小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

三文山而さんの返信一覧。得点の高い順5ページ目

元記事:今書いている小説の初めです。評価してください!!

アドバイスがほしいです。
初めて書いたものです!

「雨降ってない?」
「うわ、本当だ、最悪なんですけど」

化粧の濃い女子高生がスマホに落ちた水滴を拭きながら、軽く舌打ちをした。
ふと、空を見上げる。さっきまでまぶしいくらい青く澄んでいた空が厚い灰色の雲に覆われていた。

ポツリ

自身の鼻先に冷たい感触が滲んだ。
空から落ちる水が地面に無数の染みを作っていく。

ポツリ ポツリ

しだいに、水が地面に打ち付けられる音と音の間が短くなっていく。
これはまずい。
そう思った時にはもう遅く、一瞬でどしゃぶりになった。

「きゃー!めっちゃ降ってきた!!」
「やっばい!!!!」
さっきの女子高生が甲高い声で叫ぶ。

最悪だ。急いでリュックの中をあさったが、あいにく今日はもってきていない。
とにかく避難しよう、そう思い、近くにあったコンビニエンスストアにかけこんだ。

「いらっしゃいませー」

やる気のない店員の声がコンビニに響いた。
ぱっ、とこちらを見て、雨に濡れた僕に迷惑そうな顔をする。
辺りを見ると、やはり僕と同じように急な豪雨に見舞われ、避難してる人が大勢いた。
とっとと帰れよ、という視線を向けるコンビニ店員に気づかない振りをして、僕はとりあえず傘コーナーに向かった。

傘コーナーはもうほとんど傘はなかった。安いビニール傘はもう売り切れていて、少し高めの、しかも女性用の傘しかない。
雨の様子をコンビニの窓から確認したが、まだまだ止みそうにない。
はぁ、と溜め息をつく。

夏の雨ほど僕が毛嫌いするものはない。ただでさえ、今日の気温は30℃。美術部の引きこもり系男子の僕には苦痛なのに、その上雨だなんて。体が耐えられるわけがない。はぁ、と2度目の溜め息をつき、3000円のピンクの可愛らしい傘に手を伸ばす。
しかも。今日の僕は、ジーンズにサンダルというやけに夏らしい格好で外に出てしまったのだ。上の白いティーシャツは、雨で透けてしまっても男だからそれほど気にならないけども、ジーンズのべっとりと肌に密着するあの感じはさすがに耐えられない。肌と生地の距離は0だから、汗が出ても乾くことができない。毛穴から出た汗が、また毛穴に逆流してしまうという、恐ろしいエンドレスデスゲームにはまってしまう。サンダルなんてもっと最悪だ。天からも地からも、水が靴の中に流れ込んでしまう。水溜まりに入ったら一貫の終わりだ。水溜まりに浮いたゴミが、足の指の間、もしくは爪の間に入ったら―――
想像しただけで足が痒くなる。

どうでしょうか…。おかしいとことか、指摘してもらえると嬉しいです!!

上記の回答(今書いている小説の初めです。評価してください!!の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

改行で空白が多いところからするとWEB小説ですかね?
半ば個人的な好みになりますけど、
>「距離は0だから」
「A-10サンダーボルト」のような名前等でなければ、「0」はカタカナの「ゼロ」や漢字の「零」で書かれていた方が個人的にしっくりきます。
>「ポツリ ポツリ」
擬音語が単独で置かれているとそこで文章のリズムが切れてしまっている感じがしました。雨粒はどんどん降ってきますから、次の行と繋げて「ポツポツと、しだいに水が地面に」という書き方はどうでしょうか?

最後に、他の方が言われている主人公の描写が遅くなってしまった部分ですが、
「夏の雨ほど僕が毛嫌いするものはない。ただでさえ、今日の気温は30℃。美術部の引きこもり系男子の僕には苦痛なのに、その上雨だなんて。体が耐えられるわけがない。」
の部分を一番最初に持って来てみるのはどうでしょう?
そしてその後
「女子高生がスマホに落ちた水滴を拭きながら、軽く舌打ちをした。空を見上げると、さっきまでまぶしいくらい青く澄んでいた空が」
と、「ふと見上げる」のを雨に気づいてから空を見る形に変えれば(考えてみると女子高生の言動で雨には気づいているわけだから「ふと」ではないですし)、これで雨の降り初めに気づいた主人公を書き出しの部分から描く形に変えられるかもしれません。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 今書いている小説の初めです。評価してください!!

