小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

三文山而さんの返信一覧。投稿の古い順5ページ目

元記事:小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうかの返信

クライマックスとは最大の山場であり、1番メインとなる場所。その物語の本質が全て表れると言っても過言ではありません。
「見せたい部分=クライマックス」という解釈で間違いないでしょう。

クライマックスをもっと具体的に説明すると、「全ての謎や伏線を回収して明らかにし、最後の試練に突入する」というものです。
では、謎や伏線の回収とは何なのか。
「アクション」という言葉から察するに、クライマックスでも戦闘をするのでしょう。しかし、戦う事には必ず理由が要ります。
謎や伏線の回収とは、その「理由」です。
これまでの展開を全て掻き集めて、クライマックスという試練に突入する「理由」にしてやればいいのです。
そうする事で、今までのアツい展開や謎、キャラ達の苦悩など、波打ってた展開が、全てクライマックスに集結し、最高に盛り上がります。
「なにを見せたいのかを考えてそこに繋がるストーリーを構成しましょう」とは、つまりそういう事でしょう。

上記の回答(小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうかの返信の返信)

スレ主 三文山而 : 0 投稿日時:

 クライマックスや全体の展開を考えるのに今回の作品以外でも今後役立ちそうです!
 ありがとうございます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうか

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元記事:小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうかの返信の返信の返信

>>なにを見せたいのかを考えてそこに繋がるストーリーを構成しましょう
>>全体的に盛り上がりが少なかった
とのことなので、おそらくシーン単位のドラマが弱いのだと思います。

戦闘シーンを盛り上げるとのことですが、それは戦闘そのものを濃密に描くということでしょうか?
でしたら「戦闘時のイベント」を盛り上げてみてはいかがでしょうか?
たとえば風の聖痕というラノベがあるのですが、この第一巻の戦闘が、
身内殺しの疑いをかけられた主人公がヒロインの部下たちに襲われる→返り討ちにして気絶させる(物凄いあっさりです)→直後、ラスボスが現れ部下たちを惨殺して逃走→そこへヒロインが現れ、主人公が部下を殺したと思い込み憤怒する。
という内容です。ヒロインから見た主人公の心象は最悪で、誤解が解けた後もモヤモヤした状態が続きます。ラストバトルでは完全に和解するので、誤解をかけられたシーンがここで生きてくる形になります。

上記の回答(小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうかの返信の返信の返信の返信)

スレ主 三文山而 : 0 投稿日時:

 今回は世界観が現代寄りなのでそこまで突き抜けた感じにはできませんが考え方としては使えそうです。
 ありがとうございます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうか

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元記事:悪役令嬢とは、ベルサイユのばらのマリー・アントワネット的な女性?

hexaさん、どうもお返事ありがとうございます!
何かこれは、おもしろい!おススメだ!という悪役令嬢ものがあったら、URLを貼っていただけないでしょうか?

古典的少女漫画のカウンターというのもおもしろいですね。
昔の少女漫画というと、私は「ベルサイユのばら」くらいしかまともに読んだことないのですが、悪役令嬢とは、この漫画の主人公マリー・アントワネット的な女性かとイメージしています。

歴史的にも大悪人ですが、漫画の中でも、オーストリアの王女であり、王妃という立場を利用して、かなりやりたい放題していました。おそらく、これが悪役令嬢の原型的イメージ(少女漫画の悪役?)ではないかと考えていますが、どうでしょうか?

