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戦記ものについてなのですが…… (No: 1)

スレ主 ソラナキ 投稿日時:

初めまして、ソラナキと申します。なにぶん至らぬ点があると思いますが、どうぞ広い心で許していただけるようお願いいたします。

さて、それでは本題に入ります。
今までファンタジー系ばかり書いていたのですが、最近戦記ものを書こうと思い、それの設定を作りました。
ですが詳しいところまで煮詰めていくと、wikiだけでは不安になるというか、知識人の方々のお力を借りたいというか、そんな気分になりました。

まず、都市国家についてです。
端的にストーリーを説明しますと、大きな都市国家の長の継承権を持つも市井で家族とともに暮らしていた主人公が、新しく即位した王に物理、精神的に酷い目に遭わされて、彼らに復讐を誓うというものです。
時代は古代中国。乱世の真っ最中であり、一応魔術も登場します。まあ主人公及び敵勢力も使わない(限られた預言者という賢者しか使えないし預言者間による制約で個人や国のために使えない)のですが、問題は都市国家という制度です。

色々と調べていると、都市国家というのは王様の下各地で独自の体系を築いたもの、ということがわかりました。少なくとも古代中国の周とか、そんなとこだとそんな感じだと思います。
それで、周の後期ではその都市国家の長が王と名乗った、というところまではわかったのですが、その都市国家間で戦争を行うことは可能なのでしょうか?

そして、戦争を行う為には金が必要ですが、皆さん戦記ものを書くときは金銭はどこから仕入れますか?
転生ものなら現代商品の流通っていう、転生者の主人公か同じ転生者にしか使えない最強の『金の成る木』を使えますが、転生ものではないのでそこら辺の金策をどうしようかと悩んでまして。
それに、富裕層にはなんかステータスになるものがあるという印象があり、それを利用して儲けるというやり方がありますが、そこら辺はどうやって作るのでしょうか?

教えてください、お願いします。

カテゴリー: 設定(世界観)

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戦記ものについてなのですが……の返信 (No: 2)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

まず、古代的な都市国家と、中世的な都市国家は本質的に性格が異なります。中国の周をイメージされているのなら古代的な都市国家ということになりますが、そこは理解されているでしょうか?

古代的な都市国家について、ざっとご説明します。これは簡単に言うと、自然発生的に成立した農耕集落の発展形と考えてください。
都市国家よりも広い領域に広がる上位の権力構造は、事実上まだ存在しません。したがって上位の権力によってもたらされる「制度」「法律」もありません。経済も自給自足が基本なので、「金」というものは実質的には機能していませんでした。
「制度」「法律」「貨幣」というものが機能してくるのは、歴史の発展プロセスからいうと次の段階になるんですね。

古代都市国家は、成立した段階では「農耕集落」に毛が生えた程度の小さな単位です。まだ法律や上位の権力が存在しないため、いつ外敵から侵略されるかわからない状態に置かれています。それでは危険なので、集落のまわりに城壁を築いたり、武装を整えたりするようになります。また都市国家同士で手を結んで敵に備えたり(外交)、「交易」によって力を蓄えたり(経済)、武力によって他の都市国家を支配下に組み込む(軍事)勢力も現れてきました。
このようなプロセスを経て広大な領域を支配する「大国」という存在が割拠する時代に移行し、大国の支配者は「王」を名乗り、その流れの中で初めて原始的な形での「制度」「法律」「貨幣」などが作られるんです。
中国の周~春秋戦国時代はまさにそういうプロセスの渦中にあった時代で、戦乱の中で未熟な形ながら農耕集落の域を超えた国家が成立し、この状況は秦の始皇帝による中国統一によって一応の完成をみます。中国において「制度」「法律」「貨幣」「度量衡」「官僚制度」などが確立したのは秦の時代以降ということになります。
秦の時代以降何度も統一王朝が崩壊し、一時的に戦乱と群雄割拠の時代に逆戻りしたことがありますが(三国志の時代が有名)、秦が基礎を作った制度・社会・経済・権力構造が完全消滅はしなかったため、中央と地方の制度が混在する複雑な状況になったんですね。

このような前提からご質問に回答するなら。

>その都市国家間で戦争を行うことは可能なのでしょうか?