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元記事:何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。

どうも、こんにちは。
一番合戦 仁こと竹牟礼 基です。

本当に困ったことになりました。
皆さんに知恵を、できれば力をお借りしたいのです。

「僕の異世界冒険記~白きエルフに花束を~」の執筆を終えて、燃え尽き症候群に陥ってしまいました。
第二稿を書き上げようと思った矢先に、書く気がガクッと失せてしまったのです。

師匠もアニメ版ポケモンの脚本家の二百回以上もあるコラムをすべて見ろと仰るし…。
「正直に言って先生を間違えたかなぁ」と今更ながらに思います。
その後母に、とある事情でスマホを取り上げられてしまい、電話番号を交換して居ないので、師匠と連絡が取れなくなるという踏んだり蹴ったり殴ったりな状況です(泣)

本来執筆とは、基本的に自分一人で行うものですが、メンター(教え導く人)が居ればとてもやりがいが有るものだとは思うのです。
何処かに良い場所は無いでしょうか?
できれば「我こそは!」と名乗り出てくださる方がいらっしゃれば、尚嬉しいのですが…(募集行為って板違いでしたっけ?だとしたら、ビシッと指摘して下さると助かります)。

上記の回答(何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

執筆お疲れ様です。
モチベーションがなくなった場合、方法の一つとしては時間が経って書く気が出てくるのを待つという手もありますが、ただ待つのも落ち着かないでしょうしインプットを行いましょう。
執筆に充てていた時間が空いたのでしたら小説映画アニメ漫画ドラマ演劇ミュージカルオペラ落語歌舞伎その他の物語を見て自身の作品の参考にするなり本やインターネット等で様々な分野の創作に役立ちそうな知識を手に入れたりいくらでもやれることがあります。これについては自分が面白そうだと思ったものを選んで見ていけば良いので楽しみながらアイディアを蓄えたりモチベーションを高められると思います。
そういった意味ではお師匠さんの言う脚本家のコラム閲覧を読書として楽しむのもなかなか良い選択肢です。「200以上」という数字と「すべて見ろ」という言葉(怖い言い方をされたのでしょうか)で気が引けてしまったのでしょう。しかし我々が見られる形で世に出ているコラムということは編集さんのチェックが入っているということです。つまりは読者が連載を楽しみにするような面白い話や楽しい話が集められ、読みやすくきれいにまとめられているということ。創作者にとって役立つような話やアイディアの元になるような話もあるかもしれません。読まない手はないでしょう。
200以上全て、何百何千などと気負わずに、暇な時の気晴らしにでも眺めてみてはいかがでしょうか。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 何を書いたら良いか分からないのと、燃え尽き症候群で困っています。

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元記事:ラノベを書きたいのですが、、

ラノベ一冊に山場は何ヶ所必要ですか?
新人賞に応募すしたいのですが、

上記の回答(ラノベを書きたいのですが、、の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

 「最大の山場」ならクライマックスに一つというので間違っていないでしょうけれども、それだけ言われても少しわかりづらいかもしれませんし長編で本当にヤマがクライマックスだけになると退屈な作品になってしまいかねないので私なりの補足を。

 おそらくNoeruさんが求めるものに近いのは三幕構成の作り方ではないでしょうか。まず作品全体をページ数で四つに分け、最初の四分の一を第一幕とします。ここの最初の数ページ、できれば最初の一行目で試し読みに来た読者を引き込み、その先を読ませるために謎やインパクトやワクワク感を与えなければなりません。感覚的には最初の小さな山みたいなものです。

 例としてマイケル・クライトン『ジュラシック・パーク』はパーク建設中の事故で恐竜に襲われた作業員が重傷を負って病院に運ばれてきたところから始まります。重傷者発生の衝撃で始まり、タイトルにある恐竜の影を見せて期待を深め、なぜ作業員がそんな怪我をするのかという謎を残すスタートです。
 一行のものだと夢野久作『女坑主』は「ホホホ。つまりエチオピアへお出でになりたいからダイナマイトをくれっておっしゃるんですね。お易い御用ですわ。ホホホ」という台詞が一行目になっています。いったいどんな状況でそんな言葉が出ることになったのか、謎とインパクト抜群の一行目です。

