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「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか? (No: 1)

スレ主 キュピ水 投稿日時:

前に他の作家さんの文章力が高すぎて嫉妬する、
という相談をネット上(ここではなく)でしたところ、
「気にしなくていいよ、別に物書きの道は競争じゃないんだから」
と言われたことがあるんですけど、
競争ですよね?物書きの道って。

「物書きの道は競争じゃない」が真実だったら
新人賞でデビューをかけて何千人も応募して審査されて競ったりしないはずだし、
デビューしてからも生き残りをかけて売り上げを競ったりしないじゃないですか。
そもそもアマチュア作家の集まる小説投稿サイトからして、
作家たちはランキングで競争してますし。

それなりに実績のあるライターさんの発言だったので、
理解の足りない素人の発言として見過ごすこともできなかったのですが、
結局「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんでしょうか?
純度100%の真実ではないことは確実だと思いますが。

あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?
本当にそうならなんでデビュー作でいきなりアニメ化する作家がいるんだという話ですし。
最初から上手いじゃないですかあの人たち

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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人気回答!「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 2)

投稿者 大野知人 : 3 No: 1の返信

投稿日時:

 質問に質問で返すのは非常に無礼であるのですが、『その質問に答えたとして、あなたはどこまで信じますか?』。……と言っても、盲目的に言われた答えを信用するのが正しいとは、俺は思いませんが。

 ま、何が言いたいのかというと『現実は名探偵コナンの世界じゃないので、受け取りての数によって真実は無数にできる』という話です。だから、こっからは『俺が見ている100%の真実』を書きますが……。
 
 恐らくそのプロライターさんがおっしゃりたかったのは『徒競走』のようなスピードを競うものの事ではないかと思います。あるいは実際に『競走』と言ったかもしれない。その人が言いたかったのは、恐らく『焦ってもどうしようもない』ということ。

 資本主義社会に生きていて、(一応でも)営利目的で文章を書いている以上、競争になるのは当然のことです。実績もクソもなく、小説賞やネットサイトにあげていなかったとしてもハッキリと競争しています。

 さてもう一個。『プロの作家も最初は下手だった』についてですが。純度の高い真実だと思いますよ。

 いわゆる『才能』と呼ばれるものはガチで実在しますが、残念ながら努力の壁を越えられるほどのものじゃあありません。もしそう思ってるなら少年漫画の読みすぎです。
 先述の通り、物書きっつっても基本的には営利主義の商売なので『売れる作品・ネタを思いつけば多少文章が拙くてもいいや!』みたいな所は有りますし、そう言う意味では『好きなものを書いてる作家』は不利だったりします。
 また、例えどれだけ『文庫賞・ネットへの受けやすさ』みたいなのをマニュアル化したところで文章力や思いつく力は個人差があります。

 ただし、基本的にその両方は努力で補えます。基本的に分析と対応で何とかなります。逆に言えば、才能が有ってもある程度努力しなければ無理でしょう。実際俺は何人かの『分かりやすい文章を書く』天才や『万人受けしやすい新しいネタを考える』天才を見たことがありますが、連中だって何の練習もせずにそこに至ったわけではありません。

 また、質問者さんは『アニメ化すること』がラノベ作家にとっての『上手か否か』の比較基準のように思われているかもしれませんが、根本的に『小説』と『アニメ』では表現方法が違いますから、『アニメには向かないけど面白い原稿』ってのはたくさんあります。
 さらに、そもそもアニメ化自体出版社の広告みたいなところがあるので、小説そのものの面白さがアニメ化に直結するとは限りません。運です。

 そのうえ『文庫賞に受かるか』も『受ける文章・ネタを書けるか否か』なので運ですから。俺が適当に書いた文章が、たまたま運良く半年後にアニメになる可能性も…… あ る わ け な い。

 ここまで書いてきたとおり『最後は運が無ければどうしようもない』というのも真実だと思います。ただし、どんな天才だろうと『運が良ければ受かるかもしれない』所まで持って行くのはその人の努力です。
 『ひたすら努力すれば結果は出る』とは口が裂けても言えません。そもそも『どれだけ努力する必要があるか』すら運次第です。けれど、だからと言って何の努力もせずに運だけをつかみ取るのは不可能です。

