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実は大体のプロットは出来上がりました③

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実は大体のプロットは出来上がりました②(元記事)

・黄の章
一週間の尋問の末に『奸凶』と『愚昧』がレミアとロムの居場所を白状した。
レミアは狂信の手により『黄の国』の『大学』と呼ばれる陽界一の学術総合研究機関の、付属病院のどこかに閉じ込められていて、ロムはあくまでも体面上では捕虜と言う形で組織内の過激派勢力から『蛮勇』に保護されているという。
距離的に『大学病院』が近いのでレミアの救出を優先し、レミアの救出へ向かう一行。
『大学付属病院』院長、『聖者』トレロに出会い、その知恵を借りることに。
だが、案内された大広間で待っていたのは、病院中の医師に変装した六族連合構成員による、無差別テロだった。
だが、とっさに六族連合員が変装しているのではなく、医師たちが『狂信』に操られている事に気が付いたカザマツリ兄妹。
地下一階に存在するという、隠し扉の奥にある保護室代わりの座敷牢へとカザマツリ兄弟は急行した。
その背後に『狂信』が忍び寄る。
壮絶な死闘の末に、明らかになった『狂信』の正体は、何と『真風教会騎士団』に所属していたカノルだった。彼はレイヤの恋人であるアイルを『生者偶像崇拝罪』に問われて投獄され、その後脱獄囚として各地へ亡命し、その後六族連合にスカウトされ、六徳衆の地位にまで上り詰めたのだ。
病院を混乱の渦に陥れた元凶である魔石を壊したことで魔石の欠片からレミアが現れた。
アイルを救う方法を質すと、破壊神の真名を取り除くことはできないが、真名への適性がつく可能性を持つ方法が一つだけあることをレミアは告げた。『名降ろしの儀』を行った人間の、全身の半分の血を染み込ませた布を拳にまきつけ、本人を最低でも休むことなく一億回は殴るしかないらしい。(しかも鈍器は用いて救助する方法はアイル本人が大怪我をする可能性があるので、死亡する危険性が極めて高いとの結論に至った)
だがそれでも大の男にそこまで殴打されれば、神になったとは言えど生身の女の子であるアイルの体が無事に済むはずがない。
だが、幸いなことにアイルは維持神の権能により、石の殻に包まれて封印を受けた影響で意識を失っているので、救出できる可能性は大いにあった。
レミアとイン一族の証言をすり合わせた結果、『名降ろしの儀』を行った人物は六徳衆の四人であると判明。
その場で『狂信』カノルの採血を開始。
オレガノ率いる『真風教会騎士団』と手分けして、残りの血液を探すことに。オレガノは『夕闇の密林』へ部下を派遣し、六徳衆最強の男『蛮勇』の血を求め、カザマツリ兄弟と共に再び青の国へ向かった。

実は大体のプロットは出来上がりました③

スレ主 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0

・紺の章
湖底王国『青の国』に再来したカザマツリ兄弟とオレガノ。コーヒーハウスで情報を集めた結果、王国関係者が事件に関与している線が浮上した。
青の国建国記念祭当日。王族が主催するパレードの準備中に、陰界人手帳の権限を行使して王族に謁見する機会を得たカザマツリ兄弟は、青の国の国王、バラーラインテ・フォ・オロトⅠ世から『蛮勇』の正体は青の国近衛騎士団副団長、『ヤギュウ・シンイチ』であり、消息を絶った彼は今、四色大陸中で指名手配されているという情報を入手した。
詳しいいきさつを調べるべく、城下町へ繰り出すカザマツリ兄妹とオレガノ。
だが、兄レイヤはごった返す群衆に揉まれ、妹のハナとオレガノとはぐれてしまう。
二人を探すうちに、レイヤは人気のない広場にたどり着いた。
なんとそこでは、『蛮勇』ヤギュウ・シンイチ当人がアイルの弟のロムと、のほほんと屋台のお菓子を頬張って居るではないか。
十年前の焼き討ちの時点ではまだシンイチは下っ端で、他の構成員からからロムを個人的に保護していたという。
以来、ロムの家族を探していたのだが、白エルフに想い人を植物状態にされたことをきっかけに後から六族連合に加入。上層部との交渉の末、そのままロムは形式的な捕虜となった。
シンイチは穏健派として内部から懐柔することで、無差別テロなどの過激な活動を抑制したのだ。
だが、内部の反発を抑えきれず、シンイチは時限式の呪術を掛けられてしまった。
呪いによって文字通り組織の操り人形に変わったシンイチを止めるべく、武人の魂をかけた果し合いの幕が切って落とされた。
命からがらシンイチを下したレイヤ。
呪いは解けたものの自らの余命がそう多くは残されていないことを悟ったシンイチは、自らの血を託し、命を落とした。
教会騎士団とオレガノとハナがレイヤと合流。
『六徳衆』の血液を四人分全て集めた一行は、『破壊神の真名』の適合儀式をアイルに施すべく、再び維持神『ラガルテ・セ・レナ』の協力を仰ぎ、アイルが眠る廃坑へ向かった。

