小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

サタンさんの返信一覧。得点の低い順3ページ目

元記事:このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法

 小説を書いていると途中でこの部分がうまく描写できないということがおきます。
 主人公が生まれたときから死ぬまでの毎日を一瞬も逃さずに描写すれば解決するのですが、それだと流石に読んでいる方が辛いです。
 プロットを書いている段階ではいいんじゃない? と思い、書き始めて見るものの結局やっぱり描写できない! となります。かと言ってその描写できない部分を入れると読む側が辛くなる。
 どうすればいいんでしょうか。

一応ストーリーなんかを書いておきます。
 邪神に故郷を奪われ、仲間とともに邪神を討伐する物語。
 冒頭は邪神が復活して故郷を滅ぼされしばらくして逃げた先で戦いに備えるというシーンです。

 邪神の復活には予兆があるのですが、それを入れると長くなり、抜いてしまうといきなり復活する邪神や、人の強さ設定に説得力が消えます。
 邪神の力に影響されて魔物が強くなったり、人が強くなったりします。

 また、邪神復活以前の人間関係の描写が上手くできません。幼少期から書くと長いので、少しづつ出していくのもありですね(私にはいまいち方法がわかりません)。
 ちなみに、主人公が友人を持ったりする前はストーリーに大きく関わるので後々描写していく予定です。

 中盤はそんなに問題ないのですが、冒頭が問題です。
 何も知らない読者に対し、飽きさせない展開を入れ、その中で主人公や友人について理解させる。とても難しい点だと思います。
 幼少期の友達作りや生きていく知識の勉強。ここが難しいんです。
 邪神復活以降の話にあまり関わらない日常生活と事件を描き、それから邪神復活もありでしょうか? 一応日常生活や事件も邪神復活には関わっていますが、邪神との戦いが本編なので……。

上記の回答(このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

三幕構成から答えを導き出すと、
だいたい物語の全体の1/3までは「予兆」を書いていても問題ありません。
しかしこれは「邪神復活」がターニングポイント(転機)になるので、邪神復活から書くか予兆から書くかの選択で物語の全体の設計が大きく変わってきます。
物語を一行にまとめると「邪神に故郷を奪われ、仲間とともに邪神を討伐する物語」と書かれているので、これを書くことが一番大事。
すると、問題ないとは書いたけど、「邪神を討伐する話」なのに「邪神が出てこない序盤がある」ってのはどーゆーこった? って話になるので、私も「邪神復活」から書いたほうが良いだろうと思います。

ただ、これは構成の問題なので、話はそう簡単でもないです。
というのも、物語を想定する規模と、想定してる内容、書きたいテーマなど、他にもいろいろと関係して最適解が決まるので、何も知らない第三者にコレとは言い難いものがあります。
新人賞くらいの長編なら邪神復活から書いたほうが良いでしょうが、シリーズで10巻か20巻くらい続く大長編なら、序盤はゆっくり展開させても良いと思います。
異世界転生の話題が出ているので例を出すと、「無職転生」は序盤は「邪神」に相当するボスキャラは出てきません。ほとんど日常シーンと言える展開が続いて単行本で言えば2巻ほどそれが続く。その後大事件が起きてボスキャラも出てくるけど、このボスキャラと敵対するのは物語の半分くらいが過ぎた頃になります。

これは、大長編(という想定があったのかどうかはわからないけど)なので、最初にラスボスを登場させて最初からずっと敵対させると、同じことの繰り返しで中だるみするし読者が飽きちゃうためでしょう。
つまり、最初は日常の物語から始めて、事態が大きく動くターニングポイントとミッドポイントを置いて、変化をつけていく設計にしたのだろうと思います。
最終的に「事態が大きく動いた結果の展開」は「ラスボスに対抗する話」なので、逆算して「最初からラスボスを出す」にしてしまうと、もうそこから「事態を動かす余地」がなくなっちゃう。
異世界転生は、生前の話を短くしてすぐに物語を始める。
けど、これはスタートでしかなく、「転生した後の話」であって「転生する話」ではないために有効になっています。

