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物語開始後の説明パートについて (No: 1)
スレ主 若宮 澪 投稿日時:
※この書き込みには嘔吐描写を含む小説の抜粋があります。ご留意くださいますようお願いします。
ご無沙汰しています、若宮澪です。今回は物語の冒頭について相談したく思い、スレッドを立ち上げる次第です。
さて長々書くのもあれなので本題に入るのですが、以下のような描写(a)で物語が始まる場合、次にどのような説明が来てほしいのでしょうか? あまり「どんな説明が来てほしいか」ということを意識して書いたことがなかったので、ご教授いただけると幸いです。
ちなみに私は描写(b)のように続けてしまったのですが、多分よくないんだろうなあ、と。惰性で文章を書きがち、という悪癖があるので直していきたいです。
またコメントする際には恐れ入りますが、そうお考えになった理由を出来うる限り事細かに説明していただけると幸いです。「こうするべきだよ〜」と言っていただけるのは嬉しいのですが、私としてはその理由の方をより知りたく思っております。
ここからは、問題となる描写です。内面描写が明らかに濃すぎるのは分かっているので、そこを指摘していただく場合は、できればオブラートに包んでお願いします。(性癖丸出しの習作として書いていたものをそのまま転載しちゃっているので……)
(a)物語冒頭
今となっては見かけることも稀になった旅客用の列車に揺られながら、私はその手紙を読んでいた。夕暮れ時を告げるかのような朱色の陽光が、その手紙の透明な白色を紅く染める。
『拝啓、私のもと婚約者様へ』
その文言を、果たして私は幾度見たのだろうか? けれども見るたびごとに心の奥底が薔薇の棘に突き刺される。痛みも苦しみも、決して癒えはしない。
『このような形であなたに手紙を送らなければならないこと、心から謝罪させていただきます。何せ私の袖の涙を乾かす間もなかったものでして。もしも事前にお伝えいただければ、ことわりを通したうえでお諌めの手紙を送りましたのに。』
彼女は、冷静に手紙を書いたつもりだったのだろうか?
この手紙の書き出しを読むたびに、そう思う。辛うじて令嬢の手紙の体裁を保ってこそいるが、行間から怒りと哀しみとを感じる。
─それも、仕方ないことだ。
直接頬を張りに飛んできてもおかしくない、とすら考えていただけに、当時は拍子抜けした。いや、安心したというべきだろうか?
そして、安堵したと気づいた瞬間にこれでもかというほど気分が悪くなった。
「うっ……」
思い返すだけで、胃の中を全部ぶち撒けたい気持ちになる。自分勝手で独り善がりで、それでいて情けなくて甘えてばかりの私自身が、本当にどうしようもなく気持ち悪い。
胃の中がぎりぎりと痛む、まるで薔薇の棘をそこらかしこに刺されたかのよう。胸も詰まって苦しい、何かどす黒いものが体をのみ込もうとしているかのように。
熱い、痛い、辛い、苦しい。
何度、いったい何度これを繰り返しているのだろう。どす黒い何かが体を焼き払うかのような熱さに変わって、胸や胃を焼き払って、溶かして、灰を食らい尽くして。身体の中にある血管も、細胞も、それに意識も、ありとあらゆるものが不調を訴えてくる。
落ち着いて深呼吸、すうと息を吸おうとして肺が詰まる。ゲホゲホと咳込み、それにつられて胃の中が出てきそうになる。胃酸が気管まで上がってきて、そこを溶かす。熱くて痛くて、耐えられそうにもない。
もう一度深呼吸を……だめだ息がちゃんと吸えない、浅い呼吸が体に堪える。節々が痛くて仕方ない、どうやっても無理だ……っ!
急いで車両の中のトイレに駆け込む、周りの奇異の視線を一瞬だけ感じたが、それどころではない。口元を押さえながら、慣れない体を動かしてドアをこじ開ける。
便器の蓋を上げて、ドアを閉めて、そして耐えていたソレを吐き出した。口の中に酸味と痛みと、気持ち悪い感覚とが広がって、そしてそれらが消えていく。けれども体中に広がった黒い何かは、決して出ていきはしない。頭の中がぐちゃぐちゃになって、何もかもがめちゃくちゃで。
つん、と鼻を突く匂いが鼻腔の中に広がる。その感覚に誘われて、喉の奥に手を突っ込む。喉に爪が当たって痛い、喉の中に異物が入り込む感覚がどうしようもなく気持ち悪い。少し指を動かす、肺がむせ返るように空気を送り出し、胃がそれにつられて中の物をもう一度食道から胃へと逆流させる。嘔吐感がまたやってきて、手を引っこ抜く。
また、胃からソレが出てくる、吐き出される、飛び散る。全身から力が抜けそうになるのを必死に堪えながら、中にあるものを全部吐き出す。意識が飛びそうになる、視界がぐらついて耳鳴りも酷い。それでもようやく気分が落ち着いてきて、吐き気も収まってくる。ふう、とようやく深呼吸できるようになり、大きく息を吸ったあと流水レバーを引いた。
「……汚い」
あはは、と。たぶん、力なく笑った。あーあ、いったい誰のせいでこうなったと思ってるんだか。こんな事態を引き起こしたのは、全部の責任を取ると言ったのは、そして彼女に傷を負わせたのは、さて誰だろうか。
「全部、俺のせいだろ?」
久しぶりに、自分自身のことを俺、と呼んだ。
あの日から─彼女から何もかもを奪ってから、久しく私という一人称で自分のことを誤魔化し続けてきた。いや、誤魔化してさえいない。
仮面を被った。
自分は冷徹で非情な貴族だと、そういう仮面をかぶって、それを演じ続けてきた。だから、こうして吐く資格も、感情のままにトイレに駆け込む資格も、本当はありはしない。私は貴族だから。
これまで私は、何人傷つけてきたのだろうか。あるいは、サイン一つで何人を死刑台に送った? 声一つで何人を不幸に、紙一枚で何人を犯罪者にしてきた?
