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実は大体のプロットは出来上がりました②

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実は大体のプロットは出来上がりました①(元記事)

「○○先生、この問題文の続きと答を作りたいんだが、どうすれば面白い問題文と答えになると思う?わたくしは新米ですから、ヒントがほしいです!」
「ほう、それでこの問題文はどういう問題にしたいんだい?」「分かりません!それを教えて下さい!」(一同ズッコケ)「あ、でも言い忘れましたけど大体の方向性は決まっていますし、問題文もぼんやりと浮かんでいます!」「何だよ、最初からそれ言えよ……」
てな感じで、回答を目にしながら行き当たりばったりで聞きたいことを徐々に固めていくつもりだったのですが、どうやらそのおかげで皆さんを振り回してしまったみたいです;;

じゃあ、この先のエピソードってなんだよって話になりますので、以下に記します。

「僕の異世界冒険記」・中編・『黒き悪夢に撃砕を』

・緑の章
封印されたアイルを救うためにはまず、彼女の事を知ることが先決だと判断したレイヤは、彼女の親類縁者を探すため、白エルフの集落密集地として有名な、白の大陸の『夕闇の密林』へ向かった。
レイヤは聞き込みを開始したが、よそ者が嫌いな集落の人たちに門前払いを食らい、閉鎖的な集落が大半を占めていることを、身を以って実感する羽目に遭う。
何度か根気よく聞き込みを続けている内に、迷子の少年を見かけて元の集落へ送ってやることにしたレイヤ。
無事に少年を両親の元へ送り返すと、初めは警戒されたものの、少年が事情を話してくれたおかげでとても感謝された。
何かお礼がしたいというので、インという一族の人を探しているので情報が欲しいと言うと、自分たちがそのインの一族だというではないか。
聞けば少年はアイルのいとこで女性はアイルの叔母だという。
しかもちょうどアイルの妹が、彼女の元実家からそう遠く離れていないところに居を構えていて、しかもここに帰省中だというではないか。
渡りに船とばかりに彼らの歓待を受けることにしたレイヤ。
アイルは今どうしているのか、と聞かれたので詳しい事情を話すと、一族の面々は大いに嘆き悲しみ、恋人である僕にあの子を助けるためなら一族総出で協力させて欲しい、と涙ながらに申し出た。
そして、イン一族が住んでいたムラが皆殺しの憂き目にあった十年前の出来事を、詳しく聞き取り調査することになった。
分かったことを以下に列挙する。

① 十年前、ムラを焼き払い人々を皆殺しにした犯人は六族連合の幹部構成員『六徳衆』で間違いないということ。
② アイルの姉弟は彼女を含めて四人で、そのうち姉のレミアと末っ子の弟ロムの二人が、十年前の焼き討ちの際にさらわれ、六徳衆の『蛮勇』と『狂信』にそれぞれ囚われており、そのうち『狂信』は消息を絶っていること。
③ 六族連合には『六徳衆』と呼ばれる凶悪な幹部構成員がいたが、そのうちの『無礼』と『非道』と呼ばれる二人は余りにも過激な犯行を繰り返し、上層部の命令もしばしば無視して関係のない民間人まで巻き込んで犯行に及んだため、組織内で粛清されたこと。
④ 白エルフたちばかりが住むといわれる、こことは別の異世界とレイヤが住む世界はこの陽界と竜脈という太いエネルギーの綱でつながっていて、残りの『六徳衆』『狂信』と『蛮勇』と『愚昧』、そして『奸凶』たちは、これらの世界を繋ぐ竜脈を陽界から切り離し、二つの世界を滅亡させ、新たな世界を創るために、白エルフたちや人間を根絶やしにしようとと企んでおり、今も白の大陸と四色大陸の四つの国にある四箇所の大規模な支部にそれぞれ潜伏しているということ。
ここまでの話を聞いたレイヤは、まず有力な情報を持っているであろうレミアとロムの奪還作戦を立てて、それを決行することにした。
レイヤはイン一族からの申し出を受けて一晩泊まることに。
その晩、集落を「六徳衆」の『愚昧』と『奸凶』が、それぞれ百人ほどの部下を引き連れて急襲した。
生理的な防衛反応により、魔人化した村人たちが必死に応戦するも、余りの数の暴力に戦況はジリ貧の様相を呈していた。
このままでは危ないと判断したレイヤは、色付きの煙幕弾が詰まったピストル(進撃の巨人に出てきそうなやつ)を使って、白エルフの人権を保護を設立理念とした武装組織『真風教会騎士団』へ、重大な人道危機が迫っていることを緊急連絡した。
だが、『愚昧』『奸凶』の二人が同時にレイヤの前に現れるという最悪の事態が訪れる。
窮地に陥ったレイヤの元に、彼の妹であるハナが現れる。
彼女は聖書の祈祷文の力により超常現象を引き起こし、圧倒的な力を発揮した。
死闘の末に『愚昧』と『奸凶』の両方を下したハナ。
その時点でようやく教会騎士団が到着したが、『奸凶』が「『愚昧』の知識と技術を利用し、この夕闇の密林のどこかに時限爆弾を仕掛けた」と、とんでもない捨て台詞を吐いた。
自爆テロを防ぐべく、レイヤが出した結論は森の中心にある『命の大樹』に爆弾が仕掛けられていると判断した。
森の生命の源である大樹が爆破されれば、森の生命力は一瞬で失われるからだ。
大樹の元へと向かうと案の定、その根元にダイナマイト十個分ほどの威力を持つ爆弾が仕掛けられていた。
爆弾を停止させるには、起爆装置へつながる呪文回路を破壊する必要があることが判明。
だが、ダミーの呪文回路が複数張り巡らされており、解除は難航。魔力感知に手間取り、刻々とタイムリミットが迫っていく。
残り一分の時点で、強力な呪文で起爆装置の機械の部分を、磁力魔法で徐々に故障させる方法を思いつき、即座に決行すると、無事にタイムリミットの解除に成功した。