 『プロも最初は下手だった』を疑うのなら、何人分か書籍化・漫画化したなろう作家の『作家情報』でその人の過去を洗ってみればいい。数年前に2・3話で連載中断になったさして面白くもないようなラノベが出てくるでしょう。いやたとえ出なくても、色んなところで色んな作品を書いて努力して、その人たちはそこに至ってるんです。

 俺も大した文章は書けないですが、まるでプロが努力していないような言い方するのはやめてください。彼らに失礼です。

 最後に書きますが、もし文章を書く道をあきらめたいなら、それは好きにしてください。ただ、あなた自身が仰るように『まだ実績が少ない』のであれば、まだ上を見ずに手元の原稿を見られてはいかがでしょう?
 最大級に失礼なこと書きますが、出来る事をやり切らずに『上に行く奴は才能があるから楽してやがる』と僻むのは格好悪いですよ。
 ちなみに俺は才能はない方です。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 3)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

意味わからん\(^P^)/ウボァ

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>>それなりに実績のあるライターさんの発言だったので、
理解の足りない素人の発言として見過ごすこともできなかったのですが、

①「創作は競争ではない」発言をしたライターさんがいた、
②発言者はそれなりに実績のあるライター業の人だった
③だけど「創作は競争ではない」ウンヌンは質問主的には【理解の足りない素人】の発想としか思えなかった

ですか?

①それなりに実績のあるライター業の人がいた
②ある日ライターは「創作は競争ではない」発言をした。
③その発言は実績のある人間の発想と言うより【理解の足りない素人】の発想だと『ベテランのライターの感性を持つ質問主』は感じた。

①「創作は競争ではない」発言をしたライターさんがいた、
②発言者はそれなりに実績のあるライター業の人だった
③だけど「創作は競争ではない」ウンヌンは【理解の足りない素人】でしかない質問主からみても、発言内容が白々しいと感じた
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
どれ?
【理解の足りない素人】はどれにかかる言葉?

一番目は『今のボクには理解できない』と言うニュアンス
二番目は『このライターは詐欺師じゃね?』というニュアンス
三番目は『嘘くせ―(鼻ほじ)』くらいのニュアンンス

他のとりまわしもありますが、説明が面倒くさいから、今回はこの三択ね。

①は幼子への説得みたいなもので、理解できる脳が育っていません
②は詐欺罪で告発すべき・・・・?という相談
③は理想論で誤魔化そうとしてるでしょ?という小学生だからってナメンナヨのノリ。

どれ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
過去レス見てきましたが、質問主さんは【決めつけ】が多く見えます。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 4)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

>結局「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんでしょうか?

プロを目指すなら実力は問われるでしょうが、それは売り物としての魅力があるかどうかの絶対評価になります。「誰かより上手い」は無意味。
また、創作物の魅力は様々だしパラメータを計測できるものではないので、競争という次元で判定することはできないでしょう。

>あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?

将棋界で天才と騒がれている 藤井聡太2冠は、「自分の強みは何だと思うか?」と聞かれて、「自分の弱みや課題をいつも考えるが、強みについてはあまり考えたことがない」という意味の回答をしていました。
これ、きれい事を言っているわけではないと思うんですね。
レベルが高ければ高いなりに、低ければ低いなりに課題はあるわけで、それに向き合える人が上達する。それだけの話です。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 5)

投稿者 かにさん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

■競争ですよね?物書きの道って。

競争ですよ。

限られた資源を奪い合っているので、間違いなく競争です。
強いて言えば、定員割れしている場合は競争ではないです。
新人賞で5作品欲しいのに「面白い作品が3作品しかない」などの場合です。

また、市場に売り出されればベテラン作家との競争です。
読者の資金には限界がありますし、一人が一か月に読める作品量にも限りがありますので、それは奪い合いですし。
出版社のどの作品をアニメ化するか、とか、コミック化するか、のような資源分配にも限界がありますから。

特に「どの作品を広告するか?」という点などで、すでに売れている作品が強く優先される事情を鑑みると、
『これから売り出す作品 VS これから売り出す作品』の戦いではなく、
『これから売り出す作品 VS すでに売れている作品』の競争の面が強いのかもしれません。

ただ「本当に面白い作品が複数あるのに資源が足りなくて売り出せない」…というのは機会損失でもあるので、
そのような状況になった場合、何らかの対処はされるのかもしれません。

■「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?

