の空気を変える = 人の気持ちを変える = 物語の流れを変える。

ということです。

◎普段は多少もたもたしていても、ストーリーの重要な転換点で流れを変える役割は、絶対に主人公に担わせる。

◎一たび流れを変えた後は、絶対に主人公が先頭に立つ。

おそらく、この二つが必須なんですね。主人公の条件です。
少なくとも読者に爽快感をあたえることを目指すエンタメ・ストーリーの場合は鉄則だと思います。

金村さんは、普段はもたもたしている主人公にそんなことはできないとのご意見なのかもしれませんが、私はできると考えています。成長は必ずしも必要ありません。周囲に気づかれにくい優れた個性を最初から持っていて、それを読者に見せておけばいいのです。それがどうすれば実現できるかは、作者の腕の見せ所。上のプリキュアの話は、あくまで一例と考えてください。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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