なぜ説得力のある世界観設定を作るのはこんなにもおっくうなのかの返信
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なぜ説得力のある世界観設定を作るのはこんなにもおっくうなのか(元記事)
どうもお久しぶりです。如月千怜と申します。
今回は世界観関係の話です。
以前立てたプロット「自分の作ったキャラクター
はメアリー・スーなのだろうか 」であの学園ものはとうとう執筆停止が確定してしまいました。
ただ死蔵させたくないキャラクターがいるので、一部の設定を組み替えて別の作品に使いたいと思っています。
ちなみにすでに情報を公開しているキャラクターの中で、死蔵させたくないと真剣に考えているのはベアトリクスだけです。
ただ使いまわす際に重大な問題が発生していまして。
彼女の武器はオートマチック拳銃なのですが、これを使える世界観の構築が異常に難しいんですよね。
14世紀~17世紀:そもそも拳銃自体が一般化していない年代。オートマは異世界転生で女神さまにチートを貰わないと使用できない。
19世紀:この頃には一応リボルバーが存在しているけど、やっぱりオートマはない。弾の補充は楽になるかもしれないが……
現代:法整備が整っているのでそもそも表立った戦闘が難しい。犯罪都市などを舞台にしてもブラックラグーンと被るし、一応お嬢様な彼女のキャラ設定とかみ合わない。
未来:この頃だともっと高性能な銃が開発されているはず。
……という風に、拳銃が存在している年代すら世界観を作るのがおっくうに感じてしまいます。
これは偏見を持たずに異世界転生チートを書けということなのでしょうか……?どうもリアリティを持たせるのが難しいです。
なぜ説得力のある世界観設定を作るのはこんなにもおっくうなのかの返信
投稿者 ヘキサ 投稿日時: : 2
けっこう前の記事にいまさら追及してスマヌ。春先はいろいろ忙しいので……
アリアンロッドRPGで女のガンスリンガ―で二丁拳銃にして(このシステムは二丁拳銃にしないと火力が維持できないので、これが基本)、イラスト描くのが面倒で「ブラックラグーンのレヴィみたいなのと思ってもらえれば」で自己紹介を済ませたことがあります。
拳銃使いってレヴィが出るまではシティハンターとかトライガンとか、男で一丁のみのスタイルのほうがスタンダードな感じがあったんだけど、漫画やアニメの演出再現をよくやってるFEARゲーで既に二丁拳銃があったわけなので、別にレヴィが特別って感じせんわな。
そもそもレヴィ、中国系移民だもんね。ドイツの名門エリートお嬢様とだいぶ違うし。あと、二丁拳銃って反動でブレが大きくなるんで中距離でも当たらん。レヴィみたいにほぼ近距離で躊躇なく踏み込む切り込み隊長タイプ。シティハンターやトライガン、あとルパンなんかはもう少し距離おいてスタイリッシュに撃つ感じだけど。
……で、銃のある世界観に関してだけど、アリアンロッドRPGではガンスリンガ―の所持しているのは魔導銃(キャリバー)と呼ばれていて、魔導文明の遺産だったかな。他にアルケミストは錬金術の産物としてマスケット銃を所持しているので、これはほんとに「銃使いの職種をやりたい、というコンセプトありき」なので、あんまり詳しいこと突っ込んじゃいかん。
ただ、キャリバーもマスケット銃もサポートが充実していなかったので、高レベルになると他の高レベル用武器と火力差をつけられてしまうので、長く遊ぶ人はメイン武器にはしていなかったな。どっちかというと魔法使い向きのサブクラスだった。理由は早撃ち(相手より早く反応する)スキルがあるので、相手の行動に先んじて補助魔法使うことが多かったから……。
同様にサムライも以前話したザコ殲滅スキルがあるんだけれど、これつまり「西部劇の抜き撃ち」と「時代劇の殺陣」を再現しましたってだけの話。そういうわけでFEARゲーはマンガ的演出が多いので、如月さんはむしろそっちを参考にしたほうがいいんじゃないのかとかすら思ってしまう。ルルブが文庫化しているやつ(アリアンロッドとダブルクロス)は普及率が高いので注目してみて。
アリアンロッドは2Eになってシーフに「ワイドアタック」が追加されたので、ザコ殲滅はサムライの特権じゃなくなったんだけれど、役割的には行動順が速く火力はファイターより低いシーフがこれを持たないと、シーフが使えないクラスになりがちなのでザコの露払い担当にされたって感じ。こんな風に「マンガやアニメの演出優先した結果」と「ロールプレイ(役割分担)を優先した結果」のバランス調整をゲームクリエイターはいろいろ試行錯誤しているので、一種類のシステムにこだわりすぎずにいろいろ見てみよう。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: なぜ説得力のある世界観設定を作るのはこんなにもおっくうなのか