同じ考えで質問に回答すると、「邪神が復活した後の話」なのかどうかを考えてみると良いのではないかと思います。
主人公視点で見るとどこから話が始まってるのか、と考えてみれば、例えば子供の頃に英雄が村にやってきて憧れたなどのエピソードから始まってもいいし、わけがわからないまま邪神が復活して戦火に巻き込まれ主人公が邪神討伐を志す冒頭でも良い。
書きたい話の規模と内容とテーマなどでより良い構成は変わってくるので、少なくとも質問の内容だけで判断すると「邪神復活」から書いたほうが良いと思いますが、第三者には「内容を考えて、最適なものを」としか言えないような気もします。
「邪神討伐する話」というのも、文字通り「討伐することが目的の話」とも受け取れるし、「結果討伐を果たす話」とも受け取れるので、何とも言い難いわけです。
「討伐することが目的」の場合は最初から邪神の話題を出さないと話が始まらないから邪神復活一択だけども。
「結果討伐する話」の場合、「邪神討伐」はただのゴールなだけで内容は別って場合もあるわけじゃない?
無職転生の場合は「生前を後悔し、今生は後悔しない生き方を」って部分で女の子と仲良くなってく内容でもあるわけだしさ。
「この素晴らしい世界に祝福を!」の場合は、魔王討伐が目的ではあるけど、「異世界での暮らし」が内容に当たるから、魔王は既にいるけど主人公は魔王討伐を目的にしていない。けど物語的には倒せば終わりだろうなということはわかる。

選択肢としては、「とっくに邪神復活していて、主人公は討伐の旅を既に始めている」という状況からのスタートも考えられますね。
予兆や滅ぼされた故郷などは回想やキャラの昔話やセリフの中でどうとでも語れますし、「邪神との戦いが本編」と言うなら、それが始まってる状況から始めてしまうのも手ですよ。
>一応日常生活や事件も邪神復活には関わっていますが
邪神との戦いが本編であるなら、それが書ければ話は通じるハズ。
日常(故郷での事かな?)や事件などは、関わってくると作者が思ってるだけでしょう。
だって「邪神との戦いが本編」なんだから。あくまで関連してるだけで、知らなくても話は通じる。
むしろ、序盤で書かれた日常が関連してますよなんて終盤で言われても読者は覚えてない。これなら多少無理でも中盤で回想を入れたほうが覚えはいい。

冒頭の始め方は、「主人公の物語」としてどこから始まっているか、と考えれば最適解はわかるのではないかと思います。
「英雄に憧れるなど幼少期から始まってる」のであれば故郷のことから書いたほうがいいし、「故郷を滅ぼされた事から始まってる」のであれば戦火から落ち延びたところから始まってるほうがいい。または「戦力を整え反抗するところから始まっている」のであれば邪神が復活して数年経ったという始まりでも良いと思います。
「邪神との戦いが本編」ってところを考えるに、個人的には「復活した後」か「既に復活している」から始めるのが妥当だろうと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法

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元記事:主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤についての返信の返信

 戦いや相談という「行為」が既に葛藤を表しているということですね?
 私は主人公が友人に相談される展開の場合、相談してくる友人のセリフや行動を主人公が聞き、友人は葛藤していると理解してもらうのだと考えていました。
 しかし、相談などをする時点で既に葛藤を描写できていると。
 私は友人視点で描くとテンポが悪く、主人公視点でその友人を見ると詳しく描写できない。
 それをどうすれば解決できるか的なだったのですが、参考にはなりました。
 台詞や心理描写で伝えるのではなく、こういう結論に至ったからこういう行動をした。そういうのもいいですね。
 それなら、主人公目線で語ってもわかりやすく描写できそうです。

 小道具はなかなか難しそうです。
 まず道具が必要ですから、思い出の品みたいな、思い入れのあるものが必要でしょう。
 ふらっと立ち寄ったコンビニで買ったおにぎりでは役に立ちません。
 しかし、店員に先を越されるくらいおにぎりを買っていて、そこに思い入れがあれば使えるでしょう。
 親の形見なんかで使って見ようかな。

