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元記事:突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信

 サタンさん、ありがとうございました。

 すみません、説明不足でした。ええと、『ホームズにとってのモリアーティ教授』的なことではなく、序盤の段階ではそもそも『ラスボス(的な人物)が存在することすら主人公は想像していない』状態の作品を考えています。
 その上で、『この作品のラスボスは、序・中盤には登場していないんだろうなァ』と読者に思わせたい。

 ただ、ニックネームとか、イニシャルの様な断片的情報で惑わせるのは良いかも知れませんね。
 ご意見ありがとうございました。

上記の回答(突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>序盤の段階ではそもそも『ラスボス(的な人物)が存在することすら主人公は想像していない』状態の作品を考えています。
あれ。そのような想定で回答したのだけれども。
たぶん一人称視点ないし主人公以外の視点を考慮に入れてるか入れてないかで誤解があったかな。
叙述トリックとは言わないまでも作品内に何かしらのギミックを考えるとなると、「主人公は知らないが読者は知っている」あるいは逆で「主人公は知ってるが読者は知らない」といった情報を上手く扱うと決まりやすいので、「主人公以外の視点」があるもんだと考えちゃってた。
宮部みゆきの「模倣犯」では犯人である「ピース」が中盤から普通に出てくるんですよ。だから読者は「ピース」という犯人がいる(主人公たちはその存在すら知らない)と思ってしまうのだけど、終盤でそれはピースと呼ばれているだけで実は序盤から登場してるダレソレです、という流れだった。
犯人視点のエピソードで、このピースって犯人はいつ主人公たちと絡み始めるんだろう、いつ主人公視点で登場するんだろうと思っていたら終盤でピースの正体が判明して「えぇ、こいつだったの!」みたいな感じに思ったのを覚えてる。
あんまり凝ったことをせずともニックネームで正体を隠すだけで、小説では十分に効果を発揮するんだな、って凄い勉強になった。
断片的な情報とか伏線とか情報を小出しにとか、そういうのほとんどなくて、ただ「ピース」視点のエピソードが置いてあるだけで正体不明の犯人が演出されてた。
漫画とかでよくある、脅迫状に犯人のサインが、みたいなのとはまったく違って、たぶんその普通にエピソードを書いてるだけってのが逆に「ピース」というキャラクターがいる感になってたためかな、って思う。

なので「このラスボスが最後に主人公の前に立ちふさがるのだろう」というミスリードを与えつつ、その実「ラスボスというキャラは存在せず、その正体は序盤から登場してた◯◯だった」という感じになるかなと。
「ラスボス」というキャラが終盤出てくるのではと思わせるには相応の印象を与えなければならないから、そうなると「ラスボス視点のエピソード」を置いてしまうのが一番楽かなって思った。
とするとラスボス視点で名前は出せないので、「あの方」とかでもいいけどニックネームのほうが「ニックネームという名前の別キャラ」に見えるので、意外と強力なツールとして使えます。って感じです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について

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元記事:突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信

>序盤の段階ではそもそも『ラスボス(的な人物)が存在することすら主人公は想像していない』状態の作品を考えています。
あれ。そのような想定で回答したのだけれども。
たぶん一人称視点ないし主人公以外の視点を考慮に入れてるか入れてないかで誤解があったかな。
叙述トリックとは言わないまでも作品内に何かしらのギミックを考えるとなると、「主人公は知らないが読者は知っている」あるいは逆で「主人公は知ってるが読者は知らない」といった情報を上手く扱うと決まりやすいので、「主人公以外の視点」があるもんだと考えちゃってた。
宮部みゆきの「模倣犯」では犯人である「ピース」が中盤から普通に出てくるんですよ。だから読者は「ピース」という犯人がいる(主人公たちはその存在すら知らない)と思ってしまうのだけど、終盤でそれはピースと呼ばれているだけで実は序盤から登場してるダレソレです、という流れだった。
犯人視点のエピソードで、このピースって犯人はいつ主人公たちと絡み始めるんだろう、いつ主人公視点で登場するんだろうと思っていたら終盤でピースの正体が判明して「えぇ、こいつだったの!」みたいな感じに思ったのを覚えてる。
あんまり凝ったことをせずともニックネームで正体を隠すだけで、小説では十分に効果を発揮するんだな、って凄い勉強になった。
断片的な情報とか伏線とか情報を小出しにとか、そういうのほとんどなくて、ただ「ピース」視点のエピソードが置いてあるだけで正体不明の犯人が演出されてた。
漫画とかでよくある、脅迫状に犯人のサインが、みたいなのとはまったく違って、たぶんその普通にエピソードを書いてるだけってのが逆に「ピース」というキャラクターがいる感になってたためかな、って思う。

