ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写についての返信の返信の返信
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サタンさんありがとうございます。
>女子供が弓の扱いに慣れている・獣を仕留められるという状況に説得力を持たせりゃよくて、
まさにそれがしたくて私としては「女子供でも弓での狩りを当たり前に、日々淡々とこなすのがこの村の日常」だという印象づけのために指摘のあったシーンを書いたのですが、不評でした。
「小さな子供がうさぎをとってきて年長者に見せびらかして褒めてもらっている」「現実でいうところの中学生くらいの男の子2人が鹿を取って村に帰ってくる」というシーンを書いたところ、小さな子どもが猟犬も連れず短弓で動物を狩るなんて、とご指摘がありました。
個人的には設定が現実離れだから指摘されたというより、サタンさんが仰るように書き方の問題、つまり面白くなかったから設定にも指摘として届いたのではと思います。
が、そこから「現実離れした設定はどこまで許されるのか? これまで自分が読んだ作品も現実離れしたものしかなかったけど、それは魔法ありきの世界だから受け入れられていたのか? 自分はプロがやることをなんとなく真似してるだけだから陳腐なのか?」と悩んでいました。
1〜4の展開がエンタメ的に許される範囲であるのなら、もっと面白くできていれば今回のシーンは受け入れられていた可能性が高い、と考えてよいでしょうか?
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投稿者 サタン 投稿日時: : 1
>というシーンを書いたところ
それは全然問題ない気がするなぁ……なんで指摘が入ったんだろ?
無理のないウサギから入って、現実ではちょっと難しいシカの展開を置くのはとても丁寧で良いと思うよ。
中学生くらいつったら13~15くらいでしょうから、昔で言えば元服する頃で、狩りが日常の集団にあって「獲物を取る成人の儀式」というのも考えられなくもないし、そういうのをする年頃なわけで。
もしかしたら「子供っぽく書きすぎた」とかでイメージに合わないんで指摘されたのかな。
短弓で狩りをしてシカを仕留めてくるという、その「狩りが日常である村の描写」は間違ってないと思うし、見せ方も丁寧だと思うから、その展開自体に問題はないように思う。
>もっと面白くできていれば
それはそうだけど、「もっと面白くできてれば」って言っちゃったら全ての事に同じこと言えちゃうからね。
逆に受け入れられないだろう場合を考えてみると、
・無駄に長い
・本筋じゃない前座や横道で丁寧に書きすぎ
・「日常的に狩りをする」という印象は、読者にとって物語にさほど重要ではない可能性
とか、総じて「読者の興味が向いてない」ってことだけど、そんな感じじゃないかなぁ……。
「子供がウサギを狩ってきた」「10代の少年がシカを狩ってきた」と、丁寧だけど「で、何なの」って部分が無かったら退屈だからね。
上で少し触れたけど、例えば「成人の儀式」って話題でくくると、「村の少年二人が大人として認められた」ってエピソードになるし、そこまで大きくしなくても「冬ごもりの前に食料を確保できた」ってエピソードにするとか。
スレ主さんの場合、何かしら用意してあると思うんだけど、それが弱かった、本筋に対し読者が興味を持てる話題ではなかった、とかそんなんじゃないかなと思う。
「狩りをする村の日常」がそれほど重要でない場合、エピソードで丁寧に描写するより、端的に「この村は狩猟で成り立っていて女子供でも弓の扱いに長けている」とかって説明しちゃったほうが早いしストレスにならないからね。
もちろん印象は薄くなるから、重要ならエピソードで描写すべきだと思うけども。
それと、まあ、こっちは別に聞いてるわけじゃないと思うけど、一応。
>現実離れした設定はどこまで許されるのか?
割とどこまでもOK。むしろ「現実にはないもの」だから憧れるわけで。現実に即したものを書いたって、そんなん面白くもないので。
ただ、現実に近ければ説得力は考えるまでもなく、現実から遠いほど説得力が必要になってくる。
>これまで自分が読んだ作品も現実離れしたものしかなかったけど、それは魔法ありきの世界だから受け入れられていたのか?
そうではないけれど、「魔法」は便利なので説得力を作るためのツールとして万能で簡単なので、重用されてるだけです。現実が舞台としても「ありえない」状況は全然OKだしラノベにはよくあります。
>自分はプロがやることをなんとなく真似してるだけだから陳腐なのか?
真似しなきゃ成長しないので、どんどん真似ましょう。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ライトノベルにおける子ども・女性キャラクターの筋力描写について