主人公の弱点の返信
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主人公の弱点(元記事)
どうもこんにちは。
誰かさんがまた爆発したせいでスレッドが流れているようだから、過疎を促進しないためにもスレを立てさせて下さい。高頻度ですみません。
これまでのスレで散々苦情が来た主人公の弱点のことで相談します。
相談したいのは前何度かスレで話したホムンクルスの主人公です。詳細な設定はプロローグ相談掲示板を参照してほしいのですが、このスレだけでも完結するように要点だけ抜き出してキャラの解説をします。
シャーロッテ(愛称シャロ)
TS転生したホムンクルスの主人公です。
拳銃で戦わせる予定のキャラクターで、魔眼も持っています。
ちなみに魔眼の能力内容は「描写がおっくうになるな」と思ったので当初のものから「魔力による威圧効果」というものに変更しました。
後述する三人は上司だがユークリッドとクラウディオには一切敬語を使わない。逆に女性陣の前では途端に大人しくなる。あとお客さんの前では普段の不敬を自重する。
ユークリッド
シャーロッテを造った錬金術師で、個人経営の事業を営む若大将です(大体30歳前後)。
基本的に寛容な性格で、お客さんに失礼なことをしない限りはシャーロッテを含めた周囲を甘やかしがち。
クラウディオ(相性クラウ)
ユークリッドの弟で、冒険者です。遠征の時は兄を護衛するのが仕事です。
兄に不敬な口を利くシャーロッテとは仲が悪く、常に喧嘩が絶えなません。
ヴェロニカ
ユークリッドの屋敷(兼事業所)で働くメイド長です。シャロは彼女が好きで今回の相談で重要になる人です。
で、本題の主人公の弱点ですが、私は戦闘に影響が出る弱点を主人公に持たせるのがあまり好きではないです。
理由は弱点を突くことに特化した敵への対抗手段を根性や主人公補正にしたくないからです。
だからメンタル面の弱点を多く用意しました。
ただこの手の弱点を作っていると「やりすぎたらキモくならないコレ?」みたいな疑問に度々襲われていて、さじ加減に迷っています。
ちなみにこの主人公の主な弱点は以下にしました。
●酒癖が悪い
とにかく酒が大好きで、仕事帰りの夜によく酒を飲みます。
屋敷の倉庫にある酒を勝手に持ち出して部屋で飲むのが当たり前で、管理するメイド達(特にヴェロニカ)の手を焼いています。
メイド達は持ち出しを禁止したいのですが、安易に禁酒命令を出すとストライキを起こす上、錬金術師のユークリッドが「それで君が元気に働いてくれるならいくらでも飲んでくれ」と言って甘やかすから黙認せざるを得ないという感じです。
●女の子と話すのが苦手
異性愛者がTS転生しているから主人公の恋愛対象は女性です。
あと転生前の親族のしつけによって「女の子を大事にしない男は最低」という意識を刷り込まれているため、「怒らせないように、嫌われないように」という常に防御反応が出ているかのような接し方をします。
女性だけの席に立たされると赤面して固まりっぱなしになるくらいです。
ちなみにヴェロニカはこの弱点のことをあまり良く思っていません。
理由としては社長やその弟には散々なめ切った不敬を働くのに、この三人では一番下っ端の自分にはドキドキしながらでも丁寧な言葉を使うことを「自分よりも礼儀正しくするべき人にしていないのに、自分にだけ丁寧なのがいい子のふりをしているみたいで気に入らない」と思っているという感じです。
前者に関してはコンセプト元のキャラクターがこのような感じだったので、ここを自主規制すると別物になるからこのままにしたいのですが、後者の扱いは心配です。
ちなみに主人公がユークリッドを舐めているのはユークリッド自身が上下関係にあまりこだわらない性格をしているのが原因の一つになっています。
クラウを舐めている理由は単純に自分がクラウより強いからです。あと彼の喧嘩腰な態度も原因です(原因を作ったのは他ならぬ主人公ですが……)
主人公の弱点の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 3
印象のみで回答させてもらうと、キャラ設定自体は良いと思うし内容次第で面白そうかなと思う。
けど、それを物語に利用出来てないんだろうな、とも思う。
ワルプルギスさんの回答ともカブるんだけど、
酒癖が悪い弱点があるのなら、酒癖が理由で話が盛り上がらないと「弱点を書けていない」となるので、つまり「酒癖悪いのが面白い」とならないので、プラスの印象にならず感想を書くとなるとマイナスの印象を書くことになる。
