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最強厨になってしまうの返信

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最強厨になってしまう(元記事)

私は元々地に足の着いた強さの主人公達が途方もない強さのモンスターに四苦八苦しながら戦う、というコンセプトで作品を作っていました。

しかし最近のなろう系の最強主人公達やスケールのインフレしたSF作品を見ているうちに「こんな奴に負けたくない」「強さに説得力を持たせないと」とどんどん話のスケールや主人公の強さが膨らんでいってしまい、話が破綻してしまっています。

しかし「鬼滅の刃」や「モンスターハンター」を指して「○○太郎様なら鬼や古龍なんて瞬殺ww」などと言えば「キモイ」の一言で追い返されてしまうでしょう。ゴブリンスレイヤーなんて弱い所に魅力があります。実際ちゃんとした作品は他作品との比較などされず作品内でちゃんと敵の脅威や世界観の大きさを表現できています。
実際クロスオーバーされた場合でも、例えばスーパーロボット大戦で原作では街一つの中でウダウダやっているビッグオーが惑星間規模の戦いをするクアンタよりもダメージを稼いでも誰も文句は言いません。

そういう風に考えたいのですが、どうしても「この敵も主人公も○○の主人公や敵なら楽に倒せるだろうなあ」という考えが頭によぎり、どうしても主人公や世界観を、自分の想像力の及ばないところまで広げてしまいます。

こういう風に、他作品と自分の作品のスペックを比べてしまう癖がついたらどうすればいいでしょうか?同じような症状をお持ちの方、昔は持っていた方は少なくない筈です。そういった方はどうやって克服したのでしょうか?

最強厨になってしまうの返信

投稿者 バッキー 投稿日時: : 2

一時期Savinに近い考え方をしてしまっていた人間としてはそれを振り切るきっかけを話したい思います。

一つ目は一度「突き抜けてみる」事です。
具体的に言うと、寧ろ自分が考える中で最大規模の力を持つキャラクターが最大規模のバトルをする話や設定を考案する事でした。
それをうんざりするまで続けていくと段々とその手の壮大な話というのに飽き飽きして、ジョジョのような「とんち」が鍵となる戦いや、ケンガンアシュラやゴールデンカムイのような地に足を付いたスペックで、しかし一定以上のリアリティのあるやり取りが恋しくなりました。
というのも宇宙とか次元だとかを当たり前のように破壊するレベルのバトルというのは、次第に大きな何かのぶつけ合い以外やれる事は減ってきて単調にならざるを得ない側面があります。
一度最大限の力というのを満足するまで表現すれば最早そういった事はどうでも良くなっていきました。

> 地に足の着いた強さの主人公達が途方もない強さのモンスターに四苦八苦しながら戦う
もう一つはこれに近い魅力を再確認出来たことです。
スーパーマンやバットマンで有名なDCコミックの作品には前述のヒーロー二人が対決し、本来力では遠く及ばない筈のバットマンが勝利を収める展開が半ばお約束と化しています。
主にスーパーマンの弱点たるクリプトナイトを持ち出す事や、和解するフリをして騙し打ちにするなど、卑劣にも映えるもののあれこれ知恵を凝らしてスーパーマンに一杯食わせる様から改めてカタログスペックが全てではないと実感しました。
その魅力を心から信じられれば、もし再び頭の中で力比べをしてしまったとしても「それでも○○ならやってくれる」と信じられると思います。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 最強厨になってしまう

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