小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

三文山而さんの返信一覧。得点の高い順4ページ目

元記事:本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方の返信

普段使ってるのはテキストエディタですね。
違う環境のPC間でもデータのやりとりが容易なので――って今の時代ワードでも問題なさそうだけども。
流石にフロッピー時代の人間じゃないけど、なんか「余計なデータを含まない文章だけ」というとテキストエディタという世代なので。

さて。プロットですが、人それぞれ、なので参考になるかどうかわかりませんが。
私の場合は「ワンシーンの要約を一行で箇条書きにラストまで書く」という感じです。
基本的に三幕構成を参考にしてるので、
「はじまり」「ターニングポイント」「なか」「クライマックス」「おわり」
の5つの箇条書きを用意して、この5つで物語を成立させます。
そしたらその中の「はじまり」を更に噛み砕いて再び5つの箇条書きにします。
合計で25行の箇条書きができます。
基本的にはこの一行がそれぞれワンシーンを要約した一文になります。
ワンシーンにつき(一行につき)5000文字書けば12万字を超えるので、これが一つの目安。
ただ、この状態はまだ「メインプロット」しか物語に組み立ててない状態なので、サブプロットや一部キャラ描写を考えると多少膨れ上がる。このため常に正確に25行の箇条書きを用意してるわけではありませんしワンシーン5000字を上限にしてるだけで必ずその文字数を書いてるわけでもありません。

「ワンシーン単位で書くことをプロットに起こしてる」という意味では「詳細に」と言えますが、実際はそれほど詳細ではなかったりもします。
というのも、これは単に「流れ」を書いてるに過ぎないからです。
「流れ」というは要するに「これをすれば次の展開に進む」という要素の流れですね。
この「展開する要素」がちゃんと書き出せていれば、執筆においては「それを表現できれば問題ない」ので、内容自体はろくすっぽ考えてません。
例えば。
「ヒロインとデートをする主人公」という箇条書きは「何をすれば次の展開へ進むか」という要素が書かれていない。デートをして、何なの? って話。
「ヒロインの可愛らしさを再確認する主人公」という箇条書きならば、「ヒロインの可愛らしさをアピールできれば良い」ということがわかる。
その表現の手段が「デート」というだけの話なんですよね、この場合。
または、別に「デート」でなくとも「可愛らしさを再確認」できれば内容自体は何でもいいわけです。
何でもいいものは別にプロット時点で考えずとも、全体の流れが出来上がってから相応しいモノを選べば良いので、詳しくは考えていません。
例えば、同じデートにしても「遊園地」に行くより「水族館」のほうが全体のイメージ的にまとまりが良い、なんてこともあるし、この時点であんま細かく考えても全体を見たとき修正が入ることが多いんですよね。

そんなわけで、ワンシーン単位で細かく作っているけど、実際はそれほど「詳細」でもなかったりします。
言ってしまえば二十数行で済ませてるってことだし。まあその二十数行を作るのに試行錯誤があるわけだけども。
全体像が理解できて、それぞれ「話が進む要素」が書き出せていれば、あとはそれを起こしていくだけ。
ここまで出来ていればプロット時点で作られたイメージとほぼ違わぬイメージの完成品になる。
であれば、全体の構成バランスや重点を置きたい要素の濃淡、またはアクションが足りているかどうかなんて事もこの時点で判断できます。
というか、それが出来ないとプロットの意味がほとんど無いので。

上記の回答(本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方の返信の返信)

スレ主 三文山而 : 1 投稿日時:

 見た目的にもなんか「最低限の機能だけ」って感じしますよねテキスト。
 様々なプロット製作法を興味深く読ませていただいております。

 これまで起承転結の16行で書いていたのですが25行を試してみるのも良いかもしれません。
 慣れてないと展開する要素と出来事とかがごっちゃになりそうですがどこかに注意書き等入れて置こうと思います。

 アクションの量は25行中のアクションシーンに繋がりそうな要素を見ていくということでしょうか?