なので「このラスボスが最後に主人公の前に立ちふさがるのだろう」というミスリードを与えつつ、その実「ラスボスというキャラは存在せず、その正体は序盤から登場してた◯◯だった」という感じになるかなと。
「ラスボス」というキャラが終盤出てくるのではと思わせるには相応の印象を与えなければならないから、そうなると「ラスボス視点のエピソード」を置いてしまうのが一番楽かなって思った。
とするとラスボス視点で名前は出せないので、「あの方」とかでもいいけどニックネームのほうが「ニックネームという名前の別キャラ」に見えるので、意外と強力なツールとして使えます。って感じです。

上記の回答(突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信の返信)

スレ主 大野知人 : 1 投稿日時:

 ああ、なるほど。誤解していました。すみません。

 というのも、以前群像劇の様な物を作ろうとして失敗したことがあり、『犯人視点』を無意識に避けていたのかも。口調の調整とかもしなきゃだから中々難しいですが、犯人視点を用意するパターン、作ってみようかしら。

 ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について

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元記事:突然登場した人物がラスボスになる展開について

 お久しぶりです。大野です。

 俺は今文庫賞への応募を前提に探偵モノの短編連作を書いているんですが、序盤から登場するキャラクターを一巻分通しての黒幕に据えて展開していきたいと思って書いています。

 ただ、そのままやるだけではなく、読者のメタ読みに対してミスリードを張って意外性を増したいと考えています。

 『身近な人物がラスボス』に対する観念として、『突然現れたキャラ/匂わされていても終盤まで出てこなかったキャラがラスボス』みたいな物へのミスリードを入れたいと思っています。
 そういった作品にみられやすい傾向・演出のやり方について、何かご意見貰えれば幸いです。

上記の回答(突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

すみません、ちょっと設定の説明が分かりにくいかも。
ラスボスは身近な人物。これは確定ということでいいですか? その上で、終盤まで主人公にも読者にもそれを気づかせないようにするということでしょうか?
でも、身近な人間が黒幕という仕掛けなら、たいていそういう感じに持って行くと思うのですが? 最初からばれていたら黒幕じゃないわけですし。

なので、いまいち狙いが分かりません。私が何か勘違いしているかもしれないので、もう少し詳しく説明していただけると助かります。

それと、その手のミスディレクション系の仕掛けについては、仮に参考になりそうな作品を思い出しても紹介しにくいです。内容を詳しく話さなくても、その作品にドンデン返しがあると言っただけでけっこうネタバレになってしまうので。

サタンさんが仰っているのは、いわゆる「叙述トリック」というやつだと思います。佐藤とシュガーというのは分かりやすかったので(笑)便乗させてもらいますが、佐藤の方は主人公がよく知っている人物で、ちょいちょい登場するんですね。で、ストーリーの所々に、主人公が知らない場所のシーンが挿入され、そこでシュガーが何か悪巧みをしています。主人公はそんな悪巧みがあること自体を知りませんが、読者には見せてしまいます。ただし佐藤イコール、シュガーだという一点だけを伏せます。
つまり、主人公は知らず読者は知っているという情報を作っているわけですが、読者も不完全な情報を与えられているという形です。
トリックに利用するのは必ずしもニックネームでなくてもよく、要はAという人物について何度も記述されているのだけれど、読者はそれがAだと気づかないという、何らかの心理的盲点を突くような仕掛けを施します。性別誤認とか、Aの境遇からすると普通は考えにくいような口調とか振る舞いをさせる、など。
これは小説ではキャラの顔が見えないという特性を利用しているわけで、顔が見えれば一発で同一人物だとわかるのに、文章だけ読むとまったくイメージが違うという状態を意図的に作ります。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について

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元記事:突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信

すみません、ちょっと設定の説明が分かりにくいかも。
ラスボスは身近な人物。これは確定ということでいいですか? その上で、終盤まで主人公にも読者にもそれを気づかせないようにするということでしょうか?
でも、身近な人間が黒幕という仕掛けなら、たいていそういう感じに持って行くと思うのですが? 最初からばれていたら黒幕じゃないわけですし。

なので、いまいち狙いが分かりません。私が何か勘違いしているかもしれないので、もう少し詳しく説明していただけると助かります。

それと、その手のミスディレクション系の仕掛けについては、仮に参考になりそうな作品を思い出しても紹介しにくいです。内容を詳しく話さなくても、その作品にドンデン返しがあると言っただけでけっこうネタバレになってしまうので。