 第一幕で主要人物を紹介し状況を説明して全体の四分の一まで来ると、読者はそろそろ新しい状況に移ってほしくなります。ここで主人公が本格的に事件に関わらざるを得なくなる出来事が起き、第二幕が始まることになります。ここもまた小さな山場です。

 第二幕は前半と後半に分かれ、その境目が作品全体のちょうど中間部分です。多くの場合、主人公が一番のピンチを迎えて追い詰められるのはクライマックスではなくこの部分になります。『シン・ゴジラ』ではおよそ二時間の上映時間のうち、およそ一時間が経過した頃のシーンがいわゆる「内閣総辞職ビーム」です。

 このピンチを生き延びた主人公は最後の戦いの準備に入り、作品全体の残り四分の一になった辺りで最終決戦、第三幕のスタートになります。

 そんな感じで感覚としては
・冒頭部の盛り上げ
・全体の四分の一通過地点で小さな山場
・全体の中間地点辺りで大ピンチ
・残り四分の一辺りからクライマックスで大きな山場
といったふうに、特に盛り上がる場所が少なくとも四か所、それらの間でもう少し細かいアップダウンの波があるという感じになるでしょうか。より詳しいことはK.M.ワイランド著『ストラクチャーから書く小説再入門』などの本が大いに参考になるかと。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラノベを書きたいのですが、、

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元記事:小説の人気の9割はタイトルで決まる!なろうで書籍化が狙えるタイトルのコツとは?

あるプロ作家さんが、小説家になろうでは、タイトルで人気の9割が決まると断言していました。

昔から、ラノベの売上を決める三大要素は「タイトル」「表紙イラスト」「帯の煽り文句」の3つであると言われていましたが、Web小説では表紙イラストなどがないので、タイトルの重要性が際立って大きいようです。

小説家になろうでは、そもそもタイトルで読者を引き付けることに失敗すると、二度と浮上できないとも言われます。

そこで、なろうでランキング上位に入るためのタイトル作りを研究したいと思います。読者を引きつけるタイトル作りのコツ。その法則性など。ぜひ、ご意見を頂戴したいと思います。

以下、私の考察です。
まず前提知識として、ターゲット読者層の詳しい理解から。

●小説家になろうのメイン読者は30代の男性オタク

オタクと言っても、昔のオタクよりライト化している。
ゲームや漫画、アニメが好きだが、人生をかけるほどではない。無料だからスマホで見ている暇つぶしに近い感覚。

仕事をしており、主に通勤時間帯や、お昼休みにスマホからなろうを読んでいる。(アクセスの高い時間帯)
仕事で疲れているので、ストレスフリーの物語を好む。

彼らにもっとも人気が高いのは、異世界転生チートハーレムである。
異世界転生チートハーレムとは、承認欲求を満たすことに最適化されたテンプレートであり、承認欲求を満たすことに最大のニーズがある。
彼らをターゲットとした小説を書く。

●どういったタイトルが有効か?

人気のワードを入れる。異世界、転生、チート、ハーレムなど。
性欲に訴えかえる強い言葉を入れる。奴隷ハーレムなど。

性欲に訴えかけるなどして、読者の興味を引きつける。
読者が好きな異世界転生チートハーレム物であることを明示し、安心感を与える。テンプレであると読者は安心する。

いわば、小説家になろうとは「サイゼリヤ」であり、異世界転生チートハーレムとは「ミラノ風ドリア」一番人気の商品。
読者はこれを求めて、なろうに来ているので、異世界転生チートハーレム系であることがわかるようなタイトルにすることが、最大のコツだと言える。

以下、書籍化作品のタイトル考察

●意外性で勝負タイプ

「魔王軍最強の魔術師は人間だった」(2016/11/11刊行)
「転生したら剣でした」(2016/7/30刊行)
「君の膵臓をたべたい」(2015/6刊行)