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方

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元記事:本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方の返信の返信の返信

>慣れてないと展開する要素と出来事とかがごっちゃになりそうですが
私の場合、出来事は書かないですね。
「出来事」は基本的に何でも良いので。
「学校が爆発して休校になった」という出来事と「インフルエンザが流行って休校になった」という出来事では、インパクトは違うけど「休校になった」って事は変わらないわけで、「休校」にさえなれば話は進むので、何でもいいわけです。
なので、こういうのは「休校にさえなれば良し」として執筆中に考えたりもするし、事前にメモを残すくらいのことはするときもあります。
でも、展開させられれば良いので、「そのための事情」に類することはあんまり高い重要性を感じていません。
もちろんコレを意識することを否定してるわけではないので、創作方法は人それぞれだと思います。
私の場合、「出来事」は全体の流れを作った後に考えたほうが、良いアイディアを思いつきやすいという事もありますし。
例えば「主人公たちが黒幕の思惑を打ち破る」というところまで流れを考えれば、「あ、じゃあ序盤の『休校』は黒幕が何かしたほうがいいな」とわかります。
これは簡単な例だから流れを作るまでもなく思い付けるけど、複雑になってくると思考してる段階で既に繋がりがわからなくなって作者自身が混乱することもありますから。
全体の流れが最初にあれば、こうしたところで混乱することはそうそう無いです。
重要なのは「流れ」として作ったメインプロットなので、その流れを変えるような事をしない限りは問題は起こりません。

>アクションの量は25行中のアクションシーンに繋がりそうな要素を見ていくということでしょうか?
もともと「アクション」を書いているのなら、「アクションによって展開する要素」を作っていくことになります。
古典的なものなら「武闘大会で主人公が中ボスを倒したために黒幕に注目される」なんて展開がソレですね。
「黒幕に注目される」という展開にしたいわけだから、その内容は「直接会って主人公の才能を見出した」とか「実は兄弟で元から注目してた」とか何でもいいんですが、アクションである以上は「アクションで展開」させたほうが良い。
なので「中ボスを倒して注目される」とするのがベター。
つまり、最初に作った「流れ」に対して重要な要素を抽出してみる。「武闘大会で主人公が黒幕に注目される」というのは「黒幕に注目される」ことが重要で、注目されることで次の展開へ進む。
すると、「そのための事情」や「出来事」に類する事を「アクション」にしたほうが良い。
という計算ができます。
なので、もしアクションを追加したいと考えているのなら、こうした出来事の変更を考えてみると良いかもしれません。

新規で新しく追加する場合は、25行に新しく一行を加える形で考えています。
こうなると当然、全体のバランスに影響してくるので、基本的にはあんまりやりません。やる時は単体で完結しやすいキャラ立てでする事が多いかな。

それと、この25行というのはサブプロットのことを考えていない、メインプロットのみの構成なので、25という数字は単なる計算上の話です。
実践する時には短編でなければほぼ必ずサブプロットが関わってくるので、これをメインプロットに混ぜるとその規模によっては大きく増えたりもします。
この考えは、あくまで「一つの話題を物語として出力する行程」なので、複数の話題を扱う場合にはこの手段だけではまとまり切らないかと思います。
長編などは基本サブプロットがあるので、メインプロットにサブプロットを混ぜるという作業をしないとまとまらないでしょう。

上記の回答(本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方の返信の返信の返信の返信)

スレ主 三文山而 : 1 投稿日時:

 とりあえず終盤への繋がり方を意識するようにしてみますね。ありがとうございます。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方

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元記事:冒頭が思い浮かばない

初めまして、お早うございます。
わたしは昔から冒頭シーンを書くのが苦手で、現在も新たな小説を執筆しているのですが、案の定冒頭でまた迷ってしまい手が進みません。
そこで皆様の力をお借りしたいのです。
大まかなあらすじを書くので、一緒に冒頭シーンを考えてくださいませんか?

大学受験に失敗し浪人生として冴えない日々を送っていた主人公(女・19歳)は、ある日兄(28歳)の提案で、兄の友人が経営するバイクカフェで働くことに。
快活な店長と、そこへやって来る個性豊かなバイカーたちに刺激を与えられ、主人公は徐々に成長していく…

拙い文章、言葉足らずですが、どうぞ宜しくお願いします。

上記の回答(冒頭が思い浮かばないの返信)

投稿者 三文山而 : 1 投稿日時:

 「質問し直します」と言っているのに回答するのも申し訳ないですが今の時点で思ったことを2つ言わさせてください。

 まずバイカーが“ほとんど荒くれ者”と言われているのは少々偏見が入っていますがバイク乗りはバイクを購入し燃料を消費してバイクを運転し遠出するという趣味である以上、精神的にも金銭的にも体力的にも相応の余裕が必要になります。
 浪人生が新たに関わる気晴らしとしてふさわしいか非常に疑問です。