サタンさんが仰っているのは、いわゆる「叙述トリック」というやつだと思います。佐藤とシュガーというのは分かりやすかったので(笑)便乗させてもらいますが、佐藤の方は主人公がよく知っている人物で、ちょいちょい登場するんですね。で、ストーリーの所々に、主人公が知らない場所のシーンが挿入され、そこでシュガーが何か悪巧みをしています。主人公はそんな悪巧みがあること自体を知りませんが、読者には見せてしまいます。ただし佐藤イコール、シュガーだという一点だけを伏せます。
つまり、主人公は知らず読者は知っているという情報を作っているわけですが、読者も不完全な情報を与えられているという形です。
トリックに利用するのは必ずしもニックネームでなくてもよく、要はAという人物について何度も記述されているのだけれど、読者はそれがAだと気づかないという、何らかの心理的盲点を突くような仕掛けを施します。性別誤認とか、Aの境遇からすると普通は考えにくいような口調とか振る舞いをさせる、など。
これは小説ではキャラの顔が見えないという特性を利用しているわけで、顔が見えれば一発で同一人物だとわかるのに、文章だけ読むとまったくイメージが違うという状態を意図的に作ります。

上記の回答(突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

 あまくささん、ご意見ありがとうございます。
 今日ちょっとPCのIMEがおかしいので、短めの返信で失礼します。誤変換あったらあすみまseん。
 俺の質問内容については、あまくささんの理解であってます。『普通そうする』のはそうなんですが、生憎と俺が未熟なため、その『普通』が中々上手いことできないのです。分かりやすく手法・書く側の注意事項を教えてもらえたら嬉しいと思った次第。

 ミスディレクション系はやっぱり、『読者と主人公が持ってる情報の差異を際立たせる』のが重要っぽいですね。
 ぜひぜひ参考にさせて戴きます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について

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元記事:突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信

 あまくささん、ご意見ありがとうございます。
 今日ちょっとPCのIMEがおかしいので、短めの返信で失礼します。誤変換あったらあすみまseん。
 俺の質問内容については、あまくささんの理解であってます。『普通そうする』のはそうなんですが、生憎と俺が未熟なため、その『普通』が中々上手いことできないのです。分かりやすく手法・書く側の注意事項を教えてもらえたら嬉しいと思った次第。

 ミスディレクション系はやっぱり、『読者と主人公が持ってる情報の差異を際立たせる』のが重要っぽいですね。
 ぜひぜひ参考にさせて戴きます。

上記の回答(突然登場した人物がラスボスになる展開についての返信の返信の返信)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

主人公の身近なキャラを黒幕にする場合、それをいかにして終盤まで読者に気づかせないかに全力をそそぐ必要があります。
しかし、この手法で難しいのは正体が明かされた時点で読者に納得感をあたえることができるかどうかです。ただ意外性があればよいというものではありません。明かされるまでの言動と、黒幕であることの理由や背景に矛盾があってはいけません。かと言って無理に辻褄を合わせようとすると言動が不自然になり、読者に気づかれます。同じ理由で伏線も使いにくいです。

一つの方法として、ダミーとして黒幕っぽい人物を配置するという方法はあります。そのキャラに読者の注意を向けさせて、真の黒幕から目をそらす狙いですね。

しかし、ミステリを読み慣れた読者は、いかにも犯人らしい素振りをするキャラは逆に犯人ではないという考え方をします。

そこで、視覚情報がないという小説の特性を利用して、一人の人物を二人居るように読者に錯覚させる「叙述トリック」的な手法が捻り出されたのだと思います。
佐藤とシュガーの例で言うと、シュガー(佐藤の黒幕としての一面)は主人公の前には現れないんですね。しかし読者には見せるというのは、シュガー(佐藤)が黒幕であることを隠すのではなく、シュガーが佐藤であることの方を隠しているのです。
そういう方法で、シュガーは主人公の前に何度も現れているんだけれど、主人公も読者もそのことに気づかないという状況を作っています。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 突然登場した人物がラスボスになる展開について

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元記事:プロローグって書いた方がいいんですかね?

小説書こうって思ったんですけどプロローグってのがよく分からなくて…
書いた方が良いなら書こうと思います

上記の回答(プロローグって書いた方がいいんですかね?の返信)

投稿者 サタン : 2

書いたほうが作者のテンションが上がるってこともあるんで、とりあえず書いてみたらどうかな。
あとになって不要かなと思うのであれば、プロローグ部分だけカットしてしまえばいいんだし。
主人公の自分語りとか無意味に結末やクライマックスのワンシーンから書いたりとか、悪手はいろいろあるけれど、
プロはそれをやってて、そして見様見真似で同じことやってみるってのは少なくとも作者自身のテンションは上がる事が多いと思うので、それは良いと思うよ。

カテゴリー : その他 スレッド: プロローグって書いた方がいいんですかね?

