描写の特殊なテクニックの返信
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描写の特殊なテクニック(元記事)
小説を読んで地の文の描写や、イメージ描写でちょっと気になるものがあったので質問します。
ちょっと自分でもどう説明すればいいのか分からないのですが、「限られた地の文を用いて、読者がそこから背景や状況をイメージさせる」ものでした。
どういったものかと言うと例をあげるとすると、
①主人公は好きだった同じ会社に勤めている先輩女性に振られる。
↓
②そのせいで主人公は何杯もビールを飲む。向かいの席で他人事のように笑っている同期の親友。
ここの②の部分ですが、主人公が直接居酒屋に行ったという表現は書かれていません。ただ、書いてあった表現、地の文は、
●もう何杯ビールを飲んだかわからない。
●向かいの席で話を聞いた同期が笑っている。
●失恋したことを知った主人公は同期に電話して呼び出した。
●愚痴を吐いている主人公を見て、隣の席で飲んでいるOLが笑っている。
……これくらいですが、自分はこれですぐに主人公は振られたから友達誘って居酒屋でやけ酒しているということが分かりました。
しかし、さっきも言った通り、居酒屋という単語、または居酒屋の類義語は一切使われておりませんでした。なのに、確実に主人公が居酒屋で飲んでいるということは理解出来る。
他の作品でも、学校や教室という表現も使われていないのに、主人公と親友達が学校の教室で会話していることがイメージできる、というものも見ました。
限られた地の文から状況や場所を把握する。
こういうテクニックはどう使えばいいのでしょう?
自分は、主人公がやけ酒している。向かいの席で話を聞いた同期が笑っている……の辺りで、すぐにその場所が居酒屋と分かったので、読者の先入観を利用しているということでしょうか?
描写の特殊なテクニックの返信
投稿者 あざらし 投稿日時: : 0
まずは、あまくささんに御礼を。
説明不足にフォーローしてくださり感謝しております。
本題。
すみません、映画を一本紹介してましたがタイトル間違ってました。
汗顔の至り。
シーンの紹介に引用した映画ですが、正しくは【黒澤明監督:用心棒】です。
間違っていた【黒澤明監督:椿三十郎】は、続編に相当します。
こちらも見事な映画ですので興味がありましたらどうぞ。
ネタばれちゃあネタばれなんですが、映画史に残る有名なシーンもあります。
”逆抜き不意打ち斬り”という『これを殺陣に使うか!』という抜刀術。
あえてネタばれシーンですが、昔の映画に食わず嫌いを持たれている方がいらっしゃいましたら是非どうぞ。
一見の価値があります。https://www.youtube.com/watch?v=cbENunuojXA
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写の特殊なテクニック