上記の回答(主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤についての返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>戦いや相談という「行為」が既に葛藤を表しているということですね?
いえ、その行為の内容が、です。
例えば、相談自体はしなくとも、
「ちょっと相談に――あ、いや。やっぱりいい。何でもない。呼び止めて悪かったな」
なんてセリフ一つで、彼が何か悩んでることはわかりますよね。
戦闘の場合は、脳内での葛藤(つまり悩みAと悩みBがぶつかり合ってる状態だから葛藤なわけで)を具体的にキャラとして表現したものが戦闘という行為になっています。

失礼ながら、おそらく「描写」を理解しきれていないように思えます。
例えば、
>相談してくる友人のセリフや行動を主人公が聞き、友人は葛藤していると理解してもらうのだと考えていました。
これだと「友人が葛藤している」と説明しているだけです。
「葛藤していることを表現」するのが描写なのに、「友人は葛藤しているんだな」とダイレクトに書いてしまっているわけでしょう?
説明することが悪いことではないし、描写はダイレクトに書いてはいけないわけでもありませんが……。

絵で考えてみて下さい。
「彼が悲しいんでるという心情を描写せよ」という課題があったら、「悲しそうな顔」を描きますよね。「悲しいですとセリフ付きの」絵を描いたりしない。
絵にセリフが無くてもわかるように描くから「描写」なわけだし。

友人の葛藤を主人公視点で書くのであれば、友人の心は主人公には読めないわけだから、基本的には「悩んでそうだな」と思えるシーンを書けば良いだけです。
その助けになるのが小道具ですね。
でなくとも、友人が主人公に相談を持ちかけ、まったく関係ない話題をしてきて、主人公が「何かあるな」と勘付いたりする。あるいは勘付かなかったとしても「アイツ結局何を相談したかったんだ」と一人ボヤけば、何か相談しにくい内容で悩んでることは読者に伝わりますよね。
描写は、それをわかりやすく説明するものではなく、表現をするものです。
極端に言えば、「悲しい」という言葉を使わずに「悲しんでる様子」を書いてみましょう。それが描写です。
もちろん、極端に言えば、なので「直接言葉にしちゃダメ」というルールはありません。

また、小道具は別にコンビニのおにぎりでも役に立ちますよ。
「彼はいつもツナマヨを買ってる。それが好物だからだ。けど今日は鮭だった」と、この一文だけでは何の話だって感じですが、「彼の様子がいつもと違う」ということが描写できてますよね。
そのことを主人公が指摘して「考え事をしてたから間違った」と続けば、葛藤の話題に繋がります。
「食べきるには時間がかかりそうな量だ」と書いておけば、「話が終わった頃には、おにぎりは全部なくなっていた」と書けば時間経過を描写できますよね。これだと暴食なのも表現しちゃうから無いだろうけども。
たぶん、普段から何気なくやってる事だと思います。
比喩表現も描写の一つだし、意図的に用意したわけじゃなくても小道具を使って比喩をしている事も多いでしょう。
ただ、それは単なる言葉のレトリックではなく、描写という技術で、この応用は「葛藤」など心理の表現にも使える。
そして、心理描写というのは「心の中で思ってることを文章にする」だけのことではなく、こうして表現していくことだ、という事です。
ということは、単純に「悩んでるときにありがちな展開」をやってけば良いだけです。
小道具は、今回は「葛藤」なので「悩み」の象徴になるような何かを用意すりゃいいだけです。友人の癖などが一番扱いやすいでしょう。悩んでるときにする仕草とか。いきなり出てきても不自然じゃないし。
やや変則だけど「真面目な性格」とかなら「仕事が雑だった」というだけで普段とは違うことが表現できますよね。これも「性格」を小道具にしてるわけです。
繰り返しますが、小道具というのは物質的なものにこだわった話じゃないです。
やり方次第では何でも小道具に出来ます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤について

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元記事:主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤についての返信の返信の返信の返信