上記の回答(「歴史的にも」は危ないです……。)

投稿者 三文山而 : 3 人気回答! 投稿日時:

 うっぴーさん、横から失礼します。
 本題からずれてしまいますが今後執筆などで歴史を話題にする際の参考として意識の片隅に置いといてください。

 歴史上の人物や出来事を題材にする際にはどんなに有名な作品であってもフィクションに知識を頼るべきではありません。
 出版物なら漫画や小説。映像ならドラマや映画等、それらは製作者がどれだけ権威を持っていようとも第一にエンターテインメントとして注目を集めることを優先して作られています。
 作中の事件や登場人物たちは制作前に調べられた上で、時には本格的な調査もなされずにストーリーとしての盛り上がりや面白さの為に一部分を誇張、あるいはデフォルメして設定されます。
 これは司馬遼太郎作品でもNHK大河でも変わらず、調査結果・事実自体の描写を最大の売りとする歴史書とは根本的に性質が異なるものです。
 他ジャンルでは鉄道サスペンスで多数の作品が実写ドラマ化されてる西村京太郎さんが「その方が読んだ人の反応が大きくなるから」と、あえて作中に鉄道ファンにしかわからないツッコミどころを残しているそうですが、これを大きな悪評に繋げず評判をコントロールできる為には作家自身の実力に次いで「調べた上で意図してやったかどうか」も重要なのではと思います。

 マリー・アントワネットは『ベルばら』で時代設定や主人公たちの立ち位置に対して便利な立場にいた為に悪役として配役がなされたのに対し、近年再評価の動きが進んだことで「パンに用いられる一等級小麦の不足という事態に二等級小麦(砂糖で味を誤魔化してケーキなどお菓子の材料に使われる)の在庫活用・供出を命じた英邁な王妃」という認識が広がっています。
 その状況下でマリー・アントワネットを古い作品のイメージに基づいて“歴史的にも大悪人ですが”と断定してしまうのは、読者に「どの程度の調査を行ったか」「何を参考にしたか」を推測され、最悪の場合「説得力のない文章」といいう評価につながる危険性があります。

 今回は漫画の中での描写のされ方が話題の中心だったので問題ないと思われますが、もし作品内で歴史的な話題を出す際は近年の学説からイメージがずれてないか等、念の為にご用心ください。
 お目汚し失礼致しました。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 「悪役令嬢テンプレ」とはどのようなものか教えて下さい!

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元記事:キャラクターが先?ストーリーが先?

最近、面白そうだと思って長編の小説を構想し始めた創作初心者ですがストーリーを考え進めるのが先か、キャラクターを考え進めるのが先かで困惑しています。
ストーリーを考えようとするとどうしても行き詰まり、キャラクターを考えようとすると無駄にたくさん増えてしまいます。
結果、現在構想中の小説はどちらも中途半端な感じで止まっています。
まず初心者なのに長編を書こうとしているのが間違いなのかもしれませんが、指導お願いします。

上記の回答(キャラクターが先?ストーリーが先?の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

ストーリーを考えようとするとどうしても行き詰まり、キャラクターを考えようとすると無駄にたくさん増えてしまい

キャラクターの方はともかくストーリーが行き詰まるのはどうにかしたいですね。
もし「ストーリーを始めの方から考えていって途中で進む方向がわからなくなる」という悩みなのだとしたらですが、やりたい場面から考えてみるのはどうでしょうか。

特に話が一番盛り上がるクライマックスシーンや、あるいは締めくくりのラストシーンなどでどんな人物を出したいか、どんなことをさせたいか、どんな台詞を言わせたいか、そのためにはどんなキャラクターが必要か、どんな世界でなければいけないか……。

もしクライマックスが決まってないならとりあえずそこさえ決まれば「この人物にこれをやらせたい」という状況に向かう大筋が出来上がり、ラストシーンはそこから良い感じに締めるかオチをつけるかすればとりあえずの方向性がはっきりしますし、キャラクターも誰をメインにするか決めやすくなるのではないかと思われます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: キャラクターが先?ストーリーが先?

