プロの作家さんが書いた本に書いてあったからです。の返信の返信
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プロの作家さんが書いた本に書いてあったからです。の返信(元記事)
いやだから、
>「自分の作品を一言で紹介できるようになると後々得するよ」
それは単行本の帯に書いてあるような「煽り文」のことじゃないよ。って話。
販促の「煽り文」は「読者に向けたキャッチコピー」なんよ。
だから、これを作品が完成する前から考えたってどうにもならん。モノが無いんだから。机上の空論みたいなもの。取らぬ狸の皮算用。
ここで言ってる「一言で紹介できるような」というのは「作者自身に向けた『物語を一言で要約した言葉』をキャッチコピーって言葉に例えてるだけ」なんよ。
わかるかな。
「読者に向けたもの」を考えるんじゃなくて、「作者自身に向けたもの」なので、そもそも「このキャッチコピーを見て読もうと思いますか?」という質問自体が変なの。
「作者自身に向けたもの」だから作者が面白いと答えなきゃダメでしょ。
ここで言う「キャッチコピー」ってのは「物語を要約したもの」なので、それを見てどんな話なのかわかれば良いし、そうやって物語を作者自身が把握することが大事だよ、という話なわけ。
それで、
>「迫害された僕らは新しい世界で幸せを掴めるのか」
このキャッチコピーは、「迫害された僕ら」が主語になるので、「僕(とおそらくヒロインの二人?)」が主役だと理解できます。
その主語に対する述部がオチになりますが「幸せを掴めるのか」と「煽り文」になっていて、明らかに作者以外の第三者に向けた文言ですよね。
「幸せを掴む話」とか「幸せをつかもうとする話」ならわかるけど、このキャッチコピーではどういう話になるのかわかりません。
ただ単に、「新しい世界で幸せをつかもうとする話」なんだな、というイメージがなんとなくあるだけで、漠然としていて曖昧で、おそらく作者にも具体的な物語設計や構想がないのだろうと思う。
作者自身に向けたキャッチコピーなら、そもそも「新しい世界で幸せを掴もうとする」という事の内容が大事なので、「◯◯して幸せになる」など具体的な言葉になるはずです。
要するに「迫害された主人公」が「幸せを手に入れる」話なんであって、その過程が物語になるんでしょ?
ならそれを書かなきゃ「作者自身に向けたキャッチコピー」にはならないよ。
最初は漠然としてて曖昧でもかまわないけど、この「キャッチコピーを作る」という行程は前述した通り「作者がこれから書く物語を把握する」というのが大事なので、曖昧なままでは「物語を要約したもの」として用をなしません。
なので、おそらく「キャッチコピー」という言葉の認識から正直に「単行本の帯にあるような煽り文」を考えていて、「キャッチコピーを作ろう」という行程の意味を誤解してるものと思います。
読者に向けた「煽り文のキャッチコピー」は、考えたところでまったくの無意味です。作者のテンションは上がるだろうから「まったく」は言い過ぎか。
プロの作家さんが書いた本に書いてあったからです。の返信の返信
スレ主 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0
ああ!「比喩」ってそのことですね。
僕、「作者と読者の両方に向けた」キャッチコピーのつもりだったのですが、伝わりきらなかったようで本当に申し訳ないです;;
>>最初は漠然としてて曖昧でもかまわないけど、この「キャッチコピーを作る」という行程は前述した通り「作者がこれから書く物語を把握する」というのが大事なので、曖昧なままでは「物語を要約したもの」として用をなしません。
ええ、もちろんその通りですね。
だからこそ、「自分は結局、何を書こうとしているのかを考えたくて」『僕の作品のテーマって何でしょうか』と言う質問だったのですが、どうも僕の質問の仕方が稚拙だったようです;;(本当に申し訳ない)
カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?