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元記事:出番を引っ張れる悪役の所作

前提として、いわゆる「チート主人公」ものの話です。
派手に戦ってスカっと爽やかな気分を提供するこういった作品において、「とどめをさせなくても不快にならない悪役」とはどういった仕草をさせればいいのでしょうか?

人気の出る悪役って、「しぶとい」ですよね。ポケモンでいうロケット団、タイムボカンシリーズでいう三悪。ホルホースとか、シャアとか、ジャイアンとか。
ですが「主人公が強い」ってことを常時示すタイプの作品となると、「倒しきれない」ってことがそもそも不愉快だし、不安だと思うんです。
「チート主人公のライバルキャラ」に対するストレスを減らすにはどうすれば良いのでしょうか?

とりあえず、「自分はこうしてみた・こういうの考えてみた」というのを上げて見ます。作品が完結してないので、効果がどんなものかというのはまだわかりませんが…。
1、何度出てきても嬉しいキャラにする
「可愛い女の子が粘り強くかかってくる」。男子にとってはなかなか嬉しいシチュエーションだと思います。しかし「努力家タイプ」だと半分仲間みたいな扱いになってしまいそうなのがネック。敵になっても緊迫感がありません。「妖艶で弄んでくるタイプ」が生き残り続けるのも、贔屓してる感じです。
2、非道な行いをさせない
最低限殺人を犯させない。あるいは仕方ないことという理由付けをする。これも何度現れても生かす理由にはなるかもです。一方でライバル自体の強さと立場に疑問符がつき、「チート主人公の壁」として機能できないのでは?
3、優しい行動をさせる
ベタであり、古来から鉄板。おばあちゃんの道案内をする悪役大好きなんですよ自分。けど倒す気分になれない悪人て、やっぱり敵としてストレスになるような…。
4、決定的なことをする前に主人公が邪魔する
これを自分は試してみています(まだ効果は不明)。ただ、何度もやるとご都合主義っぽくなりそうです。

他に何か良い案はないでしょうか?
目標としては「水着回で主人公がライバルをからかえる程度の雰囲気」です。よろしくお願いします。

上記の回答(出番を引っ張れる悪役の所作の返信)

スレ主 パクトボー : 0 投稿日時:

読者の印象に残る

出番が多いと自然と印象に残りやすい

しぶといと出番を増やしやすい

といったところでしょうか。
あんまり深く考えないで、とにかくカメラを向けていく感覚で大丈夫、ということでしょうか? キャラがブレないように注意しつつ、何度も読者に接触させるような、そんな感じの……。そうすると、自然と読者からの印象は「しぶとい」に収まるのかもしれません。そう思いました。
重ねてアドバイス、ありがとうございます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 出番を引っ張れる悪役の所作

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元記事:出番を引っ張れる悪役の所作の返信

どうも、何てかこうか?といいます。
遅ればせながらコメントします。
出番を引っ張れる悪役ということで、
達成目的が主人公と違うってのはありでしょうか?
例えば「村からドラゴンの討伐依頼を受ける」という話で
主人公はチート能力でドラゴンを倒す。
敵役はドラゴンの角だけかっぱらって逃げる。
みたいなやつです。どっかの怪盗三世の彼女みたいな役。
村人はドラゴンの角が高く売れることを知っていて討伐依頼を主人公に出す。
主人公は人がいいからドラゴンを倒してしまうけど、ドラゴンそのものよりも角の方が大事で敵役にまんまと盗られてしまうみたいなやつです。
(この場合主人公の方がマヌケに見えてしまうか?)

あとはチート能力で主人公は戦闘が強いが、敵役は戦略が上手いとか。
敵役は超天才型です。

物語としては戦争物になるかな。
初戦、第二戦、最終決戦ぐらいの感覚で
初戦の目的は
主人公は勝つこと、
敵役は陽動による時間稼ぎ、主人公は勝つが敵役は相手陣地深くに伏兵を置くことで目的を達成する。(つまり両者共に勝つ)
第二戦は主人公のいるところは勝つけど、他の戦場は負ける。
ここで、主人公だけが勝っても意味がないことを痛感させる。(主人公の挫折を描く、この敗北を糧に主人公は戦略眼を身につける)
最終決戦では両者の達成目的を”勝つこと”で合わせて、主人公VS敵役で主人公が勝つ。(戦闘が強いので当たり前だけど)
物語の要所で三回も出てくるんだけど話が重すぎか。