おっと思わせて興味を引く。

●読者の感覚に近い馴染みやすいタイプ

「転生したらスライムだった件」(2014/5/30刊行)
「僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件」(2017/2/10刊行)
 
~な件などは、2ちゃんねるのスレッドのような馴染み深さ、友人のレポートのような親しみ深さがある。なろうのメイン読者は30代男性なので、2ちゃんねるを昔から見てきた層と合致し、彼らに共感されやすいと言える。
また、スライムだった件は、意外性もあるので優秀。

●有名作品のオマージュ

「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」(2014/1/23刊行)

ゲーム『女神転生』のオマージュ的なタイトル。そこに笑いの要素も加えている優秀なタイトル。
オマージュ的なタイトルは、大ヒットラノベ「僕は友達が少ない」が、山田詠美の「僕は勉強ができない」のオマージュであったなど、昔から使われている優れたタイトルを考案するためのパターンの一つ。
ちなみに、タイトルは著作権で保護されないで、パロディやオマージュにしても法律的には問題ない。

●俺つぇえええ!のニーズに訴える

「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」(2017/5/13刊行)
「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」(2016/10/15刊行)

男性は、強さに憧れる。なので最強という言葉に弱い。
また、チートとは、本来ゲームでズルをする言葉だったが、最近では最強スキルを意味する言葉に変化している。

●承認欲求の充足。そのままで承認されることがわかるタイトル

「異世界の魔法言語がどう見ても日本語だった件」(2016/10/8刊行)
「俺の家が魔力スポットだった件 ~住んでいるだけで世界最強~」(2016/6/24刊行)

自分がそのままの姿で、他者から最高に評価されることがわかるタイトル。読者のニーズにドンピシャリ。

●性欲を刺激する

『異世界支配のスキルテイカー ~ゼロから始める奴隷ハーレム~』 (2015/6/2刊行)

ニュースサイトなどでも性欲を煽るようなタイトルを付けることがページビューを伸ばす上で重要なテクニックとされていますが、なろうでも同じです。性欲に訴えかけて読者の興味を引きます。この作品が出てから、奴隷ハーレム系が確立されました。

●ゲーム的な世界観であることがわかるタイトル

「剣士を目指して入学したのに魔法適性9999なんですけど!? 」(2016/10/14)
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」(2017/9/8)

オタク層が転生したいのは、リアルな異世界ではなくゲームの世界。彼らに馴染み深いゲーム的な世界であることを明示する。
「剣士を目指して入学したのに魔法適性9999なんですけど!? 」は最強であることを示し、意外性もあるので優秀。

以上のようなコツや法則性があると思いますが、これ以外にも、コツや法則性などありましたら、ぜひ教えてい下さい。考察の間違えの指摘も歓迎です。
よろしくお願いします!

上記の回答(小説の人気の9割はタイトルで決まる!なろうで書籍化が狙えるタイトルのコツとは?の返信)

投稿者 三文山而 : 0 投稿日時:

なろうはほとんど架空戦記しか見ていなくて、うっぴーさんが挙げた以外の人気作はなかなか思い浮かばないですね……。
ですが商業的にウケる・マーケティングとして成功しているタイトルの一例として、サークルやラ研オフで小説のタイトルの話になる度にこの話をしているので恐縮ですがGA文庫の『這いよれ! ニャル子さん』の話をさせてください。

ニャル子さんは第一回GA文庫大賞で優秀賞を受賞した当初『夢見るままに待ちいたり』というタイトルで応募されていました。

Ph’nglui mglw’nafh Cthulhu R’lyeh wgah’nagl fhtagn
(フングルイ・ムグルウナフ・クトゥルウ・ルルイエ・ウガフナグル・フタグン)
“In his house at R'lyeh dead Cthulhu waits dreaming.”
(死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり)