 考えの相違が多い感じします。
 わかりやすいところからいきます。
>相談してくる友人のセリフや行動を主人公が聞き、友人は葛藤していると理解してもらうのだと考えていました。
 これに対しあなたは、友人に相談を受けた主人公が「あいつは葛藤している」と思うこと(地の文に書く)で描写するのだと思ったはずです。
 私は、主人公目線で友人の相談を受ける。「ちょっと相談に――あ、いや。やっぱりいい。何でもない。呼び止めて悪かったな」という台詞を主人公が聞き、「何かあるな」と思う(地の文に書く)ことで読者に友人の葛藤を理解してもらう感じです。
 相談を受けた主人公の心理描写や友人の台詞などで読者に友人は葛藤していると伝える感じです。友人が「俺は葛藤している!」って言うわけじゃないですよ? 悩んでそうな台詞を言うことで描写します。
 主人公目線で友人が葛藤しているのを描写する←この言い方も悪かったかもしれません。主人公が友人に相談を受け、そのシーンを通じて読者に「友人は葛藤している」と思わせる。これが私の考えです。

 コンビニのおにぎり。
 私は小道具がもっと重要なものと考えました。鮭を選んだところは、会話を繋げるための小さな仕掛けとして使うということですかね。あなたのは、おにぎり自体が葛藤を描写しているのではなく、おにぎりから繋がった「台詞」が描写している気がします。
 まぁ、些細な仕掛けとしては便利ですね。
 私は親の形見があれこれあってこっちを取るかあっちを取るかみたいなものを想像しました。
 思い入れのない適当に買ったコンビニのおにぎりを無くしたという話なら、また買えばいいやというのになります。しかし、親の形見であれば失うわけにはいかないので、必死になって探すでしょう。
 それで、主人公との約束を断ったりとかが葛藤かな?
 ちょっと葛藤とずれた気がしますけど気にしないでください。

 私の考えを言わせてください。
 「行為」を、友人が主人公に相談するとしましょう。
 相談するということは、相談するような出来事があったということです。
 それを読者が読み取り、友人は葛藤しているという発想に読者は至る。こんな感じを想像してます。

 今気づきました。
 皆さんはどのような方法で主人公以外の人の葛藤を描いていますか? 主人公目線だとわかりにくい部分の描写方法でも構いません。
 これがすべての原因です。
 どのような方法で主人公以外の人の葛藤を描いているか。これでは葛藤を表す方法を聞いてしまっています。
 葛藤を表すなら「友人悩んでそうだなー」でいいです(ここは気にしないで)。
 友人悩んでそうだなまでは、「ちょっと相談に――あ、いや。やっぱりいい」で表せます。
 主人公にはわかりづらいことをどういう風に読者に伝えるかが問題だったのです。
 友人が隠した葛藤は主人公に伝わりません(主人公目線では友人の葛藤を表せない)。
 なら友人目線にするか? けど視点変えるのはだめかな? なら主人公にどう伝えればいいという感じでした。
 ややこしいことして申し訳ありませんでした。m(_ _)m
 書くのにいろいろ考えたので読みづらかったりわかりにくいところがあると思います。許して

上記の回答(主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤についての返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>友人が隠した葛藤は主人公に伝わりません(主人公目線では友人の葛藤を表せない)。
確かに私は質問内容を誤解していたようで描写の手段やその方法を解説してしまいましたが、それなら主人公目線でわかるモノに葛藤を例えて描写すりゃいい話じゃないでしょうか。
その手段も方法も書いたので例はいらないでしょうが、小道具だけでなく展開を利用するのもわかりやすい手段ですよ。

>それを読者が読み取り、友人は葛藤しているという発想に読者は至る。こんな感じを想像してます。
私もそう思います。描写は読者が「読み取る」ことができればそれで役目を果たしている。
つまり、葛藤を書くからって、葛藤そのものを書かなくてもいいんですよ。それを読み取れれば。
おにぎりでツナマヨじゃなく鮭を買った、というのは「悩みがありそう」なことは描写できると思うけど、葛藤には確かに弱いですね。セリフで葛藤に繋げてるけど、おにぎりを小道具に「普段と違う様子」を書けてる例題だと思うんだけど、できてませんでしたかね?
繰り返すけども、葛藤や、この場合悩みですが、例ではそれそのものを書いてはいませんよ。

