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キャラクターの能力について(元記事)

私の小説には『無を操る能力』というキャラが出てくるんですが、
話しの流れで、そのキャラクターと、『美を操る能力』というキャラクターが戦うんですけど、力の強さが互角なんですよ。

でも、それじゃあ不自然じゃないですか。

作中の無を操るキャラは、最強キャラのなんですよね。
なんでも、無にできるんですよ。力の強ささえも無にできる。
だから、変な話、敗北という事実を無にしてしまえば、負けないわけなんですよ。

対して、美を操るキャラの方は、能力を応用することによって得た人を魅了させ、操ることができるという力をもっているんです。
因みにこっちが敵です。

この二人を互角に戦わせるにあたって、無を操る方に何かしらの弊害が必要なんですよ。もっと言ってしまうと、その無にするキャラが、その能力を手に入れたというのも、特殊なんですよね。
必要だけれども増やし過ぎたせいで、とうとう一人では収集できなくなってしまったので、皆さんの力を借りたいと思い、ここに書き込みました

キャラクターの能力についての返信

投稿者 あざらし 投稿日時: : 3

ご質問から読み取れる情報範囲内で書き込みますが、

>とうとう一人では収集できなくなってしまった

そうなって当然のように感じてしまいました。
個人的に浮かんだ疑問はふたつ。
1)キャラは”考えて”行動しているのだろうか?
2)物語とキャラクターがちぐはぐになっていないだろうか?

順を追って書きます。
『無を操る能力』とありますが、このキャラは好戦的な人物でしょうか?
敵がいるなら、敵の存在、それこそ個人なり組織なりを無に帰せば良いように思います。
相手を傷つけたくないなら『(キャラにとって)自分を攻撃しなくてはならない敵の事由』を無くせば良いですが、そうはしないのですよね?

もちろん物語上で、相反すること、として解決はできるとは思います。
たとえば(敵が攻撃してくる事由)と(キャラの存在意義や価値観)がかち合うような場合、『攻撃理由を無くすことで、同時に○○を失う』というロジックがあれば説明はつきます。

では『(自分に)攻撃を加えようとする意思』を無くすのは出来ないのでしょうか?
他にも疑問はつきませんが、端的にいえば『降りかかる火の粉は払わねばならぬ』方式。様々な物語の主人公が戦う理由として使われていますが、無に帰すというのは、火の粉の存在を消す、もっといえば火元から消すことが出来るように思います。
燃える火が無ければ火の粉なんて被りません。

こういう物語世界にそぐわない(かもしれない)話しは実際どーでもいいです。
問題は読者が疑問に思うことを物語上のロジックで解決できてますか? という点です。

仮に上記のような方法で『火の粉を払えるが、それをしない』としましょう。
おおよそ好戦的な人物だったり、目的のために手段を選ばない人物の場合です。

いずれにせよ考えて行動するキャラならば、その能力を徹底的に隠すように思えます。
サタンさんの書き込みと内容がダブりますが、主人公が恐れるのは敵に日常生活を利用されることでしょう。
遠距離から狙撃されたらアウトなんてのは良い方で、爆発物だけでも(郵便受け)(電子レンジ)(照明スイッチ)(トイレの流水ノブ)と気の休まる暇もありませんし、他にも(寝ている部屋にガスを流す)(ドアノブを握ったら高電圧)(椅子に座ったら串刺し)等々、物騒な手段は幾らでもありますから、身を護る最大の方法は『他者に存在や居場所、能力そのものを知られないこと』になるように思います。
あくまでご質問で使われている語感からの感想ですが、どうも『最強キャラ』『敵』『戦う』ここらから受け取った能動的な印象との違和感を感じました。

物語とキャラがキッチリ絡み合って、読者が『疑問を持たずに楽しめる』というのが特殊能力バトルが絡む物語の大前提だと思うのです。
言葉にすれば『疑問をトリガーにして現実に引き戻さず、作品世界に浸らせて欲しい』です。
率直に、個人的には『美を操る能力もナニも、敵はなぜ馬鹿正直に戦いを挑むのか?(暗殺しないのか)』これが真っ先に浮かんでしまいました。

例にするのも憚られるほど有名作品ですが【荒木飛呂彦著:ジョジョの奇妙な冒険】のディオにしろ、吉良吉影にしろ作品世界でも頭一つ飛び抜けた能力ですよね。
ディオは存在を隠し隠遁生活。
吉良吉影はお見事なことに『平穏な生活』というキーワードを利用して、キャラクターなりの価値観と合致するように行動原理に必然性を持たせています。

>無を操る方に何かしらの弊害が必要

それこそ色々ありますよね?
回数制限があれば魅了側が意図的に使わせるという戦法も使えますし、無にした事柄と代償に自分の接点を失う、これは記憶でも事象でも弊害として成立するでしょう。
それよりも、能力に対する弊害はキャラクター登場時点、できるだけ早く読者に伝える(匂わせる)べきことです。
おそらくはプロット作成により応じたご質問だと思いますのであえて書きますが、弊害では無く『無を操る能力』これそのものを、変化球なり捻るなりして多少なりとも変化、物語との親和性を考えながら発展させる方が良いように思います。

ということで頭の体操に。
ちょい悩みましたがノベルゲームで【アマツツミ】をお勧めします。(OP動画 https://www.youtube.com/watch?v=HwYOrCJ7ge0)
悩んだのは元々PC用のR18だから。ですがコンシューマー全年齢版も出てます。
メインシナリオライターの健速氏は有名作も多いですし、ラノベ作家でもありますのでご存じの方も多いかと思います。
ちなみにバトルものではありません。
主人公は他人を言葉で操るという強力な能力を持っています。ネタバレを避けて例でいうと『大富豪に全く疑問を抱かせずに数十億の金を都合させる』これぐらいは普通に出来ます。
アマツツミというタイトルからピンとこられるかと思いますが、漢字で書くと天津罪。強力な能力で当たり前です。おそらく、ですが(プロットとして)主人公の能力とラストが先行して作られたように感じます。
それぐらいラストが強烈です。
あえてバトル物を外すことで、能力の描き方の勘所、参考になるかと思います。

書かせて頂いたことは、あくまでご質問から掴んだ範囲内です。
是非とも『その手があったか!』と楽しませて下さい。
作品を期待しております。
執筆頑張って下さい。

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