純度100%真実ではないです。

「一定レベルはすでに上手い。けれど、下手なところもたくさんあった(それを添削して出版した)」を丸めた表現だと思いますよ。

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「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 6)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

小説を書く上で、何か足りない部分があるなら、上手くなる必要はあるけど、嫉妬する必要はないかな?って思いました。

自分が足りないところが文章力なら、上手い人の作品を模写するなど、上達するための努力が必要だと思いますが、
そこに「個人への嫉妬」は必要ないと思うんですよね。

話の流れとしては、質問「他の作家さんの文章力が高すぎて嫉妬する」→答え「気にしなくていいよ」のはずでは?って思いました。

あと、小説という技術で金を儲けるという意味では、商売であって競争ではないと思いますよ。
「どうすればこの小説を出版社は評価してくれるのか」「読者は喜んでくれるのか」を考えるのは大事だけど、個人の間で優越をつける必要はないと思うんですよね。
「他人に勝つために頑張る!」「あの人の文章力に勝つわ!」ってわけじゃないと思うんですよ。

そういう意味で、「物書きの道は競争じゃない」なら、私は理解できると思いました。

あくまで個人の意見なので、合わなければ流してくださいね。
ではでは、失礼しました。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 8)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

物事の捉え方の問題かなぁ。
スレ主さんの言い分で解釈したら、世の中なんでも競争になると思う。

創作の世界は、割とお笑い芸人の世界と似てると思うんだよね。出版業界の中での作家の立ち位置も芸能界と似てると思うし。
中堅芸人が若手だった頃を振り返るトークをしてると、だいたい「あの頃はみんなギラギラしてた」とか「俺のほうがおもろいって思ってた」とか言ったりしてるの聞いたこと無いかな。
でも、そういう芸人さんたちって壁にぶつかったあたりで「それは違う」と気づくんだよね。
競ってもしょうがないって。自分は松本人志じゃないって。
確かに賞レースなんかもあって、実際、数限られるお客さんの取り合いをしてるわけだから競争っちゃ競争なんだけど、そして、そこで足掻いて競争を勝ち抜いていく意識もとても大事なのだけど、それは「そこまで」の事なんだよ。

創作の世界でも確かに競争はあるよ。競って切磋琢磨してより良いものを作ろうとしてるよ。若手新人は特にね。スレ主さんが言うランキングや新人賞なんかがまさにソレだろうと思う。
でも例えば、「ランキングで一位になりました」「新人賞で最優秀賞を受賞しました」とする。
「で?」
って話なんよ。
そのあとは何も約束されてない。
本当に物事のみかたの話なんだけど、この競争ってのはどっちかって言うと「切磋琢磨する」という事が主旨で、「誰が凄いのかを見る」ためのものではないんよ。
だから、その競争に勝ったところで実は何もないのよ。
そりゃ受賞した作品は本になるだろうけど、それだけよ。

別の例えをすると、この競争ってのは受験勉強のようなものかな?
模試やらなんやらで競い合って合格者って席を取り合うけど、例えばそれで東大に合格したとして、「で? そっからどうするん?」という話じゃん?
勉強って別に競争じゃないでしょ。学びたいことがあるから学ぶだけの話。
でも事実、学生は点数つけられて競争させられてるじゃん?
でもそれは、競争させられてる井の中にいる間だけの話で、「そこまで」の話なんよ。
そこから先、井戸から出たあと大海を知ったあとは、競争なんてことは数%もないって事に気がつくわけ。
まあ、別に競争が悪いわけではないし漫画家の手塚治虫みたいに負けず嫌いで生涯ギラギラしててもいいと思うけどね。

いまやってるその競争の先にはおそらくプロとしての活動が待ってると思うんだけど、プロにとって大事なのは「顧客が満足するモノを作ること」だから、そこに競争はないのよ。
ゲームシナリオなら製作側が提案したものを丁寧に形にすることが仕事だし、小説や漫画原作なら大衆読者が求めてるものを提案し出版社・編集部の要望に応えることがプロの仕事。
そこには「別の作家に勝てる作品を作る」という競争はほぼ皆無。そりゃ雑誌の中での人気とか書籍としての売上げランキングってのはあるだろうけど、それは一面から見た一つの結果でしかない。
まあぶっちゃけ、そこを割り切って達観できることは重要ではないし、人間だしそりゃ気になるのは事実だけど、そういう競争を気にする人はプロの作家としたらまだまだ若い・青いと言わざるを得ない。
なぜなら、がむしゃらに競争を勝ち抜こうと思えば手段は選ばないし視野が狭くなるので、まず自分の個性を活かしきれてない作品になることが多いため。自分の強みを出しきれてない創作作品は青い青い。

>あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?
最初から上手い人間なんかいるわけないでしょw
でもそれが「はじめて世に出した作品」を「最初」と定義するなら、そりゃ前例は多くあるね。
例えば同人ゲームから世に出て一時的局所的に社会現象にまでなった作品で「ひぐらしのなく頃に」ってのがあるけど、この作者ははじめて作ったゲーム作品が「ひぐらしのなく頃に」で、徐々に火がついて完結するころには大ヒットしてた。
アニメ化もしたし漫画化もしたしゲームの移植も実写化もCRにもなった。
でもね、Wikiで来歴調べりゃすぐわかるけど、この企画・シナリオの人はもともと漫画や小説を書いて失敗しまくって戯曲を作ってそれも失敗して、と、かなりいろいろ挑戦しては破れてった人で、最初の頃は、当然私は当人を知らないから予想でしかないけど、最初はそりゃ下手だったろうと思うよ。

才能や目の付け所が違う人ってのは確かにいるけども、逆に、そういう才能ある人って下手くそな頃に「そこそこ上手い」のが作れちゃうから、それで満足して終わるか、周囲から褒められて成長がそこで止まっちゃうかで、大成しない事のほうが多いと思う。
私は創作界の底辺でひっそり生きてるけど、周囲にそういう人けっこういた。本当にもったいないなって思うけど、「そこそこ」上手く書けちゃうとそこで承認欲求とかが満たされるから、次のステージに行かないんだよね。
だから、そこで終わる人が多い。
「プロでも最初は下手」っていうか、下手でも上手くても書き続けるからチャンスが回ってきてプロになったって事。
「プロ」つまり「作家」になれるタイミングって、けっこう運だからね。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 9)

投稿者 手塚満 : 2 No: 1の返信

投稿日時:

結論から申せば、「書く前から妄想して苦しんでも、誰も助けられません」→「だから書き上げましょう」になります。それだけでは意味不明でしょうから、少し説明します。

1.文脈抜きでは判断できないし、意味もない

> 「気にしなくていいよ、別に物書きの道は競争じゃないんだから」
> と言われたことがあるんですけど、

それがどういう文脈及び状況かによります。この掲示板でも、なかなかに深刻なご相談としては「鬱展開でもダメージを受けないメンタルの強い作家しか創作では生き残れないのですか?」(2020年04月26日)がありました。

いろいろ意見が寄せられたわけですが、そのご質問(及び、以前のご質問)を踏まえての回答になります。他に応用が利く保証はない。各回答内容を一般的な原則みたいに考えては、回答者も困るんじゃないかと思います。

自分も回答を試みております。が、スレ主さんのそのご質問以外に一般化されると大変困ります。例えば、苦手なら素質がある旨、申し上げましたが、苦手ならなんでも素質があると捉えられると不本意です。例えば、猫が苦手なら猫の飼育に向いているのか。普通はそんなことないでしょう。

2.競争は創作の無数の要素のたった1つにしか過ぎない

質問タイトルがご質問の主旨、核心だとしてまして、

> 「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?

という問いの立て方自体が誤りです。ご質問本文では「純度100%の真実ではないことは確実だと思いますが」とも仰っています。「創作の競争性」という性質が、たった1つの尺度で真実味が何パーセントで測れるかと思っていらっしゃる。そういう考え方は間違いです。

創作は多数の側面があるわけです。その中に1つに「競争」があるだけのことです。小説を書くということについて、ぱっと思いつくものを列挙しても、

・書いていて感じる楽しさ/苦しさ
・書き上げた充実感や達成感/思った出来栄えでない不満
・読んでもらえた嬉しさ/途中で捨てられた悔しさ
・感想を貰える嬉しさ/
・類似作に対する尊敬/嫉妬
……