可能です。というより、上記のように小勢力の統合が進んだ時代であり、統合の大きな原動力が戦争でした。

>戦争を行う為には金が必要ですが、

金は必ずしも必要ありません。必要なのは金ではなく、人間集団に対する「動員力」です。
例えば日本の歴史に置き換えて考えてみてください。平安時代末期の源平合戦では、源氏や平家の軍勢は別に金で雇ったわけではないんですね。平家の方の平清盛は日宋貿易で経済力を蓄えるということも進めていましたが、これは当時としては物凄く先進的。対する源頼朝は東国の武士たちが自ら開拓した土地への権利を保障するという形で主従関係を結び(封建制)、貨幣の力は使わずに平家に勝利しました。要するに金がなくても集団を従わせる手段があれば、農業も栄えるし軍隊だって作れるじゃないですか。もちろん支配者には農民や兵士を食わせていく力は求められますが、それは現物支給でもかまわないわけです。(正確に言うと封建制というのは自分で農作物を作って確保する権利を保障する形をとります)
それから何百年かたった戦国時代でも、織田信長が現れるまで武将たちは貨幣をそれほど重要視していません。武田信玄の軍団も主力は元々の家臣団と農村から徴発した兵力です。だから農繁期には戦が起こしにくいという弱点があったりしました。堺の商人との結託や楽市楽座(自由経済の推進)で金を蓄え、それによって足軽を雇ったり鉄砲を購入したりしたのは織田信長の革命的なアイデアだったんです。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

中国史という観点からもっと詳しくみていくと、古代中国には殷というモンスター的な巨大勢力が一度成立し、崩壊した後に周の時代になります。それがあるため単純ではないようですが、歴史の発展段階としてシンプルにまとめると上のような感じだと思います。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信 (No: 5)

スレ主 ソラナキ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

おお、ありがとうございます……!
なるほど、戦争に必ずしも金は必要ないと。確かにそうですね。

なら、一度大陸が統一された状況が崩壊し、各地に都市国家が発生。主人公はその中でも一際大きな都市国家の王の継承権を持ち、という形でいいでしょうか?
一度大陸が統一されたので紙幣制度などはある程度残り、崩壊した後も各地の都市国家で似通った元の法律が使用され、度量衡もある程度統一されているような感じで。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信 (No: 12)

投稿者 あまくさ : 0 No: 5の返信

投稿日時:

>なら、一度大陸が統一された状況が崩壊し、各地に都市国家が発生。主人公はその中でも一際大きな都市国家の王の継承権を持ち、という形でいいでしょうか?
>一度大陸が統一されたので紙幣制度などはある程度残り、崩壊した後も各地の都市国家で似通った元の法律が使用され、度量衡もある程度統一されているような感じで。

その場合、都市国家というより乱世の地方勢力としての封建国家をイメージした方がいいと思います。
中世の都市国家というのはヨーロッパのヴェネツィア、日本の堺みたいな感じになるのだと思いますが、これらは歴史が進み商工業が成熟した結果生まれた新たな拠点なんですね。しかし、基本的に軽武装の通商国家を志向することが多く、戦争は好まないんじゃないかと思います。他国の戦争を利用して有利に立ち回ろうとはするかもしれませんが。
戦争って本来は農業国家がやることですよ。農耕には土地が必要なので、どうしても戦争になるんです。商人や遊牧民は敵と遭遇しても戦いを避けて他に移動することが可能ですが、農民が侵略を承けたら畑を持って逃げることはできませんよね? 徹底的に抗戦するほかないんです。
農業国も勢力を広げて豊かになれば商人も集まるし、学問や文化が発達して中心地は華やかに都市化したりします。でも、そういうのは都市国家とはいいません。
プラス、戦記ファンタジーということなら、三国志か日本の戦国大名をモデルにすればイメージしやすいと思います。というか実際問題としてこのジャンルは、そのへんすでにかなりモデルにされているはずですしね。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 18)