 そして、他の方も触れてますが、浪人生になっている時点で「冴えない日々」になどなっていません。思考力記憶力体力気力の相当量が翌年の受験に注がれているべき状況であり、新たにバイトを紹介されて受験勉強とかけ離れた環境で新しい人間関係を築き上げて新しい仕事を覚えるなどという行為は浪人生という状況に全くそぐわない展開です。

 変えるとすれば
1.受験には失敗したが浪人生にはならず志望校と別の学校に入って冴えない日々を送るとか。そういった人は世の中に一定数いますし新しく入った学校に不満や挫折感を持っているでしょう。バイトで様々な人と出会い、今の学校に不満を表しながらただ日々を過ごすのではなく、今の環境を受け入れてそこから新しい挑戦などを始めていく、とすれば主人公の成長もわかりやすいのでは。
 あるいは
2.受験に失敗した後進学せず、浪人生にもならずフリーターやニートになってしまうとか。そして最終的にはバイトで様々な人と接する中でもう一度受験に挑むのか、あるいは資格や就職を目指すのか自分の将来の進路を考え決断する、という流れはどうでしょう。

 なんにせよ、「浪人生」という部分だけは変えるべきだと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 冒頭が思い浮かばない

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元記事:キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?の返信の返信

この度はご返信ありがとうございます。
なるほど、キャッチフレーズってそうやって作るのですね!参考にさせて頂きます。

それと僕から、二言三言意見を述べさせて頂きます。

僕は『作品のテーマを決めて欲しい』と書いたのではなく、『作品のテーマについて意見が欲しい』と書いたつもりだったのですが、どうも伝わらなかったようで申し訳ございません。

三文山而さんのいうテーマとは、いわゆるシリーズの中で一貫した「読後感」や「雰囲気」のようなものではないでしょうか?

確かにそういうものはむちゃくちゃ大事です。
(僕だって読者を置いてけ堀にしてしまってますし、正直悩んでいます)
でも残念ながら、僕はそういうことをお尋ねしているわけではありません(・_・;)

以上を前提に、出来るだけ分かりやすくもう一度質問しますね。
『僕の作品を一言で言うと何でしょうか?』

上記の回答(キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?の返信の返信の返信)

投稿者 三文山而 : 1 投稿日時:

 同じことを訊いちゃっていませんか……?
 作者が自作品のテーマを他人に訊いてしまったらそれは読まずに答えることができませんから“この作品のテーマはこういうことだったんだろうなあ”という「読後感」や「雰囲気」の一部としてのテーマを確認することになりますし。
ましてや「僕の作品のテーマって何だろう?」『僕の作品を一言で言うと何でしょうか?』という訊き方で何をどうしたいのか説明してくれなければそれは『作品のテーマを決めて欲しい』であって『テーマについて意見が欲しい』とは思われないでしょう。それで「何故そんなことを他者に訊くことに?」と思いましたし齟齬が生じてうまく伝わらない感じになったのでは。

訊き直されたのでせっかくだから更新されている分を一通り見てみましたが貴方の作品で書かれているのは「差別」よりもその後の「再スタート」ではないでしょうか。
異世界でも役立ちそうな武術等を身に着け、苦しかった過去から離れて別世界へ行き、過去に傷のある主人公とヒロインが出会って初対面から新しい人間関係を築き上げていくという……「異世界転移」の要素と相まってそちらがメインという印象を受けました。
それで「主人公に偏見のないヒロイン」と「ヒロインの生い立ちを知らない主人公」を出会わせて「再スタートしてみたけど、どう? 上手くやれそう?」「辛かったのは世界や周りの人のせいで、違う奴とは楽しく暮らせるのかい」「それとも悪かったのは障害や生い立ちやお前の能力や精神的な欠点のせいで、結局どこの誰相手でもどうしようもないし仕方なかったのかい?」と試している作品だったのでは?

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?

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元記事:小説の設定に無理があるのか不安です

小説ストーリーといいますか、ざっくりとした設定を思いつきました。
それが、無理のあるものではないか心配なので、ぜひアドバイス頂きたいです。

主人公の男子高生が、クラスメートの目立たないが優しい美少女に告白する。
しかし実は彼女はお嬢様で、許婚がいると言われてしまう。
諦めようとする主人公だが、彼女に「実は、諦めきれない初恋の人がいる。相手はどこの誰か分からないから、家族には言ったことがなかったけれど、婚約が確定する前にどうしても探しに行きたい。探すのを手伝ってくれないか?」
と頼まれる。主人公はそれを受けて、彼女と初恋相手を探す。