等々、悲喜こもごものことは要素にはキリがありません。その中の1つに「競争」がありはするでしょう。だけど無数の要素のたった1つでしかない。その要素(競争)を採用しないと創作が成立しない、なんてこは決してない。

多少ややこしいことですが、上記に列挙したことはそれぞれが独立しているものではありません。ある要素は他の要素と関りがある。書き上げた充実感は、例えば感想に左右されたりする。競争とて例外ではありません。

そのことも、競争というたった1つの尺度だけで考えるのが誤りである理由の1つです。

3.競争に拘る人には競争ではないとアドバイスすることもある

なぜ無数の中の、たった1つの要素「競争」に拘るんでしょうか? 小説書きは手段で、スレ主さんの価値観では「他人に勝つ」が唯一無二の至上命題だったりするんですか?

もしそうなら作家志望は捨ててしまうべきです。自分が他人に勝てると思えるものに鞍替えしたほうがいい。しかし、スレ主さんは書くための方法をこちらでいろいろ相談していらっしゃる。簡単に筆を折るほど、安易なお気持ちではないはず。

こちらの回答者の皆様は言うに及ばず、このサイト、さらにはなろう、カクヨム等々の作者さんは、自分の知る限り、大多数の方が「まずは自分が納得するものを書きたい」と思っていらっしゃるようです。アマチュアの強みですね。プロだと編集者、出版社の意向に沿わなければならなかったりしますから。

しかし、スレ主さんはこのご質問においてですが、「創作は競争か否か」のみに拘っていらっしゃる。書きたいという素志はどうなったんでしょうか? そういう疑問を抱かずにはいられません。

おそらく、他所での相談も競争にとらわれ過ぎだと見て取って、「創作は競争ではない」と回答が寄せられたのかもしれません。「競争に拘ってると書けないんじゃないのか」という心配だったかもしれないわけです。

4.競争する以前の問題に競争はない

我々は作家志望者ですよね。「こういう作品を書け」と頼まれてもないし、そもそも論として、小説を書くことを誰にも要望すらされてない。自分がしたくてしているだけのはずです。

自分の外にある事象で突き動かされるのは、今すぐやめるべきです。だって、誰も期待すらしてないし、我々が書きたいということすら知りもしないんですから。書いて、公表して、初めて他人に知らせる可能性が出てくるわけです。

まず自分が納得するものを書くことに専念すべきです。書き上がった作品が他作品との競争の土俵に乗せるかどうかは、その後の問題です。書いたことに納得して、しかし競争に不向きと分かったら、向くように書き直せばいい。そういう具体的なご相談なら、具体的な回答も期待できるでしょう。

それが上手く行って、公募で優勝するなり、投稿サイトで人気が出て出版の声がかかるなりしたら、そのときに「他人の要望に応えるにはどうするか」を考えればいい。

例えばアニメ化なんて、アニメ制作者やスポンサーが考えてくれます。ただし、こちらの創作意欲とは無関係な商業ベースの話でしかない。彼らが我々の自己実現のために動いてくれるはずがない。当たり前ですよね、彼らには彼らの守るべき彼らの生活があるんですから。

5.バッドエンドの妄想は無意味

このご質問は「こういう作品を書いたが、人気が出ないし、アニメ化されそうもない」という具体的なものじゃないですよね。何か書いたかもしれませんが、ご質問では一切触れてない。

ですので、ご質問を読んでも「書く前から書いた後のことを妄想して煩悶している」ようにしか見えません。もしそうなら、そういうことはすぐにやめるべきです。作品を書いてください。それをこちらなり、なろうなどにアップして感想を求めてください。

作品すら見せず、他人はこうしているはずだ、とか、成功者はこんな風になっている、とか言われても、誰も何もできません。自分が成功者のようにできないかもしれない、と悩んだとしても、作品を介さないと誰にも何も分からないのです。

6.結論:作品を書きましょう、見せましょう

漠然とした不安には他人も、スレ主さん自身でも対処不能でしょう。書く前の悩みの多くは妄想だからです。言い換えれば、想像できるものは無数にあり、実現できるものは少数しかないということです。悩むなら実現できるものに関わることに限ったほうがいい。

だから書いてください。既に書き上げてあるんなら、見せてください。それなしには話が始まりません。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 10)

投稿者 あざらし : 2 No: 1の返信

投稿日時:

そもそも”競争”というのは、他者と優劣を競うことです。
この一点に関して創作は競争ではないというのは、業種が違うので80%ぐらいとしますが真実です。
クリエイティブ系の職種に競争とか優劣って、あんまり関係ありません。強いていえば血気盛んな若輩時代に多少あるぐらいでしょうか。

人間は個々人が『興味のフィルター』を持っていると考えてみてください。
本が大好きで好奇心旺盛な人ほど”目の細かいフィルター”を持っていて、様々なジャンルの本をフィルターで引っかけます。
一方で全く本を読まない人は、フィルターと言うよりザル。流れてくる情報は引っかからずにどんどん素通りしていきます。

世が出版不況と呼ばれて久しいですが、これをフィルターに例えると『一般的にフィルターの目が粗くなっている』ということです。
米粒大じゃあフィルターに引っかからずに流されていくけれども、小豆大なら引っかかる人もいる、ということです。

米粒がいくら優劣を競ったところで意味はありません。
どうしたって米粒はフィルターに引っかからずに流れていくわけで、つまりは『読まれない』という事実です。
おまけに読者によってフィルターの目が違いますから、小豆大よりずっと大きくジャガイモサイズになる方がより多数に読まれるという意味で良いわけです。

はい。
米粒大の存在がジャガイモサイズになるか否か、これは本人次第です。
冒頭で書きました80%ぐらいの、残り20%がこれ。
大きくなるため、昨日の自分との競い合いです。
他者が介在する余地なんてなく、そんなヒマなことやってる場合じゃありません。

新人賞というのも同じ。
一次選考という目の細かいフィルターが、二次・三次と進むにつれてフィルターの目が荒くなっていく。要するに”世間のフィルター”に近づいていきます。
ラノベはあんまり聞きませんが、一般文芸だと『該当作なし』というのも珍しくありませんよね。
該当作なしというのは「残念! 今回はジャガイモがいなかった。どいつもこいつも小豆ばっか」ということです。

同時に、賞レースに引っかからずともフィルターに引っかかるというのもありますね。
『なんかコイツ、小ぶりだけどフィルターに引っかかる』パターン。
小さくつるんと丸くまとまっているのではなく、小ぶりでもウニみたいにトゲが引っかかって、すんなりとフィルターを通り抜けない。
ウニに限らず、ナマコでも、イカでも良いんですが、とにかく他者とは明確に異なる形状、個性を持っているとジャガイモほどのサイズがなくとも目にとまるものです。

これと似ていますが【プロの作家も最初は下手だった】というのは、下手は下手なりに『いずれ世に出る』という可能性でしょう。
最も大きく左右されるのはセンス。
センスについては、当人の職種とは異なる部分で磨かれていくものです。
デザイナーが他人のやったデザインでセンスを磨くなんてことをやっているうちは、間違いなく三流の作品しか作れません。
まったく違う業種に親しみ磨くのがセンスです。

出版社からすれば、デビューさせる時点で最低限「読むことができる」というレベルに持って行く必要があるでしょうし、そのレベルに達していないうちは書き直しがあるでしょう。
技術的なことは回数をこなせば誰だって身につきますから、その時点で著者本人にすれば『全くの最初』ではないはず。
デビュー作=全く最初の作品、というのは読者の錯誤だと思いますよ。

最後になりますが、ここからは全くの余談。
ちょっと関係する話ですのであえて書きますが、クリエイターが同業種他者の素晴らしい作品を観て『悔しい!』って思うのは普通です。
これが競争でないというのは、悔しいと思う全て自分の内側に向かってくるからです。他者との比較じゃないんですね。

こういう職種は、たぶん結構あると思いますよ。
例えば、飲食店だって『よその店と比較して、うちの店はどうか?』なんて熱心に追求しても仕方ないでしょ?
少なくとも私はそんな店より、他店との比較ではなく、自店が提供できる料理を美味しくすることを熱心に追求する店を信用しますし、行きたいです。