言い出したらきりが無い、それくらいには悪行を重ねてきた身だ。それにもかかわらずこうして吐く日々も珍しくなかったあたり、私は徹頭徹尾子供でしか無かったのだろう。所詮は子供が大人のロールプレイをしてきただけ、まあ欠けた自分にはふさわしいのかもしれないが。
はあ、と。一つ、また溜息をついた。
つい先程までそこにあった吐瀉物は綺麗に何処かへと消えていて、それと同時にどす黒い何かが胸の中へとしまい込まれていくのを感じた。
(b)直後のパート
財力と教育、そして大きな権利と権限を与えられる代わりに、それを国のために使うのが貴族であるという。であるのならば、今のこの国に貴族という概念はほとんど残っていないだろう。
列車の外を覗き見る、広がっているのは古来からの田園風景ではなく、鉄筋コンクリートとガラスに彩られた都市だ。それに、夕方の赤い光を丸ごと打ち消すかのように光り輝くネオンサインと、人工灯と、そしてそれに酔いしれた人々と。そんな街を分断するかのように敷かれたこの鉄道は、しかしもともとは田園を走っていた。
ここ数十年の間に、この国は大きく変わった。
もともとこの国の科学技術は諸外国と比べても遜色ないほどには高かった。だが精密機械工業と電気電子工学の飛躍的発達、いわゆる産業革命は既存の社会や環境を丸ごと塗り替えていった。
その影響はもちろん社会規範や道徳、それに社会システムにも変革を強制した。伝統的な支配体制だった貴族制は能力制へと取って代わられ、かつてはお見合いの会場として栄えた旅館は、今となっては風俗バーとしてわずかに残る程度。街中では声高に自由が叫ばれ、親が結婚相手を決める時代など遠の昔のものと言わんばかりに自由恋愛が盛んとなっている。
「……良いこと、だったんだろうか?」
窓から目線を外し、手紙へと目を遣る。先ほどの嘔吐のせいで視界がぼやけて仕方ないので、外部入力端子を使って視覚補正を行った。多重に見えていた手紙の文字がすっきりと一つの形へと縮退していく。
先ほど吐いたこともあって読むのをやめようかとも思ったが、ここでまた逃げたら昔と変わらない。覚悟を決めて、手紙と向かい合う。胸の中にある黒い何かが、また胸を切り裂いて喉元へと迫ってくるのを感じる。(以降省略)
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!物語開始後の説明パートについての返信 (No: 2)
投稿日時:
私から言えることはあるとしたら、この二つのパートには、どのような役割を与えていて、そこからどう外れているから、ダメなのか、ということがわかりません。
なぜこの二つのパートを直接接続してはいけないのでしょうか。
やっぱり小説にはルールなんてないので、作者本人がなにかを理解したうえで、あえてなにかルールを破るのであれば、それは作者の自由です。
つまり、あなたは小説にはルールがあり、そのルールをこの二つのパートの接続という行動が破ってしまった、とお考えなのでしょうね。
しかし、私が読んだ限りでは、そのあなたの破ったと思っているルールがどのようなものなのか、それがわかりませんでした。
もし、この(b)のほんの少しの文章ですら、読者が飽きると思っているのであれば、
bの説明の部分の前と後に一つの段落を開ける意味で改行を複数(決まった数)入れれば解決します。
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
たまねぎ様、コメントありがとうございます! おっしゃる通り、確かに小説にルールというものはないですし、書き方は小説家の数だけあると言われたらそれはそうだと思います。ただ、それはそうとして「読みやすい書き方」というものがあるわけでして。
たとえば下の旧利用者様のコメントにあるように、「こういう風に前のパートを書いたなら、次はこういうパートが欲しい」というものがあるわけです。もちろんそれを分かったうえで敢えて「外す」というのもテクニックですが、私の場合だとそれ以前に「どういうパートが欲しいのか」というものがわからないものでして……。
少し文章がぐちゃ、っとしてしまったかもしれないので整理させていただきます。
つまり、私が聞きたいのは「書き方のルール」どうこうではなくて「読者から見て次にどんなパートが来てほしいのか」ということです。ですので、もしもたまねぎ様が「別にaの次にbが来ても構わない、寧ろその方が自然だ」と「読者として」思われるのであれば、それで良いかなと。逆に、もしも「読者として」このaとbのつながりが「不自然だ」と感じられるのでしたら、「どのようなパートがbとしてきてほしいか」を仰っていただけると幸いです。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 3)
投稿日時:
そもそもパートbがパートaの説明になっていないことにお気づきでしょうか?
aの冒頭で主人公と思われる「私」は元婚約者からの手紙を読んでいます。内容は「私」への恨み言のようです。その後、「私」が激しく嘔吐する描写があります。この内容から読者が抱く興味は、「いったい私と元婚約者のあいだにどんな出来事があったのだろう?」ですよね? もっと端的にいえば、「私は元婚約者にどんな酷い仕打ちをしたのだろう?」です。元婚約者は恨み言の手紙を書いているし、それに対して「私」は嘔吐するほど動揺しているわけですから。
パートaは(やや冗長なのが難点ではありますが)以上のことが読み取れますから悪くない書き出しだと思われます。
であれば、パートbは「私が彼女に出会ったのは~だった」みたいな感じに、さっさと「私」と元婚約者をめぐるエピソードに入って行く方が読者の興味は自然につながるのではないでしょうか?