>コンビニのおにぎり
これも確かに「思い入れがある」ことに対して何かを象徴させるならその通りだと思うけど、何事も使い方次第で、「思い入れ」に限ったことではないよ、と言いたいだけでした。
ヘビースモーカーにとってタバコは「欲求」の象徴、ないし真逆で「我慢」の象徴として書けますよね?
何でも良いから葛藤に対して象徴を用意すれば、「思い入れ」は関係ないし、それをどのように扱うかが葛藤を書くことに繋がるよ。ということ。
しかし、確かに書く要素が葛藤(たぶん感情の葛藤だよね?)である以上は、思い入れがあるモノ(つまり感情を込められるモノ)を用意したほうがやりやすいだろうなとは思います。

悩みがあるところまでは書けるのなら、あとは迷いを書ければ葛藤を書いていると言えませんかね。
悩みが書けていて、AとBで迷ってるんだってことがわかれば、読者は「友人はAかBかで葛藤している」と読み取れると思うんだけども。
葛藤を書くからって、葛藤そのものを書く必要はないんですよ、と。ここでは葛藤を「悩み」と「迷い」に分解して書いたらという提案をしてみたけども、これについても「ダイレクトに書くな」では確かに言葉が足りませんでしたね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公の周りにいる人物(友人など)の葛藤について

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元記事:魔法の設定について

 現代日本で失われた鉄道風景を中華風ファンタジー世界で再現しようとしている、ドラコンです。拙作の構想で、地下牢を出したく別スレッドで質問しましたが、話が別の方向に行きそうなので、新たにスレッドを立てさせていただきます。

 魔法の設定について、2点ほど質問します。

 1、魔法の歴史について

 科学技術なら、時代が下るにつれて発展する(性能が上がる)イメージです。ですが、魔法の場合には、古い時代のほうが優れているイメージがあります。『ドラクエ5』のルーラは、失われた古代呪文で、研究者が復活させています。

 拙作の構想では、主人公の時代より、2、300年前の時代の幽霊が登場する予定です。主人公にとっての「現代」と「2、300年前」とで、魔法の水準が同じで構わないのでしょうか。

 主人公の時代に存在する、鏡を使った「テレビ電話」や「暗視カメラ」に当たる魔法道具が、「2、300年前」に存在してもいいものでしょうか。というより、むしろこれらの魔法道具が「2、300年前」に存在していないとならないのでしょうか。

『ドラクエ』をやっていると、『7』や『10』の主人公が何百年、何千年単位で過去の世界へ行くことがあります。そのわりに、「過去の世界」の衣食住の水準は主人公にとっての「現代」とあまり変わらないですね。むしろ『7』では、からくり(ロボット)の技術は過去のほうが上でしたし。

 拙作では、「2、300年前」には鉄道は存在しないので、幽霊が畜力(馬やラクダ)で数箇月掛かった距離を鉄道で数日で移動し、驚くような場面は考えてあります。

 2、魔法の制限

 魔法の設定は後述しますが、魔法が使い放題だと、便利過ぎますよね。どう制限を掛けるかを迷っています。『ドラクエ』のように「MP」との数値があれば楽なのですが。それに『映画ドラえもん』だと、ひみつ道具を「忘れた」「壊れた」で使えないことも多いですね。ひみつ道具が使い放題だと、冒険になりませんからね。

 以下、資料です。

 ●拙作の構想(出だし)
 主人公の皇后、張銀鈴(ちょうぎんれい)(14歳)は、牢番の訓練のための囚人役を決める賭けすごろくで負け、3日間地下牢に入ることとなった。その地下牢で、2、300年前に獄した皇后の幽霊(幽閉の理由は側室の讒言)に出会い、とりつかれる。

 ●魔法の設定
 ・魔法の使用はお札など道具が必要。
 ・攻撃用の魔法よりも、生活系の魔法。主に家電を魔法に置き換える感じ。
 ・感覚は、『ドラえもん』のひみつ道具に近い。
 ・効果の高い魔法道具は、値段が高いか、使用者の体力・気力の消耗が激しい。若しくはその両方。
 ・現時点考えている魔法道具は具体的には以下の通り。
 鏡を使った「テレビ電話」「暗視カメラ」。「テレビ電話」は使っていると曇るから、電話局に持ち込んで有料の磨き直しが必要(電話料金に相当)。
 空飛ぶはがき。
 容器そのものが呪符の「保温弁当箱」「魔法瓶」。
 マッチに当たる「お札」か「棒」。
 お札を張って使う「冷蔵庫」(プリペイド式携帯電話のように、電気代に当たるお札を買って箱に貼り付けると、有効期間中は中が冷たくなる)。
 呪符になっている扇子なら、空中に浮かべてあおがせたり、大きくして武器として使ったりできる(重さは普通の扇子、強度は鋼)。