から持ってきたフレーズですね。知らない人が見たらとても美しいタイトルですし、数ある有名フレーズの中からこの部分を取り上げたことには素晴らしいセンスを感じます。
 ところがこのタイトルの重大な欠点として、タイトルの印象が作品の内容とかなり方向性の違うものだったのです。
この作品は著者である逢空万太さんの“物語の根幹からして二次創作というか元ネタありきなので、「そんなら徹底的にパロディで通してやるわー!」”というお考えにより仮面ライダーシリーズやスパロボシリーズその他様々なパロディネタとギャグシーンが詰め込まれていて、コメディとしての完成度が高い作品です。
「夢見るままに待ちいたり」という一文だけだと美しい恋愛小説のようで、実際もしこのタイトルでコズミックホラー要素を匂わせる恋愛小説が存在したらそれはそれで非常に面白そうなのですが、実際の内容はコメディでこのタイトルと方向性が違うものになっています。
このスレッドの上の方でもサタンさんが仰っていますが、内容に伴わないタイトルはマーケティングとしてまったく利点がありません。
書店で背表紙のタイトルを見て、恋愛小説だと思って手に取るような読者層は裏表紙のあらすじを見て棚に戻してしまいます。コメディ作品を面白がってくれる読者層は「夢見るままに待ちいたり」というタイトルだと見つけてくれません。
ついでに言うと「死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり」から取っているのに当の邪神クトゥルーがメインキャラでないどころか全く出番がないという、文章の見た目が美しい以外は商業的に百害あって一利なしのタイトルでした。
そこでこの『夢見るままに待ちいたり』を改題した結果のタイトルが『這いよれ! ニャル子さん』です。言葉の美しさでは原題に劣りますが商業的には非常に強いタイトルになりました。
まず、小説の第一印象(タイトル、及び最初の一文)では読者に謎とインパクトを与えるのが非常に重要です。この点で『這いよれ! ニャル子さん』は文法的に何一つおかしなところがないのに最初から最後まで意味がわからないという非常に素晴らしいものになっています。
知らない人が見れば「“這いよれ!”ってどういうことだ!?」「“ニャル子さん”って、なんでこんなに奇妙な名前なんだ!?」と、多くの疑問とインパクトを与えられ、内容が気になって仕方ありません。さらに、「まったく意味がわからないけどコメディ作品であろうことと、“ニャル子さん”がメインキャラ(ヒロイン)であろうことは伝わる」という、作品のタイトルとして大変な優秀さを発揮してくれています。
元ネタを知っている人にとってはさらに衝撃的です。「邪神として最強クラスの実力を持ち、人類を自ら破滅へと導く悪意を備えた這い寄る混沌ニャルラトホテプをメインヒロインに据えるってどんな作品なんだ!?」と。
『這いよれ! ニャル子さん』はこのように、「ジャンルとメインヒロインの名前を短い一文で伝え、元ネタを知る人には誰がヒロインなのかがわかり、見た者すべてに謎と衝撃を与える」というとても有能な改題が行われた作品なのです。

この『這いよれ! ニャル子さん』から考える優秀なタイトルとは、
1. 作品のジャンルがわかり、メインキャラに「エルフ」や「魔王」など人気のある属性が備わっているならそれも伝わる→作品の内容にとってメインターゲットとされる層に“刺さる”
(うっぴーさんの例でいうと●読者の感覚に近い馴染みやすいタイプ、●有名作品のオマージュ、●俺つぇえええ!のニーズに訴える、●性欲を刺激する、●ゲーム的な世界観であることがわかるタイトル)
2. 見た人に疑問や衝撃を抱かせる→幅広い人が内容に興味を持つようにする
(●意外性で勝負タイプ、●有名作品のオマージュ、●性欲を刺激する)
といった効果によって、より多くの人の注目を集め、内容に興味を向けさせるものなのではないでしょうか。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 小説の人気の9割はタイトルで決まる!なろうで書籍化が狙えるタイトルのコツとは?

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元記事:文章ではなく、ストーリーに山と谷をつくる

選評から察するところ、緩急が足りないというのは文章・文体ではなく、ストーリー展開のことだと思います。

>導入の時代設定、キャラクター登場、アクション展開までは良かったのですが……その後も同じような書き口になってしまっています。

似たようなアクションシーンがただ繰り返されるだけ、という感じになっていないでしょうか?