示していただいたパートbでは、せっかくパートaで読者に抱かせた興味にまったく答えていなくて、「私」の置かれた社会状況などへの一般論になってしまっています。これだと読者はいらいらして興味を失ってしまうおそれがあるんじゃないかと。
まあ、じらしのテクニックというのも無くはないかもしれませんが、それには読者の心理を自在に誘導する技量が必要。パートbがそういうものになっているとは思えません。失礼な言い方になりますが、文脈の体裁を整えるだけのために、さほど本筋と関係ない説明や描写を挿入した感じです。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 5)
投稿日時:
旧利用者様、コメントありがとうございます! あー、バレちゃいましたか(目を背けながら) 実際、体裁を整えるために挿入しました。ですので、bがaの説明になっていないことは承知しております。
一応言い訳させていただくと、物語の構造的にここで婚約破棄のことを説明したくない(主人公が旅をしながら婚約破棄のことを思い出していく、という形の展開にしているため)というのがあります。ただ、それならそれで婚約破棄のワンシーンでも入れておくべきでしたね。反省しております。
aパートに関して、冗長だが問題ないという評価をいただけて安心しました。もう少しパートやシーンの配置について考えてみます。
補足 (No: 12)
投稿日時:
勘のよい方のようで、だいたい言いたかったことを把握されたご様子ですが、一応少し補足します。
ストーリーをどんどん進めるスタイルではなく世界観や情景描写をじっくり書き込みたいという方針なら、示していただいた文章でもそれほど問題はないと思います。
ただ、ご質問の趣旨が「パートbが妥当かどうか第三者の意見を聞きたい」ということのようでしたので、これだけの文章の中だけで難点があるとしたら、
◎パートaのツカミをパートbで有効利用していない
端的に言えばこれかなと思いました。
>物語の構造的にここで婚約破棄のことを説明したくない(主人公が旅をしながら婚約破棄のことを思い出していく、という形の展開にしているため)というのがあります。ただ、それならそれで婚約破棄のワンシーンでも入れておくべきでしたね。
そういう感じだと思います。
婚約破棄のワンシーンまでいかなくても、軽くでいいから元婚約者にピントをあわせる要素があるといいのかなと。bの後半で手紙に戻っていますが、重要なのは手紙ではなく元婚約者です。その面影がまだ見えてこないのがもどかしいかなとは感じました。パートaで読者に喚起される興味はそこだと思いますから、それを完全に途切れさせる文章の挿入はもったいないと思います。
元婚約者との破局にまつわることを具体的に書くのではなく、むしろ平穏な出会いのエピソードとかでもいいんですね。ただ、どこかに破局を予感させるフラグがさりげなく入っているみたいな。
それと、対象読者について考えていらっしゃるでしょうか?
緻密な構成でじっくり書き込んだ小説が好きな読者なら示された文章でよいと思いますが、ラノベ
ないし軽快なエンタメを読みたい読者には、これだとじれったがられるかもしれません。
補足2 (No: 13)
投稿日時:
一方で世界観などを早めに読者に伝えることも重要ですが、それは例えば元婚約者とどこで出会ったかなどを書けば自然に伝わるのではないかと。
状況説明の文章が長めに入るのが絶対にダメということもありませんが、そういうのを読むのをめんどくさがる読者もいることは考慮した方がいいかと。
補足2の返信 (No: 15)
投稿日時:
旧利用者様、補足1,2の方ありがとうございます! 確かにaでの掴みを活かせてないですね、というかそもそも「掴みとしてどのような効果があるのか」というのを意識できてなかったです。書き始めた段階だと「婚約者に婚約破棄された貴族様っていうのが雰囲気で伝わるかな?」程度にしか思っておらず、なら一度、昂るであろう読者の不快感情を中和するためにも世界観の描写を差し込んだほうが良いかな、と判断していました。まあそれ以上に、「次は取り敢えずこれを置いておくべきかな?」と体裁を整えるためにbの描写に走っちゃった感じですが(9割がたこっちの理由)
他の御二方の意見も合わせると、「主人公や婚約者がどんな人物なのか、内省ではなく会話や情景、回想などによる描写が欲しい」といったところですね。端的に言っちゃえば、「嘔吐だの内面描写だのされても二人がどんなやつだったのか分かんないから、さっさとそれを描写しろ」ってところでしょうか?
対象読者に関しては特に想定していないです。というか書き始めた段階では自分が読んで楽しむための物語だったので……。実際に公開するなら、対象はライト〜文芸の中間層になると思います。
今回世界観を早めに提示したのはあくまでも「読者の不快な感覚を取り除くため」ですので、書き直す際には提示段階をもう後に回そうかな、と思っています。今のところは、aとbの間に二人の婚約破棄前の回想シーンを入れる予定です。具体的には、二人が将来を語り合うシーンかな? そこである程度、世界観を会話とか情景描写から伝えたあとにbへと回そうかな、と。
二人はこんな理想を思い描いていたけれど、実際はこうなってしまった(しかも婚約破棄のせいで)といった感じにすれば上手いこと繋がる、と思いますし。
何にせよコメントありがとうございした! 少し持ち帰ってもう一度じっくりと考えてみようと思います。
補足2の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
内省って叙述トリックに使われることが多いのもあります。ワタシがホラー好きな面が大きいですけど、
ーーーーーーーーーーーーー
仮に、【AさんBさんの話】、とかで
⓵Aさんは「Bさんの事を親友と思っていて、いつも一緒に頑張っている」と主観で叙述する。
②次にBさんサイドの話だと「Aさんの本性は、迷惑パワハラモラハラ怪物。そんなAさんに連帯保証人扱いされ続け、Bさんはイライラもやもや、とうとうブチ切れてAさんに復讐を企て断罪成功させる。Aさんは死んだ。ザマー!!」
こうすると、Aさんは独善的な脳内お花畑カス。Bさんはザマァ復讐者に見えます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、ここで第三者C氏の視点を投入。
③C氏から見て、AさんはBさんに対し、かなり配慮と親愛のある接し方をしていた。
むしろBさんのほうが自意識過剰で被害妄想的な人間で、全人類に冤罪をかけまくるクズ。
Bさんは、クラス内の全員といちいち喧嘩を起こした事があり、C氏もBさんに冤罪かけられた事がある。
冤罪だとわかった時も「自分のほうが被害者だもん」アピールばっかりで謝ってくれなかったBさんをC氏は、いまだに嫌っている。
Bさんは総嫌われになるくらい癖が強く、独善的なメンヘラだとクラスメイト全員が理解していた。
だが、クラスの人気者であるAさんがBさんの代わりに謝ったり、冤罪証明を調べてくれたり、真犯人探しをしてくれたりと、うまいこと取り成しているから、Aさんに免じてBさんは許されていた。
そこまで尽くしてもAさんに感謝もしないBに、クラスメイト全員が、半ば呆れている状態だった。
だが、それでも「ハイスペックで、お人良しなAさん」に、クラスメイト全員が好感を抱いていた。
そしてAさんは殺された。
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こう続くと、Bのほうが独善的な脳内お花畑カスで【独善的なザマァを実行した殺人者者。Aさんは冤罪でザマられてしまった被害者(でも、Bさんに依存していたので、いつかこうなるのは当然だった)
になる感じ。こういう叙述トリックを狙うためにも
>内省ではなく会話や情景、回想などによる描写【も】欲しい」って感じですねー
読むせん様への返信 (No: 19)
投稿日時:
なるほど、確かにそういう叙述トリックは狙っていきたいですね。この物語の展開って要は「過剰な自罰傾向」を持つ主人公がその「過剰さ」に気がついて、前を向いていくみたいな感じなので、「内省だけでなく会話や情景、回想などによる描写【も】欲しい」というのは凄い同意します!
