文明発達レベルが現代と変わらない異世界の必要性の返信
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文明発達レベルが現代と変わらない異世界の必要性(元記事)
公募用の小説を初めて作っています。
プロットが完成したため細かい設定を詰めている段階です。
小説の内容は、ある村で怪物の卵が発見されてから20年ほど経過した世界で、卵を刺激しないよう怯えながら共存していたけれどある日ついに孵化。特別対応チームの主人公が活躍して……みたいな内容です。
武器などは現代の技術のものを使う予定です。
スマホなどもあります。
他人の新人賞応募の講評の中に「異世界である必要性がない」というマイナスポイントがありました。
私の小説は、異世界である必要性がありません。
名前を日本のものにしたら成立します。
異世界である必要性のない異世界、というのは大きなマイナスになるでしょうか?
このまま異世界として書くより、現代ファンタジーにしたほうがいいでしょうか?
文明発達レベルが現代と変わらない異世界の必要性の返信
投稿者 カイト 投稿日時: : 0
はじめまして、カイトと申します。
舞台を異世界にするメリットは、作者の好きに世界観を設定できること。
デメリットは、設定説明に終始してしまう可能性があることや、設定いかんによっては今回のように「異世界の必要ある?」と思われてしまうこと。
現代日本を舞台にするメリットは、作者と読者の間に世界観の共通認識があること。
デメリットは、作品と現実にの間に生じる齟齬に読者が違和感を抱いてしまう可能性があること。(たとえば貴作の場合、「怪獣の卵が孵化したら、まずは自衛隊じゃない?」などのツッコミがあるかも)
でしょうか。
現代日本を舞台にしたファンタジーやSFなどの作品は多くありますが、それらは正確には「架空の現代日本」です。パラレルワールドといったらわかりやすいでしょうか。文化や文明レベルは一緒だけれど、少しだけ違う世界。その「少しだけ違う」の部分をどう考えるかが、作品の味にもなると思います。
細かな舞台(地方)を設定することで読者がイメージに引っ張られないか危惧されているようですが、そこはたとえば「長野県」と明記するのではなく、「東北地方のとある場所」とか「N県」とか、いっそ県名は出さずにいきなり架空の市町村名から始まってもいいと思います。首都圏ではない地方の田舎、ということが読者に伝われば、場所の特定は必ずしも必要ないのでは、と感じました。
ただ、「だから現代日本が舞台の方が絶対いい」とは思いません。異世界である必要性はなくても、「書きたいものを描く」というのが作家の強みになるのでは、と考えています。好きなものこそ上手なれ、というやつですね。
とっ散らかった意見ですみません。合わなければスルーしてください。
創作活動応援しています。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 文明発達レベルが現代と変わらない異世界の必要性