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元記事:学校の名前

こんにちは、学校の名前が実名または酷似した感じの名前にしてました。
みなさんは、どんな感じで名前を決めてるか教えてください。

上記の回答(学校の名前の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

 現実の日本に近い世界の場合、私はウィキペディアとグーグルマップを使っています。
 「Wikipedia 学校一覧」とかで検索すると地域ごとの学校の一覧の一覧みたいなページが出てきますし、あるいはモデルとする地域についてのページに直接飛んで「教育」の項目を見ると場合によっては廃校になった学校の名前まで出てきたりします。
 さすがに自分と関わりのない廃校の名前をそのまま使うのは同窓会が残っている場合もありますので注意が要りますが、学校の名前をずらっと見ていると「西新宿小学校・中学校は存在するけど東新宿小中学校はないらしい」とかに気づくことがあって、そういうのをグーグルマップでもグーグル検索でも出てこないと確かめてから使えたら使うという感じです。

 あるいは地名・町名を決めてシンプルに「北○○高等学校」とか作り、一応実在しないことを確かめてから使うとかでも良いかと。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 学校の名前

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元記事:執筆中の倦怠感について

どうもこんにちは。質問させてください。
頭の中で物語を考えたり、作ったプロットを字にするのは楽しいのですが、いざ執筆!となるとどうもやる気が起こりません。書けないわけではないんですが集中力が続かず、動画だの漫画だのゲームだのに走ってしまい、なかなか筆が進みません。
集中力・やる気が続かないという感じです。ですが目当ての新人賞が迫ってくると「早く書かないと!」とソワソワしてしまう始末。締め切りギリギリになるとやる気が湧いた時はバーッと書けてしまうんですが、そうなるのはマレです。
自分と同じような感じの方、いらっしゃいますでしょうか? 皆さんからご意見をいただければと思います。

上記の回答(執筆中の倦怠感についての返信)

投稿者 読むせん : 1

アンダーデスクサイクル、というものがあります。
人間はある程度の複数行為をするのがへたっぴなので、こういったものをしつつ執筆すると集中できるタイプがいる模様。

私はテレビ視聴ができないタイプの人間ですが、腕立てや筋トレをし「ながら」なら、わりと視聴できます(笑)

聞いてしまうなら音楽を流しっぱなし(ラジオとか音楽データとか)
見てしまうなら・・・・万華鏡じみたもの?(ブラインドタッチできるの?)
パソコンはオフライン(ポメラはお勧めしかねるww)。

ちゃんと完結まで仕上げられる方なら、そのくらいでいいのでは?
===========================
>>目当ての新人賞が迫ってくると「早く書かないと!」とソワソワしてしまう始末。締め切りギリギリになるとやる気が湧いた時はバーッと書けてしまう

真面目な話、モノ作りは早ければ早いほどいい。
なぜか?
推敲したり練り直したりする「より良くする時間」が取れるからです。

時間ギリギリに書き終わったテストと余裕で終わったテスト(マークシート方式)
とか、どっちのほうがいい点数になるかとか決まっています。

手取り早いのは・・・・【新人賞マラソン】かな?
あらゆる新人賞に向けて慌て続けるスケジュールを1年くらい組んでみてください。
ちゃんと作家になれば毎週が締め切りだから、そんなもんになるはず。

何時も慌てっぱなしでいれば、短いスパンで書く癖がつくと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 執筆中の倦怠感について

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投稿日時:

元記事:変えられない生まれや環境を補うにはどうすればいいか(作者に嫉妬してしまう)

作品自体は面白いと思います。『指○物語』や『守○人』シリーズなど。しかし、作者を調べると、前者は言語学者(博士号)旦那は地理学者。そりゃ、独自の言語も作れるし、地図も作れるよねという。指輪物語はどう生まれたかのような本で読んだけれど、旦那に手伝ってもらいましたって書いてあったし。そういう作品の裏話。この作者はどう生まれたか、のような本を読むと、大学院行きました。(後者も、オーストラリアなどなどエスノグラフィーのために何度も足を運んだとかかれている)
 幼少期も親から本を読み聞かせてもらった。口承を伝えてもらった。食事を作ってもらった。古武術を習った(すべて後者)など、です。
 いや、中卒の作家もいるよ、ハ○ー・○ッターの作者は無職シングルマザーだよと来るでしょう。でも彼女は大学も出ているし、留学もしているし、幼少期はそれは素晴らしい幻想的な森の近くで暮らしています。