競争、比較というものに思考が向いてしまうのは、有り体にいえば学校教育の副作用かと思います。
高校までの学校教育、教育機関によっては大学も含めて、優れたプロレタリアートを作り上げるシステムにもなっていますから仕方ありません。
これは決して悪いことじゃありません。
多くの親御さんの人生での価値観が、安定した大きな会社という、俗にいう一流企業で賃金労働者階級になること、あわよくば役員になってくれればですから、教育システムもそれに併せられています。
枝葉を除いてひとことでいえば”競争社会”ですから、大義名分として『みんな平等』という価値観が加えられていますが、実質は学校教育そのものが競争です。
代表格が100点満点から減点方式での評価という、実にプロレタリアート的な手法ですね。

一方でクリエイティブ系の評価の本質は、0点からの加点方式です。
要するに200点でも300点でもありえるが、しかしマイナス加点もありえます。
プロレタリアートにとって下手すれば邪魔になりかねない、他者とは異なる唯一無二の売りどころこそが生き残る手段です。
学校教育で培った思考のベクトルからして変化させるほうが、余計な雑音が減り、真摯に向き合えるのではないかと思います。
ではでは執筆頑張ってください。

人気回答!「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 11)

投稿者 ハイ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

『創作は競争ではない』

ただし『ただし、創作を取り囲む環境において競争がある』

ゆえに『創作において競争はない、が嘘に見える』

ってことでは?

つまり。
『創作そのもの』と『創作を取り囲む環境』を混同されているのが混乱の原因ではないかというのが私見です。

ただまあ、この『創作』という言葉に個人個人がどこまで拡張性をもたせるか持たせないかで見えてくるものがだいぶ違うので、その点における単なる齟齬と言えなくもないかと。

とりあえず私の場合ですと、『創作』とは創作活動のみを指していて。
それに付随する競い合いである公募や、コンテストは『ただの環境』ですね。創作が関係していても、それは創作とは別の物と認識しています。

また私見になりますが。
勝ち負けを意識しすぎると作品がなんというかその、濁るんですよね。
良い出来になりませんし、悪くすれば書き上げられない。
これじゃ勝てない! 書く意味無い! とか、経験ありませんか?
なのでそういった勝負っ気は、私的には執筆には邪魔でしかなくて。向上心としての勝負っ気はあったほうが良いですけど、作品のクオリティや執筆そのものを邪魔するほどとなっているなら、それは雑念、と私は呼んでます。

特に今回のご質問で思い浮かんだのが、漫画『美味しんぼ』の団社長が初めて登場した回で(調べたところ29巻、違っていたら申し訳ない)。
ちょっと記憶がおぼろげで恐縮ですが、確か団社長は山岡らの究極の料理は『勝つための料理になってしまっている』という指摘をしてたと思うんですね。
(これ、記憶違いだったらホントごめんなさい)
この時の山岡同様に質問者さんは、勝ち負けにこだわりすぎてませんかね?

私は料理も小説も同じく人を楽しませるものだと思っていて、料理人や作家は相手をもてなすこと、そのために作品を研ぎ澄ますことが仕事だと考えています。
そして、それに付随する勝ち負けというのはただのおまけで、少なくとももてなしや研ぎ澄ましの前に来てはいけないものと、自分に言い聞かせるようにしています。繰り返しになりますが、この点が逆転してしまうとイマイチな作品になってしまうので。
(そうでない人もいるかもだけど)

とりあえず、『勝つために創作したい』のか、それとも『創作したいから創作したい』のか、どちらなのかを自身に問うてみてはどうでしょうか。
そこからまた見えてくるものがある気がします。

他、上手い人は最初から上手い、に関しては。
はい、そうですね、が私の回答です。

私見ではこれ、才能の違いではなくて、『我』と呼んでますが。
つまるところ、才能(遺伝子)や環境(教育)、努力、経験、運……そういったものをひっくるめた『積み重ね』、ですね。
多くの人は一緒くたに才能で片付けようとしますが、他をないがしろにしすぎているように思うので、そう呼んでます。
まあようするになんであれ、今までの積み重ねが違えばそりゃ結果は違うでしょう、ってことですね。
でも逆に言うと、積み重ねが違うということは、別ルート開拓の可能性があるということで……必ずしも前を走る人の背中を追う必要がない、競争する必要はない、ってことですね(あ。

では最後にこんな言葉を。

考えが変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

ウィリアム・ジェームズ

ではまた機会がありましたら。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 12)

スレ主 キュピ水 : 3 No: 1の返信

投稿日時:

 皆さんご回答ありがとうございます。
 少々取り乱して行った書き込みであったようで
 皆さんにとって創作界隈に関する思慮が足りない攻撃的な書き込みに
 なってしまったようです、申し訳ございませんでした。

 自分の中でもまだはっきりと言語化できないですが、
どこかで「他の人は創作では楽しめたらそれでいいけど、
自分は創作では他人より優れていないといけない」という意識がありました。

 というのも、中学高校時代ほぼ友達のいないカースト最底辺だったこと、
 いい年して定職につけていないこと、生まれてから彼女もできてないことで、
 自分は何の取り柄もなく、普通の人より劣っているという意識があったのです。

 そしてここまで何の取り柄もなかったら、せめて趣味である創作の世界では人より秀でていなかったら、誰も相手にしてくれないんじゃないか、誰も僕のことになんか価値を見出してくれないじゃないか、という思考に至っていました。
(なろうの追放もので追放された無能主人公がその後ハーレムを作ったり
 元パーティー仲間を見返したりできるのはチートスキルを持ったからであって、
 何のスキルも持っていなかったら生きる価値のないクズなのと同じです)
(あとラノベに限らず映画やアニメなどでも、友達や恋人のいない負け組コミュ障のような
 人間が実は凄腕ハッカーだったり売れっ子小説家だったりしますけど、
 あれって友達がいない負け組はああいう秀でたスキルがなければ読者=世間には認めてもらえないってことですよね)

 しかしアニメ化ラノベや新人賞受賞作、投稿サイトでランキング上位の小説などを勉強がてら詠んだところ、
 圧倒的な構成力・文章力を前にして創作の世界ですら自分は秀でていないのか、
 本当に自分は何も取り柄のない人間じゃないか、
 と嫉妬・苦悩していたところを「別に創作の世界は競争じゃない」という言葉を受け、
 その時、あくまでその時衝動的にですが、「綺麗事じゃないか」と思ってしまい、
 感情的になってこちらにこのような質問をしてしまった次第です。

 今思えば、人より劣ってばかりの人生の中で知らず知らずのうちに
「他人より優れていないと、自分の存在価値は証明されない」
 という思想を刷り込まれていたんだと思います。

 また大野さんや手塚さんの仰る通り書いてもいないのにいろいろ思い悩みすぎてしまっていた上に、
 サタンさんやハイさんの仰る通り勝ち負けの概念にこだわりすぎていたのかもしれません。

 短編は何本か書いてネット小説に上げているので、
 自分でも創作活動自体が好きであると言える自信はあります。
 一度自分の「好き」に立ち返って、執筆活動に戻ってみたいと思います。
 ご回答ありがとうございました。

「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 13)

投稿者 ごたんだ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

キョウソウハ、スバラシイデス!

不完全な人間が、不完全なルールを引いて、不完全な人間がその場を設け、公平さの尊さを知りながらルールの穴を突いてまで「チートだ! チート!」と騒ぐ姿は特に!!!!!

「芸術は、敵愾心を越えた先にある」ということを中毒が、滅んでも学ばないのでしょうか?

中毒も滅び損ですね🌟www

本質からズレる程、"間"が生まれる…
その"間"に落ちるからこそ、手段と目的を取り違える!

人が、そうやって悶える姿は、いつ見ても胸がすくものがありますwwwWWW

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タイトル:「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか? 投稿者: キュピ水

前に他の作家さんの文章力が高すぎて嫉妬する、
という相談をネット上(ここではなく)でしたところ、
「気にしなくていいよ、別に物書きの道は競争じゃないんだから」
と言われたことがあるんですけど、
競争ですよね?物書きの道って。

「物書きの道は競争じゃない」が真実だったら
新人賞でデビューをかけて何千人も応募して審査されて競ったりしないはずだし、
デビューしてからも生き残りをかけて売り上げを競ったりしないじゃないですか。
そもそもアマチュア作家の集まる小説投稿サイトからして、
作家たちはランキングで競争してますし。

それなりに実績のあるライターさんの発言だったので、
理解の足りない素人の発言として見過ごすこともできなかったのですが、
結局「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんでしょうか?
純度100%の真実ではないことは確実だと思いますが。

あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?
本当にそうならなんでデビュー作でいきなりアニメ化する作家がいるんだという話ですし。
最初から上手いじゃないですかあの人たち

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