ただまあ、主人公の回想なのでどのみち内省描写も入ってきちゃうので……。でも、叙述トリックとして狙っていくという観点はなかったのでありがたいです!
コメントありがとうございました、読むせん様!
読むせん様への返信の返信 (No: 20)
投稿日時:
ネタバレ的な題名になるけど「婚約破棄の真相は藪(やぶ)の中」とかにすると、知っている人は「藪の中(察し)」となって、全編ちゃんと読めたりします。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 6)
投稿日時:
あくまで読者目線で回答するね。
まずは読み始め。
>今となっては見かけることも稀になった旅客用の列車に揺られながら
舞台は現代なのかな。シンプルで分りやすいけど、ちょっと文章を装飾しすぎだなぁ。
>『拝啓、私のもと婚約者様へ』
主人公は女性か。女性が男性の元婚約者に送る手紙を推敲してる……あ、違うか。送られてきた手紙を読んでるのか。
なんで勘違いしたんだろ。「拝啓」から始まってるからかな?
>彼女は、冷静に手紙を書いたつもりだったのだろうか?
あ、主人公は男性か。
なるほど。状況は理解した。
なんかあって男性が手酷く女性を振ったのだろう。それで別れの手紙を読んでて、後悔してる場面かな?
>思い返すだけで、胃の中を全部ぶち撒けたい気持ちになる。
嘔吐シーンいいね。不快感がよく表現されてると思う。
私もこういうの得意だけどしばらく書いてないや。久しぶりにこういうシーン書きたくなってきたw
少なくとも私はこの嘔吐シーンは飛ばさずちゃんと全部読めた。
>自分は冷徹で非情な貴族だと、そういう仮面をかぶって、
あれ? 貴族? 舞台は現代じゃないのか。死刑台? かなりの身分か。ちょっとわかんなくなってきたけど、主人公が過去の自分を後悔し反省している状況なのはわかった。
>次にどのような説明が来てほしいのでしょうか?
まずこの時点でのハテナは「どういう世界観なんだ?」ってとこ。
嘔吐シーンのおかげで「元婚約者の手紙」の印象が吹っ飛んでしまったので、そっちの疑問は、この時点ではなくなってた。
あるいは「吐き出した」ということで一種の答えのようなものを得てしまったのかもしれない。
さて、続けて(b)に。
>財力と教育、そして大きな権利と権限を与えられる代わりに
貴族の説明の続きか。なるほど。数十年の間に急速に発展した貴族制度がある世界観か。ファンタジー世界だと認識していいのかな。
あれ? 貴族制度は廃止とは書かれてないがかなり権力が衰えてるように書かれてるけど、主人公は貴族で人を死刑台に送ってきたほどの立場のはず。
貴族制度が無くなる最後のほうってことかな。主人公は権力を失って逃げるように列車に乗ってる?
>覚悟を決めて、手紙と向かい合う。
あ、また手紙に戻ってる。うーん。ぶっちゃけ興味を失っちゃった事だから、それより世界観を明確にしてほしいかな。
>そうお考えになった理由を出来うる限り事細かに説明していただけると幸いです。
とりあえず読んだときの思考を垂れ流してみた。
惰性で書いてしまう気持ちはよくわかる。たぶん嘔吐シーンとかそうでしょ。たぶん必要以上に長いと感じてるんじゃないかな。
でも、個人的には「そのときの主人公の気持ち」が文章量に現れてると考えられるから、良い塩梅だと思う。
それで、この惰性については(b)に関しても同じように考えていると思う。
けど、前述した私の読書時の思考を見てもらえればわかると思うけど、そこは世界観の説明でいいと思う。
問題かなと思うのは、その説明をしきれてないのに「手紙」に戻っちゃってるとこ。
これも「内面描写が多すぎる」って話じゃなくて、逆で、舞台やら背景やらに触れたくせに説明しきれてないまま内面描写に入っちゃってるってのが原因だと思う。
内面描写自体は、この冒頭を読む限りではそれほど多いとは思わないし苦でもない。むしろ上手いと思う。
でも、ここで(b時点で)知りたいのは、個人的には、どういう世界観なのかどういう登場人物がどんな舞台に立ってるのかってことかな。
世界観については、説明不足的なことを書いてる感じだけど、大雑把には現状でもいいと思う。
けど、相変わらず主人公が誰なのかわからない。「元婚約者を手酷く振って吐くほど後悔してる貴族の青年」という、話を要約した自己紹介しか出来てないと思う。
それと同じくらいに、手紙の相手、元婚約者は誰なんだよ、って部分もある。
それらがわからない状態では「手紙の内容」はさほど興味が出ない。
なので、人物含めた世界観、主人公がどこの誰でどういう状況なのか、「現状」をしっかり書けてない冒頭かな、と思うかな。
なので、(b)の頭の世界観説明はいいと思うけど、手紙に視線を移したあたりから、「この手紙の相手は――」と元婚約者について軽く触れて、物語的にネタバレとかなら人物像だけでもいいから、というのも、元婚約者を語る主人公を書くことで間接的に主人公の描写をして主人公像を描けばいいので、
ここで「手紙を読み進める」って選択は、おそらく展開を進めることになってると思うので、そのまえに「現状」を読者が把握できるようにすべきじゃないかな、と思う。
こんな感じです。
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
サタン様ですか! 前にもコメントを頂きましたね、いつもありがとうございます。
読者目線での回答、痒い所に手が届くので本当に助かりました! 実は一万字くらい書いた段階で「そういえば、主人公像をちゃんと書いてなくない?」とふと思ったんですが、そのときは「まあ内面描写でどうにかなるでしょ」と思ってそのまま無視しちゃってたんですよね……。確かに、主人公の立ち位置とか性格とか、あとはある程度のバックボーンをちゃんと語っておかないと、読者的には混乱(というか白ける?)しちゃいますね。
そう考えると、前の「精霊魔術で行く精霊道」の方も「掴みはまあまあだけど、主人公の背景が描写されてないからいまいち感情移入できない」みたいな事態に陥っていたのかもしれないですね、見返しておきます。
となると、現状の課題としては「主人公像(あるいは現状)を始めの方に提示してあげること」と言ったところですね。言われたらそりゃそうだ、ってなりますけど自分では気づけなかったです。コメントありがとうございました!
