返信一覧の表示
物語の辻褄が合わない (No: 1)
スレ主 いーぴん 投稿日時:
こんにちは。創作初心者のいーぴんと申します。今長編のプロット制作中なのですが、物語の辻褄合わせに苦労しています。そこで質問ですが、物語の整合性をとる方法を教えて下さい。
例えば、A→B→Cという順で展開していく物語があります。この時A展開中で辻褄が合わない点に気がついたとします。ここでの辻褄が合わないとは、
①キャラクターの行動が不自然(性格的に取らない言動をしている、もっと良い解決法があるのにそれを試していない)
②世界設定との矛盾
③単体ではおかしくないが後のB,C展開と合わせるとおかしい
等を指します。この時、皆様はどうやって解決なさっているのかを知りたいです。
一応自分なりの解決方法として、以下のことを試しています。
1.整合性が取れる新しい設定を作る
取り敢えず、問題箇所はこれで解決します。ですがその新しい設定により、今度は別の箇所に問題が発生することもままあります。上手くまとまらないです(;_;)
2.A展開を諦める
A展開の重要要素だけを残して、後はすっぱり切り捨てます。そして出来た空白を埋めるA´展開を練ります。お話の流れが大きく変わるため、実質一から物語を書き直すのと変わらないですね。現在執筆中の物語も一度書き直しています。
3.他作品様の展開を参照する
小説、映画、アニメ等他作品様の展開から要素を引っ張ってきます。実際、展開の整合性が取れないのは、自分の引き出しが少ないのも要因のひとつだと感じています。ただ、せっかく引き出しを増やせても、それを自分の作品に落とせるだけの実力すら足りないです……。
「自分もあなたと同じ方法で書いてるよ」というご意見、「自分は別の方法で書いてるよ」というご意見、「その方法は間違っているor自分はこうした方が良いと思う」他、色々なご意見大歓迎です! 皆様の創作論を参考にしたいと思っております。以上、宜しくお願いします。
追記:ただ、「辻褄を気にするよりさっさと書ききった方が良いのでは?」といった、質問内容そのものへ疑問を呈するご意見は、出来ればお控え頂ければと思います。自分の創作目的が「楽しく書くこと」なのですが(趣味で執筆しています)、質問に挙げる程度には気になっちゃう……気になっちゃう……(;_;)前記はもっともなご意見だと思うのですが、一度気になると楽しくなくなるんですよね……(;_;)基本的にはどんなご意見も受け止めたいのですが、「いーぴん自身の力量不足のせいで受け止め切れない場合もある」という点だけご容赦頂ければと思います。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!人気回答!物語の辻褄が合わないの返信 (No: 2)
投稿日時:
うーん、心当たりがありすぎて解決例も多すぎてどこから話そうかちょっと迷いますな。
① キャラクター の行動が不自然(性格的に取らない言動をしている、もっと良い解決法があるのにそれを試していない)
キャラブレはわりと嫌われるので、そのまま突き進みますかね。ただ、性格設定を柔軟に考えられそうだったらなるべく柔軟に受け止めます。
例えばですが、私の場合ふだん神経質で警戒心の強いキャラクターがいたんですが、その夜起きたイベントにそのキャラが目を覚まさなかった、ということがありました。なんとなく気になったので「神経質そうに見えて意外に眠りが深い」というキャラ設定を付け加えました。そして以後も「時々急に寝落ちする」という謎の癖が発生するようになりました……。
別のキャラでは「医者なのに不摂生で風邪にかかった」とかいましたね。それはまさに「医者の不養生」という言葉がありますので、そうツッコミを入れさせました。
②世界設定との矛盾
私はわりと世界設定をギチギチにつめるほうなので、なるべくそれを優先させますね。ですが、キャラの行動がそれをあえて無視するように出ることもあって、そういう我の強いキャラに押し負けたこともわりとあります……。
あと、「その地方ではこう考えられているが別の地方ではまた違う」とか、「そもそも世界中の人たちが勘違いしている」なんていう状況もあります。
③単体ではおかしくないが後のB,C展開と合わせるとおかしい
B,Cのほうが重要でその代替案が見つからないのであれば、Aのほうをあきらめます。
そんなことばっかりですので画一的な答えを出すことが難しいんですが、天秤にかける要素のどっちのほうが重要か、を比べあいすること毎回ですね。その中間の妥協案が出てくることもありますし。
>「辻褄を気にするよりさっさと書ききった方が良いのでは?」といった、質問内容そのものへ疑問を呈するご意見は、出来ればお控え頂ければと思います。
私も、漫画のときはある程度許容範囲が広くなるんですが、小説だとけっこうダメですね。気持ちはわかりますよ。
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
ヘキサ様、ご回答ありがとうございます。お答え頂くだけでも嬉しいのに、例文付きの丁寧な解説まで付けて頂けるなんて……!感謝感激です!
