サタン様へ
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主人公の弱点の返信(元記事)
印象のみで回答させてもらうと、キャラ設定自体は良いと思うし内容次第で面白そうかなと思う。
けど、それを物語に利用出来てないんだろうな、とも思う。
ワルプルギスさんの回答ともカブるんだけど、
酒癖が悪い弱点があるのなら、酒癖が理由で話が盛り上がらないと「弱点を書けていない」となるので、つまり「酒癖悪いのが面白い」とならないので、プラスの印象にならず感想を書くとなるとマイナスの印象を書くことになる。
それとこれは今回の主旨とはちょっと違うかもしれないけど、でもこれまでのスレッドから何となく感じるとこもあるって部分なんだけども、
例えば「人の命は簡単に無くしたりしちゃダメだと思う」という考えがあるアマチュア作家がいるとして、するとこのアマチュア作家は「人の命の尊さをテーマにする」とか思ったりして、そして初心者であると「だから僕の作品では人は死なない!」としちゃったりする。
でも、そうすると「簡単に人が死んでく戦場で、人の命はこんな簡単なものじゃないんだ、と叫ぶキャラクター」とか「人間の命を軽んじている凶悪犯がおぞましい実験をしている」って展開とか、そういう「人の命は軽んじてはいけない」というテーマを持ったエピソードを書けない、書く手段を放棄してるんですよね。
「人の命は簡単に無くしてはいけない」というメッセージを込めたいのであれば「簡単に人の命が無くなっていく世界観」を作らなきゃこのメッセージは伝えにくいだけなんだけど、「嫌だからしない」で思考と手段が行き止まりになっちゃってることがけっこう多い。
まあ、私の例題が悪いけども、もちろん単に「キャラが死ぬのは嫌だからやめとこ」で何のメッセージも無く単にコンセプトの問題で死を書かないってのは別に良い。
メッセージややりたい事や表現したいことがあるにも関わらず、あえてそれを表現しずらい設定や主義を持ってる人が、そのことに気がついてないってことが多いってことね。
別の例で言えば「恋愛は簡単じゃねーよな」って思うなら「簡単に恋愛してくチャラ男の友人」とか出さないと、「主人公が恋愛に対し簡単に行動できない事」を伝えにくい。
で、思ったのが
>私は戦闘に影響が出る弱点を主人公に持たせるのがあまり好きではないです。
これで、
たぶんスレ主さんは最初は戦闘での弱点を作ってたんだけど上手く行かないし結局主人公補正でご都合主義になっちゃうからってことで避けるようになったんだろうと思うんだけど、
弱点を突かれた戦闘すなわち、本当はもっと強いのだけどその強さに制限が掛けられてる状況で障害を突破する戦闘だから面白いわけですよ。
ほんで、スレ主さんは「強さ」をカッコよく書きたいわけだから、「弱さ」は戦闘面で作ってかなきゃ強さを表現しにくいと思うよ。
例えば「強力な能力には時間制限がある」とかがベタだけど、夜なら強いとか満月なら強いとか。
もちろん能力とか直接的なものではなくメンタル面やなんらかの癖など「酒癖が悪い」でもいいんだけど、そしたらその弱点は戦闘シーンを書くのに利用しないと。
つまり「戦闘に影響が出るよう」にしないと。
それで言っても「酒癖」はけっこう良いアイディアだと思うよ。
キャラ設定的にちょっと無理がある展開にしても「酒のせい」で片付くから違和感なく書けると思うし。
身近の事でストレスたまりまくって悪酔いしてしまって、そこに敵が現れるんだけど主人公のほうがむちゃくちゃで、気がついたら夜が明けてて酒場が崩壊していた、何も覚えてない、ブチ切れた上司に怒られやっぱりストレスがたまる、で終わりとか。
中身は男なので、泥酔してるときに女の敵が現れてちょっとエッチな攻撃をして一枚ずつ衣服を奪っていくとか。
キャラが違う? 酒のせい酒のせい。
シリアスに行きたいなら酒癖でピンチになるような展開、罠にはまるような展開だと思うけど、何にしても「戦闘に影響が出る」ようにしたほうがいいと思う。