ちなみに作品としては「婚約破棄もの」を下敷きに「急速に発展する技術に流されて自分を見失った市民たち」を描こうとしてこうなった感じですね。一度正統な婚約破棄ものを書こうとしたのに、気づいたらこうなってました……。
っと、長々コメントするのもあれなのでここで失礼します。改めて、コメントありがとうございました!
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 7)
投稿日時:
アレやろアレ(-。-)y-゜゜゜
曽山一寿のそやまんがぶろぐ
にあった
「漫画を分からなくしてしまう二大要素は【時間経過】と【場所移動】」
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小説はマンガ違うねんから地の文で
「事件は○○日前の、昼下がりの我が家の事に遡(さかのぼ)る」とか、時間経過と場所が変わった事実を具体的に書けばいけるやろ。
ーーーーーーーーーー
悪役令嬢の婚約破棄ものとか、ど派手に⓵婚約破棄のシーン書いてから破棄されている悪役令嬢は、後出しで、
②実は悪役令嬢には前世の記憶がありました→③今世の○○日に婚約破棄される未来を、前世の記憶で知ってました④ゆえにザマァ返しを準備済みやで!
ってやつと構造は同じよ。読者側が慣れてる。
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
読むせん様、コメントありがとうございます! 確かに時間経過と場所移動に関しては書き方に注意しないと混乱しますよね。あんまり直接的表現は好きじゃないのでそれとなく分かるように場面転換しちゃうんですが、それで読者を疲弊させちゃうと本末転倒だし……。
さて、私としてはこちらのほうが本題なのですが。後半の悪役令嬢の婚約破棄ものについてです。正確には「婚約破棄もの」が持つ「物語の構造」について。
「んなもん他のラノベとか小説
を読んで参考にしろやバーカ!」と言われたらお終いなんですが、読者が「読みやすい」と感じる構造に共通点はあるのでしょうか? 如何せん偏読症なもので、一般的な読み手さんと若干感覚が乖離していまして……。もしよろしければ、「読みやすい構造」あるいは「読みにくい構造」が有する共通点などを挙げていただけないでしょうか?
えっと、コメント長くなっちゃったかもです。改めましてコメントありがとうございました!
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
今回のんで言うと【冗長】かな?
どうせ婚約破棄ものやろな。で吐くほどのトラウマを負ったうんぬんって【読み飽きとる】展開やねん(´・ω・`)
ーーーーーーーーー
こういうのって【うわ、それはマジで吐くわ・・・】って第三者がドン引きできる結果である確率が低い。期待値をあげているつもりだろうけど、逆にしらける。
A、「怖いよ!!超怖いよ!!おしっこちびっちゃうよ!?めちゃめちゃ怖いからね!!?」
とか言われてから話される怪談と
B、「これは○○の話やねんけどーーーーー」
って何気なく話し始められる怪談、A、のほうが観客の期待値が上がりすぎて『その程度かよ(´・ε・`)くだらね』ってなりやすいねん。B、のほうが期待値が低い分、思った以上に怖さを感じて、後でトイレ行きにくくなる。
ーーーーーーーーーーーーー
「読みやすい」って要は「興味を引きやすい」、「読んでみたい」と思わせる事、
そして読み終わった後に満足感をいだかせたり、『どうすれば良かったのかな?』って悩ませたり、続きを読みたくてソワソワさせる事やから。
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厭(いや)らしー引き合いに出すと、ただいま『たまねぎ』氏が大暴れしてますけど、あのひとのレスポンス見るだけで「クッソおもんない」事しか言っていないのが分かると思います。
ああいうのが原始的に「読みにくい」ねん。
本人も興味を持たせることができない事を理解しているから、ヘイトや敵愾心を煽(あお)ることで、閲覧総数稼ぎをしているだけ。ヘイト創作と構造が同じ。「ウンコちんちん死ね殺す死んでやる犯罪」とか言うと、こっちを見てくれるって学習する幼児って感じ。
【吐く】ウンヌンも、ある意味ヘイト構文みたいなもの。傷ついた感情表現を共感まで持っていけるか?逆に「かまってちゃん構文ウゼー」になるか?みたいな。
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標的読者に「婚約破棄もの」読みすぎている層を狙うと、語り手の心の繊細さが「ウジウジウジウジしすぎー」と、ウザがられると思う。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 11)
投稿日時:
読むせん様、再度のコメントありがとうございます! 構ってちゃん構文と言われて何も否定できない……っ! 一応婚約破棄「された」側じゃなくて「した」側が嘔吐してるので、読み飽きた判定まではされないと信じる気持ちを大切にしたいです()
−−−−
一応今回の物語に関してですが、ぶっちゃけますと「嘔吐してやたら内省してる主人公書きたいーっ!」から始まってます。だから、正直な話婚約破棄ものにしないほうが良いんじゃないかな、とは思いますね。まあそれ以前に「習作」というか私の歪んだ欲求の捌け口を求めて書いた感じなので、人に見せるなって言われたらそれまでなんですが。書いてて「あっ、これ人に見せてもギリギリ読でもらえるんじゃね? なら、どう改善するべきかな……?」ってなってこんな風に掲示板へ投稿したわけです。
なので、「そもそもとして読みやすい構造をしていない(=読者に興味を持ってもらえる構造じゃない)」と言われたら本当にそれまでですね……。いやまあ、嘔吐描写削ればそれで済む話かもですが。
ただ、「やたらネガティブ思考な男性主人公が、婚約破棄で相手に負わせたであろう傷に悩み、内省して自己嫌悪していた」のが「婚約破棄した相手の足跡を辿る中で段々と変化していき、救済されていく」というのを物語のコンセプトとして置いている都合上、最初から読みにくい構造を内包している(つまり読者を上手く期待させられない)わけですよね……? うーん、それはキツい。いやまあ、何も考えずにコンセプト決めたらそうなるんだろうけども。
っと、徒然なるままに書きすぎてそろそろ長文失礼でも許されなくなりますね。これにて失礼します、改めましてコメントありがとうございました!