なかなか見つけられないまま、1か月が経ってしまう。
主人公は落胆し、彼女との登校中ぼんやりしていたために自転車とぶつかるが、なんと、自転車に乗っていたのが彼女の初恋相手だった。
しかも、その人は男子のようなだけの女子(イケメン女子)で、彼女の勘違い…

主人公たちがその人に事情を説明すると、「彼女の許婚は、もしかしたら自分が片思いしている他校の生徒かも……」という返答が。

主人公は許婚とその人をくっつけようと奔走し、2人はめでたく交際することに。
そして、主人公と彼女も両思いになりハッピーエンド。

というストーリーなのですが、もしかして無理がある設定なのではないか?と不安です。

アドバイスお待ちしています!
よろしくお願いします。

上記の回答(小説の設定に無理があるのか不安ですの返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

失恋した相手の恋を応援する発端、素敵だと思います。イケメン女子の登場も意外性があって面白いかもしれません。

気になった部分としては、
>「見つけられないまま、1か月」が展開によっては中だるみや突然の時間跳躍にならないか。
>「彼女との登校中ぼんやりしていたために自転車とぶつかるが、なんと、自転車に乗っていたのが彼女の初恋相手だった」と、描写にもよるが偶然によって唐突にあっさりと目的が達成され、肩透かし感をくらわないか。
>「事情を説明すると、「彼女の許婚は、もしかしたら自分が片思いしている他校の生徒かも……」という返答が」このシーンは片思いの切っ掛けなどにもよるが、“世間の狭さがご都合展開的”といった違和感を持たれないか。
>「主人公は許婚とその人をくっつけようと奔走し、2人はめでたく交際することに。そして、主人公と彼女も両思いになりハッピーエンド」特にこの部分は主人公以外の思考について説明がなかったため、失恋した相手の恋を応援していた主人公が突然自分の恋のため周りの考えを無視して行動しだしたような印象を受けました。
>「恩人の恋を応援したい」の理由付けとして、ここまで主人公は告白相手の初恋を応援してきたので「今度は私の番」としてヒロインの方から初恋の相手の片思いを応援する意志を明確に表明するのも良いかもしれません。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 小説の設定に無理があるのか不安です

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元記事:書いている小説の問題点について、意見を下さい。

 今個人で書いている小説があるのですが、個人ではどうしても解決策が見いだせない問題が出たのでご助言ください。

 一つ目は序盤の展開です。牢獄からの脱獄に加え、剣術習得までの約15万字の間、ヒロインが一切出てこない。しかし、物語の構成、性質上この二つの詳細な描写を避けて通ることが出来ない。時系列の入れ替えを行うと、短期間に二度長い回想シーンが入るか、最も書かなければならない描写ができない。というジレンマに陥ります。

 二つ目は中盤以降の内容です。主人公が精神的に追い詰められ、自暴自棄寸前な時期が約35万字ほど(一番どん底な時期はそのうち10万字ほど)続きます。その間の主人公がうざくないかどうか分からないのです。以下にその状況での主人公の言動を時系列順に複数挙げます。(米印で解説を加えます)

「何故だ!? どうして欲しいものだけいつも取りこぼして、無用の長物ばかり増えていく!? 俺は自由を共に求める仲間と、旅することさえ認められないのか!? 愛した人と共に過ごす。そんなささやかな願いさえ、許されないとでも言うのか!? なんだそれは! ふざけるな!」
※遂に危惧していた思い人の介錯までしてしまい、その墓前で超常の力を獲得した瞬間の咆哮。その力さえあれば確実に思い人を介錯せずに済み、また発想次第では悲劇の前に獲得可能だった。挙句これが5度目の介錯。

(救出、奪還ねぇ)
 失笑は嘲笑に変わる。一番救いたかった人を、一番取り戻したかった人を取り戻せなかった自身が、性懲りもなく挑むのだ。周囲からすれば勇気ある行いだが、当人からすれば愚者の振る舞いであった。
※一国の姫の単独奪還に挑む道中。ボーイ・ミーツ・ガールの典型だが、一番そうしたかった相手は己の手で殺めている。

「端的に聞く。俺の精神を魔術で操作できるか?」
ヒロイン1の顔面が蒼白になる。主人公の目は本気で自身の精神操作を要求しているのだ。ヒロイン1は自身が外出している間に、主人公に何があったかは分からない。しかし精神状態が急激に悪化したのは今の主人公の言葉で理解した。
※自身の精神の限界を感じるも、諦めることは出来ない主人公。その妥協案として精神操作に特化したヒロイン1の技量を借りて、自身の感性や性格を操作することを求めた。