①性格設定を物語に沿わせるのもひとつの手段ですよね。例を2つ挙げて下さっていますが、前者は性格設定をいじる、後者は性格設定と行動を結ぶ理由付けをしているかと思います。
特に後者に関しては設定を変えずに辻褄を合わせられており、「その手があったか!」と手を打ちました。設定は変えるとキリが無いですからねー……。自分のキャラクターでも消滅、復活改変からの、最終的に二人に分裂して落ち着いた子がいます。
>>時々急に寝落ち~
かわいいですね(笑)こういうギャップがあるキャラって、熱狂的なファンがついたりしますよねー。
②>>私はわりと世界設定を~
おお……!これについては後に述べさせて頂きます。
>>その地方では~
コミュニティ差やそもそもの常識が誤っているというパターンですね。自分は設定を加えるか削るか、の二択で考えがちだったのですが、この方法だと大きな変更を加えることなく整合性が取れそうですね!勉強になります!
③>>天秤にかける要素のどっちの方が重要か~
あー確かに! 自分に一番欠けていた視点はこれだったのかも……。変更かけやすい方をいじっていました。
ヘキサ様は世界設定を優先なさる方が多いそうですが、自分だと……。うーん、ストーリーラインはあまり崩さないようにはしています。逆に言うと、それに付随するエピソードや世界観、キャラクターは変更かけることもありますね。きっとこれらがふわっとしか決められていないから、繋げたときの違和感が生まれてしまうのでしょうね。
でもヘキサ様のように最初からカッチリ決める技量が自分には無いので……(/_;)まずは今書き出している要素の優先順位から考えてみますね!ありがとうございます!
最後になりますが、貴重なご意見ありがとうございました! 質問して良かったです。頑張って書き進めます!
人気回答!物語の辻褄が合わないの返信 (No: 3)
投稿日時:
同じように話の整合性が取れなくて、それを解決してくれる便利なキャラを新たに作ったことがあります。
意外にも、そのキャラに人気が出たんですけど(笑)。
何か参考になれば幸いです!
ではでは、失礼しましたー。
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
ふじたにかなめ様、ご回答ありがとうございます!
>>それを解決してくれる便利なキャラ~
へー! キャラクターが解決してくれることもあるんですね!……ビビディバビディブーしか思い浮かばない(笑)もし差し支えなければ、ふじたにかなめ様が生み出したそのキャラクター、もっと知りたいです! ……質問に答えてもらいながら再質問なんて、我ながら厚かましい(汗)
>>意外にも、そのキャラに人気が~
怪我の功名ですね。昔何かの漫画家さんも、同じようなことをおっしゃっていた記憶があります。そんなこともあるんですねー。
ご意見ありがとうございました! 参考にさせて頂きますね!
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
物語の辻褄が合わないの返信の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
いーぴん様、返信ありがとうございます!
自分語りになっちゃうと思って自作のキャラについて詳しく書かなかったので、
詳しく聞きたいとお声をかけてくださり、お気遣い大変ありがたかったです。
いやでも、よくよく考えてみれば、新しく作ったキャラって「魔法使い」的な万能キャラだったような気がします。
異能の家のお飾りな当主だった女性主人公が、父親の死の真実を明らかにしようと、自分の一族に歯向かう物語(恋愛要素ありの現代ファンタジー)なんですけど、どうしても主人公の設定では身動きが取れなくなったので、
新しく万能系キャラを作ったんですよ。
「人外(鬼)で、大企業のボスともコネがある。美形。主人公に興味を持って好意的に近づいてくるが、その裏で彼女の手を血で染めたいと鬼らしく残酷な願いを抱いている」
本命の男の子は、別にいるんですけどね!
何かの参考になれば幸いです!
ではでは、再訪失礼しました!
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 14)
投稿日時:
ふじたにかなめ様、再訪ありがとうございます! こちらこそ、こんな厚かましいリクエストにお答え頂いてありがとうございます。ダメ元だったのですが、言ってみるものですね(笑)広い意見を募るための質問なので、むしろご自身の執筆経験を語って頂けるのは大変有難いですよー。
>>異能の家の~
へー、確かに万能キャラを出すのもアリですね! 実は自分の作品でもそういう立ち位置のキャラを考えたことがあるのですが、いつの間にか消えていました。何でだったっけな? 多分扱い切れなかったのかな……?