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投稿日時:

元記事:宗教が元ネタ、どんな扱い方ならOKか

よろしくお願いします。初めてこの場所を利用しますので、失礼がございましたら、申し訳ありません。

宗教を元ネタにする場合、何処まで、どんな扱い方ならセーフなのでしょうか?

元の形が匂えど、アレンジした状態なら? もしくは全く別物にしたなら?

一部だけを抜粋して、その情報に別の情報を肉付けして利用するなら?

こちらとしては、宗教の事柄や言葉、そういった情報そのまんま利用する気はなく、アレンジした、一部利用した、そのままみたく見えるけど意味合いが全く違う利用方法だった、などで、これ本家そのままですよ! というような使い方はしないつもりです。

こういった使い方なら許されるのでしょうか? もしくは、そもそも宗教を元ネタにすることは駄目でしょうか? 宗教関連を元ネタにする場合、注意する事柄を教えて下さい。

上記の回答(宗教が元ネタ、どんな扱い方ならOKかの返信)

投稿者 あざらし : 3 人気回答!

ある程度のボーダーラインは引けるかと思います。
大前提としてですが、宗教をネタにした作品はイッパイあります。
知名度が比較的高く、かつ際どい作品をあげますが、
例えば映画なら【マーティン・スコセッシ監督:最後の誘惑】
アニメなら【サウスパーク】
漫画なら【中村光著:聖☆おにいさん】

上記作品を少々補足します。
【最後の誘惑】
名監督の手による名画。
個人的にも好きな映画ですが、キリストその人をあまりにも人間的に描いたことがキリスト教徒の反感を買った模様。教義的にも神の息子なので、まるっきり間違いではないと思うのですが、まぁ、文句つける人はいるだろう、という感じです。

【サウスパーク】
ある意味、中道的リテラシーを試される苦笑いと爆笑が入り交じるアニメ。
そもそも作風として、日常生活に溶け込んだ偽善から国家犯罪まで、ブラックユーモアと風刺により歯に衣着せぬ物言いで斬りまくるので当然っちゃあ当然。
このアニメにかかるとアンタッチャブルはないに等しいので、イスラム教から中国まで噛みつかれたり舐め回されたりします。
コンピューター使用のストップモーションで一話あたりの制作日数が6日。時間が短すぎて局の介入による放送停止判断が間に合わないらしい。(なので、危険すぎて以後お蔵入りになる幻回もあります)
個人的には大好きですが、これは日本では絶対に作れないだろう作品。
アニメとしては異例の長寿番組でもありますし、ケーブル局とはいえアメリカの懐の深さも垣間見られます。

【中村光著:聖☆おにいさん】
内容は今更でしょうし、未読ならば試し読みでどうぞ。
線引きの感覚をご自分でつかまれるには、小説以上に参考になるかと思います。
フランス語版に続き、英語版もありますので少なくとも出版社(講談社)は『問題ない、GO!』という判断を下しています。
個人的に感心する工夫は、
1)笑いをユーモアに絞り込んでいる
2)人間の信者は排除している(記号以上の扱いをしない)
3)キリストもブッダも愛すべき対象として描いている

ちょい補足すると
1)ウィット・コメディ・ギャグ・ジョーク、笑いの種類も色々ありますが、ユーモアを基本にしてます。
むりくり言語化すると、個人を特定せずとも成立するが、理解するのに共通認識が必要不可欠となる、普遍的かつ潤滑油的な和みを主とした笑いとでもいいましょうか。
受取手にとって共通認識となるのが、キリスト教と仏教。

2)ずっと追いかけて買っているほど熱心な読者ではありませんが、(知っている限り)信者は記号的なもので、基本的に登場人物は物語化された教義の登場人物を漫画のキャラクターにしています。
元々が誰かを傷つける類いの笑いではありませんし、そもそもキャラクターが実存していません。
これにより「お前のかーちゃん、で~べ~そ~」という『母』が存在しない。
ただし、実存しなくとも「綾×レイは、で~べ~そ~」でムッとくるファンもいる。ここでユーモアに絞り込んでいることが活きてます。

3)言葉のままです。
神ではなく、キリストさんとブッダさんという二人の人間ならば良い人すぎるキャラクターですし、実際に神であることを知らない大家さんの認識はおおむねそうです。