それとこれは今回の主旨とはちょっと違うかもしれないけど、でもこれまでのスレッドから何となく感じるとこもあるって部分なんだけども、
例えば「人の命は簡単に無くしたりしちゃダメだと思う」という考えがあるアマチュア作家がいるとして、するとこのアマチュア作家は「人の命の尊さをテーマにする」とか思ったりして、そして初心者であると「だから僕の作品では人は死なない!」としちゃったりする。
でも、そうすると「簡単に人が死んでく戦場で、人の命はこんな簡単なものじゃないんだ、と叫ぶキャラクター」とか「人間の命を軽んじている凶悪犯がおぞましい実験をしている」って展開とか、そういう「人の命は軽んじてはいけない」というテーマを持ったエピソードを書けない、書く手段を放棄してるんですよね。
「人の命は簡単に無くしてはいけない」というメッセージを込めたいのであれば「簡単に人の命が無くなっていく世界観」を作らなきゃこのメッセージは伝えにくいだけなんだけど、「嫌だからしない」で思考と手段が行き止まりになっちゃってることがけっこう多い。
まあ、私の例題が悪いけども、もちろん単に「キャラが死ぬのは嫌だからやめとこ」で何のメッセージも無く単にコンセプトの問題で死を書かないってのは別に良い。
メッセージややりたい事や表現したいことがあるにも関わらず、あえてそれを表現しずらい設定や主義を持ってる人が、そのことに気がついてないってことが多いってことね。
別の例で言えば「恋愛は簡単じゃねーよな」って思うなら「簡単に恋愛してくチャラ男の友人」とか出さないと、「主人公が恋愛に対し簡単に行動できない事」を伝えにくい。
で、思ったのが
>私は戦闘に影響が出る弱点を主人公に持たせるのがあまり好きではないです。
これで、
たぶんスレ主さんは最初は戦闘での弱点を作ってたんだけど上手く行かないし結局主人公補正でご都合主義になっちゃうからってことで避けるようになったんだろうと思うんだけど、
弱点を突かれた戦闘すなわち、本当はもっと強いのだけどその強さに制限が掛けられてる状況で障害を突破する戦闘だから面白いわけですよ。
ほんで、スレ主さんは「強さ」をカッコよく書きたいわけだから、「弱さ」は戦闘面で作ってかなきゃ強さを表現しにくいと思うよ。
例えば「強力な能力には時間制限がある」とかがベタだけど、夜なら強いとか満月なら強いとか。
もちろん能力とか直接的なものではなくメンタル面やなんらかの癖など「酒癖が悪い」でもいいんだけど、そしたらその弱点は戦闘シーンを書くのに利用しないと。
つまり「戦闘に影響が出るよう」にしないと。
それで言っても「酒癖」はけっこう良いアイディアだと思うよ。
キャラ設定的にちょっと無理がある展開にしても「酒のせい」で片付くから違和感なく書けると思うし。
身近の事でストレスたまりまくって悪酔いしてしまって、そこに敵が現れるんだけど主人公のほうがむちゃくちゃで、気がついたら夜が明けてて酒場が崩壊していた、何も覚えてない、ブチ切れた上司に怒られやっぱりストレスがたまる、で終わりとか。
中身は男なので、泥酔してるときに女の敵が現れてちょっとエッチな攻撃をして一枚ずつ衣服を奪っていくとか。
キャラが違う? 酒のせい酒のせい。
シリアスに行きたいなら酒癖でピンチになるような展開、罠にはまるような展開だと思うけど、何にしても「戦闘に影響が出る」ようにしたほうがいいと思う。
主人公に弱さを出させたくないのであれば、主人公の身近に弱いキャラを置かないと。
で、やっぱり弱いキャラを置く場合も、その弱いキャラが戦闘に影響出るような展開にしないといけない。
なので、ぶっちゃけ「弱点」の使い方がまだ達者ではないように見受けられるので、
>この手の弱点を作っていると「やりすぎたらキモくならないコレ?」みたいな疑問
これは設定としては「弱点」ではなくて「そのキャラの個性の一つ」だと思う。その酒癖に関して他のキャラクターとの絡みがあるようなので、個性を書く努力は見られると思うのだけど、戦闘(物語のメインディッシュ)に利用できてないので弱点にはなってなくて、自分でも何か物足りない気がして読者の感触も良くなくて、改善しようと「酒癖・異性免疫」をメインに影響ないとこで強調しまくって……となると、最終的には「やりすぎてキモくなる」ってことになると思う。
メインに影響出るところで強調すればそういうコンセプトの話になると思うけども。