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ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写についての返信

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ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写について(元記事)

お世話になっております。

狩猟や戦闘描写のあるライトノベルに挑戦しており、子どもや女性キャラクターも狩りや戦いに参加します。

小説の世界観は以下のような設定にしています。
・刀や弓の製造に関しては、室町時代程度の技術力
・銃はまだ浸透していない
魔法などの超常的な力は存在しない

このような世界観で、子どもや女性が、
①長弓を当たり前に使いこなす
②長弓で鹿や猪などの大型動物を仕留められる
③大剣やハルバードなどをぶん回す
④ハンマーで大岩を砕く
といった描写があったとき、やはり「そんなの無理だ」と興醒めされてしまうでしょうか?

以前、別の小説批評サイトにてこのような設定のライトノベルを投稿した際、「女性や子どもの筋力でそんなことはできない。魔法がない世界観で、事前に『強化人間などで筋力増強されている』などの描写がないのに、体格に不釣り合いな武器を持たせたり、異常な腕力があったりするのはおかしい」との評価を多数頂き、小説云々以前の問題だとの指摘を受けました。

「そういう世界観」ということで説明できないかと思ったのですが、皆様はどうお考えでしょうか?
魔法がない世界観にする限り、このような戦闘描写をしたいのなら、筋肉隆々のキャラクターしか登場させられなくなってしまうのでしょうか…?

アドバイスいただけると嬉しいです。

ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写についての返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 1

女子供が長弓を引くのに無理な理由は、腕力もだけど、それ以上にまず子供は腕の長さが足りないのよね。次に、女性は胸が邪魔して引けないのよね。胸当てをすれば多少はマシだけど、ギリシャ神話のアマゾネスは片胸を切り取ってたっていうから。てかアマゾネスの語源が「乳無し」っていうね。

でもやっぱ私も大野さんと同意見で、エンタメだしね。物語にそういう理由が必要ならそこに注目させるけど、そうでなければ何も問題ないと思う。
ただ、多数の読者に指摘されたってのは事実なのだから、「読者に疑問を与えた」というのは問題だと思う。
おそらく単純に書き方の問題になるから具体例を上げにくいのだけど、
例えば大人の狩人に少女がついていって、狩人は少女には無理だと忠告するのだけど、少女は頑張って大型の獣を仕留めることができました。というエピソードだと、ちょっとご都合が混じってしまい、上手くいって「まあエンタメだしな」くらいの評価になると思う。
でも、
例えば途中で獣に襲われてピンチになって死を覚悟するくらいに追い詰められて、大人の狩人に忠告された通りだったと身体のあちこちが悲鳴をあげるなか必死に、けれど教えられたことをすべてぶつけるように最後の一矢を放ち、なんとか仕留められた、って感じなら、少女の実力もあろうけどあくまで「必死で偶然うまく仕留められた」感を出せると思うので、個人的にはこれくらいなら割と納得できると思う。

別のたとえをすると、「ラッキーパンチ」って子供にでも起こることだと思うのよね。それが偶然このタイミングでしたってことなら問題ないじゃん?
だから、まあそういう「偶然」ばかりの話じゃないけれど、ようは「そういう展開で問題ない書き方」をすりゃいい話で、どうしたら問題ないかを考えりゃ良いと思う。
前述した例の場合は、必死に最後の一矢を当てて獣を仕留めた少女だけど、獣の後ろ足に自分のものではない矢が刺さっていたのに気がついて、自分だけの成果ではない大人の狩人が助けてくれたのだと理解した、とかって補足をつけてもいいし。

身の丈に合わない大型武器の話は、
個人的に面白いなと思ったのは漫画「パンプキン・シザーズ」で小柄な女性が巨大な剣を振り回すシーン。
小柄な女性は足だけに、靴ではなく鎧を装着していて、その足の鎧で巨大な剣を蹴り上げることで振り回してて、現実的に考えりゃこれも無理だと思うんだけど、なぜか全然疑問に思わなかった。
でも、そんなアイディアを考えなくても、やっぱ巨大武器ってエンタメの基本の一つでもあるし別に問題ないんじゃないかなーと思う。

これは個人的に思ってるだけのことだけど、腕力がないからこそ腕力の代わりに重量で押しつぶすってのはある意味理にかなってると思うのよね。
「腕力がないのに巨大武器を持ち上げる」って問題さえ解決すれば。
力がなければ重量や遠心力を使うのは道理だし、まあ、スレ主さんがそのあたりどう考えているのかはわからないけど、私の考えの場合は、この点をどう上手く説明できるかでエンタメとしての説得力は十分にあると思う。

ハンマーで大岩を砕くのは、無理は無理なんだけど、「そういう描写」として書けてないのが問題なんだろうなって思う。
つまり、「ハンマーの一撃で大岩を砕くくらいに凄い力(技術)の持ち主なんですよ」っていう表現なんだから、その「凄さ」に注目した文章を構築できているかどうかが問題になると思う。
状況によるけど、「砕けるわけがない、無理だ、やめておけ恥かくぞ」とさんざん煽ったりとか、落石で道を塞いでる大岩をどけようとするけど硬いし重いしでどうにもならない、そこへ反対側から来た人物が大岩を一撃で破砕して道を通れるようにする、とか。
「いやいや無理だろー」の感情を「こいつ凄え」に変えなきゃいけないんで、言い換えると、「そんなの無理だ」という展開自体はいいんですよ。読者にその感情が生まれること自体は正解だと思う。他の疑問点にも言えることだけど。
ただ「無理だろ」の感情を「凄え」に変換できてないだけなので、前フリを置くとか補足を付け足すとか、あるいは描写自体に手を加えるとかやりようはあると思う。

全体的に挙げられた1~4の要素は、その展開や状況設定自体はエンタメとしての枠の範囲内で何も問題ないと思う。
なのに読者に指摘されたってことは、その状況に説得力を持たせられなかったってことなので、
えーと、他の方への返信に「読者に指摘されて短弓から長弓にかえた」とあったけど、そういうことじゃないと思う。
女子供が弓の扱いに慣れている・獣を仕留められるという状況に説得力を持たせりゃよくて、
例えば弓は威嚇・誘導のために使って罠で獣の行動力を奪ってとどめを刺すって狩りの仕方なら、威力は必要ないから女子供でも弓を使って狩りを出来るし、日頃から弓を使ってるから普通の人より精度が高くて上手いって設定にしても問題ないと思う。
こういう、説得力の問題ではないかなって思う。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写について

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