投稿者 あまくさ : 0 No: 13の返信

投稿日時:

三国志は古代周王朝の時代よりはだいぶ下りますが、それでも日本で言えば弥生時代ですからね。ご存知と思いますが卑弥呼の出てくる「魏志倭人伝」って、『三国志』のおまけみたいな文献です。
周~春秋戦国時代も多くの故事が残されていて面白いと思いますが、題材にするのは難しい気がします。
今手元にあった『中華文明の誕生 世界の歴史2 中央公論社』という本をぱらぱらっと読んでいたのですが、例えば戦国時代に都市と領域支配の様相に変化が見られるらしいです。その要因の一つは「鉄器の普及」だとか。それまでの軍団構成員は都市居住民が中心だったのが、鉄器の実用化によって農村の生産が効率化し、その結果農民主体の歩兵部隊が編成されるようになったんだそうです。結果、伝統的な諸侯勢力が役割を終え農村に軍事拠点をおく新興領主階級(封君というらしいです。そう言えば孟嘗君っていうのが居ましたね)みたいなのが台頭したのだとか。
貨幣どころか鉄器の普及とかそういうレベルの話になってしまい、ちょっと手に負えない感じです。彼の国はすごい。三千年の歴史おそるべしです。

戦記ものについてなのですが……の返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

>> 都市国家間で戦争を行うことは可能?

可能。たしか籠城戦で食料尽きたから避難民(平民)の家族を【肉】として徴収した話あった。祖母が提供される話に決まりかけたところ、嫁いできた妻が義母のために身代わりで【肉】になり食われた。
妻は年上で敬うべき母と嫁ぎ先の御家のためによく頑張った・・・これぞ妻の鏡!!という話を美談(ウサギの献身話などがある仏教的にも、年上を敬う道教的にも)として流布しまくった話を又聞きしたことある。

似たようなことが起こった際、老婆より若い女を食わせろ感が凄いよね。しょっちゅう籠城しないといけない騒ぎが起こっていたんだと思う。
========================
また都市国家で敗戦国は家畜国、奴隷国みたいな感じで農作物や若い人間を奴隷としてテイクアウトできたはず。

そうじゃなかったら、中国の総人口のほとんどが「漢民族」って状態おかしい。
中国はモンゴル系やロシア系、アジア系とかぐっちゃりの多民族国家のはずやもん。

青い目のロシア系中国娘を敵国高官の妾か女奴隷として賄賂がわりにプレゼント★とかも聞いたことある。

少なくとも戦争による旨味はあるはず。
=================
>>戦争を行う為には金が必要ですが、皆さん戦記ものを書くときは金銭はどこから仕入れますか?

お金が信用できる設定なの?

今の中国は日本の土地買いに来たり、ウェブマネー移行が進んでいますが、その理由が今の中国の国家と国家紙幣を信用できないから、という面もあるようです(他の理由もあるけどね)。ジンバブエドルとかの騒動もザラ。

戦国時代なんかは中国の使用不能になった貨幣を使ったりもしていたものの、現物ほど価値無いわwわバーカwと馬鹿にされていたような描写がもののけ姫であったような・・・対して砂金は普通に価値が固定されていたんだよね

忍たま乱太郎で山賊が寺の仏像や鐘を盗み、その金属で偽造貨幣を量産していたエピソードありましたよ。仏像や鐘を盗んだことは悪いことですが、偽造通貨は当時の世俗的にぎりぎり合法★って土井先生のレクチャーがあった・・・はず。

小判でも○○年の小判は純金だけど、○×年の小判は鉛混ぜてかさまししているから価値は○○年小判の半額!!とか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ログホライズン」だと、そもそもモンスターが貨幣に変わるシステム。
転じて貨幣を芯にして魔物いう物体を製造する工場的なものが、選ばれし少数民族に秘匿&管理されており、少数民族は全滅覚悟の悲壮な決意で主人公たちの前に立ちふさがる・・・・みたいなシーンあったよね?たしか。