 いまさら学校に行くお金なんてないし、留学もできない。(お金の問題というより、現役時代にそれを後押ししてくれる、親の質、親ガチャの問題ですよね)
 自分の幼少期なんて本なんて読みやがって、賢ぶるな! などという親に育てられて本を読んでくれたことはおろか、家には5冊も本はなかった。本など買ってくれたこともない。食欲をかきたてるようなおいしそうな食事を作ってもらったこともない。親の家を出るまで既製品しか食べたことがなかった。そのわりに台所を使うことも禁じられて料理も覚えられなかった。近所に美しい森なんてなく、汚い住宅街で育った。
 ファンタジーあるあるの、おいしいご飯、美しい自然 親を敬って慎ましく暮らす、古きよき時代を感じさせる感じ? なんて到底自分には書けやしません。
 自分が書けるのは、親なんて全く尊敬しなくてむしろ愚か者だと思っていて、食べ物描写なんてなくて、そこらへんに生えている草や虫の名前なんて全く分からない、ファンタジーです。しかしそんなの読んで面白いか? って思うのです。
 作者についていろいろ言いましたが、ファンタジーを築いたなんて言われているくらいだから、やっぱり作品は面白いのです。王道は王道たりえるんです。自分が作るファンタジーはやっぱりまがい物です。
 絶対書けないのはやっぱり生まれや環境もあるんじゃないかと思ってしまいます。
 変えられない生まれや環境を補うために本も断言できるほどたくさん読んでいるし、映画も劇も見ていますが、やっぱりそんな努力では越えられない壁があるように感じます。別に指輪物語や守り人シリーズほど売れたい、有名になりたいってわけではないんですけど。そこそこすら叶わないのではないか、と重鎮たちを見ていると思ってしまいます。

 質問です。ファンタジー系を書く作家で、経歴があまりうらやましがられない人を教えてください。傷ついた心を慰めたいです。
 虐待ネタや貧困ネタを書くそれら過去を持つ作家もいるけれど、残念ながら自分は虐待されていないし自分には投資してくれなかったけれど貧困ではなかったので、(今では毒親とか経済的虐待とかあるけれど、他作品と比べると見見劣りします。他者に哀れまれたり、共感されたりするレベルではないです。中途半端な毒親育ちです)逆にそこまでいくとネタになるよね、というようなどん底作家も嫌です。
 良ければ、中途半端な不幸自慢をして、傷のなめ合いがしたいです。本当に心が折れそうなので追い打ちはかけないでください。

上記の回答(それが男の逝き方だ!)

投稿者 ごたんだ : 0

卵が先か、鶏が先か…

壊し屋シリーズや、13国記の人は民俗学者より先に作家になっていたと思うけど…

まぁ、でも貴方の『芸風』は こ こ で は ウケると思うぞ
自信がないのは、それで『笑い』を取ったことがないからだ
ネタとして、もっと磨け、尖らせろ、そして…武器にしろ!

泣き事は、泣き事を振り回して鳴き狼になってからにしろ!!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 変えられない生まれや環境を補うにはどうすればいいか(作者に嫉妬してしまう)

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投稿日時:

元記事:作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。

僕は男で、恋愛経験もなければ女友達もいないため、女の人のことを良く知りません。またシスヘテロであり、性欲もあって、女の人が嫌いというわけではありません。この状況で女の人を小説に書くことの危険性は今二つほど思いつきますが、それらに対して有効な手段を考え付くことが出来ないのです。