でもふじたにかなめ様のお話を聞いて、そういった設定のキャラも上手く組み込められれば使えそうだと思いました。
>>人外(鬼)で~
ミステリアスで惹かれます。「初めは何となく興味を持っただけだったけれど、主人公と接する内に本当に好きになってしまって、ここで鬼の本性とのせめぎあいが始まる」みたいな……? このキャラクターだけでお話一本作れそうな程濃いキャラ付けですね。素敵です!
では改めて、ありがとうございました!
物語の辻褄が合わないの返信 (No: 6)
投稿日時:
こんばんは、
面白くない回答でなんだか申し訳ないのですが。
そういったことは書ききった後で考えます。
単純に書ききった後の方が作業がはかどるという理由もあるのですが。
人に何かを伝えようとした場合、
身近なところでも話が長い人っていませんか?
それでも時間をかければ大抵のことは伝わります。
これが小説ではどうなるかといえば文章を増やします。
例えば難解な箇所であっても文章を増やせば、
読者が理解できる形にまでもっていくこともできるのですが。
そこまで熱心に読んでくれる読者はいません……。
読者というのは、面白いから読んでやろうという気持ちよりかは。
少しでもつまらなければ読むのをやめようと思って。読んでいます。
経験上、知恵を絞ってこれだと思って書いても作者が納得しているだけになっていて。
読者にとっては小難しい、読み飛したくなるような内容になっている場合もあります。
それと、
新しい設定を作ると次の新しい設定が必要になってみたり。
そのせいで台詞を足したりしていくと、今度は精度が落ちていく。
読者はますますどう物語と接すればいいのか分からなくなってしまいます。
私だったらこうするかなというだけで。
ああしろこうしろというつもりはないです。
整合性は取らなくてもよくて。
もしラノベで最弱vs最強のお話があったら。
負けることがないから最強なのに、それが最弱に負けるとは一体何事?
とここだけ読むと、整合性はとれてないようにみえます。
これは対比といって、正反対のものを並べ、両方を際立たせる。
超重要テクニックです。
最弱vs最強。勝者vs敗者。生者vs死者……etc.みたいに。
だから、そうですね。
ただ辻褄が合わせるためだけに整合性を取ろうとするのではなく。
実はすっごく面白くなるんじゃないか、と発想をかえてみましょう。
なぜならそこには対比が発生しているから。
例えば、
Aで死んだキャラが、Cで何事もなかったかのように再登場するとあったら。
死亡した→ A
生き返った→C
これだと、生きるvs死ぬ、の対比になっています。
死んだ人間が生き返るわけがない、でも生き返るから面白いわけです。
キャラクターの行動が不自然→→→
→→→キャラクターの行動が自然になる。
辻褄が合わない。
対比を思い出す。
不自然なことが自然になるから面白くなる。
不自然というだけですべてが悪いわけではない。
不自然な行動だからという理由で問題箇所消したり。
簡単に修正して片づけるのでなく。
むしろ不自然な行動で突き抜けさせてみてその後で、
これが自然な行動になるならと考えてみる。
この場合だったら
読者はキャラが動いていると感じます。
作者としては対比を使えば物語がすごく面白くなるのにな、という視点を意識する。
3.他作品様の展開を参照する
どこに対比が起きているかをチェックしていくと、
物語への理解がより深まるのではないかと思います。
あくまでも私だったらの話です。
「楽しく書くこと」が一番です!
応援しています。
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
t様、ご意見ありがとうございます。せっかくご意見頂いていたのに、返信が遅れてしまい、大変申し訳ございません(;_;)私生活が忙しくて……。
面白くないなんて、そんなことないですよー(*´-`)非常に興味深く拝読させて頂きました。
>>これが小説ではどうなるかといえば~
おっしゃる通りですね。仮に新しく設定を作ったとしても、読者にどこまで伝える必要があるか。その塩梅は大事ですよね。悩ましいです……。
>>ただ辻褄を合わせるためだけに~
おお! 辻褄が合わない箇所を、逆にネタにするということですね! 削るか変えるかの二択で考えていました。
物語の対比として自分で意図して伏線をはった箇所はあるのですが、一見整合性が取れていないように見えるところにも、対比が隠れているという発想はなかったです。勉強になります(*^^*)
>>どこに対比が起きているかをチェック~
他作品様の読み方まで教えて頂いて、ありがとうございます。こういう作家視点での読み方がまだまだなんですよねー(;_;)対比、意識してみます!