======================
貨幣は見直した方がいいと思う。貨幣の歴史でググれ。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信 (No: 11)

投稿者 読むせん : 0 No: 6の返信

投稿日時:

えぐ?・・・・・ああなんだ食人か。

中国、食人で検索すれば呆れるくらい出ますよ。中国の古典文学にも、ざらにあるエピソードです。
たぶん食人禁止ってキリスト圏の教え寄りなんですよね。アステカとか民族的に食人するとこはするし、厳しい条件下―――海での遭難とか、もともと食糧事情が厳しい地域や孤島なんかでは仕方なくやる。

食人より自殺の方が重い罪だから。

チンパンジーとかも食料に乏しい痩せた地域のは共食い習性がでる。

日本ではそもそも仏教による殺生禁止文化もあるね。それでも戦国時代は食人やって生き延びた人も結構出た。『鳥取の飢え殺し』とか。

日本における毒食い文化(フグとか紅天狗茸の水煮や蘇鉄がゆ、猛毒に近いこんにゃく芋のこんにゃく)は飢饉時に発見された食べ方らしいし。食人より自殺覚悟の毒食いのほうが選べる文化。

籠城戦が必須の国、地域では食材探しに行けないから、食人ざらにあったみたいよ?ヨーロッパでも聞いたし、進撃の巨人の話観ていて「人が共食いしてないのおかしいな(おいこら)トンデモ展開フラグだな」になった派

日本にうまれてほっとする瞬間(笑)

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信の返信 (No: 14)

スレ主 ソラナキ : 0 No: 11の返信

投稿日時:

おお、そんな感じですか。……でも食人はちょっと書ける気がしないので、そこら辺考えます。ありがとうございます。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 17)

投稿者 読むせん : 0 No: 14の返信

投稿日時:

イベントとしては中国的バイオレンスで悪くはないと思いますけどね。

食人鬼の住処である要塞に、豪傑達が乗り込んでぶっ倒す、田中芳樹の【纐纈城綺譚(こうけつじょうきたん)】とか、中国のファンタジー小説【水滸伝】においては旅の途中の見知らぬ旅館か食堂が食人屋敷で、あわや主人公たちが人肉饅頭にされかける。とか

食人者とか、間違いなく悪いやつとしてぶっ倒せますし、ファンタジー系なら擬態型の人間型モンスターの巣窟!!グールやゾンビの村!!モンスターと癒着して、旅人を生贄にささげるカルト村!!みたいな逃げ道もありです。

======================
別トリビア書く

金はざっくり2種類になる。
①特殊な食品
②男子小学生的なノリ

①は他の方も言われているスパイスとか、塩ですね。日持ちはするしでも必要的な。
カカオ豆とかは10粒でウサギ一匹と交換できるくらいの価値が原産国ではあったそう。ショウガは一かけで羊一匹分と交換OK!!という感じ。
金属貨幣とかも、鍛(い)溶かして武器や防具、鍋カマに加工OK★な現物面でもあります。金貨や小判の金(きん)もゴールドですね。

日本はけっこう近代までゴールド本位制という貨幣システムを取っており、「日本円は日本銀行に持ってきてくれたら相応の量のゴールドとお取替えさせていただきます」という信用で無双していたので、その名残で貨幣への信用度が高い。

②は、はじめ人間ギャートルズとかにおける、マンモスの牙とかサーベルタイガーの毛皮とか。

同じものを入手するには、命がけでマンモス狩りをしたりサーベルタイガーを狩らなければならない

・・・・それをやり遂げた俺、カコイイ!!(*'▽')ウェーイ!!みたいな。

たとえ、それらを自分で狩って剥いだわけでなくとも、それを所持している点だけで称賛に値する事になる。
命がけで入手するしかない【それ】を譲ってもらえるほどのコネクションを持っているか、交換しても良いくらいの品物を提供できたから所持しているわけだ。