 ●関連スレッド
 「幽霊が生者にとりつく理由は?」
 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/counsel/novels/thread/881

 「地下牢(地下空間)の居住性は?」
 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/counsel/novels/thread/923

 拙作の世界観については、下記のプロローグをご覧ください。

 『(改稿版「駅編」) 寿国演義 お転婆皇后と、天空聖地と、雲表列車』
 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/thread/47

 『寿国演義 庶民出お転婆皇后と、天空聖地と、雲表列車 (再投稿)』
 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/thread/38

上記の回答(魔法の設定についての返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

> 1、魔法の歴史について
文明の発展はここ数十年が異常な進化をしているだけでしょう。
今から150年ほど前にタイムスリップすれば幕末で、大きな変化がありますが、幕末から150年ほど前にタイムスリップしても江戸中期(忠臣蔵の時代)で大した違いはありません。
さらに言えば、紀元前にもなりゃ1000年単位で何も変化してなさそうだったりもします。

思うに、「魔法」ってのは進化・発展する設定なんでしょうか?
「発見・再発見」するモノの場合、当然ながら失われてなかった古代のほうが性能が良いのは当然ということになります。
現代人が必要としないから気にならないだけで、高い技術が失われていく事は我々の技術の面でもよくあることですよ。
例えば、科学技術ではありませんが、第二次大戦で継承者がほとんど死んでしまったために技術が失われた剣術など武道関係の文化は過去のほうが技術力が高いです。
今は戦闘技術はそれほど使わないからというだけでなく、武道は実践しなきゃ、書物だけでは伝承できないためにこの傾向が強い。一子相伝の剣術なんかは名前以外ほどんど残ってない。
同じ理由+より良い技術がでてきたため、宮大工(神社仏閣専門の大工で、特殊な大工)も継承者が少なく、いまや昔と同じものを再現することは出来ないって場合も多いです。

我々の技術水準が過去と比べて高いのは、単に「蒸気・石炭・重油を必要とする技術」から「電気を必要とする技術」へと、エネルギー利用が根本的に進化しているためです。
魔法が進化発展する設定だったとして、「魔法技術の未来」から「魔法技術の過去」へとタイムスリップしても、その技術水準自体にさほど違いはないでしょう。
100年前も1000年前も、「魔法技術」という根本自体に変化がなければ大した違いはないものと思います。
もちろん、小型化や性能の向上という意味では変化はあると思うけど、進化が頭打ちになってたらそれさえ無いだろうと思う。

> 2、魔法の制限
これは、物語次第だと思います。
使いたい放題でも、「ココは魔法禁止の場所だから使えないよ」という展開にするだけで使えなくなりますよね。
魔法には札などが必要とあるので、そのストックがないだけで使えなくなるから、既に制限としては十分な気もします。
物語の展開に従って、その場面で都合よく使えなくなればいいだけ。
ドラえもんの「忘れた・壊れた」がまさにソレですよね。
これで引っかかるのは、おそらく「都合よく」という言葉でしょう。でもそれを言ったら「都合よく幽霊と出会う」というのも問題。当然これは「都合よく」と思われないよう「罰ゲームで牢へ入ることになる」という「物語」で解決している。
決して、「主人公は幽霊が見える設定」「幽霊は主人公に引き寄せられる設定」と設定で解決はしていない。
内容で物語っている。
つまり、魔法の制限も設定で使えなくするよりも物語で使えなくしたほうが話に馴染む。
なので、必要な場面で「魔法に制限がかかる展開」にすりゃ良いのでは、と思う。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法の設定について

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元記事:処女作執筆に当たって、願望と技量の釣り合いが取れないことについて