最後になりましたが、アドバイス大変助かりました。すごく噛み砕いて丁寧にお答えくださっていて、とても分かりやすかったです。本当にありがとうございます。頂いたアドバイスを基に、楽しく書き進めて行きまーす(*^^*)
物語の辻褄が合わないの返信 (No: 7)
投稿日時:
>①キャラクターの行動が不自然(性格的に取らない言動をしている、もっと良い解決法があるのにそれを試していない)
>②世界設定との矛盾
>③単体ではおかしくないが後のB,C展開と合わせるとおかしい
①と②は矛盾に気がつけば何とか修正できる場合が多いと思いますが、③はやっかいですね。ABCまとめて修正できるならいいのですが、それがやりにくい時っておそらくストーリーの本筋にからんでいます。
あと、個人的な経験としては、矛盾が事物に関することならたいていは修正できますが、主人公または主要キャラクターの言動に関わることの場合は直しにくさを感じることがあります。主人公やヒロインの性格や言動は辻褄さえあっていればいいというわけではなく、読者に好感をもってもらうということも狙う必要があるからです。
シンプルなキャラ設定とストーリーならそこに齟齬が生じることは少ないのですが、オリジナリティを出そうとしてクセのある主人公やヒロインにしてみるとか、キャラの関係性に凝ってみるとか。そんなことを盛り込もうとした作品ほど、あっちこっちで辻褄合わせと好感度がケンカするみたいな事態を引き起こしやすいようです。
……まあ、こういうことっていうのはプロットの段階で洗い出した方がいいわけですが。(て言うか、それがプロットが必要な理由ですね)
正直私も、執筆が半ばくらいまで進んだあたりで気がついて困ったことが、何度もあります。
そういう場合の対処法としては、そもそも作品を構想した時点で自分がどういうウリを考えていたかというところまで戻ります。主人公なら主人公のどういう言動で読者に魅力や面白さを感じてもらいたかったのか。そういったことを思い出し、それを起点にしてプロットを再点検します。
これをやると、たいていはそれまでの執筆分のほとんどを捨てて、一から全部書き直すような作業になります。部分的には、比較的当たり障りのないパートを再利用できることもありますが。
ある程度執筆したことによって自分の中でキャライメージなどが鮮明になってはいるので、それを使って話を作り直す感じです。
このやり方は言うまでもなく、それまでに費やしたかなりの時間と労力を捨てることになるわけですが、今の自分の実力ではそういう過程を経ないとこの作品を仕上げることはできなかったのだと考えて諦めることにしています。
そうやって書き直した作品が比較的好評だったこともあるにはありますから、まったく無駄な作業ではないのかもしれません。
まあ、そんなことしないで一発で仕上げられるようになるのが理想ではありますけどね。
追記。むしろまず本筋からかな。 (No: 11)
投稿日時:
ご相談の文面を読み返したところ、まだプロットの段階での悩みなんですね。それならば、私の先の書き込みのように本編の執筆を進めてしまってからよりは、作業的にはずっと楽です。
そういうことならば、部分的な辻褄合わせも軽視はできないでしょうが、それよりもよりも先に「ストーリーの本筋は何か」ということを再確認してみるといいように思います。構想されている物語を大づかみに、主人公が最終的に何を目指す話なのか、そこに近づくために何をする話なのかを明確にするということです。
想像ではそこが不明瞭なまま、部分的によさそうな設定やエピソードを盛りすぎているのではないでしょうか? だとしたら、上のような本筋に必要な部品だけを採用し、関係の薄い要素はどれほど素晴らしいアイデアでも心を鬼にして切り捨てる気構えでプロットを再構成してみるといいかと。
それをやった上で、なお部分的な矛盾点に気がついた場合、修正はかなり楽になっていると思います。
一つの矛盾点をいじると他に矛盾が生じるということは(正直に言って私も思い出したくないほど経験がありますが)、ストーリーの本筋がきっちり通っていないということなんですよ。
* * *
プロット創りの理論のようなものが世間に多数出回っていますよね。優秀なものから怪しげなものまで玉石混交ですが、まともなものはほぼ全て、ストーリーの本筋を構造的に見極める技術という意味合いを含んでいるように思います。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
追記。むしろまず本筋からかな。の返信 (No: 13)
投稿日時:
(no.7、11まとめて返信しています。二回もお答え頂いてありがとうございます(*^^*))
あまくさ様、ご回答ありがとうございます。返信が遅れてしまい、申し訳ございません(;_;)私生活が忙しくて、掲示板を訪れることが難しくて……。こんなに丁寧なご回答を頂けるなんて嬉しいです!ありがとうございます。
>>クセのある主人公~