現代における【お金持ち】が格好いいのは、入手難易度の高い「お金」というものを、たくさん持っているから。それがカラーコピーで刷って作った安易な偽札だったら一転して格好悪くなっちゃうわけだ。

他の方の言っておられる貝=貨幣は2種類あり①そもそも貝が取れない山奥でのみ流通される。中国はこっち②海辺の町の貨幣で、浜辺で5時間ぐらい必死に砂を掻き回していれば、1個くらいは見つかる。になります。

貨幣は知らんが、モンスターが出る世界設定なら①も②も出すことはできる。

戦記ものについてなのですが……の返信 (No: 7)

投稿者 サタン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

あんま詳しくはないけど、というか古代と言っても時代と文化圏で内情は違うから大別して都市国家という枠組みを指しても「こうだ」と断定することは難しいんじゃないかと思う。

>その都市国家間で戦争を行うことは可能なのでしょうか?
都市国家VS都市国家の図なら普通にあること。
ペロポネソス戦争はアテナイVSスパルタだけど、両方ともギリシャの都市国家。
でもそれはわかりきってると思うから、たぶん
都市国家内の王に従う地域Aと地域Bが戦争を行うという図、という感じの疑問なんかな?
パッと具体例が思いつかないけど、ないことはない。
普通ならそうした諍いになるのを防ぐのが王の役目でもあるから、正常な都市国家には無いと思う。あったとしても小競り合いで、兵士も「ここで死んだら馬鹿だよなぁ」とか思いながら戦ってたと思う。
ブチ切れてるのは領主のみなんて名前も残らない小競り合いの戦争は山ほどあったんじゃないかな。
ただ、わかりやすい例で言えば長男派の地域Aと次男派の地域Bといった、政争の要素が絡む内戦は起こりうるわけで、あるいは王が決断せず焦れた地域Aが勝手に仕掛けるって愚策をすることもあるだろうし、暗殺や謀略が露見して報復戦争なんてこともないわけではないと思う。

>戦争を行う為には金が必要です
昔は、兵士(民兵・傭兵)に給料が出なかった事も多い。単純に軍資金という意味で言うと税収のみかなと思う。金よりも兵糧のほうが重要だったから、保存食を作るための塩の備蓄とか。
でもお金が不要なわけではないし、兵士もタダ働きするわけじゃない。
お金は、戦争相手から略奪することで補填していて、それは当然の権利でした。
なので戦力を整えるための武器工場や兵器の制作資金にはお金がかかりますが、そもそも「戦争するにはお金が」という考えが無かったと思う。
戦争したあとで考える事、じゃないかな。
戦争して相手を滅ぼすほどの価値が相手になければ戦争に勝ったところで損なので、逆を言えば王に贈り物を続けてれば滅ぼす価値がなくなるので、力のない豪族はそうやって都市国家の一員になったりしてた。
まあ、言い換えると何をしても滅ぼす価値のある土地(広大な農地があるなど)だと、それこそ軍資金なんて考えずに戦争ふっかけてた。

ファンタジーや漫画などの歴史モノだと、現代的な感性が混じるために略奪や奴隷は悪いことと断じる傾向があるので、そこで今回のようなお金に関する疑問が生まれるのではと思う。
略奪を禁止すると、民兵や傭兵の主な収入源が禁止されるって事なので、それと同等の報酬を用意する必要がある。つまり多くの軍資金が必要になる。
逆を言えば略奪を許可すれば兵士に払う報酬を用意しなくて良いし、現代と違って弾薬など消費する装備が少なく(矢などは戦闘が落ち着いたら回収してた)、事前に用意すべきは兵糧くらなもの、……って言うほど単純じゃないとは思うけど。