>なにを見せたいのかを考えてそこに繋がるストーリーを構成しましょう。

これはおそらく、山場と山場が意味を持って繋がっていないのだと思います。
起承転結とよく言いますが、この言葉は物語には発端(起)と結末(結)があって、山場(転)は後半に持っていくということを言っているだけなんですね。長編の場合はそれでは不足で、山場は最低でも前半と後半に二つは必要。そして、前半の山場よりも後半の山場の方が大きくなければいけません。
例えば前半で主人公は一度ピンチに陥り、仲間の助力を得て何とか乗り切ったとします。しかし、後半ではさらに大きなピンチに遭遇し、今度は誰の助力も得られず一人だけで乗り越えなければならない、というような感じ。そして、前半で仲間のフォローがあったために主人公の能力や覚悟がアップしたことにすれば、前半の戦いと後半の戦いが意味を持って繋がってきますし、より大きな困難を乗り越える展開に説得力も増します。
他にもストーリー全体に伏線を配置して、ラストですべて回収するように持っていければベストなのかなと。
また、緊迫したシーンばかり続くと読者が慣れてしまうので、ピンチの後にゆったりとした明るいシーンを挿入し、その後に一転して再び危険や困難が襲いかかるというように、山と谷、明と暗を交互に置くようにします。
そういう工夫をすることが、ストーリーに起伏を作るということだろうと思います。

上記の回答(文章ではなく、ストーリーに山と谷をつくるの返信)

スレ主 三文山而 : 0 投稿日時:

なるほど……。
前半の山場と後半の山場の繋がりは後半の伏線として匂わせる程度で、他の選評者様から主人公の「能力の扱いはもっと活かせたはず」という言葉を貰っているので前半の方で主人公の能力をもっとお披露目するのと、新しい脅威の出現場面をもっと盛り上げてみようと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうか

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現在までに合計44件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全9ページ中の5ページ目。

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投稿してもランキングに入れず、すぐに挫折してしまう

投稿者 シシカバブ 回答数 : 9

投稿日時:

数日前、なろうに新作を投稿したのですが、やはり今回もpv、ブクマが伸びず挫けそうになっています。 過去にも三作ほど序盤で打ち切った... 続きを読む >>

テスト

投稿者 サヴァ 回答数 : 0

投稿日時:

pcが壊れたのでスマホから書き込みしてます 続きを読む >>

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投稿者 ダニエル 回答数 : 8

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戦隊やライダーで言うところ「今日の怪人」の枠として添えているキャラクターの一人に「水泳で高い実績を残すものの、不慮の事故で下半身不随... 続きを読む >>

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元記事:キャラクターへの自己投影について

先日友人とキャラクターについて話していた際、私のキャラがどうにもワンパターンの思考や行動がしないことを相談したところ、自己投影の部分が強いからということがわかりました。

私は難しい問題事からは目を背けて理由を付けて逃げたくなりますが、私の書くキャラクターも皆そんな感じです。何かしらの理由をつけてみんな逃げようとします。

私が書きたいのはこんなワンパターンな子じゃなくて、自分の要素しかない薄い人間じゃないのになぁとすこししょんぼりしてます。

これってどうすれば改善されるのでしょうか?

上記の回答(キャラクターへの自己投影についての返信)

投稿者 RH : 2

こんにちは。
「問題事」+「逃げる」=「現実逃避」
これでひとつのストーリーが生まれます。
これに「どんな問題」から「どんな風に逃げる」かを足し算していくのが物語づくりです。
どんなに卓越した能力を持っていても、個性的な特徴を持っていても、キャラクターはひとりでは物語を作れません。
そこに相手があってはじめてキャラクターの個性が開花します。
ここで言う相手は人間に限りません。
敵役の怪物でも道具でも環境の変化でも構いません。
「誰か」と「何か」が相対した時に生まれるのが物語です。

これは「作り手」と「受け手」も同様です。
どんな名著でも読者に読んでもらわなければそれはただの文字の羅列に過ぎません。
それはこういった掲示板の相談でもまったく同じです。
「生きたキャラクターが生めない」との貴方の相談に、たくさんの方が答えてくださっています。
それこそ貴方が向き合う「何か」なのです。
まずは皆様の回答に真摯に向き合い、貴方の言葉で「ありがとう」を伝えてみましょう。