そういうこともあるんですね。例えば最低な性格をした主人公が取った行動対して、どこまでがボーダーなのかを迷うこともある、ということでしょうか? いい子過ぎてもおかしいし、悪い子過ぎても好感度が……みたいな?(間違ってたらすみません(;_;))自分の作品にいる主人公はそこまでクセが強くないので、あまくさ様がご経験なさったことは、自分にはまだまだ未知の領域です。逆に「今の主人公のセリフ冷たくない?(=性格設定と矛盾&好感度的に問題あり)」といった経験ならあります。その時はセリフのニュアンスを少し弄って何とかなりました。
>>自分がどういうウリを考えていたのか~
キャラクターのウリを起点に、ですね! 自分に足りなかった視点ですね……(;_;)「ストーリーラインに合わなくなったから変えようかな」という流れで、消えた子や色々あって二人に分裂した子とか出ていました。でも辻褄合わせのために消したり修正したりしたことで、生じるデメリットもあるわけですよね。魅力、面白さ! 意識してみます!
>>部分的な辻褄合わせは軽視~
ストーリーの大筋を再確認ですね。ここもダメだったのかも……。スタート、ラスト、主人公の性格目的を何となく決めてプロット書いていたのですが、ふわっとこんなこと書きたいとしか決めてない中間でつまづいているんですよね。大筋を決めたつもりが大筋過ぎて、作者ですら物語を掴みきれていないのかもしれないです。
>>想像ではそこが不明瞭なまま、部分的によさそうな設定やエピソードを盛りすぎているのではないでしょうか?
あれ? あまくさ様、自分のスマホ覗きました……? 図星過ぎて返すお言葉もございません(;・ω・)物語の中程辺りは「こんなエピソード入れたいなぁ」といったものを盛り込んでストーリー作ってました。
それが自分の能力では処理しきれていないから辻褄が合わない事態が発生しているということですね。何だか霧が晴れた気がします!
>>だとしたら、上のような本筋に必要な部品だけを採用し~
切り捨てるのは特に気にしないのですが、何を切り捨てるべきなのかが、自分には分かってないような気がします。ストーリーの本筋を決めて、それによりそぐう方を採用するというやり方で大丈夫でしょうか?
あまくさ様のおっしゃる通り、本筋が曖昧だからこんなに迷走しているのだと思います。既に決めているスタートとラストや主人公の目的を軸にして、本筋を精練できるように頑張りますね!
>>ストーリーを構造的に見極める技術~
最近、三幕構成という考え方を知って、自分の作品をそれに当てはめてみようと頑張ってるのですが、なかなか難しいです。この三幕構成も、要は本筋を見失なわないようにってことなんだなと、あまくさ様のご説明を聞いて感じました。
最後になりましたが、実体験を通した貴重なお話、身に染みました! 特に、「部分的によさそうなエピソードや設定を不用意に採用しているから本筋が不明瞭になる」という旨のご指摘は、自分が悩んでいた何かが、明確な形を持って現れてくれたように感じました。今書いているプロットを一度リセットして、本筋を書ききってから細部を詰めるように書き方変えてみます!
ご回答ありがとうございました!
追記。むしろまず本筋からかな。の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
>例えば最低な性格をした主人公が取った行動対して、どこまでがボーダーなのかを迷うこともある、ということでしょうか?
そういう主人公を設定して辻褄を合わせればいいだけならどうにでもなるのですが、エンタメの場合、主人公やヒロインにはどこかで好感をもってもらう必要がありますからね。最初から最後まで最低な性格のままといいうケースはあまりないと思います。(もちろんそういう主人公を書きたいなら書き手の自由ですが、推奨はしません)
で、最低だけでは終わらせないなら、よくある手としては「人目のないところで猫にエサをやる不良型」とか、「成長型」とか、「ラストでは自分を犠牲にして他のキャラを助ける型」とか。
で、そういったことをやりはじめると、ストーリーの各所での演出をきっちり計算しないと上手くいかなくなります。たとえば「自己犠牲型」だったら、最低の性格にみえるキャラがそういう行動をとることに、そこまでの流れの中で説得力を持たせる必要があります。
>スタート、ラスト、主人公の性格目的を何となく決めてプロット書いていたのですが、
大まかでもかまわないと思いますが、狙いと方向性は明確にしておいた方がいいのかなと。
主人公に快刀乱麻を断つような活躍をさせて読者に爽快感をあたえたいという狙いの作品で、主人公がウジウジしていたらまずいですよね? ウジウジが仮の姿だったり成長を盛り込むという手はありますが、最終的な狙いがはっきりしていないと、そういうことも考えられないわけです。
>切り捨てるのは特に気にしないのですが、何を切り捨てるべきなのかが、自分には分かってないような気がします。ストーリーの本筋を決めて、それによりそぐう方を採用するというやり方で大丈夫でしょうか?