始めまして、ヤマネコと申します。
この度、創作活動を少し前に始めて、処女作を執筆しております。
しかし、「あれを盛り込みたい」「これをああしたい」という願望が山のように連なっているため、現実で持っている私の現在の技量ではそれら願望を再現しきれないところがあります。
結果として、執筆が滞り、どうしても完成の目を見ることができない状態にあります。

実のところ、小説の処女作を書こうと試みたことはこれが始めてではなく、何回も何回も同じ壁に当たって執筆を挫折してしまいます。
ラ研のサイトは一通り閲覧したのですが、解決策が「処女作は自分で駄作だと感じても良いから、とにかく完成させる」という記述があります。が、私の場合欲張りなのでしょうか、願望が実現できないと途端にモチベーションを維持することができないのです。
こんな私が、処女作を描ききるにはどうしたら良いでしょうか?

拙い文章ですが、何か意見などを頂けましたら、ありがたいです。どうか、よろしくお願いします。

上記の回答(処女作執筆に当たって、願望と技量の釣り合いが取れないことについての返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

書かれていないけど、長編ないし大長編を書こうとしているんじゃないでしょうか?
先が見えないほど長い物語を想定しているから、そこに何でも詰め込めるような気になってくる。
ページ数を決めて、3000~5000文字くらいの短編あるいは掌編を書いてみましょう。
短編や掌編なら、ネタは一個二個しか詰め込めない。
いろいろ盛り込むことは物理的に無理だって、書く前から、アイディアを練る段階からわかるでしょう?
そうやって、とりあえず「物語を作ること」に慣れてみるのが良いと思います。

どだい、これが出来ないと長編で「あれを盛り込みたい」という理想は実現しにくいし、出来ると長編どころか短編でもサッと盛り込むことが出来るようになります。
というのも。
これはつまり、長編執筆の中で「あれを盛り込みたい」の「あれ」というアイディアを、掌編や短編規模で小さくまとめることが出来るようになるわけです。
小さくまとめられるなら、話の途中でちょっと脇道にそれてすぐ戻ってくる、という事が可能ですよね。
脇道にそれたくなくとも本筋に混ぜ込むことだって容易になるでしょう。

ここで肝心なのは、一つのアイディアを「小さく」まとめることが出来る。という事です。
>願望が山のように連なっているため
この願望を全部詰め込みまくったら、当たり前だけどページ数がえらい増えるよね。
でも、その願望一つ一つを小さくまとめられるなら、一個でも多くの願望を詰め込める、と思いませんか。

カテゴリー : その他 スレッド: 処女作執筆に当たって、願望と技量の釣り合いが取れないことについて

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元記事:面白そうなあらすじが書けないです……。

こんにちは、初めまして みず です。
私は主に短編を書いているのですが、いつも「あらすじ」で悩んでしまいます。
どこまで内容を開示するか、とか。作品のどこをセールスポイントにするか、とか。
作品を魅力的に宣伝するのが苦手で困っています。
皆さんは10,000文字以内の短編を書いたときにどのようにあらすじを書いていますか?
よろしければお教えいただけると幸いです。

上記の回答(面白そうなあらすじが書けないです……。の返信)

投稿者 読むせん : 0

書かない。ってか書いてあったら逆に読まない。ほぼネタバレになっちゃうやん。千文字も読めない奴のために工夫するの?ってなっちゃう

単行本一冊くらいの文字数ーーーー約10万文字なら粗筋ある方がいいけど、その量文に、いちいちあらすじ紹介を書くより次の作品書いてくれってなりますねー。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 面白そうなあらすじが書けないです……。

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投稿日時:

元記事:オチを考え方を教えて下さい!

最近掌編小説の執筆を始めた初心者なのですが、執筆中にオチを考えても思いつきません。><
頑張って考えたり、ネットで調べたり、色々試行錯誤しているのですがどうすれば思いつくのか分からないです!
オチはどうやったら思いつくのでしょうか!教えて下さい!お願いします!

上記の回答(オチを考え方を教えて下さい!の返信)

投稿者 サタン : 4 人気回答!