キャラクターは貴方を映す鑑です。
貴方が逃げずに対話を重ねることで、貴方のキャラクターもちゃんと現実に向き合えるように成長していくはずです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターへの自己投影について

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投稿日時:

元記事:ラブコメ小説の話の流れ

とある新人賞に応募しようとラブコメの小説(ラノベ寄り)を書こうと思っているのですが、話の構成に悩んでしまい、助言をしてほしいということで質問させていただきます。
話の流れに悩んでいるというのは、書きたいことが多すぎるということです。軽く私の書きたい設定を挙げると
・とあるジャンルラブコメ(人に知られたら引かれる場合もある類いの趣味。主人公の弱点となる)
・主人公は高校生
・主人公に対してヒロインは4人
・ヒロイン1
幼なじみポジションで、勝ちヒロイン。
・ヒロイン2
主人公の先輩で、負けヒロイン。憧れの先輩。
・ヒロイン3
負けヒロインであり、親の離婚で離れ離れになった主人公の双子の妹。
・ヒロイン4
負けヒロイン。3と同じく主人公と血縁。1番早く負ける
・各々に過去と気持ちに気付くシーンがある。ヒロイン1とヒロイン2に告白シーンがある。
──という感じです。
ちなみにメインの登場人物はこの5人です。物語の形式としては、主人公のハーレム的な状況ではありますが、ヒロインたちによる主人公の取り合いのような形にしたいと考えています。特に悩んでるのは、ヒロインたちの登場のさせ方です。複数ヒロインを同じタイミングで登場させる、というのはさすがにくどいでしょうか。
どうか助言をよろしくお願いします

上記の回答(ラブコメ小説の話の流れの返信)

投稿者 ふ じ た に : 0

御作で書きたいのは、「ハーレム状況的でヒロインたちによる主人公の取り合い」とあります。
また、ヒロイン1が勝ちヒロインとあるので、この子が主人公とくっつく感じでよろしかったでしょうか?

この場合、オチから逆算すると、主人公がヒロイン1を選ぶことを読者に納得させることが大事なのでは?って思いました。
なので、最初にヒロイン1は出すべきなのでは?って思いました。

同時にヒロインたちを登場させるのは、くどいというより、読み手が覚えきれないので、私なら避けるかなーって思いました。
文庫一冊の長編なら5千字から一万字くらいまでにヒロイン2~4を順に出せば、主要な人物として印象づけられるかなって思いました。
また、一度に登場させるのは二人以内にするとか、配慮したほうが読みやすいかな?って個人的に思いました。

四人そろうまでに時間がかかるわーって構成(本題に入るまでが長い)なら、プロローグでハーレムものです!って先に雰囲気を伝えるのも一つの手かなって思います。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。
合わなければ流してくださいね。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラブコメ小説の話の流れ

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投稿日時:

元記事:魔法の威力と、知性について

初めまして、清坂香と申します。
以後、よろしくお願いします。

現在、創作活動をしているのですが、
世界観の設定で相談したいことがあります。
以下の中から、どれか1つだけでもいいので、
詳しい解説、お願いします。

ラノベに限らず、ほとんどのRPGゲームでは、
賢そうなキャラ(「知性」の数字が高いキャラ)が、
魔法使いとなっているのですが、
なぜ知性が高いと、魔法の威力が高くなるのでしょうか。

呪文書を読むと、魔法が発動するパターンがあるのですが、
「呪文書を読むと魔法が発動する原理」を、説明できる方はいないでしょうか。

上記の回答(魔法の威力と、知性についての返信)

投稿者 アンデッド : 1

魔術系長編小説を完結させた者としてコメントを。
魔法や魔術というものは知識が必要という前提がありますので、それだけ知性も高い者であるという事になります。
レベルの高さとして知性が高ければ知識や理解も深まるので、比例して有利に働いて威力も高まるという事でしょう。

呪文書に関しては、この書き込みを例にするのがいいかと思いました。
文章を理解して書いて送信するとそれが反映されます。
呪文書は内容を理解して唱えてそれが反映されるという仕組みになります。
少なくとも識字や理解や知識なんかが関わってきますから、こうして理屈を述べるのと似たようなものとなります。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法の威力と、知性について

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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