後は、戦いそのものを優先している勝負師だったら成り立つかもしれません。
面白い戦いのみに重点を当てているキャラで、勝敗が二の次になっているキャラです。
昔、書いた物語(同人系ですが)で相手のチート能力に対して超剛腕だけで向かっていたキャラを書いたことがあるのですが、そのキャラは勝って笑って、負けて笑うキャラでした。勝って自分が強いことを確認し、負けても熱い戦いに満足する。勝敗に重点がないキャラを書けばいいと思います。
何かの参考になれば幸いです。

上記の回答(出番を引っ張れる悪役の所作の返信の返信)

スレ主 パクトボー : 0 投稿日時:

何てかこうか?様、コメントありがとうございます。
「目的が違う」というパターンは、うまく使えば良くできそうですね。

「強い分野が違う」パターンでは、コードギアスなどを思い出しますね。主人公が知略型ではありますが、ライバルがいい感じに驚異的だった記憶があります。

勝負師タイプというのは、サタン様もおっしゃっていた「気まぐれ系」ですね。やはり価値観の基準がズレていると、倒さてもへこたれないから引き続き出やすいのかもしれません。
アドバイス、ありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 出番を引っ張れる悪役の所作

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元記事:他人に影響を受けやすいタイプは、黙々と書き続けるべきか?

「どういうのが流行りなんだろう?」「どんな作品が評価高いんだろう?」というような、いわゆる市場調査は行いたいのですが、自分の感性がかなり他人に影響されやすいタイプというのが不安です。
読んで面白かった表現などを、無意識のうちにパクりなどしてしまいそうで、自分に自信が持てません。創作物はすべからく何かのオマージュである、というのはわかるのですが、目の前にいる人間のものをそのまま真似てしまうのは流石にマズイと思うのです。
他の人の作品を、「楽しんで参考にはしても、勝手に自分のものにしない」ように気を付けるには、どういった心構えが必要なのでしょうか?よろしくお願いします。
最近、これが不安で、小説を開けないのです。

上記の回答(他人に影響を受けやすいタイプは、黙々と書き続けるべきか?の返信)

スレ主 パクトボー : 1 投稿日時:

読むせん様、サタン様、桂香様、レスありがとうございます。
実を言えば、キャラのパクりとかは100%は避けられないと諦めてますし、展開もまるっとパクりさえしなければ盗作にはならない、とも思ってはいます。
そもそも、自分の好きな要素詰め込んだキャラを好きな展開で活躍させようとしたら、今まで見てきた「楽しかったもの」から引用するしかないですから。すれば、自分が楽しんだものを世界でただひとり自分だけが接しているなんてのはあり得ないわけですから、同じものに触れて同じものを表現したがる人がいるという事実は、ある程度は覚悟しておくべきだろう、と。
昔、禁書目録の二巻を読んだとき、「これ空の境界のアパートで戦ってたあたりとちょこちょこ似てない?」と感じたのを思い出しました。それでもどちらも全く違う面白さがあったのを肌で覚えてますから、「わかりづらくパクって面白ければ勝ち」みたいなのが創作界隈だろう、とは感覚でも知識でも理解はしているつもりなのです。多分…。

なんというか、自分が今回怖いのは、文章表現を知らず知らず使いまわしてしまわないか?といったものなんです。月を「丸くて美味そうだ」なんて表現がある小説を読んだとして、自作で月を表現するとき同じ「美味そう」なんて表現をしてしまわないか?というような、己の主体性のなさ?を恐れています。小さな表現が、お気に入りからの引用になってしまわないだろうか、というような…。
……でも、皆さんのアドバイスを読んでいて考えを改めた部分なのですが、漢字もひらがなも有限、組み合わせて意味が通るのも有限、だったらそれを連ねて感性に響かせるような構成も有限じゃないか?とも思えてきました。古来から美しいかたちという感情が不変なように、それを言い表す単語は結局有限なのだから、読んだ読まないに関係なく、この世には同じ表現の小説が溢れているのでは? ツンデレはみんな好きですから、それを表現する「勘違いしないでよね」は大量の小説で頻出してもパクりではなくお約束として成り立つ、みたいな……そんな開き直りです。
どうしても仕方ない話だから最低限気を付けてだけ置けば良い、と考えてみます。アドバイスありがとうございました。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 他人に影響を受けやすいタイプは、黙々と書き続けるべきか?