>富裕層には
ほとんどイメージで語ってる部分も多いんだけど、そもそも富裕層の中でも貴族に類する人は領地を持ってるので、税収が主な収入源です。
それ以外の事は商人や芸術家に出資したり個人では難しい貿易に手を出したり、という感じです。
富豪になった商人は、もちろん商売で財を成しますが、金持ちのステータスになるようなモノはいつの時代も「他者が持ってないような珍しいモノ」なので、貿易を利用して、という感じになるでしょう。
シルクロードの絹製品や香料が代表的ですね。
でも、それを「戦争の軍資金とするために商売してる」というのはちょっと変だと想う。
フランシス・ドレイクがイギリス国家公認の海賊になって仮想敵国のスペイン相手に略奪しまくったけど、それで持ち帰った財産はイギリスの国庫の2倍だか3倍だった。
これは稀有な例だけど、そういう略奪が当たり前の時代にチマチマ商売して軍資金ためてる、というのは変かな。

つまるところ、これは個人的な意見でしかないけど、古代や中世において戦争っていうのは「お金を稼ぐためにするもの」という側面もあったので、軍資金というのは考えにないのではないかと。

戦記ものについてなのですが……の返信 (No: 8)

投稿者 田中一郎 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

古代中華ベースだと考えられるパターンとしては、
1.名士や大商人のパトロンが援助してくれる
2.他人(悪徳商人、腐敗役人、山賊など)から奪う
3.先祖伝来の財産
4.侠の親分、名家の子弟、役人、これらが回りの人を率いて挙兵
このあたりですね。
1のケースは始皇帝の父親、荘襄王が有名でしょうか。「奇貨居くべし」の故事ですね。人柄、能力、血統、それらに将来性を感じて先行投資する感じです。三国志の劉備もこのパターンです。
2は項籍(項羽)の叔父、項梁が典型例でしょうか。会稽郡の郡守を討って印を奪い、自ら会稽郡守となって挙兵しました。古代ではありませんが、明の太祖、朱元璋もこれです。白蓮教という宗教を母体にした反乱軍を乗っ取り、最終的に中華を統一しました。
3は曹操が有名ですかね。私財をなげうって兵を集め挙兵しています。
4が一番ありふれたケースかも知れません。とりあえず手持ちで挙兵、あとはその辺で色々な相手から奪います。劉邦、董卓、張角(黄巾賊)、陳勝(燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや、の人)孫堅(呉の孫策、孫権の父親)、などなど。中華の乱世ではこれがスタンダードな感じです。

商売等何らかの手段で儲けるのはおすすめしません。
あっさりと儲けるのではリアリティがなく、戦記物に重要な説得力や重厚さが失われます。苦労工夫して儲けるなら、そのために割く文量が増え、主人公の本来の目的が散漫となるおそれがあります。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信 (No: 15)

投稿者 田中一郎 : 0 No: 10の返信

投稿日時:

ちなみに古代中国にも貨幣はありました。珍しい貝の殻を貴重品と考えるものがその始まりで貝貨と呼ばれます。
お金がらみの漢字に「貝」が含まれる物が多いのはこのためです。
まぁ中国における貝貨は流通貨幣ではなく、宝物のひとつといった感じだったみたいですが。
殷や周の時代がこれだったと言われてますね。
その後青銅器が発明されて、それが貴重品と扱われだし、貨幣として使うために小型軽量化され、やがてそれを模した青銅貨(布貨、刀貨など)へと変化しました。
そのうちに、別に形は似せなくても良いよね? ってなって、円形のコインが誕生します。
貨幣の流通が増えていくと、取引に使う量も増え、高額貨幣がないと不便になり銀貨や金貨が誕生しました。
貨幣は生まれましたが統一単位がなく、不便だったのを中華統一を機に改めたのが始皇帝です。
まぁその後も戦乱や支配者の交代などで混乱はあるのですが、古代といっても案外しっかりしていたようです。