書きたい内容を一文で表現してみ。
例えば「勇者が魔王を倒す話」みたいな。余計な設定は一切排除して、主語と述語のみの単文で、「主人公が何をする話」となるように。
これが出来ればオチは簡単。
「勇者が魔王を倒す話」は、文字通り勇者が魔王を倒す話なんだから魔王を倒さないと終わらないでしょ。
だから「魔王を倒す」がオチ。

じゃあ例えば「主人公がヒロインと恋愛する話」はどうか。
これも「恋愛する話」なんだから「恋愛」しなきゃ話にならない。
でも、その恋愛の結果が書かれていない一文になってるから、こういう曖昧なまとめ方をすると「恋愛した話」と考えて、「恋愛した」がオチになってしまう。
例えば恋愛不感症の主人公と恋愛脳のヒロインがいて、ヒロインが他人の恋愛を見て羨んでるんだけど主人公にはそれの何が良いのか理解できない。ヒロインにそう意見をぶつけると、それから恋愛脳のヒロインは主人公に恋愛の良さを伝えようとしはじめる。学校でも休日の自宅でも。一生懸命なヒロインに主人公はへんてこな回答をしながら「恋愛」についてを学んでゆき、ふと、ヒロインの様子がおかしいことに気がついて気にかける。これを切っ掛けに主人公は自分たち二人が今していることが恋愛なのだと答えを出すと、ヒロインは「そういうことです」と頬を染めてうつむいた。
とまあ、「恋愛する話」だとこんな話になる。
オチが「恋愛すること」なので、恋愛したら終わりだから。
ちなみにわかりにくいかもしれんから、どーでもいい事だけど補足しとくと、この例はヒロインの遠回しすぎる告白というコンセプトね。だからそれを理解して告白に答えを出したところで話は終わって「恋愛する話」としてる。

そんなわけで、この場合「恋愛」を結果(オチ)ではなく過程に置きたい場合は「ヒロインのアプローチに主人公が根負けする話」とかになる。
同じように思えるかもしれないが、だいぶ違う。オチが変わるし過程も変わる。

そこんとこよく考えて一文にまとめてみて、イメージと違うようなら視点を変えて何度も試行してみる。
よくある異世界転移とかだと、まず「主人公は日本に帰還できるのか・できないのか」の二択から絞って、「できない」のであれば異世界でのゴールはどこなのか「自分の領地を脅威から守ること」であるなら、その「脅威」を設定して、盗賊や他国の侵略や同じ転移者で世界を破壊してでも日本へ帰還しようとしてるボスを用意するなどスケールを上げていって、「この脅威を退けられたらもうOKだろう」ってとこを落とし所にして、するとこのボスを倒して領地を守ったって事がオチになる。
ちなみにこの話を一文にまとめると「主人公が自分の領地を脅威から守る話」になる。
「同じ転移者がボスで~」とか「ボスの目的は日本へ帰ることで~」とか、そういう設定は主人公には関係ないことなので、一切省いてシンプルにする。

こんな感じで一文にまとめてしまえば、その一文の述部に当たる部分がオチになるのでオチは明確になります。
私の場合は「思いつく」と言うよりは、こうやって「導き出す」感じです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: オチを考え方を教えて下さい!

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元記事:殺しの是非

特撮ヒーローの異世界転移を書きたいと思っているのですが、生態が人間種に近しいゴブリンやオークを殺すべきか否かで悩んでいます。

そこを一つをテーマにしてみるのも面白そうですが、私の書きたい物語的にそこまで言及すると(私の技量含めて)テンポが悪くなりかねないのです。

倫理的にもどう思いますか?

上記の回答(「貴方の作品で一番に聞くのは、貴方のドッペルです!」)

投稿者 ごたんだ : 1

「とりあえず、両方書きましょう!」
技量に疑問を感じるなら、尚更です。
そうやってでしか、貴方の作品の貴方にしか分からない感覚は育ちません!

倫理的には、傷付く付かない以前に「食わないのに、殺すとは何事かっ!?」と噴飯物ですが、そういう苦情が入る場合は「スタッフが後で頂きました」とテロップを出すといいらしいです!!

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 殺しの是非

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