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元記事:タグ機能で使う表現の微妙なニュアンス

「チート主人公」「最強主人公」「主人公無双」といった表現のタグは、どういった描写があったらこれを使おうね、というような使い分けのルールはあるんでしょうか。ガンダムの顔がみんな同じに見える人がいるように、自分にはいまいち違いがわかりません。
「こういった表現の場合はこれが適切だよ」というようなアドバイスがありましたら、お願いします。できれば「ほかにもこんな表現があるよ」という助言も欲しいです。

上記の回答(タグ機能で使う表現の微妙なニュアンスの返信)

スレ主 パクトボー : 0 投稿日時:

読むせん様
後からどんどん類語が生まれてくる手口の巧妙さは、確かにスパム染みてますね……。
努力系が件のタグをつけるのは危険ということでしょうか? 覚えておきます。今書いてる主人公は特別な努力はしてないので、つけても問題なさそうです。

田中穂高様
コメントありがとうございます。申し訳ないのですが、ちょっとお答えはズレてるかな、と……多分「キャラの魅力の書き方ってどうすればいい?」といった趣向に思われたのかもしれません。自分の説明不足ですね。ごめんなさい。

ヘキサ様
「最強主人公」あたりが、とりあえず詐欺になりにくくて無難でしょうか? ありがとうございます。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: タグ機能で使う表現の微妙なニュアンス

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元記事:お色気表現ってどこまで気にせず読めますか?

あまり重いこと考えずに小説読めばいい、というように考えるようになって、気楽に他の人の作品を読めるようになりました。
一度自分が書く側に回ってみると、「ああ自分ならここはこうするな」とか、「おおこれはすごい面白い」とか、そういった新しい発見がありますね。ひたすらチラシの裏で遊んでいたころよりは、小説ってものを一段階深い読み方ができるようになった気がします。気がするだけかもしれませんけど、読むときの姿勢が変わったことは確かです。アドバイスありがとうございました。

それで、タイトルの質問なのですが。
意外と気軽に夜の一戦交えたり、気軽に肌を晒したりするんですね、最近のWeb小説って……ちょっとびっくりしました。
そういうスケベなのに、簡単にさわれる時代というのが、果たしていいのか悪いのか……少し考えてしまうところはありますが、結局恥ずかしいことはみんな大好きなんでしょうね。こればっかりは仕方ないかな、とも思うんです。
ただ、健全な全年齢向け作品にいきなり濡れ場や過剰に煽情的なシーンが挟まるのって、実のところ、他の人はどう考えているのかな、と。ちょっと知りたくなりました。
実際のところ、R15作品では日常茶飯事なんでしょうか?

今回の質問は、「健全な目線で読んでいた小説に、性的に感じるシーンが挟まれることへの感じ方」です。ふわっとした質問ではありますが、よろしくお願いします。

上記の回答(お色気表現ってどこまで気にせず読めますか?の返信)

スレ主 パクトボー : 0 投稿日時:

もしかして、自分が過剰に「不純!不潔!」と反応してしまうムッツリなだけで、実際そこまで気にしている人のほうが少ない……?けっこう恥ずかしいですね。ごめんなさい。

ドラコン様
水戸黄門などにも入浴シーンはありましたね。それくらいなら、無理に女体にフォーカスしなければ健康的だと思っています。
一方で、ガンダムSEEDでそういった表現がお茶の間に流れた、という話も聞いたことがあります。こっちはけっこう話題になったと聞きますが、当時ガンダム見てなかったからどんなものだったのかわからないんですよね……。
ラノベでドギツイ表現をするというのは、なんだか味覚が麻痺して濃いものしか食べられなくなっているような、そういった危険性を感じてしまうのですが……時代か、あるいはやっぱり考えすぎなのでしょうか。
究極的には自分がやらなければいいだけなんですけどね。
参考記事、ありがとうございます。なろうは広告収入のために過剰なそういった表現はご法度なんでしたっけ?

サタン様
そうですね、強みにして売り出せてしまうというのは尊敬できるところです。
官能小説は何度か読んだことはありましたが、ストーリーとかは全く覚えていませんね……でもぎっしりすけべが詰まってたのは覚えています。確かにそこまで直接的な表現は、全年齢向けには滅多にない気がします。
……やっぱり、自分が気にし過ぎなんでしょうか。ありがとうございます。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: お色気表現ってどこまで気にせず読めますか?

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元記事:マイナーなあるあるネタ

マイナーなスポーツのあるあるネタを使っても、一般人には知られてないので受けないと思ってきました。どうすればいいでしょうか?