4)追記ですが。
世界三大宗教のキリスト教と仏教が出てますが、あともうひとつのイスラム教、ムハンマドが出てきません。
教義で偶像崇拝が硬く禁じられていますので、『絵に描く』ということが信者さんを傷つける行為になります。
これは著者さんの線引きだろうと思います。
キリスト教もプロテスタントの中には偶像崇拝禁止の宗派がありますが、カトリックがやってるのを放置して、漫画にだけ文句言うなんてことは無理がありますしね。
カトリックとして偶像崇拝を禁じていないのは『広く一般に親しみを持ってもらうため』という理屈ですが、宗教画の量産という過去がありますから、そうとでも膏薬をつけるしかないのでしょう。

私個人としては、全く問題ないと思いますがこれだけやっても批判する人はいます。
絶対になくなりません。
実際、遊学してた時の知り合いにキリスト教徒が何人もいますが、そのうち一人には『絶対に読ませられないだろうなぁ』という感じです。
人生は勿論、日常生活においての判断基準が『聖書にはどうあるか』が全ての人なので。
メチャクチャ良い人なんですが、それがキリスト教徒と関係はあるか? というのは未だに謎です。

最後に。
『では小説は?』というと、あげた三作品と比べると際どいとは言いがたい。しっかりと回避しています。
【フィリップ・プルマン著:ライラの冒険】日本なら【村上春樹著:1Q84】あたりでしょうか。
以前宗教関係の著作で書かせて頂いた【サルマン・ラシュディ著:悪魔の詩】は別枠。あれは”からかう”レベルで喧嘩売ってるようにも感じます。
作者が元イスラム教徒ですし、何か鬱積したものがあり、小説内で爆発させてしまったような感じ。
【ライラの冒険】は、読めば『キリスト教』だと解りますが、そもそもパラレルワールドの話し。この時点でメタ的には『フィクションじゃ!』です。(他にも仕掛けはあるので興味があったらどうぞ。映画とドラマで映像化されてますが観てません)
【1Q84】も、まぁ同じですね。

最後に。
小説は、当たり前ですが映像ではないので、直接的に『○○教』だと書く必要も無く、その利点を利用することは先人が大勢やってます。
映像の場合は登場人物がダルマティカと似た服を著ていたら、制作者がいくら架空だといったところでイメージ的にキリスト教と直結します。
服装ひとつにしても、イメージと乖離するようにデザインを起こさねばなりません。

大げさにいえば、中世の時代を題材にした場合でも、映像の隅、道ばたにコカコーラの缶が転がっていたら、
【映画なら観客は】撮影時のミス。間違って映ってしまった。
【アニメなら視聴者は】ミスはありえない。わざわざ描かないとこんなことは起こらない。どんな意味があるのだろうか?
【漫画なら読者は】アニメと同じですね。
こう思うわけです。

ところが小説の場合は行間から読者が読み取ります。
『文章では一行も書いていないこと』これを読者は脳内で作り出します。
おおよその宗教はゆったりした服を着ていることが多いですが、ダルマティカを想起させるようなポイントは避ける。
もっといえば、完全に特定する手がかりとなるコカコーラの缶をわざわざ描かない。
そのために協議も含めて各宗教の特徴を知っておくことで、特定宗教から距離をとって、ぱーぷんさんが書きたい小説を書けるのではないでしょうか。

長々と書きましたが執筆頑張ってください。
応援いたします。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 宗教が元ネタ、どんな扱い方ならOKか

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投稿日時:

元記事:「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが

「異世界に転移する人間=現代人」とか「異世界=現代ほど文明が発達していない中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界」という固定観念を壊したくて、「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが、「現代風の異世界」ってどんな風に描けばいいんですか?「現代ほど文明が発達していない中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界」ならそれこそ腐るほど例がありますが、「現代風の異世界」は見たことがないのでいまいちわかりません。特に異能・超常要素とかなくても、魔王とかわかりやすい人外の悪役がいなくても、架空の土地だけで話が展開すれば「ちゃんと『現代風の異世界』してるな」とか思ってもらえるんでしょうか?
あと「現代風の異世界」を描いている作品があったら教えてほしいです。なおこのスレで言う「現代風の異世界」というのは「現実世界から枝分かれしたIFの世界」とかじゃなくて、「現実世界とは最初からまったく関係ない架空の世界」という意味です。

上記の回答(「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですがの返信)

投稿者 ごたんだ : 0

…普通に『パンク』ってジャパンで出て来ると思うが、原始人がメガロボクシングでもするのか?

原始人がナワバリッパで無双でも良くないか?

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「現実世界の石器時代の人間」が「現代風の異世界」に転移する話を描きたいんですが

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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