ただ、古代の軍隊は支配者が支配地域から民を徴用する義務兵役で、食料は支給されましたが一般に給金は支払われませんでした。組織され挙兵に至れば、以降は支配地域から税として物資を徴収し、新たな占領地では略奪が行われ、軍隊は維持されます。そのため、あまり金銭と軍隊が結びつくイメージはないかも知れません。
古代中国における軍のリーダーのいちばん重要な資質とは、兵を食わせられるか否かでありますので、不足して困るのはカネよりは食料にしたほうがリアリティが出ると思います。
貨幣の出番があるとすれば、挙兵に至る段階での軍備用や後々の補充に商人を利用するときぐらいですかね。
貨幣の一般的受容性が得られた社会なら、乱世になって価値の変動はあるにせよ、本位貨幣であれば全くの無価値になるということはないでしょうから不自然ではないと思います。
ただ史実では、英雄の支払いは出世払いで通ってるケースが多々あります。だから世知辛くカネの話をするよりは、主人公に惚れ込んだ金持ちが無償援助してくれるとかで魅力を表現するエピソードにしてしまうほうが良いのかも知れません。

都市国家でも普通に戦争は可能ですが、人口的に大した数ではなさそうなので兵数には注意したほうが良いかも知れません。日本の戦国時代の場合ですが、1万石あたりの動員数が荷役なども含めて250名でした。つまり人口1万人あたり250名ですので2.5%に該当します。近世でも農業を主産業にしてるうちはこの程度です。
近代国家のプロイセンが、様々な産業に力を入れて周辺国に比して高い動員率を可能にしたらしいですが、それでも4%程度らしいですから、古代都市国家の動員数など推して知るべし、でしょう。
テルモピュライの戦い(映画300のモデル)の時、スパルタの人口が4~5万、兵役対象の成人男性人口が8千~1万程度でスパルタ軍は先遣隊300に本隊1000らしいので人口比2.6~3.25%、やはり常備軍の数はこの程度なのでしょう。

戦記ものについてなのですが……の返信の返信の返信の返信 (No: 16)

スレ主 ソラナキ : 0 No: 15の返信

投稿日時:

不足するのは食料ですか。なるほど。
主人公は蘭陵王をモチーフにした仮面を付けた男です。……ああ……そういえばコードギアスでそんな展開あったな……仮面外して素顔見せたら協力してくれるってやつ。あれはルルーシュが皇帝の息子だったからで、確かに状況が似通っている。いいかもしれない。

ふうむ、スパルタレベルでその程度ですか……あまり数が多いと指揮系統に混乱が出るらしいですが、そこら辺どうしましょう。アルスラーン戦記は正直、兵力が多すぎて参考になりませんし。読んでるとめっちゃ面白いんですけど……。

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初めまして、ソラナキと申します。なにぶん至らぬ点があると思いますが、どうぞ広い心で許していただけるようお願いいたします。

さて、それでは本題に入ります。
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まず、都市国家についてです。
端的にストーリーを説明しますと、大きな都市国家の長の継承権を持つも市井で家族とともに暮らしていた主人公が、新しく即位した王に物理、精神的に酷い目に遭わされて、彼らに復讐を誓うというものです。
時代は古代中国。乱世の真っ最中であり、一応魔術も登場します。まあ主人公及び敵勢力も使わない(限られた預言者という賢者しか使えないし預言者間による制約で個人や国のために使えない)のですが、問題は都市国家という制度です。

色々と調べていると、都市国家というのは王様の下各地で独自の体系を築いたもの、ということがわかりました。少なくとも古代中国の周とか、そんなとこだとそんな感じだと思います。
それで、周の後期ではその都市国家の長が王と名乗った、というところまではわかったのですが、その都市国家間で戦争を行うことは可能なのでしょうか?

そして、戦争を行う為には金が必要ですが、皆さん戦記ものを書くときは金銭はどこから仕入れますか?
転生ものなら現代商品の流通っていう、転生者の主人公か同じ転生者にしか使えない最強の『金の成る木』を使えますが、転生ものではないのでそこら辺の金策をどうしようかと悩んでまして。
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