上記の回答(マイナーなあるあるネタの返信)

投稿者 読むせん : 0

逆だ。この業界ではこれがアルアルなのだ!!というネタにしたらおもしろいです。

某ニコ動のゲーム実況者さん(たしかガッチマンさんだったと思う)の思い出小噺で、

当時、新体操部に加入していた彼は担当教師から「アンダーヘアーを剃った上でブリーフの着用!!」をきつく忠告されていたが、気にせずボーボーのままトランクス着用で衣装を着て演目を行ったところ、
着用していた服の繊維の隙間からアンダーヘアーがニョキニョキと飛び出し、着用しているのにチソ毛もろだしで演目を披露せざるを得なくなり、ついでに横からはみ出した局部をチラ見せしてしまったことを審査員(母親くらいの年齢の女性)に指摘される破目になったのだと(笑)
「だから皆はちゃんと剃ろうね!!はみ出ない下着も!!」とか絶叫していました。

マイナーゆえにやらかす失敗。おいしい

カテゴリー : ストーリー スレッド: マイナーなあるあるネタ

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投稿日時:

元記事:ヒロインの性格付けの動機

自分はとある創作で、とあるヒロインを書きたいと思ってます。
普段は落ち着いた性格なのですが、異世界から呼び出された(救世主の)主人公のことが好きで好きで仕方なくて(最初からいきなり)、主人公を振り向かせるためにはどんなぶっとんだことまでやってしまうみたいな女の子です。

しかしその理由付けが思いつかなくて、自分は小さい時に辛い思いをしていた時に「主人公のことを夢で毎日見ていて夢の中で支えてもらっていた」っていう乙女チックな設定にしようかと思ったんですが、それだと最初から主人公が好きなことに対して少し弱すぎるかなとも思いました。
皆さんはどう思われるでしょうか。

上記の回答(ヒロインの性格付けの動機の返信)

投稿者 にわとり : 1

 足し算じゃなくて引き算で考えたらどうですか? 主人公への好感度が高いっていうより主人公以外への好感度や信頼度が低すぎるため主人公に依存してしまうみたいな。
 家庭環境が異常で虐待されて育ったとか、地域住民に差別を受けていたとかで人間不信になっていたところ異世界からやってきたばかりの主人公に優しくされて、「この人についていこう。どうせ私には失うものなどなにもないのだから」思い定めたとか。
 この場合だと単純に"好きになってしまった"だけじゃなくて、ヒロインの自覚の度合いによっては"この人を好きになろう"と決断したみたいなニュアンスも出てくるかもしれない。"好き"のなかに投げやりさや、逃避願望、地元への憎悪などが含まれていて、それが好きな気持ちを水増ししているイメージ。
 あるいはそれに加えて、元からシンデレラ願望があって、「いつか白馬の王子様がやってきて、このろくでもない世界から自分を連れ出してくれるのだ」という夢想をひそかに心の支えにして生きてきたとかどうでしょう。だから、主人公が現れたとき「この人こそ私が待ち望んでいたものだ(待ち望んでいたものであるべきだ)」と考えてしまった。
 方向性としては、主人公が主人公だから好きになったのではなく、もともと優しい男が現れたら誰であれ深く依存してしまう素地がヒロインの方に最初からあった、という感じです。
 これなら、出会う前から主人公とヒロインの間に何らかの"縁"があったとする超自然的な仮定を持ち出さなくても辻褄を合わせられるのではないでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインの性格付けの動機

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投稿日時:

元記事:異世界の文化や言語を考えるのは不毛か

売れる/売れない等は別として、異世界(=この世界と地続きでない世界)の文化や言語(あるいは異世界を構成する任意の「この世界と異なる要素」)を考えることは(SFとしてまたは純文学として)「正しい」のでしょうか。

というのも人が異世界へ行ったとき、その人が異世界に辿り着き生存し知的生命体と遭遇する確率はともかくとしても、たどり着いた世界の住民が肺で酸素を取り入れ呼吸するものである確率や, 住民の口腔等の形が地球人のものと似ていて人間の可聴域内かつ発声可能な音を出す確率, 会話の内容が人間の持つ処理能力で理解できる確率などを考えるとあまりにもご都合主義であり、今更言語や文化といった余りに微々たる違いを考えたところでそれらを埋め合わせることはできないように思えます。そこまで「運命力的な力」が働いているなら、なぜ完全に地球と同じ世界まで持っていくことはできなかったのかと思うのです。