「羨ましい、だと? どこがだ! 奪わなければ手に入れられず、それでいて守りたいものだけ取りこぼしたこの力の、一体何が羨ましい!? 羨ましいのは俺の方だ! お前のようになりたかったさ! お前が羨ましくてたまらなかった! でも、俺にはお前にあるものが全くなかったんだ! それでも、それでも諦めきれないからこうして無様を晒してる!」
※折りの悪い才能に恵まれた友人との衝突。主人公がその友人以上の力を持つためには、相応の望まぬ犠牲があった。それでも、主人公は夢を諦めきれない。

主人公の瞳に光はない。言葉も最小限しか発さず、纏う雰囲気は極限まで淀んでいる。その魂の狂気に操られる人形と呼ぶに相応しい有様であった。
※目的地直前の主人公を描写した地の文。直前に最悪の事実が判明し、一度完全に発狂している。構成上この後立ち直るための決定的な事件が訪れる。

例示ここまで

 軸に据えている内容が主人公の精神的成長であり、必要だとは思っていますが、流石に35万字はどうかと思うところがあります。塞ぎ込む、決断できないといったものはあまりありませんが、陰鬱な心理描写や情景描写が続くため不安です。ご意見のほどよろしくおねがいします。
 

上記の回答(書いている小説の問題点について、意見を下さい。の返信)

投稿者 ヘキサ : 0

なんとなく主人公の嘆き方がエルリック・サーガぽいなーと感じてしまったhexaです。古い海外小説を持ちだしてすみませんが。5巻完結で外伝+2巻くらいだったかな。昔の小説にありがちなヒロインが特定していないで現地妻あちこちに作ってるやつ。もうちょっと詳しく書くと、所持している魔剣がヒロイン殺るの大好きな困ったちゃん。ファンタジー小説における魔剣のテンプレートを作った小説です。

お話を伺ってると、こんな感じの運命に振り回されるのを嘆く普通にウザい主人公(失礼)のように伺えますが、サタンさんの仰るように、なろう小説ぽくなくてもそれを貫けばいいと思うし、「修行中」てのはいちばん省略がきく箇所だと思う。
でも、どうしても省略できないんならそのまま最後まで書き続ければいいんじゃないという気もしている。「でないと削れる箇所がわからない」ということであればの話ですが。

あと、例に挙げたような古い海外小説は、最初時系列を気にせず短編をいくつか書いて、あとで時系列を並び替えて矛盾はその時修正する、という手段をとっています。つまり物語ごとの空白の期間がけっこうある。最近のなろう小説みたいに生まれた時から途切れず描写するのとは全然違いますな(まあ、視点ぶれが怖くてそうなりがちなのはすごくよくわかるんですけど)。
なのであえて「起きた事件を短編風に区切って」みてはどうでしょう。そうすると、区切った前後などは特にダイジェストで済ませられそうだな、という見当がついたりもします。

逆に区切れない、ということは、それだけ「盛り上がりに欠ける」可能性もあるので、ダラダラウザい感がいっそう強く出てしまうかもしれません。せめて一巻ぶんほどで何かしらの区切りがついていてほしいし、もっと細かくてもその山の長さが不規則でもいい。
短編風に区切った区間に「章名」をつけてみてください。その名前がうまく思いつかないとしたら、それは何も進展せず同じところをぐるぐる回っている危険性が高い。私も、その危険を避けるためになるべく「章名」はつけるようにしています。
もうついてるということでしたら……いやもうどんどん書いてしまえばいいんじゃないのという気がしていますが。

どうしても他人の目が気になるようでしたら、最初の「牢獄からの脱出+修行中」までを誰かに見てもらって削れそうな箇所を判断するしかないのでは。
主人公のセリフを伺った限りではなんとなく「字数は多いけど読みやすいタイプ」なのかもしれない、という気がするので、あんまり字数気にしなくてもいいかもしれないけれど、でも修行期間で一巻超はちょっとやっぱり長いかもな……という気がしています。以降の展開はともかくそこは思い切って圧縮してしまえ、と囁いてみようかな……。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 書いている小説の問題点について、意見を下さい。

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投稿日時:

元記事:キャラの悲劇について

よくアニメで三話の悲劇と言って、キャラの悲劇的に殺す演出がありますが、私はそういう悲劇性を演出するのが難しいです。

小説媒体でもかなり短い期間なのに、どうにかしてそのキャラへの悲劇性を高めるというか、読者への共感を求めるのが非常に難しいです。

やりたい事としては「女の子が活躍するアニメに出てくるような真っ直ぐで活発な女の子が、報われずに惨たらしく死ぬ」「それが女の子アニメへの皮肉として読み取れる」みたいな感じの内容にしてみたいです。

皆様なら、どのようなシュチュエーションでどのように殺しますか?前後の内容は問いません。

上記の回答(キャラの悲劇についての返信)

投稿者 バッキー : 0

> 前後の内容は問いません。
との事で、情報も少ないので、どういった世界観・流れかどうかは加味しない事をご了承下さい。

「短い期間」というのを、短編や一話完結と解釈した場合、自分が考えられるのは
1:死亡する女性キャラAちゃんはタイバニやザ・ボーイズに出てくるヒーローのような「戦うタレント」的な立ち位置
Aちゃん自身は純粋に世のため人のために戦いたい善人である
2:水着みたいで防具としては実用性皆無な衣装&オーバーサイズでガッツかクラウドでもなきゃ振り回すどころか持ち歩くのも難しい武器が会社から支給されている
3:そんな劣悪な状況にあって当然のようにピンチに陥る、だが誰もAちゃんを助けに行くようなことはせず、視聴者はAちゃんが苦しんで喘ぎ声を上げる&衣装がだんだん破れて裸になる事への反応ばっかりで誰もちゃんと心配してくれない。
女性の試聴者からは子供を助けた事より衣装のデザインへの嫌悪感ばかり。
4: 誰かしら男性キャラ助けられてその人物にほの字。しかし特定の男性に靡いた事が試聴者からバッシング&彼女に歪んだ独占欲を持っていたストーカーの逆鱗に触れ、その後殺害されてしまう。
善人だった筈のAちゃんの世間での評判は「淫売」扱いで、プライベートでの彼女をよく知っていた主人公はもどかしさを覚える。

何かしらへの当て擦りをする場合、当たり前ですが大事なのは「それの何が問題・嫌だと感じるか」がキモになり、これの場合は「女の子を見せ物にする事ばかり優先されていてその他諸々がおざなり(に見える)」事と、試聴者がヒロインに持つ目線を論った形になります。

こういう風刺や皮肉をするに当たって気をつけて欲しいのは、できる事が減ってしまう事です。
もし上述の展開をやるなら「自作品のメインヒロインも露出度が高い」とか「自作品の主人公もドラゴン殺しみたいな武器を振っている」ならブーメラン扱いされかねません。
揶揄した事を自分でやったら今度は自分が笑われてしまいますからね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラの悲劇について

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元記事:ホラー小説に挑戦したいのですが…

ホラー小説に挑戦したいのですが、
小説を書くのも初めてで
出だしからつまづいてます。

学校でイジメにあった子の怨念…みたいな小説にしたいのですが、
どんな感じに…というか、初心者でも書けそうな小説の書き方や、内容を教えてください!

上記の回答(ホラー小説に挑戦したいのですが…の返信)

投稿者 読むせん : 1

あー‥‥あなたは女性ですか?
基本的にホラーは女性の方が適性が高めになります。
ホラーに大事なのはズバリ『共感』。
「これ怖くね?」「こわい!」「わかる~」の連鎖です。

いじめにあった子の幽霊がなぜ怖い?幽霊とかいう無敵状態になったなら原因になったいじめっ子を祟り殺せばいいのに、なぜそれをしないでそこにいる?

「いじめ」という物に付随する恐怖を掘り起こし、連鎖させてみたらいいよん。
例えば
①自分がいじめのターゲットになるのが嫌すぎていじめに加担した。
②自分がいじめられっ子で、物理的にも精神的にも追い詰められた
③自分がいじめっ子で、今思えばえげつない行為をしてしまった。
が立場とか
変則的なのだと
④いじめられっ子だったけど、別の生贄をさし出して回避できた。
⑤いじめを止めようとしたら、逆にいじめの標的にされたし、いじめられていた子からも攻撃された。
⑥いじめにあって転校した

いじめ関係で道徳的に攻めても良いし、いじめられる側だって悪いにしてもいい。
いじめと共感と恐怖を結び付けてみたらいい。

あなたは何を恐ろしいと思いますか?

カテゴリー : ストーリー スレッド: ホラー小説に挑戦したいのですが…

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