そういうことですが、本筋の作り方にコツがあると考えています。
>最近、三幕構成という考え方を知って、自分の作品をそれに当てはめてみようと頑張ってるのですが、なかなか難しいです。この三幕構成も、要は本筋を見失なわないようにってことなんだなと、あまくさ様のご説明を聞いて感じました。
そうですね。三幕構成とそれから派生した創作論は、わりと本筋を作るコツの集大成になっていると思います。
例えば、ストーリーの前半に「かりそめの成功」パートをおく、という考え方があるんですね。
まず主人公の最終目標を決め、次にそれを阻む障害を設定します。その障害をどう乗り越えるかがストーリーラインになるわけですが、前半では仲間の助力を得るなどして何とか達成させます。そして後半では主人公一人の力で難局に立ち向かいますが、前半以上の悪戦苦闘に陥ります。助けがないことも理由の一つですが、
◎前半での決着は、問題の本質への真の解決ではなかった。
そう位置づけるんです。だから前半の成功を「かりそめの成功」と言います。
主人公は前半での経験を思い出し、苦闘の末に「真の解決」を見出します。
こういう流れを考えるのが、プロットを考えるということです。あくまで骨組みですが、要所要所にどういう意味をもたせるかを最もシンプルな形で設計しているんです。
上のような骨組みが明確なら、後半の戦いでは安易に仲間の助力を得させてはいけないことが分かりますよね?
ただし、主人公が絶体絶命のピンチに立たされたときに仲間に救われるというのはありです。ピンチからからくも救われただけで問題そのものは解決していない。最後の戦いに挑むのはあくまで主人公という形を維持するなら、いいのです。
また、主人公が「真の解決」を見出した後なら、仲間が参戦してもリードするのは主人公という形になるので問題ありません。「最後に力を結集する」という展開もウケるんじゃないでしょうか?
このように、本筋がきっちり把握できていれば、それぞれのパートで何をすればいいのか、何をしてはいけないのかが見えてくるように思います。
物語の辻褄が合わないの返信 (No: 9)
投稿日時:
質問の回答にはかけ離れてるとは思いますが、皆さまの解決方法に加え、
「見て見ぬふりしてほっとく」をやっています。
無論、読者側から突っ込まれることも想定したうえで。
はい。ぶっちゃけ参考にはなりませんね。
しかし、すべてがすべて緻密に計算されて書き上げられる技量が無ければ、正直この選択肢もありなのだと私は勝手に思います。
小説は完成しないと意味ないので、もしも手が止まってしまうのであれば、多少は見て見ぬふりすることも必要と考えます。
勿論、物語が完全に破綻する矛盾だったりするものは、妥協点含めて手直ししますが。本当に多少であれば、見て見ぬふりして、書き上げた後に直すか、それでも良しとするか判断します。
辻褄合わせに悩みすぎて、楽しさが失われそうになった時に、思い出していただけると幸いかもしれません。
参考にはなりませんが、まぁ牡蠣の一意見ということで。悪しからず。
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 16)
投稿日時:
たぶんギリで牡蠣様、ご回答ありがとうございます。(ご回答と全く関係ないのですが、印象に残りやすくて良いお名前ですね(笑)牡蠣なのか牡蠣じゃないのか気になります)
参考にならないなんてとんでもない! 広いご意見を募るために質問したので、たぶんギリで牡蠣様にもご回答頂けて大変有り難いです。
>>しかし、すべてがすべて緻密に~
そういう書き方もあるんですね。辻褄が合わないところは、まず本筋に影響しそうか考えてから手直しの必要性を決めるということですね。勉強になります!