これについて二つほど反論を知っています。一つは「異世界側の人物が呪文で主人公を呼び寄せていたり、あるいは異世界に関わる何らかの意思持つ存在が主人公を移動させる話の場合、人間に近い存在がしたことであるので異世界に人間が居るのは納得できることである」というもの。
もう一つは「それが転移モノ(=主人公が異世界の人物に生まれ変わる話)である場合、魂の器は人間しか有り得ないから、異世界へ行く場合は人間の住む世界だけを選んで転移できる」というもの。
どちらも納得できる論だとは思うのですが、何故かなんとなく違和感を覚えます。うまく言葉に出来ないのですが、どこかに作者の匙加減な部分が見える気がするのです。

また自分でも一つ反論を考えてみました。それは「あらゆるフィクションに於いて超自然的な出来事を語る際には読者の理解しやすいものに加工する必要があり、異世界のありようはその影響を受けている」または、「少なくとも自分の考える異世界では常人には理解できない出来事が繰り広げられており、それらを他者に語った時点で人間の理解できる形に喩えられる性質がある」というものです。しかしながらこの論はともすると「読者に理解できなさそうな出来事は考えなくて良い」という考えにも繋がる筈で、そのようにして作者や読者の都合のために「嘘っぽくなさ」を追求するのをやめるのは甘えではないかと思っています。

ファンタジー世界の架空言語を考えていらっしゃる方々がたまにいらっしゃいます(トールキン, セレン, Fafs F. Sashimi, 中野智宏, etc...、敬称略)。その人たちは架空言語を何からの形で存在させたいから書いているのでしょうが、自分としては設定面と同様、物語としての「嘘っぽくなさ」も大事にしたいと考えています。

ファンタジー(あるいはフィクション全般)に言えることなのかも知れませんが、ともかく自分はこうした疑問を抱き、創作が止まってしまいます。些細な問題かと思いますが、回答お願いします。

上記の回答(異世界の文化や言語を考えるのは不毛かの返信)

投稿者 サタン : 1

まず、書きたいジャンルがよくわからないのだけど、SFを書きたいのか純文学を書きたいのかファンタジーを書きたいのか。
ファンタジーを書きたい場合に異世界言語を考えることは不毛とまでは言わないけど、あくまで異世界っぽさを考えるエッセンスでしかないので、そこに注力してしまうのは間違いだろうと思います。
SFを主としたSFファンタジーを書きたいのであれば、SFつまりサイエンスの側面から見て言語が同じというのはおかしいので、それなりに定義しておく必要があるだろうと思います。
純文学の場合は、専門ではないからよーわからんけど、そもそも娯楽を主とした大衆小説に対して芸術性を主としてるのが純文学ですから、絵画で例えりゃ写実画ではなく抽象画のようなもので、個人的には純文学こそ、物語や小説自体の芸術性のために異世界言語の創作はさほど重要ではないと思います。

目的に対しての道具選びの問題で、その目的が定まってないように感じる。

個人的な異世界論の話をすると、
>というのも人が異世界へ行ったとき、その人が異世界に辿り着き生存し知的生命体と遭遇する確率はともかくとしても
このあたりは、例えば人間は肺呼吸だけど猫も犬も肺呼吸で哺乳類はだいたい同じような構造で生きてますよね。あくまで生命を維持する機能として。骨も筋肉も形は違っても構造は同じ。
逆を言うと、「人間のような姿かたちの異世界人」がいるのなら、その構造や習性は人間と同じである可能性が非常に高いし、姿は人間と似てるけど肺呼吸ではないと定義するほうが不自然だと思う。
地球は人間以外に文明を持ってる知的生物が存在しないけど、似たような文明を持つくらいに発展する生命であれば、それは結果的に人間と同じような姿で同じような形に進化するんじゃないのかな。
確か、異世界ではなく地球外生命体においてそういう説を唱えてる論文があったはず。

>納得できる論だとは思うのですが、何故かなんとなく違和感を覚えます。
その2つの反論に違和感を覚えるのは、その2つは別に反論なんかじゃなく、単に「人間と同じような存在がいる異世界」という結果に対して納得しうる過程を書いたに過ぎないからですね。
「結果」がどうなるのかと気にしてるスレ主さんに対し反論は結果ありきで過程を作ってるので、反論になってないため、スレ主さんは納得しつつも違和感を覚えてるってことでしょう。
ちなみに、私はいま、その反論に対して意見してるのではなく、その2つの意見を「反論」と感じてるスレ主さんに意見してるってことを間違えないでください。