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 14)
投稿日時:
さっと読んだ時にヒロインのネトネト経過と感じたけど、ヒーローのイジイジ系かー。
うーん、シンプルな構造は同じだから、流し読みしちゃうだけかも(-_-;)ってなりますね。
【男主人公の内省】自体は、かなり珍しいんですけど【女の内省】【自罰傾向】は珍しくないんです。鬱とかで無差別連続殺傷とかに出やすいのが男、自殺に行きやすいのが女みたいな。
ーーーーーーーーーーーーー
女性向け婚約破棄とか近年は『毒親やモラハラ夫の洗脳を捨てて、ちゃんと生きよう』って裏コンセプトが大きくなっている印象です。なので主人公が長女ってルートが近年、一気に増えています。
【長女なんだから、妹や弟の面倒を彼らが死ぬまでみてやれ】
【長女なんだから、弟妹のためにバイトして家計を支えろ。なんなら身体売れ】
【長女なんだから、結婚は弟妹にまかせて金を稼げ】
【長女なんだから、老後の両親の介護しとけ】
【長女なんだから、近所の知的障害持ちのオッサンに身売りして子供こさえて金を実家に入れろ】
・・・・・知るかヴォケー\(^o^)/って【家族の愛】を捨て逃げるルート
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民話とかでも、シンデレラとか長女とか、【横暴で我儘な末っ子と末っ子の侍女化している姉】ってシチュエーション多いんです。
子供心に「えー?こういう時、姉のほうが横暴にふるまって弟妹を下僕扱いするんじゃねーの????」と不思議に思っていたので、長女の侍女化現象が近年増えているらしいのを見て「これかー。婚約破棄物語の民話化ww」と関心してます。
ーーーーーーーーーーーーーー
読者が女に偏りやすい婚約破棄だと、傷つけた側の事情とかは知るかヴォケ\(^o^)/寄りになっている印象。
なので、自罰も内省もいいのですけれど
「いやいやいやいや、それ主人公悪くないじゃん????ヒロイン悪質やん?主人公そこまで自分を責めんなよー!!!」
と他人事のように悲劇を開示できる方が、読者の共感を呼べると思います。そういう意味でなら、吐くのは別にあり。
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古い作品ですけど、某海賊漫画ワンピースの仲間の海賊参加事情のエピソードみたいなのが参考になると思う。
ワンピースの作者ってサイコパスに近いので、読み切り作品とかも、どこかシラケた空気感があって悲劇的な過去とかを雑に流してしまう傾向があるねん。
やから、逆に個人の悲劇を淡々と描いて流してしまうことで無常観とあっけない残酷さを強くしてる。
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【泥棒猫のナミ】の海賊参加エピソードがよくできていると思う。作中のナミは危機的状況で主人公一味を裏切って逃げたり、騙して哄笑したりと、普通にヘイトキャラっぽさが強い娘です。ただ、過去回想で読者はヘイトを保てなくなって、最後は仲間になっても許せる!になる。
悲劇感を盛るんじゃなくて坦々(たんたん)壮絶な過去を描き、それを見せた後は、悲劇のヒロインぶらせず、むしろポジティブ風な空(から)元気をアピールさせて、トドメに絶望させる。
イジイジの盛り方を工夫したほうが読めると思う。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 16)
投稿日時:
読むせん様、三度目のコメントありがとうございます! あまり婚約破棄もの(というか受けているラノベ全般)を嗜まないもので昨今の事情はよくわからないのですが、確かに広告などでは「あれだけ自分を押し殺して尽くしたのに婚約者や家族から裏切られた→ふざけんな! もう好き勝手させてもらいますからね!」みたいな漫画が沢山流れてきますね。あれが主流となると、女性の自罰傾向、内省が珍しくないというのも理解できます。というか、寧ろ一昔前に流行っていたゲーム世界への悪役令嬢転生ものの方が若干奇をてらっていたのかも?とも思いました。
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んまあ内面描写と内省が読み飛ばされるのはある意味想定内ではあります。というか今回こんなに自罰傾向の強い主人公を書いたのって、もとをただせば「書きたいから」というだけですからね……。やっぱりちゃんと公開するときには減らすように心がけます、あんまり濃いと読みにくいですしね。
っと、ここまで少し長くなっちゃいましたが。実のところ、書きたいものは「婚約破棄もの」じゃないんですよね。どちらかと言えばロミオとジュリエットみたいな「悲恋」を書きたい。それなのに「婚約破棄」というジャンルを利用しちゃってる。だから「婚約破棄」ジャンルに分類しようとしている割には異常に内面描写が濃くなってしまうわけです。(という言い訳、実際は自罰傾向の強いメンタル限界の男性を描きたいだけ)
だからこの物語って、ヒロインが悪役として展開していくわけじゃないんですよね。強いて言うなら公太子、婚約破棄もので喩えるなら「バックにいる国王陛下」が悪役で、彼が婚約破棄の直接的な原因となる。けれどもなぜ彼が婚約破棄を強いたのかといえば、結局は国の構造や体制、価値観にその根本的な原因がある。それゆえ主人公は……みたいな感じで展開していく。まあ正確には、主人公が行動してから随分と経ってるので、物語としては過ぎ去って戻らない過去への回想、という形になるのですが。その過ぎ去って戻らない最悪の過去を主人公と結びつけているのが冒頭の「手紙」なわけです。だから始めに、内面描写を色濃くしておく必要があったんですね(後付け) 主人公が、これ以外の過去を選べたんじゃないか、というのも込みで公太子に強いられた婚約破棄を受け入れたことを後悔し、嘔吐さえしてしまう。こんな感じを描きたかったからこそのあの冒頭になっております。
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凄い長くなっちゃったので、軽くまとめます。
《内面描写は流し読みしちゃうかも》→習作なので(言い訳) 公開するときにはある程度減らすつもりです、あんまり濃いと読みにくいと思うので。
《傷つけた側は知るかヴォケ!》→とならないように頑張って描写していきたい。ここに貼り付けた時点では一応、女性が「手紙の送り主」に感情移入すると想定して「こいつ婚約破棄して女のこと傷つけたんだろうけど、本人なりには愛してたんだろうな」&「嘔吐するくらい後悔しててざまあみろ!」となるようにした。機能しているかは知らない。
《いやいやいやいや、それ主人公悪くないじゃん????ヒロイン悪質やん?主人公そこまで自分を責めんなよー!!!》→大丈夫ヒロインも悪くない、悪いのは世界だ(某ルルーシュ)という物語の流れなので前提条件が違う(本当は最初に提示するべきでしたね、すみませんでした)
といったところでしょうか? 書きながら私も頭の中も整理していたので、特に中盤は文章が崩壊しているかもです。読みにくかったらごめんなさい……。
ちゃんと整理して思ったのは「そういう構造にするなら、そもそも婚約破棄ものとして期待させない方が良い」っていうことですね。あとは、主人公や婚約者の人格を早めに、回想などで提示した方が良さそうな感じもします。
色々と意見を頂きましたので、一度持ち帰ってどう書くか検討し直してみます。コメントありがとうございました!