>>辻褄合わせに悩みすぎて~
お気遣い頂き、ありがとうございます。些細な悩みで執筆自体がつまらなくなるのは、勿体ないですよね。本来、書くのは楽しいものですからねー。
最後になりましたが、ご回答頂けたことに、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました! 執筆活動の参考にさせて頂きますね(*^^*)
物語の辻褄が合わないの返信 (No: 10)
投稿日時:
一度回答を書いたのだけど、全消しして日を改めてます。
というのも、最初に書いた内容がまさに
>ただ、「辻褄を気にするよりさっさと書ききった方が良いのでは?」といった、質問内容そのものへ疑問を呈するご意見は、出来ればお控え頂ければと思います。
コレだったのですよね。
こうした悩みは自分にも身に覚えがあるし、わかるのだけど、そもそもこの事に気がついてる読者がいるのかどうか、気にしてるのは作者だけではないのかって問題が大きくあると思うのです。
詳しくは読んでみなきゃわからないわけだけど、
>①キャラクターの行動が不自然
不自然だと感じるのは作者の中に「想定してるキャラクター像」があるからでしょう。
例えば「AはBの事が好き」という設定・展開があったとして、でも場面が変わると「AはBにそっけない態度を取っている」となった場合、これは「辻褄が合わない」と言えるかどうか。
これは簡単な例だから、おそらくスレ主さんが抱えてる問題とは違うと思うかもしれないけど、
でも、読者は「AはBの事が好きだけど、そっけない態度を取ってしまう」というキャラクターとして認識するので、「それ」を含めてのキャラクター像なわけです。
ここで「作者の想定」と「読者の印象」で乖離があるけども、そんなのキャラに限らずよくあることなんで、大筋が間違ってなければ何も問題にならない。
つまり、読者は気にしていない、そういう問題があることすら知らないし、そもそもそれは問題ではない、という事がある。
状況や場面によるけど、むしろキャラに合わない言動をする時こそキャラに人間味が生まれる瞬間でもあるので、私なら採用する方向性で一考する。
そのうえでキャラクター性を優先させたい場合は修正する。
>②世界設定との矛盾
これも①と同じで、読者は御作の世界観設定を網羅してから読んでるわけじゃないので、そもそも「矛盾」なんて無い可能性が高いと思う。
例えば「無限の魔力を持った最強の魔術師」というキャラがいるとする。一方で「魔力は人体に有害」って設定があったとする。
これは実現不可能なので矛盾してると作者は考えるわけだけど、読者は「有害な魔力をものともせず何故か無限に持っている凄い魔術師」と認識する。
設定を全て知ってる作者と、それを初めて知る読者とでは、印象がまったく違うんだ、って事です。
つまり、作者は「有害な魔力を無限に持つなんて不可能だ」と知ってるんだけど、読者はそれを知らないので「なぜ無限に魔力を持てるのか」と逆に興味を持ったりするんですよね。
物語って「実現不可能な事をやってる」から面白いんであって、こういうとこって逆に面白味ポイントですよ。
今回は時系列の問題でもあるので、例えば「Aと知り合う前の出来事なのにAについて知ってないと展開が成立しない」なんて場面。
これは確かに矛盾ではあるけど、「A」を「噂で聞いたミスターX」とでも仮定しておけば、「Aと知り合う前の出来事だけどXについては知っている」ので展開は成立させられますよね。
これも前述した事と同じ話で、
読者は「A」について知らないし「A=X」という事も知らないので、これで案外通ってしまう。
作者の視点で考えると「理屈に合うこと」しか考えられなくなってしまうので、設定設定でカオスになってしまうと思う。
やろうと思えば、終盤でいきなり設定がまるっと違和感なく変わることだって可能ですよ。
例えば「それは初代様の方便でね。間違いではないが正確にはこうだよ」と言ってしまえばその時点で変わる。
物語が成立する設定さえブレなきゃ、世界観に限らず、設定なんてものは意外とどーにでもなる。
>③単体ではおかしくないが後のB,C展開と合わせるとおかしい
つまり、「点」としてA・B・Cを見るとおかしくないが、それを繋げて「線」にすると不自然に見える、ということだろうか。
であれば、A・A'・B・Cと逆に足すという手段もあると思う。
ようはそれら「点」が「線」として成立してるように見えれば良いだけなんだし、最初から作者が「線」として繋がりを意識して書く必要はないわけで。
なら、Aがあることで不自然になる要素を書き出して、その要素が不自然でなくなる(不自然に見えなくなる)ようなA'を追加すりゃいい。
