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ええと、こっから先は限りなく余談です。なので、いつでも切っていただいて構いません。
トリエンナーレの例の件について言うとですね。
数十年前に右翼寄りの作者が『戦争に負けたことを納得するために昭和天皇の肖像画をコラージュした作品』を作った所、そこを『天皇陛下の肖像画をコラージュするとは何事か』と某右翼議員に言われた挙句、当時関係していた美術展の目録や出版物が焚書になる事態に発展し、そこに折り合いをつけるために『焚書にされるシーン』を写真として撮って展示しただけなので……。燃やした側が、『燃やすとは何事か!』って言ってるんですよ、アレ。
詳しくは大浦信行さんについて調べてほしいんですが、左右いろんな意見があるのであえてURLは貼りません。
確かに、『燃やされるシーンを作品として』展示したことは問題なんですが、それ以前の問題として『焼いたの誰だよ』って話なわけで。
天皇家が日本国に尽くすのを強いられている、って言うのは俺としても共通認識です。
ただ、それ以前に『どういう目的の作品だったか』がまるで報道されていない上に、『そもそも燃やしたのが誰か』みたいな経緯すら伝えられていない現状で、まあもちろんどれだけの情報を入手するかは個人の自由なんだけど、それでも偏向した伝わってしまっている現状には文句が有ります。
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投稿者 サタン 投稿日時: : 0
>詳しくは大浦信行さんについて調べてほしいんですが、
軽くだけど調べてみた。そもそも製作者をロクに知らんであれこれ言うべきではなかったなと反省中。
でもなあ。正直難しすぎるわ、この人。一周回って普通のことしてるようにも見えるのだけど、たぶんこの人の中では違うんだろうし、そこを理解すれば見え方が変わるんだろうと思う。
モノに優劣はないって思想だから、一見して失礼に思えるコラージュも彼の中では正当性があるし、そこを理解すると確かになるほどなと思える作品ではあるね。
で、問題の「焚書にされるシーン」は、ようは日本の芸術界への意趣返しか問題提起なわけね。強いて言うならデュシャンの泉か。
なら、いよいよもって「燃やすとは何事か!」と燃やした側が言ってるのは、製作者の意図として正解なんじゃないの? そういう芸術ってことになるし。
個人的には、映像を流すだけってのが芸術としてどうなのって思うんだけど、でもこの人映画監督だしどっちかっていうと映像作家なんだから映像での表現は正しいんだよな。でも小さいテレビで流すだけってのは、いや優劣はないって思想だから絵画の額縁にこだわるようなことはせんか。にしてもこれじゃ伝わらないし、製作者や作品制作のバックグラウンドを知らないと作品の意図さえわからんから、エンタメ感覚で考えると正直ドヘタだと思うんだけど、結果として炎上したことが作品の評価ではなく芸術としての価値であるし……そこでもっと自身が前に出てバックグラウンドを知ってもらう機会を作りゃ良かったのにそうはしてないし、作品を作ることが好きでそれを知ってもらうとはしない人なんかな。にしては……うーん、やっぱ難しいわ、この人。てか芸術脳は常人には理解しきれんね。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 天皇について作中で触れることの可否