実は大体のプロットは出来上がりました②

スレ主 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0

・黄の章
一週間の尋問の末に『奸凶』と『愚昧』がレミアとロムの居場所を白状した。
レミアは狂信の手により『黄の国』の『大学』と呼ばれる陽界一の学術総合研究機関の、付属病院のどこかに閉じ込められていて、ロムはあくまでも体面上では捕虜と言う形で組織内の過激派勢力から『蛮勇』に保護されているという。
距離的に『大学病院』が近いのでレミアの救出を優先し、レミアの救出へ向かう一行。
『大学付属病院』院長、『聖者』トレロに出会い、その知恵を借りることに。
だが、案内された大広間で待っていたのは、病院中の医師に変装した六族連合構成員による、無差別テロだった。
だが、とっさに六族連合員が変装しているのではなく、医師たちが『狂信』に操られている事に気が付いたカザマツリ兄妹。
地下一階に存在するという、隠し扉の奥にある保護室代わりの座敷牢へとカザマツリ兄弟は急行した。
その背後に『狂信』が忍び寄る。
壮絶な死闘の末に、明らかになった『狂信』の正体は、何と『真風教会騎士団』に所属していたカノルだった。彼はレイヤの恋人であるアイルを『生者偶像崇拝罪』に問われて投獄され、その後脱獄囚として各地へ亡命し、その後六族連合にスカウトされ、六徳衆の地位にまで上り詰めたのだ。
病院を混乱の渦に陥れた元凶である魔石を壊したことで魔石の欠片からレミアが現れた。
アイルを救う方法を質すと、破壊神の真名を取り除くことはできないが、真名への適性がつく可能性を持つ方法が一つだけあることをレミアは告げた。『名降ろしの儀』を行った人間の、全身の半分の血を染み込ませた布を拳にまきつけ、本人を最低でも休むことなく一億回は殴るしかないらしい。(しかも鈍器は用いて救助する方法はアイル本人が大怪我をする可能性があるので、死亡する危険性が極めて高いとの結論に至った)
だがそれでも大の男にそこまで殴打されれば、神になったとは言えど生身の女の子であるアイルの体が無事に済むはずがない。
だが、幸いなことにアイルは維持神の権能により、石の殻に包まれて封印を受けた影響で意識を失っているので、救出できる可能性は大いにあった。
レミアとイン一族の証言をすり合わせた結果、『名降ろしの儀』を行った人物は六徳衆の四人であると判明。
その場で『狂信』カノルの採血を開始。
オレガノ率いる『真風教会騎士団』と手分けして、残りの血液を探すことに。オレガノは『夕闇の密林』へ部下を派遣し、六徳衆最強の男『蛮勇』の血を求め、カザマツリ兄弟と共に再び青の国へ向かった。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: キャッチフレーズの作り方と、「僕の異世界冒険記」二部作のテーマとは?

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