第一に、劣等感が作品の完成度を著しく損なってしまうかもしれません。欲望があってそれを達成できなかった場合、それには劣等感が付きまとうことは想像に難くありません。
多くの作家が自分のコンプレックス丸出しの作品を出して失敗しているのですから、これは危険です。まして性欲は睡眠欲や食欲に次いで多くの人が理解できる欲望であり、快楽という分かりやすいものが付きまとうためある程度客観的な欲望です。したがってそれを手に入れられないという劣等感を察知できる人は多いでしょうから、これは大きな問題です。
さらに言えば、こうした劣等感にとらわれていては他の物事を学ぶことにも支障が出るうえ、先に進むこともできません。ほかの作者と比べて自分を低く見積もってしまう傾向があるのも問題です。自己肯定感の低下が作品に影響してくる危険性も否定できません。これらは読者からは単に個性の違いとして認識されることもあるかもしれませんが、僕個人としては物語を、僕個人の負の感情からできる限り超越させてやりたいのです。

第二に、知識がないことが作品を浅いものにしてしまいます。BLやいわゆる完全な男性向けの作品というのは概して必ずしもそれら異性や異なる性志向、事情を深く知っておく必要はない気もしますが、僕の嗜好とそれらとは異なっていて、しかも、敢えて言いませんがそれはメインの読者や作者の一定数が女性によって占められているジャンルですから、すなわち女性の考え方や経験を基に書かなければなりません。性同一性障害の人が「放浪息子」が「リアルすぎて読めない」と言ったという話を耳にしましたが、しかしそれは作者の作風とその読者の嗜好に合わなかったということです。その漫画はそれでよかったかもしれませんが、読者層の多くが求めているものを書き、それによってまた僕自身の真に求めているものを発見するには、「当事者の外に現れているものを知る」「当事者が内面に求めているものを知る」という二重の関門があるように見えます。そうでなければ無責任なことを言ってしまい、批判的な読者から追及されることは免れないでしょう。またあえて地雷を踏みぬくにしても、それ以前に対象をよく知り、条件に応じて適切にデフォルメして描写しなければなりません。しかもそれは相手にとって当然のことであり、非日常的なものではないのです。当事者でない者がこれを書いた場合、偏見や奇異を見るような目で描いてしまうがゆえに、(作者も含めた)多くの読者が違和感を覚え、不快にすらなると思います。問題は、具体的に何がその要因となるのか、相手自身も知らない場合が多く、まして相手と触れ合ったことのない人間には知る由もないということです。(さらに言えばほかの作者の多くはこれをすでに知っているためその分だけ先に進むことができますが、これは今は仕方のないこととして割り切るほかないでしょう)

こうした問題を解決するには、女の人の多くが基本的に知り、経験している物事を全般的に知らなければなりません。あるいは、知らなくても問題ない方法で作品を描写しなければなりません。性別の差がなくなってきている現在であるとはいえ未だそれらの間には差があり、到底生きている間には埋まりそうにありません。
僕は顕在意識の中では自分自身のことはどうでもよく、作品さえ無事ならそれでいいとすら思っていますが、潜在意識下の欲求や執念を説得できているとは言えませんし、現実を知るからこそ非現実が描けるということも事実だと思います。

上記の回答(作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。の返信)

投稿者 サタン : 2

知らないもんは調べるしかない。経験がない・足らないのであれば、知識で補うほかない。
で、そのうえで重点的に調べることは、という話だけど、そもそも何を書くかによって大きく異る。
例えば、エロ本みたいな官能的な話を書くのと、少女の純愛を書くのでは、これは文章に表現する内容はまったく違うとわかりますよね。
少女の純愛を書こうと思ってるのに性知識を溜め込んだって何の役にも立たない。
だから、何を書きたいのか、これが一番大事。

BLが例に挙げられてるけど、これはあくまで例として挙げているのだと思います。
確かに仰ることは理解できますが、一方でこの場合は「知識」にこだわる必要もないと思います。
BLの例で知っておかねばならないことは、BLってジャンルは何が面白いのか、ということだけです。