場合によってはA'は人称を変えたり視点を変えたりしてもいいと思うし、先の例で言えば「ミスターX視点でA=Xを読者に匂わせる」というA'を用意してもいいよね。
でもまあ、最初に戻るけど、これもまた「作者がおかしいと感じてるだけ」な事が結構あると思う。
その「点」がどう「線」になるのかってのを読み取るのは読者がする事なんで、確かに執筆時点で書いてる作者が疑問に思ってちゃいけいないと思うけど、つまり問題なのは「どう読み取れるか」って事なので、その作品が正確無比に設定に忠実である必要は無いんですよね。
でも設定を知ってる作者としては、設定って言ってしまえば執筆ルールみたいなものだから、そこに縛られやすい。それで生まれる悩みが「辻褄が合わない・矛盾が生じる」という悩みだと思う。
なので、確かに作者が問題があると思っちゃってるのは問題だけど、「気にするな」が可能であれば先に完成を急いだほうが良いと思う。
解決させるならもっと頭を柔軟にしたほうが解決しやすいと思う。
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 18)
投稿日時:
サタン様、ご回答ありがとうございます。返信が遅くなってごめんなさい。私生活がバタバタしていて……。
まず、>>1度回答をかいたのだけど、全消しして日を改めてます。
ああ……。お手間とらせてしまって本当に申し訳ございません。そして再び文章を書いて下さり、ありがとうございます。
>>「辻褄を気にするよりさっさと書ききった方が良いのでは?」といった、質問内容そのものへ疑問を呈するご意見は、出来ればお控え頂ければと思います」
質問する立場でご回答を選り好みするような発言、いーぴん自身もどうかと思っています。そもそも選り好み出来るような能力が備わってない(=正解が分かっていない)から、質問している訳ですしね(汗)
ただ自分の気持ちを表明しておきたかったのと、これを書いておかないと「さっさと書けばいいじゃん」という旨の回答が集中しそうで、「広い意見を募りたい」という本来の主旨から外れてしまいそうだったので追記した次第です。
>>そもそもこの事に気がついてる読者が~
気にしてるのは作者だけ現象、めっちゃ可能性ありますね(;・ω・)一度気になったらそこにばかり目がいってしまって……。
①確かに「想定しているキャラクター像」ありますね! 例文交えてのご説明、大変分かりやすくて助かります。
いーぴんの問題と例文がズレているかもとのことですが、それは全然気にしなくて大丈夫ですよー。例文の主旨を汲み取って、自分の問題と照らし合わせるのはこちらのお仕事なので(*^^*)
そもそも問題じゃない(少なくとも読者は問題だと認識していない)説ありそうですね……。「むしろキャラに合わない言動をする時こそキャラに人間味が生まれる瞬間」というサタン様のお考え、自分には無かった考え方なので大変勉強になります!
合わないから修正するのではなく、逆に使えるアイデアとして消化できないか、一度立ち止まって考えてみますね。
②逆に面白味ポイント! 面白くなる可能性の芽を、自分で摘みとってしまっていました。
ミスターxの例、初代様の方便の例、何か笑っちゃいました(笑)こんなにテキトーでも案外理屈って通るものなんですね。
言われてみれば、ドラゴンボール等の週間連載漫画でも、こういう例ってあるような……。細かく見すぎて、視野が狭まっていたことを実感しました。
③線にすると不自然になる、という解釈で間違いないです。A→Bと直通で理屈が通らなければ、A→A"→Bと経由してみるということですね。今まで無理に繋げようとしてカオスなことになってました。勉強になります。
文中で繰り返しおっしゃっている「おかしいと思ってるのは作者だけ現象」、大いに可能性がありそうです……。それだけ自分の作品を客観視できていない(読者目線で考えられていない)、もっと言えばガチガチに視点が凝り固まっているということですよね(;_;)
でもいーぴん個人の性格的に気にしちゃうので……。まずは本筋(変えてはいけない部分)を明確にして、後に出てくる細かな矛盾点は取り敢えず端っこにメモするだけに留めておく。何となく物語の全体像が出来上がってきた時にそのメモした矛盾点について、修正あるいは何か追加するべきか否か考える……という方針で進めていきたいと思います。
最後になりましたが、サタン様アドバイス大変助かりました! サタン様のおかげで、今後の執筆活動についての方針が何となく見えてきました。特に頭を柔軟にするという点は、その通りだなと思ったり……。では改めて、ありがとうございました!
物語の辻褄が合わないの返信 (No: 17)
投稿日時:
物語の辻褄が合わないの返信の返信 (No: 19)
投稿日時: