自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信
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自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信(元記事)
拝読しました。
書き直し前より格段に良いと思います。
主人公の転生者への想い。妹への想い。
この二つがすっきり伝わる冒頭になりましたね。そこがまず、ポイントが高いです。
主人公の転生者に対する敵愾心に共感しやすく、それが暴走して挫折した過去が短いエピソードで端的に表現されていました。冒頭でここを見せてくれると、主人公が克服すべき問題点(キャラクタープロブレム)が何なのか読者は自然に理解できるので、その後のストーリーに乗りやすいんですよ。
掲載部分の最後に、
>異世界転生者を殺すための魔法
という言葉が飛び出します。これ、いいですね。どうしたってその後のストーリーにかなりの波乱が起こることが予感できます。
同時に、序盤でこれが飛び出すということは、転生者を殺すことが主人公の最終目標ではなく、それをさらに乗り越えた先に本当のテーマと着地点があるのだろうと、良い意味で予想できるんです。
そういう予想は興ざめする予想ではなく、「期待感」につながります。
あと、ユウマとの模擬戦を通じ、主人公に行動させながら魔法の特徴を伝えているところも、よく書けていたと思います。
* * *
なお。
あくまで一案ですが、
>「異世界転生者を殺すための魔法を作った。興味はないか?」
いっそ、このセリフを冒頭1行目にしてしまうという手も、有るにはあります。
冒頭でいきなり引き込め、ということを最優先するならそういう方法もありますが、ややケレンの強い手法なのでピンとこなかったらスルーしてください。
一応、参考意見として。
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スレ主 半額オソーザイ 投稿日時: : 1
あまくささん
ご意見ありがとうございます!
おかげさまで……という感情が一番強いですね。やはり自分以外の方から意見をいただかないと、気づけないことが多いのだなァと実感しました。なんとか意見のほうを零すことなく、しっかり改善できたようで安心してます。
・それ(転生者を殺すこと)をさらに乗り越えた先に本当のテーマと着地点があるのだろう
⇒その期待を抱いてもらえるような冒頭で安心しました……。
期待と今後の展開のギャップがない、ということが分かれば、迷わずに最後まで書き切れそうです。
・「異世界転生者を殺すための魔法を作った。興味はないか?」
いっそ、このセリフを冒頭1行目にしてしまう
⇒良い案だと思います……!
ただ、冒頭の1行目に置いて、
「思えばその言葉が全ての始まりだった―――」
とか、地の文で繋げつつ、次のシーンからユウマとの試合のシーンに移ると、視点が混乱しないか不安ですね。
どうしても「異世界転生者を~」の台詞が1年後の師匠から言われる台詞である以上、時系列が「現在」⇒「過去」⇒「現在」になってしまうので……(映画の手法だとよくありますが、小説だとどうなんでしょう?)
カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談