返信補足 (No: 18)
投稿日時:
すみません、書きながら頭の中の考えを整理していたので書き損ねが。
>悲劇感を盛るんじゃなくて坦々(たんたん)壮絶な過去を描き、それを見せた後は、悲劇のヒロインぶらせず、むしろポジティブ風な空(から)元気をアピールさせて、トドメに絶望
確かにそうですね、「内面描写でグダグダしている」よりも「空元気を頑張って演じてる」方が読んでてメンタル来ます。実際、このあとのシーンで人と会ったときとかにはできるだけ自然に振る舞う主人公の描写がありますし。ただ、その「悲劇」の範疇がかなり広い、具体的には「婚約破棄」から始まり貴族社会が崩壊するまでの長い年月そのものが本人にとっては「悲劇」になっちゃうんですよね。だから、やるにしても回想シーンとかで、婚約破棄した後に友人が訪ねてきた所を平常心で返す、とかになりますね。
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主人公の自罰傾向について補足しておくと、婚約破棄の負い目を完全に払拭し切ることもできずに貴族社会のトップとなり貴族社会を崩壊させていった、この一連の行動の中で段々と強まっていった感じです。というのも、主人公の主観から見ると「婚約破棄」の負い目から目を逸らすために「貴族社会が悪いんだ」と責任転換して貴族社会の破壊に走ったわけでして。その責任転換に薄々本人自身も気がついていたがゆえに、「社会が変化していき、誰かが没落するたびに」自分のせいだと思いこむようになり、物語冒頭での自己嫌悪×自罰思考へと沈んでいくことになる。
っと、まあこんな感じの背景があります。それでまあ、これを全部一気に語ると面白くないので、旅をしながらかつての自分を思い返していく感じの構造にしているんですよね……。
となると、aの内面描写を削る代わりにかつての回想シーンで「婚約破棄後の本人」を描いてあげたほうが良い、のかな? それで空元気を演出、いやでもそれだと婚約者を捨てたあげく自罰してる、よく見かけるDV夫みたいな印象が強過ぎるような気がしますよね。
うーん、やっぱり読み飛ばされてもいいからaはそのまま放置したほうが良さげな気もしますね。後出しで設定語っちゃっててすみません。あくまでもaの次の段階としてbが相応しいかを聞くつもりだったのですが、いつの間にやらaが妥当かみたいな話になっちゃったので……。
改めましてコメントありがとうございました!
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 21)
投稿日時:
一応、物語全体(一話)はこんな感じになっています。参考までに
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 22)
投稿日時:
ゴシック・サイバーパンクって感じだった。投稿するならカクヨム向け。SFジャンルとかにちゃんと入れて良いと思う、文字選びとかも含めて気持の良いSFて感じ。
ロードムービーって感じで、短編アニメーション映画か、演劇みたい。
物語が高速で観光地や何やらを移動しながらも、何気に【列車という密室】で完結しているので、ドラコンさんとかが好きそう。グランド・ホテル形式の短編集とかにしても素敵やろねー。なかなかおもろかった。読ませてくれてサンクス。
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信 (No: 24)
投稿日時:
あと実体験として言うと、ワタシがいいなーって思ったSF作品書いた人は、「たまねぎくん」みたいな頭がおかしい読者がついてしまって感想欄が作家と変態の2000レスポンス会場になるくらい粘着されて、他の読者が気持ち悪がって感想を残せなくなる。
ぶろっくしても、今度は感想欄から本人のコメント欄やメール機能から、ネチネチネチネチネチネチ執拗に粘着質疑応答を要求されまくり、100%断筆に追い込まれています。
数年前は98%くらいやったねんけど、久々に読み返しに行ったらアカウントごと削除している人と、作品は残っているけど、感想欄すらキモイ粘着されまくって5年ほど応答無くなって断筆率100%になっていたわー
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今回の作品は、作家潰しをしに来る変態がわきやすい雰囲気から、変態がわいた時点で、変態をブロックするとか、爆速でアカウント削除して逃げるとかの対策したほうがええよ(-_-;)
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信の返信 (No: 26)
投稿日時:
お褒めのコメントに預かり恐縮です、やっぱり創作を褒めていただけると嬉しいです!
……2000レスポンス会場って想像つかないです、いったいどんな粘着をされてるんだか。怖いもの見たさで知りたい気はする、なりたくはないですけど。
物語としては冒頭なのでまだ投稿する気はないですけど、対策に関しては頭に入れておきます。忠告ありがとうございました!