確率がどんだけ低くても、ゼロではないなら「偶然その確率を引いた」ことに何の問題があるのでしょう。
ラスベガスで一攫千金を得られる確率は、確か地球に隕石が降ってくる確率よりも低い。けどラスベガスでは毎日ジャックポットを当てる人が何人もいる。
そして、物語において「ベガスでジャックポットを当てた主人公」は、「ジャックポットを当てたから主人公」なわけで、それは前提条件なわけです。
「勇者の血をひく主人公」は「勇者の血をひいてるから主人公」なわけですよ。
異世界に転生転移した主人公は、「そこで人間そっくりの異世界人と生活する地球の知識を持つ人物」だから主人公足り得てるわけです。
「こういう主人公」ないし「こういう前提条件」に対して「なぜ」は無いんです。
そこにあるのは、反論なんかじゃなく単に「こういう前提」に対して納得しうる でっちあげ だけです。

一方で、おそらくスレ主さんの反論と近い思想で書かれた小説に宮部みゆきの「ドリームバスター」があります。
これは異世界の住人と地球人とで時間も空間も、それどころか位相が違う感じで、夢の中でしか対面することができない。異世界人は夢を見てる人の脳を利用して活動しているので、言語の問題なんかも完全に無く、おそらくは異世界人の姿形も夢を見てる人の妄想で形作られているので人間に近い。異世界人は現代人の理解の外側にあるけど、夢を通すのでそれは現代人の理解力に変換される、という感じ。実はうろ覚えなんだけども。
ただこれも、別に「反論」ではなくて、悪夢を退治する話だからこのような設定になったってだけの話です。

>「嘘っぽくなさ」を追求するのをやめるのは甘えではないかと思っています。
正直、その「嘘っぽくなさ」が言外に「現実味」って感じの言葉に聞こえるのだけど、もしそのように考えられているのであれば、そこが間違ってるなーと思います。
例えば「ラスベガスで大当たりを当てた主人公」と言ったら、そんな天文学的に低い確率を当てるなんて偶然に頼りすぎててリアリティがない、と思いますかね。
でも、そんな人間は毎日ラスベガスに生まれてるんだから、「現実としてあること」なんですよ。
「納得」と「現実味」は違うもので、いくら現実味があっても嘘っぽさは消えないし、現実味がなくとも納得できるものは納得できるものです。
だから、「ベガスで一攫千金を得た偶然」という出来事を納得できるように書けば良いだけなんです。
そしてそれは、何も「一攫千金を得られるだろう理屈」を考える必要はなくて、例えば
「押し付けられた借金から逃げるため、日本からベガスに来たけど乞食みたいな生活をして無一文で食うものもなくて、もう死ぬしかない、日本に残してきた妻も子供も心配だけど、自分は昔からいざってときに躓いて不幸になる」そんな主人公がスロットのコインを拾ってマシンに入れると偶然ジャックポットを当てて一気に何十億って賞金を手に入れた。
こう書くと、そんな偶然あるわけねえけど、最初に「不幸で可哀想な主人公」を出したから読者は「救われて欲しい」と思うわけで、こんな偶然でも受け入れてくれるわけですよ。
これが「納得」を書くってことで、設定やらで理屈を積み上げていくのも手段の1つですが、それだけに頼ってることこそ創作に対する「甘え」だと私は思う。

異世界言語に関しては最初に書いた通りだけど、そもそも言語に関する内容を書くんでない限り、話題にしなけりゃ良いだけで「違う言語だ」ということを書かなきゃ良いだけだと思うよ。
最近アニメやってる「無職転生」だと、転生だから「赤ちゃん状態は吸収が早くてすぐ言葉を覚えた」くらいにしか書かれて無くて、原作中盤くらいに出てくる、転生じゃなく転移した人物が日本語で主人公に話しかけて、そのとき、たぶんはじめて「違う言語なんだ」って明確に書かれたんじゃないかと思う。
アニメだと絵と声があるから序盤から言語が違うってことが明確だけど、小説は文字だから話題にしない限りは書く必要がそもそも無くて、そういった必要ないことを考えて書いてしまうとテンポが崩れて面白くなくなることも多いし、自分で「不毛ではないか?」と疑問に思われたのなら不毛なんだと思います。
物語に必要ないからそう疑問に思ったんだろうし。
なんにせよ、これも最初に書いたけど、何を書きたいのかっていう目的が不明瞭な気がします。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界の文化や言語を考えるのは不毛か

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