編集部からの評価シートの結果が受け止められないの返信
元記事を読む
編集部からの評価シートの結果が受け止められない(元記事)
プロ志望です。スランプにおちいったので前に進むためのアドバイスをいただきたいです。
文庫本一冊程度の長さの小説を10本完結させて、自分の今の実力が知りたくて初めて公募にチャレンジしました。執筆歴3年目です。
評価シートを初めて貰いました。
WEBの読者の方から若い子の繊細な心理描写が上手だと言われて、それが自分の個性でこれから先頑張ってのばしていこうと思っていたのですが、編集部からの指摘は以下でした。
・独りよがりで主人公の心理に共感できない。もっと読者のことを意識して書きましょう。
・導入部が長い、構成が悪いため主人公に感情移入できないまま話が進んでいる。
・アイディアは今風を意識してるので良いが、それをいかしきれていないのでもったいない。
・基本的な文章力はある。
たしかに構成は編集部が不要と書いていた部分を直してみたら、とても良くなりました。
けれど自分が1番頑張って書いて、1番いいと思っていたところが1番悪いと指摘されたことに傷ついてしまい、何を書いてもこの感情は独りよがりで読者に伝わらない話なのかと思ってしまい、怖くなって新しい話が書けなくなってしまいました。
悪いところは直さなければと思うのですが、自分でいいと思っているところが一番悪いと言われた場合はどうやったら立ち直れるでしょうか?
書きたいのに書く気力が戻ってきません。
編集部からの評価シートの結果が受け止められないの返信
投稿者 大野知人 投稿日時: : 3
先に書いておくとですね、選評を人に見せるときはできれば要約せず、原文ママで上げてください。要約だと、質問者さんの視点が入ってしまい、第三者が事態を把握しづらくなります。
さて、俺の見る所だと、半分は勘違い・半分は実力不足に起因すると思います。
何かっつーと、『自分が1番頑張って書いて、1番いいと思っていたところが1番悪いと指摘されたことに傷ついてしまい、何を書いても独りよがりで読者に伝割って居なかった』と、認識されているようですが、それってつまり『表現力が足りなかった』だけなんですよ。
基本的に、『アイデアは良いが活かし切れていない』『構成が悪いため主人公に感情移入できないまま話が進んでいる』『基本的な文章力はある』の三点からあなたが抱えている問題を推察すると、『詰めが甘い』ということだと思います。
キャラクターがその性格に反した動き方をしているとか、『詩的』であることを重視して『分かりやすい文章』を疎かにしているとか、『世界観を詰めていないせいでよく見ると設定に穴がある』とか。
この言い方は無礼に聞こえるでしょうが、俺が思うに『正しく叩きのめされて、まだ受け入れられていない』だけに感じます。しばらく待ってから、もう一度選評を読んで『創作を続ける/続けない』の選択をすると良いでしょう。
俺も創作歴は2~3年ですが、ほぼ毎日のように『ああ、自分は未熟だな』と思うことが有ります。自信をもって誰かに見せても、『ここ読みにくいよ』と言われれば、凹みます。
貴方が抱える『主人公の複雑な心理描写』が独りよがりに見えるのは、単純に貴方に文章力や作品構成力が無いせいです。決して、貴方が抱えている『思い』のような物それ自体に問題がある訳ではありません。
努力して前に進みましょう。勿論今まで努力してきたんだと思いますが、『まだ届かない』ということが分かったんです。今まで通り、また前を向いて歩けばいいじゃないですか。
また、いつまでもやる気が出ないなら、スパっと諦めるのも手です。アマチュアでいるうちは『趣味』ですからね。いつ辞めたって良い。
どちらにせよ、編集部が言っていることは『オメーの考えてることは面白くねーんだよ!』という話ではなく、『面白いことを考えてるのは分かるんだけど、まだまだ技術不足だよね』という話なのです。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 編集部からの評価シートの結果が受け止められない