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この物語ってあくまでも個人的な趣味から書き始めたものなので、投稿するかはまだ未定です。ただ、せっかく「好きだ」と言ってもらえた物語なので、全部書き終わったら、もしくはまた何か相談したいことがあったらここに晒しに来ます。その時にはぜひ、また相談に乗っていただけると幸いです! ここまで相談に乗っていただき、ありがとうございました!
……ちなみにこう宣言しておかないと、ほぼ確実に興味失って絶筆しちゃうんですね()
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 27)
投稿日時:
結構好きなSF書きって、そうやって潰されてきたので(-_-;)マジで「こいつ」みたいなノリで粘着してくんねんな。
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ワタシとか、作品感想は、できるだけ一人で10も20も連続で書かないように気を付けてます。他の感想者の間に、ばらけるタイミングで書いているだけで合計20個超えたことはあるけどね。
感想も、あえて短めに書いて、長文ならメールとかで書かせてもらうか、レビューで長文を書かせてもろたりね。
他の読者が気軽に「面白かったです」って感想を書き込みやすい【空気】って大事やからね。
私一人【だけ】で感想欄10も20も埋めていたら、第三者がしゃしゃり出て感想を書きにくいやん?超長文感想しか書いてない感想欄とかやと、自分も長文じゃないと感想書いたらアカンよな~って思いこんで感想書くハードル高なるし。
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そういう【読者なりの空気読み】ってありますから。でもって空気読まない暴走機関車みたいなのがドガシャーン!!!って突っ込んできて作家断筆事件になるのんは【ネット小説の読者】なら10人や20人は経験済みです。
同人怖い話とかの『肉般若』『神がラリってる』みたいな【狂人の分母】が、ネット小説ブームのせいで、明らか増えちゃってんですよ(´・ω・`)
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私はこういうやつを『疫病神』って呼んでる。こいつに好かれた作家も作品も【不幸】にされるから。
いるだけで人を不幸にする存在、好きな人や物の運気を吸い取って不幸にしてしまう穢れの塊みたいな人間って、可哀想やけどおるねんな。
疫病神に惚れられないようにね。
物語開始後の説明パートについての返信 (No: 23)
投稿日時:
まず重要なことは(回答が少しあなたのおっしゃることからズレますが、必要なことなので言及します。)、
小説というのは全ての行、全ての段落が時間的に連続しているわけではないということです。
まず、あなたにはその意識が足りないのではないでしょうか?
つまり、(a)の後の続きを、(a)と時間的に連続した部分にしなくてはならない……とあなたが思っている可能性があります。思っているのかいないのかは、まだわかりませんが。
そんな必要は全くありませんよ。だから、(b)が時間的に連続していなかったり、描写がつながっていないということは、問題にはなりません。
その上で言うと、(a)を書いてしまうことによって、(a)がこの小説において重要な部分だということが確定します。(ちょっと厳しすぎますが。)
ですので、後で(a)の次の展開をどこかに持ってくるわけで、(b)そのものがその
「(a)の次の展開」の妨げにはならないので、私は問題ないと思います。
だから、あなたがことさらに(b)について気にするのであれば、
「とにかく小説として、(a),(b),その後の全てが、自然につながっているか」
ということを気にしたほうがいいと思います。とりあえず現在のところ、問題は見当たりません。後で書き直せばいいですし、推敲のし過ぎは勢いを殺す、とこのサイトにも書いてあります。私もそう思っているので、推敲の必要はありません。
物語開始後の説明パートについての返信の返信 (No: 25)
投稿日時:
たまねぎ様、再度のコメントありがとうございます! 時間経過と物語の進行は別である、ということは頭の中では一応理解してます(実行できてるかはちょっとわかんないですが……)物語としては一区切りつくところまで書き終わっていて、気になったからここに投稿した感じですね。
たまねぎ様としてはaとbのつながりに問題はない、つまりこのまま突っかかりを感じることなく読んでいける、ということですよね?(読解力に自信がないもので……確認だと思っていただければ)
実際、私も初読段階では「問題なし」と思ったので、やっぱり私みたいに思う人もいるんだなと安心できました。ただ、他の方々の中にはやはり「これでも良いけど、できればこんな感じのシーンが欲しい」という意見も見られましたので、もう少しじっくり考慮していきたいです。
コメントありがとうございました! 返信に関してですが、たまねぎ様が「まだここらへんについて言いたいことがある!」場合は頂けると幸いです。逆に、「まあ言いたいことはないけど、礼儀的に返信したほうが良いかな?」という場合なら返信していただかなくても構いません。言うことなくても返信し続けちゃう、みたいになっても悲しいですし(体験あり)
っと、長文失礼しました、良い一日を!
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信 (No: 28)
投稿日時:
強いて言えば、好きな人に振られて吐くってのがちょっと大げさかなと。
好きな相手の描写も入れると、もっとよくなりそうです。
村上春樹の話で、夫がいる女性と浮気ばっかりしてる人が本気で好きになった人(夫がいる人)と一緒になれなくて、餓死する話はありましたけどね。
この主人公が絶望しているということを表す方法は、ものを食べたくない、ということ以外にも色々あるかと。
たとえばそれまで品行方正な人だったのに、酒飲んで女侍らせて乱痴気騒ぎをして、国が財政破綻しちゃった、なんて短編も考えられます。なにもする気が起きなくなる、というのもありますし。
振られて色々あって、最後は熱を出して死ぬ、というのも三島由紀夫が書いてます。
一番普通なのはうつ病や不眠症ですよね。
うつ病になると、食べ物も味を感じなくなり、性的なことにも関心がなくなります。
うつ病をリアルに書いている作品は少ないのですが、日内変動、口数が減る、などなど症状は多岐にわたります。
正直うつ病患者からしたら、小説なんか書いてる場合じゃないのでうつ病の小説が少ないのですね。
物語開始後の説明パートについての返信の返信の返信の返信 (No: 29)
投稿日時:
たまねぎ様、再訪ありがとうございます。
そこに関してはちゃんと分かってます、ここで吐いてるのも「好きな人に振られたから」という理由だけじゃないですし。
相手の描写に関しては、皆様の意見も踏まえてaとbの間に挟むことにいたしました。修正した全文も公開していますので、良ければご一読くださいませ。
https://ncode.syosetu.com/n7380jq/2/
では、良い一日を!