『六徳衆』の血を染み込ませた布を素手に巻きつけて、封印をゆっくり砕くように手心を加えながら十日十晩石の殻に包まれたアイルを殴り続けるレイヤ。
石に包まれた部分を丁寧に程よい威力で殴っていく内に、ようやくアイルはその長年に渡る封印から目を覚ました。
儀式の完了を察知した教会騎士団の面々らやセレナから祝福され、再会を喜ぶアイルとレイヤ。
破壊神の権能が暴走したことによる記憶の改ざんから完全に脱却したアイルは、思考を整理した結果、レイヤにこの様に問いかけた。
「あなたはどうして自分の過去を私に話さず、最後まで自分の本当の姿を私に隠さなきゃいけないと勘違いしていたの?」と。
レイヤはアイルに残酷な嘘を吐いていたことを詫びて、彼女を連れて元の世界へ帰ることを誓った。

・透明の章
レイヤは今回の戦功を認められ、莫大な報酬を得た。
その額10億ゼル。
日本円にして1億円である。
レイヤは長期休暇を取り、アイルを「黄の国」の山岳信仰の聖地、「聖山」に住まう仙人たちが設立した「大学」と呼ばれる総合魔法学研究機関にあるという「聖山大学付属病院」へ入院させることにした。

アイルが闘病生活を送るなか、ついに「真風教会騎士団本部」が、六族連合の本丸に当たるアジトの所在を突き止めた。
白の大陸の中心部に存在するというアジトへ突入すべく、入念な計画が立てられた。
レイヤと差別主義との因縁を巡る最終決戦が今始まる。

来る日に備えオレガノの胸を借りて、修業を積んだレイヤはついに八極拳を極め、本来百数種類ある中から師匠が選び口伝えに弟子が教わる奥義『八大招式』をレイヤは自ら編み出した。
「八極六合大槍」をも習得した彼に比肩する者は、破壊・創造・維持の三柱の他に誰もいなかった。

全作戦実行部隊は、六族連合元首討伐のためアジトに突入した。
最強の暗殺者や連合員を古代空手「手(てぃ)」や中国拳法「八極拳」、「八極六合大槍」などで薙ぎ倒す。
ついに元首と相見えることとなったが、案の定、黒幕の正体はレイヤを陽界へ送り出した張本人である元の世界でレイヤが通っていた学級の担任教諭、「イノウエ先生」だった。
自分にあっさりとそそのかされて、元の世界での日々をまともに生きる責任を放り出し、ノコノコ陽界にまでトンズラこいたレイヤを嘲笑う元首イノウエ。
だが、レイヤは自分の愚かしさを認めたうえで、自らの弱さを乗り超えるためにもイノウエを打倒すると宣言する。
『六徳衆』が不在の今、追い詰められたイノウエはなんと『創造神イ・フィミルリャ・イノウエ』として顕現し後の世に語り継がれる事になる最強の異形、『千の強きモノ達』が創造された。
神代の化け物たちがカザマツリ兄妹や『真風教会騎士団』の面々に襲い掛かる叫びが叫びを呼び、血で血を洗うような地獄の如き戦場をくぐり抜け、ついにレイヤはイノウエを追い詰めた。
身を引き裂くような激しい聖戦の末、レイヤはイノウエに勝利した。
主を失った『千の強きモノ達』は浮遊大陸『白の大陸』から堕天し、地上へクモの子を散らすように散って行った。

と、

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?

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