主人公に弱さを出させたくないのであれば、主人公の身近に弱いキャラを置かないと。
で、やっぱり弱いキャラを置く場合も、その弱いキャラが戦闘に影響出るような展開にしないといけない。
なので、ぶっちゃけ「弱点」の使い方がまだ達者ではないように見受けられるので、
>この手の弱点を作っていると「やりすぎたらキモくならないコレ?」みたいな疑問
これは設定としては「弱点」ではなくて「そのキャラの個性の一つ」だと思う。その酒癖に関して他のキャラクターとの絡みがあるようなので、個性を書く努力は見られると思うのだけど、戦闘(物語のメインディッシュ)に利用できてないので弱点にはなってなくて、自分でも何か物足りない気がして読者の感触も良くなくて、改善しようと「酒癖・異性免疫」をメインに影響ないとこで強調しまくって……となると、最終的には「やりすぎてキモくなる」ってことになると思う。
メインに影響出るところで強調すればそういうコンセプトの話になると思うけども。
サタン様へ
スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 1
サタン様、いつもお世話になっております。
返信を後回しにしてすみません。
>それとこれは今回の主旨とはちょっと違うかもしれないけど~
ああ、この話すごくわかります。私の大好きな漫画には極黒のブリュンヒルデがあるのですけど、作者様は命の尊さをテーマにしたいからこそキャラクターが惨い死に方をする漫画を描いているのだと思います。
あと他人の命を軽んじる悪役が多いのも恐らくそういうことなのでしょうね。
>ほんで、スレ主さんは「強さ」をカッコよく書きたいわけだから、「弱さ」は戦闘面で作ってかなきゃ強さを表現しにくいと思うよ。
>例えば「強力な能力には時間制限がある」とかがベタだけど、夜なら強いとか満月なら強いとか。
了解しました。まずは魔眼に能力制限を与えることから始めます。
銃を使った戦闘スタイルは弱点を作りにくいなと思っていたのですが、これなら行けそうです。
即興で考えた弱点としては「暗視が複合しているから他の能力も暗所でしか使えない」「光に敏感になるから光魔法の攻撃に弱くなる」「能力を発動しすぎると体力への負荷が大きい」などですね。
ちなみに前サタン様に弱いと言われたあの能力なんですけど、鬼滅の刃の栗花落カナヲの技が元ネタです。(ワルプルギス様の返信には書いたけど、サタン様にはまだ直接話していなかったと思います)
そのカナヲの能力も長時間使用すると失明の危険が高まるというデメリットがありました。大事なことを思い出させてくれてありがとうございます。
>もちろん能力とか直接的なものではなくメンタル面やなんらかの癖など「酒癖が悪い」でもいいんだけど、そしたらその弱点は戦闘シーンを書くのに利用しないと。
>つまり「戦闘に影響が出るよう」にしないと。
うーん、そもそも「戦闘面で直接弱点として作用させず、単純に敵の質を上げて対処する」という前提で考えていたのが良くなかったのか……
>身近の事でストレスたまりまくって悪酔いしてしまって、そこに敵が現れるんだけど~
私の場合「悪酔いしている状態ではそもそも戦線に出ないで仲間に守らせる(=一時的な主役交代)」という想定でこの酒癖を利用すると考えていたのですけど、この発想はアリなのか、ナシなのか……
私の場合そもそも「勝てる相手にいらない苦戦をしてほしくない(非戦闘員を守りながらなどの勝利より大事な事情があるならOKだけど)」「ベストコンディションでもキツイ強敵にはベストコンディションで戦わせてあげたい」という発想になるタイプなので、先述のものがナシなら酒癖を戦闘面で使うのは諦めます。
>主人公に弱さを出させたくないのであれば、主人公の身近に弱いキャラを置かないと。
採用するならこの中だとヴェロニカが恐らく一番適役ですね。
ヴェロニカは戦闘員にするか非戦闘員にするかでずっと迷っていたのですが、伺っている限りだと非戦闘員にして有事の際に主人公に守らせる方が良さそうです。