突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信
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突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信(元記事)
あまくささん、ご意見ありがとうございます。
今日ちょっとPCのIMEがおかしいので、短めの返信で失礼します。誤変換あったらあすみまseん。
俺の質問内容については、あまくささんの理解であってます。『普通そうする』のはそうなんですが、生憎と俺が未熟なため、その『普通』が中々上手いことできないのです。分かりやすく手法・書く側の注意事項を教えてもらえたら嬉しいと思った次第。
ミスディレクション系はやっぱり、『読者と主人公が持ってる情報の差異を際立たせる』のが重要っぽいですね。
ぜひぜひ参考にさせて戴きます。
突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
主人公の身近なキャラを黒幕にする場合、それをいかにして終盤まで読者に気づかせないかに全力をそそぐ必要があります。
しかし、この手法で難しいのは正体が明かされた時点で読者に納得感をあたえることができるかどうかです。ただ意外性があればよいというものではありません。明かされるまでの言動と、黒幕であることの理由や背景に矛盾があってはいけません。かと言って無理に辻褄を合わせようとすると言動が不自然になり、読者に気づかれます。同じ理由で伏線も使いにくいです。
一つの方法として、ダミーとして黒幕っぽい人物を配置するという方法はあります。そのキャラに読者の注意を向けさせて、真の黒幕から目をそらす狙いですね。
しかし、ミステリを読み慣れた読者は、いかにも犯人らしい素振りをするキャラは逆に犯人ではないという考え方をします。
そこで、視覚情報がないという小説の特性を利用して、一人の人物を二人居るように読者に錯覚させる「叙述トリック」的な手法が捻り出されたのだと思います。
佐藤とシュガーの例で言うと、シュガー(佐藤の黒幕としての一面)は主人公の前には現れないんですね。しかし読者には見せるというのは、シュガー(佐藤)が黒幕であることを隠すのではなく、シュガーが佐藤であることの方を隠しているのです。
そういう方法で、シュガーは主人公の前に何度も現れているんだけれど、主人公も読者もそのことに気づかないという状況を作っています。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について