例えば、ラブコメってジャンルは少年漫画で昔から連載枠があるほど人気のジャンルですが、昨今の「ラブコメ」の王道の一つを作ったのが高橋留美子の「うる星やつら」じゃないかなと思います。
少年誌ですが、作者は女性です。もちろん男性にウケる「恋愛コメディ」を書いた作品です。
じゃあ、漫画家高橋留美子は男性の恋愛観を知り尽くしてたのかっていうと、んなわけないだろうと思う。
私は当時を生きてたわけじゃないのでさほど詳しくはないけど、確か「うる星やつら(1978)」以前って我々が知ってるようなラブコメらしいラブコメって無かったんじゃないかと思う。あるとすれば恋愛メインの少女漫画でコメディをやっているという結果的ラブコメ作品ではないかなと。
あるいはラブコメではなくエロを基本としたコメディか。
そんな少年誌の中に、「うる星やつら」を投じた高橋留美子はスレ主さんのように「異性のことを知らない、これは問題だ」と思ってたかどうか。

当時の少年漫画は、えーと「北斗の拳」は少し後か、「1・2の三四郎」とかあだちみつるの「ナイン」とかスポーツ系が強かった時代かな。
現代とは違って、まだまだ「女の子が描かれてる表紙は恥ずかしくて買えない」なんていう小学生がいる時代。
だから、筋肉マシマシな男らしい漫画とか、汗と根性のスポーツものとか、そういうのが主流だった。
つまり、読者は「そういう男臭いもの」しか知らない時代。
当時のギャグ作品で名作はというと「パタリロ」だけど、これは少女漫画で花とゆめ連載だったっけか。
だから、一般誌において読者が知らない「ラブコメ作品」ってのは目新しくて純粋に「うる星やつら」ってめっちゃ凄い作品やったんよ。

スレ主さんは、要約すると「読者の中で一般的に知られてる常識くらい知らないと」と言うけれど、それはそうだと私も思うけれど、
それ以上に、「読者が知ってることを、普通に書かれてる内容」というのは100%つまらないと思う。
知るのであれば、知った上で崩さないと。

でも、「作者がそれを知らない」というのは実は武器で、例えば「テニスの王子様」は作者がテニスのルールも知らのじゃないかと言われてるけど、そら熟知してたらラケットで波動砲みたいな玉撃ったりせんよ。コートに玉入れることじゃなく相手をノックダウンさせるための試合を書いたりせんよ。
そして、そうした「知らない」アイディアが、次の世代で「黒子のバスケ」とかに受け継がれてまた名作を書いたりするわけですね。
知ってたら書けないことを書けるというのが、知らないことの強みなんですよ。
まあ、テニプリは知った上で原型もないほど崩したのかもしれんけど。

でも、知らなきゃ書けないのも事実で、じゃあ何を知ればいいのかといったら、この場合、「そのスポーツ漫画の何が面白いのか」ってところ。
スレ主さんが挙げた例で言えば、繰り返すけど「BLの何が面白いのか」ってこと。これが自分なりに理解できればいい。
「BLのこういうところが面白いよね」という事を、「よくある一般的なBL好きのセンス」ではなく、「何も知らないスレ主さん」が語るから面白いんですよ。

知らないから書けないって人が意外と多いと思うのだけど、
もちろん、本当に何も知らんと何かしらの用語の使い方を間違えたとかってミスはあるから、ある程度は知っておいたほうがいいし、理想はすべて知った上で崩すことだけど、知らんものは知らんものとして書くことが出来るって事は知ったほうがいいと思う。
まずは「何を書くか」って事で、そこに必要な知識はある程度知ったほうがいいというかラブコメならラブコメ作品を読んでチェックする程度でいいと思う。
次は「自分が書こうとしてる作品の何が面白いのか」をしっかり見極めたほうが良いと思う。
読者が読んでるのは、作者の恋愛経験などではなく「その作品の面白い要素」なので、経験はないよりあったほうがいいけど、それがなければ書けないって事はない。
独創的な設定やアイディアって「知らない」ときに降ってくるものだしね。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 作者に女性経験がない場合に女の人を書く場合の注意点や重点的に調べたほうがいいことを教えてください。

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